こんにゃくの保存方法を徹底解説!正しい冷凍方法やおすすめレシピも紹介
2021年6月19日 00:00
おでんや味噌田楽といった、煮込み料理に欠かせない食材といえば、こんにゃくですよね。単体で食べてもよし、ほかの料理のかさを増すにもよし…と、多用できる便利な食材です。便利だからと多めに買って冷凍保存したら、変な食感になってしまったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくなら、こんにゃくのおいしさを保ったまま保存したいですよね。そこで今回は、こんにゃくの正しい保存方法についてお伝えします。
スーパーの冷蔵コーナーにあるため、冷蔵保存と思われているこんにゃくですが、開封前に限り冷蔵庫に入れなくても問題ありません。常温保存する場合は、気を付けることが2点あります。
1つ目は直射日光です。日光が直接当たると、こんにゃくの色が白っぽく変色してしまうので避けましょう。
2つ目は高温多湿です。こんにゃくが劣化してしまうので避けなくてはいけませんが、日本の気候下では気にしなくてよいでしょう。
もちろん、冷蔵庫に入れて保存しても問題ありません。
これは昔のなごりではないかと言われています。昔のこんにゃくは日持ちせず、豆腐と同じように売られていました。そのため、現在も豆腐と同じコーナーに置かれているためと言われています。ほかには、商品を見栄え良く並べるために冷蔵コーナーに置かれているという説もあります。
未開封なら常温でも保存できますが、開封後はどうでしょうか。半分だけ使ってあまってしまい、残りはあとで使うというパターンもありますよね。その場合は、冷凍、冷蔵のどちらかで保存しましょう。常温で保存してしまうと、腐ってしまいますので気を付けましょう。
こんにゃくの保存方法において、冷凍保存すると味が落ちると聞いたことがあるのではないでしょうか。こんにゃくは水分を多く含んでおり、冷凍・解凍することで水分が抜けてしまい、食感が変わってしまうことから、これまで冷凍には不向きであると言われていました。
しかし、ここ数年の間に冷凍・解凍したこんにゃくが噛み応えがあると注目を浴び、冷凍こんにゃくを使ったレシピが徐々に広まりました。また、冷凍・解凍しても水分が抜けない冷凍こんにゃくが開発されており、こんにゃくは冷凍保存に向かないという考えは過去のものになりつつあります。
凍みこんにゃくは、奥久慈群地方の郷土料理であり、江戸時代には水戸藩の専売品として地域に財をもたらしていました。茨城の自然環境から生まれる寒暖差を利用して作られており、完成まで1ヶ月かかります。現在は生産者が減ったことにより、茨城県北部でのみ生産されている希少な食べ物です。
ここまでご紹介したのは、板こんにゃくといわれる一般的なこんにゃくについてです。しかし、こんにゃくにはいろんな種類がありますよね。
糸こんにゃく(白滝)や、刺身こんにゃくも、板こんにゃくと同じように保存して問題ありません。それぞれ水分量や形状の違いがありますが、特別変わった保存方法はありませんので安心してくださいね。
こんにゃくは開封後は冷蔵、冷凍で保存する必要があります。どのように保存すればおいしさを長持ちさせることができるのでしょうか。まずは冷蔵保存の方法を見ていきましょう。
売られているこんにゃくは、パッケージの中に保存液が入っています。開封しても中の保存液は捨てず、こんにゃくと一緒にタッパーに入れましょう。
保存液の場合はそのままでも日持ちしますが、水道水で保存した場合は、2~3日に一度、水を入れ替える必要があります。変えないとこんにゃくが傷んでしまい、劣化が早まります。
こんにゃくを冷蔵保存する場合、冷蔵庫の送風口近くに置くことは避けましょう。送風口は冷蔵庫の中でも一番冷たいところです。こんにゃくは冷たい場所に置いてしまうと水分の抜けるスピードが早まり、傷みやすくなってしまうので、気を付けましょう。
冷蔵保存でおいしく食べれる期間は、水道水で保存した場合1週間、保存液の場合は1ヶ月です。こんにゃくをおいしくいただくには、早めに食べることを心がけましょう。
1週間以上保存したいという場合には、冷凍保存がおすすめです。
冷凍することでこんにゃくの水分が抜け、本来の食感や味は失われてしまいます。しかし、冷凍することによって別の食感に生まれ変わるため、冷凍こんにゃくならではの食べ方にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
