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栗に含まれる栄養素と効能は?カロリーやおすすめレシピも紹介!

秋の味覚の代表といえば栗が挙げられますよね。デザートから栗ご飯といったものまで、幅広い調理方法で食べられるおいしい食材です。おいしいだけではない、栄養がたっぷり入った食べ物としても古くから食べられてきました。縄文時代の遺跡からも発掘されたという記録もあることから、日本でも古くから食べられていたのがわかります。今回はそんな栗に含まれる栄養素や効能から、おすすめのレシピなどを紹介いたします。

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■栗の品種と特徴

栗は大きく3つの種類に分けられ、それぞれ異なった特徴を持っています。それぞれの種類別に、どのような特徴があるのか説明していきます。

・西洋栗


イタリア、スペイン、フランスといったヨーロッパで作られる栗です。「マロン」と呼ばれる栗はこれのことで、渋皮が剥きやすくゆでても崩れにくいことから、甘露煮やマロングラッセといったお菓子によく用いられます。渋皮が簡単に取れることから、イタリアでは街角でドラム缶のような道具で焼かれた、焼き栗の売店もよくみられます。

・中国栗


中国の栗といえば天津甘栗が有名ですが、中国の栗は天津ではなく、河北省にある燕山山