こんにゃくを冷凍保存するためにはあく抜きをするのがおすすめです。
あく抜きは、こんにゃくから余分な水分を取り出してくれます。そうすることでこんにゃく独特の臭みやえぐみを取り除き、こんにゃくをおいしく食べることができるのです。では、あく抜きの手順を見てみましょう。
こんにゃく…適量
塩…適量
なべ
ざる
冷凍用の保存袋、ラップなど
手順1:こんにゃくを適当な大きさにカットし、塩もみをします
手順2:なべに水をいれ沸騰させ、こんにゃくを入れてあく抜きをします
あく抜きはこんにゃくを入れてから2分ほどでできます。
手順3:あく抜きが終わったらざるにあげ、水気を切ります
手順4:熱がなくなるまで冷まします
あく抜きが終わり、こんにゃくが冷めたら冷凍保存を行います。冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れておわりです。下準備が少し手間という場合は、あく抜きをせずに冷凍保存することもできます。
冷凍したこんにゃくを解凍し、食べれるようにするには2つの手順が必要です。
解凍する方法は2つあります。どちらの方法も、こんにゃくの大きさによって解凍にかかる時間がかわります。解凍できたのかチェックするには竹串を芯まで刺し、柔らかい感触であるかをみましょう。
水でゆっくり解凍する
1つめは、水を張ったボールにつけて、ゆっくり時間をかけて解凍するという方法です。こんにゃく本来の食感は失われるものの、割と短時間で解凍できるので、よりやわらかな食感をたもつことができます。
茹でて解凍する
2つめの方法は鍋にお湯を沸かし、10分ほど茹でて解凍するというものです。こちらの方法は急速に解凍するため、水で解凍したものより固い食感になります。
解凍しおえたら、こんにゃくを手で思い切り絞ります。このとき、こんにゃくの中に残っていた水が勢いよく出るので注意が必要です。しぼることで、残っていたえぐみや臭みを出し切ることができます。
ここまで、こんにゃくの冷凍保存方法についてお話してきましたが、冷凍こんにゃくは普通のこんにゃくと違う点があるため、調理法も異なってきます。
一番大きな違いは食感です。普通のこんにゃくは、ぷるぷるとした食感に対し、冷凍・解凍こんにゃくはスポンジや牛すじのような食感です。食感が違うことで、こんにゃくの調理方法も変わります。普通のこんにゃくは味噌田楽やおでん、煮ものに向いています。
しかし、冷凍こんにゃくで同じ調理法をしても、おいしく食べることはむずかしいでしょう。味がしみやすいという利点を生かし、牛すじに似た食感を肉に見立てた調理法がおすすめです。
冷凍こんにゃくの王道レシピといえば唐揚げです。まるで鶏肉のようなこんにゃくを味わってくださいね。
コンニャク(冷凍)…150g
<漬けダレ>
酒小さじ…1.5
しょうゆ…少々
顆粒チキンスープの素小さじ…3/4
ニンニク(すりおろし)…少々
ショウガ(すりおろし)…少々
小麦粉大さじ…2~3
揚げ油…適量
サラダ菜…2~4枚
プチトマト…4個
手順1:自然解凍したコンニャクを鍋に入れ、たっぷりの水を加えて10分ほど下ゆでします。
手順2:ザルに上げて粗熱が取れたら水気を絞ります。
手順3:漬けダレを作ります。
手順4:コンニャクはスプーンで小さめのひとくち大にちぎり、混ぜ合わせた<漬けダレ>の材料をもみ込みます。
手順1:コンニャクに小麦粉をつけ、170℃くらいの揚げ油に入れる。最後に強火にして、カラッと揚げます。
手順1:器に(1)、サラダ菜、プチトマトを盛り合わせて完成です。
具がたくさん入ったヘルシーなピリ辛スープです。汗をかきたいときにぴったりな一品です。
コンニャク(冷凍)…100g
焼き肉のタレ(市販品)…小さじ1
ニンニク(すりおろし)…少々
玉ネギ…1/4個
ニンジン…1/6本
シメジ…1/4パック
モヤシ…1/2袋
溶き卵…1個分
<スープ>
だし汁…500ml
牛肉味だしの素小さじ…1/2
コチュジャン…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ2
酒…小さじ2
塩…小さじ1/2
塩コショウ…少々
ゴマ油…適量
ネギ(刻み)…適量
白ゴマ…適量
手順1:自然解凍したコンニャクは1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ほど下ゆでします。
手順2:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。
手順3:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。
手順4:ニンジンは皮をむいて短冊切りにします。
手順5:シメジは石づきを切り落とし、小房に分けます。
手順1:鍋にゴマ油を中火で熱し、コンニャク、ニンニク、玉ネギ、ニンジンをしんなりするまで炒めます。
手順2:<スープ>の材料を加え、沸騰後、弱火で7分ほど煮ます。
手順3:ニンジンが柔らかくなったら、シメジ、モヤシを加えてサッと煮ます。
手順4:溶き卵をまわし入れ、塩コショウで味をととのえます。
手順5:器に入れて、刻みネギ、白ゴマを散らして完成です。
ホルモンの代わりにこんにゃくをつかうことで、ヘルシーな味わいの焼うどんができます。
コンニャク(冷凍)…100g
焼き肉のタレ(市販品)…小さじ4
玉ネギ…1/4個
白ネギ…6cm
ニラ…1/4束
うどん…2玉
酒…小さじ2
ニンニク(すりおろし)小さじ…1/4
<調味料>
しょうゆ…小さじ4
コチュジャン…小さじ1/2
牛脂…適量
塩コショウ…少々
赤唐辛子…1本
手順1:コンニャクは常温で解凍しておきます。
手順2:1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ゆでます。
手順3:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。
手順4:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。
手順5:白ネギは縦半分に切り、さらに斜め薄切りにします。
手順6:ニラは、長さ5cmに切ります。
手順7:どんは耐熱容器に入れて酒を加えラップし、電子レンジで3分加熱します。
手順1:フライパンにニンニク、牛脂を弱火で熱し、香りがしてきたら玉ネギ、白ネギ、コンニャクを焼き肉のタレごと加えて中火で炒めます。
手順2:玉ネギがしんなりしたら、うどん、ニラを加えてサッと炒めます。
手順3:鍋肌から<調味料>の材料をまわし入れ、からめながら炒めて塩コショウで味を調えます。赤唐辛子を飾り付けて完成です。
1つめのチェックポイントはぬめりです。傷んでいないこんにゃくは、触ってもぷるぷるとしていて、手につきません。しかし傷んでいるこんにゃくの触り心地はぬめぬめとしており、手にねばりつくような感覚があります。
2つめのポイントはにおいです。こんにゃくは、傷むとかなりの悪臭を放ちます。少しでも変な匂いがしたら傷んでると判断し、捨てましょう。
3つめのポイントは、保存の際につかう保存液の状態です。未開封の場合、においやぬめりでチェックするのは難しいでしょう。しかし、保存液なら一目でわかりますよね。保存液がにごっていたり、パッケージが膨張している場合は、傷んでいる証拠です。冷蔵保存で水道水を使っている場合も、水がにごっていたら傷んでいる可能性がありますので、ほかの傷みポイントをチェックしてみましょう。
4つめのポイントは、こんにゃくが溶けていないかという点です。こんにゃくは、傷むとかたちがくずれて溶けだします。溶けているように見えたら気を付けましょう。
冷凍することで味が落ち食感が変わる…と、避けられていた冷凍こんにゃくですが、視点をかえることで食材の新たな一面を知れます。
ここではご紹介していない冷凍こんにゃくのレシピもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
《参考》
・旭化成ホームプロダツク「保存テクニックーこんにゃくの保存」
・一般財団法人日本こんにゃく協会
・中尾食品工業株式会社「四代目のこんにゃく話」
・群馬のこんにゃく「よくある問い合わせ」
・農林水産省「うちの郷土理料理ー凍みこんにゃく 茨城県」
せっかくなら、こんにゃくのおいしさを保ったまま保存したいですよね。そこで今回は、こんにゃくの正しい保存方法についてお伝えします。
目次 [開く]
■こんにゃく保存の基礎知識!
こんにゃくを買ったとき、そのままおうちの冷蔵庫に入れているという方が多いのではないでしょうか。もちろん、それでも問題はありませんが、こんにゃくの保存方法は時と場合によって違います。まずは基本的な保存方法についてチェックしてみましょう。・開封前なら常温でも保存可能
スーパーの冷蔵コーナーにあるため、冷蔵保存と思われているこんにゃくですが、開封前に限り冷蔵庫に入れなくても問題ありません。常温保存する場合は、気を付けることが2点あります。
1つ目は直射日光です。日光が直接当たると、こんにゃくの色が白っぽく変色してしまうので避けましょう。
2つ目は高温多湿です。こんにゃくが劣化してしまうので避けなくてはいけませんが、日本の気候下では気にしなくてよいでしょう。
もちろん、冷蔵庫に入れて保存しても問題ありません。
スーパーで冷蔵コーナーにあるのは何故?
パッケージ裏にも、常温で保存ができると書かれているのに、なぜスーパーでは冷蔵ケースに入っているのでしょうか。これは昔のなごりではないかと言われています。昔のこんにゃくは日持ちせず、豆腐と同じように売られていました。そのため、現在も豆腐と同じコーナーに置かれているためと言われています。ほかには、商品を見栄え良く並べるために冷蔵コーナーに置かれているという説もあります。
・開封後は冷蔵または冷凍で保存
未開封なら常温でも保存できますが、開封後はどうでしょうか。半分だけ使ってあまってしまい、残りはあとで使うというパターンもありますよね。その場合は、冷凍、冷蔵のどちらかで保存しましょう。常温で保存してしまうと、腐ってしまいますので気を付けましょう。
・こんにゃくは冷凍保存には向かない?
こんにゃくの保存方法において、冷凍保存すると味が落ちると聞いたことがあるのではないでしょうか。こんにゃくは水分を多く含んでおり、冷凍・解凍することで水分が抜けてしまい、食感が変わってしまうことから、これまで冷凍には不向きであると言われていました。
しかし、ここ数年の間に冷凍・解凍したこんにゃくが噛み応えがあると注目を浴び、冷凍こんにゃくを使ったレシピが徐々に広まりました。また、冷凍・解凍しても水分が抜けない冷凍こんにゃくが開発されており、こんにゃくは冷凍保存に向かないという考えは過去のものになりつつあります。
水分が抜けきったこんにゃくの郷土料理
冷凍・解凍を繰り返し水分が抜けきったこんにゃくを、凍み(しみ)こんにゃくという名前で親しんでいる地域があります。茨城県北部の奥久慈群地方です。凍みこんにゃくは、奥久慈群地方の郷土料理であり、江戸時代には水戸藩の専売品として地域に財をもたらしていました。茨城の自然環境から生まれる寒暖差を利用して作られており、完成まで1ヶ月かかります。現在は生産者が減ったことにより、茨城県北部でのみ生産されている希少な食べ物です。
・糸こんにゃく、刺身こんにゃくなどの保存方法
ここまでご紹介したのは、板こんにゃくといわれる一般的なこんにゃくについてです。しかし、こんにゃくにはいろんな種類がありますよね。
糸こんにゃく(白滝)や、刺身こんにゃくも、板こんにゃくと同じように保存して問題ありません。それぞれ水分量や形状の違いがありますが、特別変わった保存方法はありませんので安心してくださいね。
■こんにゃくを冷蔵保存する方法
こんにゃくは開封後は冷蔵、冷凍で保存する必要があります。どのように保存すればおいしさを長持ちさせることができるのでしょうか。まずは冷蔵保存の方法を見ていきましょう。
・保存液ごとタッパーに移して冷蔵庫へ
売られているこんにゃくは、パッケージの中に保存液が入っています。開封しても中の保存液は捨てず、こんにゃくと一緒にタッパーに入れましょう。
保存液ってなに?
こんにゃくと一緒に入っている保存液は、普通の水ではありません。これはアルカリ性の水です。こんにゃくはアルカリ性の食べ物で、アルカリ性の水に漬けおくことで殺菌作用がはたらき、長持ちさせることができます。そのため、冷蔵保存するときには保存液も一緒にタッパーに入れるとよいのです。保存液を捨ててしまったら
保存液と一緒にタッパーに入れて保存するのがベストですが、うっかり捨ててしまったなんてこともありますよね。その場合は水道水を使いましょう。日本の水道水はアルカリよりの中性のため、保存液ほどではありませんが日持ちさせることができます。・水道水の場合は2~3日ごとに入れ替える
保存液の場合はそのままでも日持ちしますが、水道水で保存した場合は、2~3日に一度、水を入れ替える必要があります。変えないとこんにゃくが傷んでしまい、劣化が早まります。
・置く場所に注意
こんにゃくを冷蔵保存する場合、冷蔵庫の送風口近くに置くことは避けましょう。送風口は冷蔵庫の中でも一番冷たいところです。こんにゃくは冷たい場所に置いてしまうと水分の抜けるスピードが早まり、傷みやすくなってしまうので、気を付けましょう。
・保存期間は1週間から1ヶ月を目安に
冷蔵保存でおいしく食べれる期間は、水道水で保存した場合1週間、保存液の場合は1ヶ月です。こんにゃくをおいしくいただくには、早めに食べることを心がけましょう。
■こんにゃくを冷凍保存する方法
1週間以上保存したいという場合には、冷凍保存がおすすめです。
冷凍することでこんにゃくの水分が抜け、本来の食感や味は失われてしまいます。しかし、冷凍することによって別の食感に生まれ変わるため、冷凍こんにゃくならではの食べ方にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
・冷凍保存のための下準備
こんにゃくを冷凍保存するためにはあく抜きをするのがおすすめです。
あく抜きは、こんにゃくから余分な水分を取り出してくれます。そうすることでこんにゃく独特の臭みやえぐみを取り除き、こんにゃくをおいしく食べることができるのです。では、あく抜きの手順を見てみましょう。
材料
こんにゃく…適量
塩…適量
器具
なべ
ざる
冷凍用の保存袋、ラップなど
作り方
手順1:こんにゃくを適当な大きさにカットし、塩もみをします
手順2:なべに水をいれ沸騰させ、こんにゃくを入れてあく抜きをします
あく抜きはこんにゃくを入れてから2分ほどでできます。
手順3:あく抜きが終わったらざるにあげ、水気を切ります
手順4:熱がなくなるまで冷まします
・冷凍保存のやり方
あく抜きが終わり、こんにゃくが冷めたら冷凍保存を行います。冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れておわりです。下準備が少し手間という場合は、あく抜きをせずに冷凍保存することもできます。
・冷凍こんにゃくの解凍方法
冷凍したこんにゃくを解凍し、食べれるようにするには2つの手順が必要です。
【手順1:解凍する】
解凍する方法は2つあります。どちらの方法も、こんにゃくの大きさによって解凍にかかる時間がかわります。解凍できたのかチェックするには竹串を芯まで刺し、柔らかい感触であるかをみましょう。
水でゆっくり解凍する
1つめは、水を張ったボールにつけて、ゆっくり時間をかけて解凍するという方法です。こんにゃく本来の食感は失われるものの、割と短時間で解凍できるので、よりやわらかな食感をたもつことができます。
茹でて解凍する
2つめの方法は鍋にお湯を沸かし、10分ほど茹でて解凍するというものです。こちらの方法は急速に解凍するため、水で解凍したものより固い食感になります。
【手順2:解凍したら絞る】
解凍しおえたら、こんにゃくを手で思い切り絞ります。このとき、こんにゃくの中に残っていた水が勢いよく出るので注意が必要です。しぼることで、残っていたえぐみや臭みを出し切ることができます。
・冷凍こんにゃくの調理法
ここまで、こんにゃくの冷凍保存方法についてお話してきましたが、冷凍こんにゃくは普通のこんにゃくと違う点があるため、調理法も異なってきます。
一番大きな違いは食感です。普通のこんにゃくは、ぷるぷるとした食感に対し、冷凍・解凍こんにゃくはスポンジや牛すじのような食感です。食感が違うことで、こんにゃくの調理方法も変わります。普通のこんにゃくは味噌田楽やおでん、煮ものに向いています。
しかし、冷凍こんにゃくで同じ調理法をしても、おいしく食べることはむずかしいでしょう。味がしみやすいという利点を生かし、牛すじに似た食感を肉に見立てた調理法がおすすめです。
■冷凍こんにゃくを使ったおすすめレシピ3選
普通のこんにゃくとは違った、冷凍こんにゃくならではのレシピをみてみましょう。・冷凍コンニャクの唐揚げ
冷凍こんにゃくの王道レシピといえば唐揚げです。まるで鶏肉のようなこんにゃくを味わってくださいね。
材料(2人分)
コンニャク(冷凍)…150g
<漬けダレ>
酒小さじ…1.5
しょうゆ…少々
顆粒チキンスープの素小さじ…3/4
ニンニク(すりおろし)…少々
ショウガ(すりおろし)…少々
小麦粉大さじ…2~3
揚げ油…適量
サラダ菜…2~4枚
プチトマト…4個
下準備
手順1:自然解凍したコンニャクを鍋に入れ、たっぷりの水を加えて10分ほど下ゆでします。
手順2:ザルに上げて粗熱が取れたら水気を絞ります。
手順3:漬けダレを作ります。
手順4:コンニャクはスプーンで小さめのひとくち大にちぎり、混ぜ合わせた<漬けダレ>の材料をもみ込みます。
作り方
手順1:コンニャクに小麦粉をつけ、170℃くらいの揚げ油に入れる。最後に強火にして、カラッと揚げます。
手順1:器に(1)、サラダ菜、プチトマトを盛り合わせて完成です。
・冷凍コンニャクのユッケジャンスープ
具がたくさん入ったヘルシーなピリ辛スープです。汗をかきたいときにぴったりな一品です。
材料(2人分)
コンニャク(冷凍)…100g
焼き肉のタレ(市販品)…小さじ1
ニンニク(すりおろし)…少々
玉ネギ…1/4個
ニンジン…1/6本
シメジ…1/4パック
モヤシ…1/2袋
溶き卵…1個分
<スープ>
だし汁…500ml
牛肉味だしの素小さじ…1/2
コチュジャン…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ2
酒…小さじ2
塩…小さじ1/2
塩コショウ…少々
ゴマ油…適量
ネギ(刻み)…適量
白ゴマ…適量
下準備
手順1:自然解凍したコンニャクは1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ほど下ゆでします。
手順2:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。
手順3:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。
手順4:ニンジンは皮をむいて短冊切りにします。
手順5:シメジは石づきを切り落とし、小房に分けます。
作り方
手順1:鍋にゴマ油を中火で熱し、コンニャク、ニンニク、玉ネギ、ニンジンをしんなりするまで炒めます。
手順2:<スープ>の材料を加え、沸騰後、弱火で7分ほど煮ます。
手順3:ニンジンが柔らかくなったら、シメジ、モヤシを加えてサッと煮ます。
手順4:溶き卵をまわし入れ、塩コショウで味をととのえます。
手順5:器に入れて、刻みネギ、白ゴマを散らして完成です。
・ホルモン風冷凍コンニャク焼うどん
ホルモンの代わりにこんにゃくをつかうことで、ヘルシーな味わいの焼うどんができます。
材料(2人分)
コンニャク(冷凍)…100g
焼き肉のタレ(市販品)…小さじ4
玉ネギ…1/4個
白ネギ…6cm
ニラ…1/4束
うどん…2玉
酒…小さじ2
ニンニク(すりおろし)小さじ…1/4
<調味料>
しょうゆ…小さじ4
コチュジャン…小さじ1/2
牛脂…適量
塩コショウ…少々
赤唐辛子…1本
下準備
手順1:コンニャクは常温で解凍しておきます。
手順2:1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ゆでます。
手順3:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。
手順4:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。
手順5:白ネギは縦半分に切り、さらに斜め薄切りにします。
手順6:ニラは、長さ5cmに切ります。
手順7:どんは耐熱容器に入れて酒を加えラップし、電子レンジで3分加熱します。
作り方
手順1:フライパンにニンニク、牛脂を弱火で熱し、香りがしてきたら玉ネギ、白ネギ、コンニャクを焼き肉のタレごと加えて中火で炒めます。
手順2:玉ネギがしんなりしたら、うどん、ニラを加えてサッと炒めます。
手順3:鍋肌から<調味料>の材料をまわし入れ、からめながら炒めて塩コショウで味を調えます。赤唐辛子を飾り付けて完成です。
■要注意!傷んだこんにゃくの見分け方
きちんと保存すれば、おいしさを損なわずにこんにゃくを長持ちさせることができます。しかし、日が経てば傷んでしまいます。傷んだこんにゃくには特徴がありますので、傷んでいるか確認するときは以下の4つのポイントをチェックしてみましょう。・ぬめりがないかチェック!
1つめのチェックポイントはぬめりです。傷んでいないこんにゃくは、触ってもぷるぷるとしていて、手につきません。しかし傷んでいるこんにゃくの触り心地はぬめぬめとしており、手にねばりつくような感覚があります。
・異臭がしないか
2つめのポイントはにおいです。こんにゃくは、傷むとかなりの悪臭を放ちます。少しでも変な匂いがしたら傷んでると判断し、捨てましょう。
・保存液のにごりや膜
3つめのポイントは、保存の際につかう保存液の状態です。未開封の場合、においやぬめりでチェックするのは難しいでしょう。しかし、保存液なら一目でわかりますよね。保存液がにごっていたり、パッケージが膨張している場合は、傷んでいる証拠です。冷蔵保存で水道水を使っている場合も、水がにごっていたら傷んでいる可能性がありますので、ほかの傷みポイントをチェックしてみましょう。
・ドロドロしていないか
4つめのポイントは、こんにゃくが溶けていないかという点です。こんにゃくは、傷むとかたちがくずれて溶けだします。溶けているように見えたら気を付けましょう。
小さくなってる場合
形は崩れていないけれど、元のこんにゃくより小さくなっているという現象があります。これは、こんにゃくの中にある水が外に出たことにより、こんにゃくが縮んでしまっているだけで、傷んではいません。ほかに傷んでいるような症状がなければ食べることができます。■こんにゃくをおいしく保存しよう
冷凍することで味が落ち食感が変わる…と、避けられていた冷凍こんにゃくですが、視点をかえることで食材の新たな一面を知れます。
ここではご紹介していない冷凍こんにゃくのレシピもありますので、試してみてはいかがでしょうか。
《参考》
・旭化成ホームプロダツク「保存テクニックーこんにゃくの保存」
・一般財団法人日本こんにゃく協会
・中尾食品工業株式会社「四代目のこんにゃく話」
・群馬のこんにゃく「よくある問い合わせ」
・農林水産省「うちの郷土理料理ー凍みこんにゃく 茨城県」
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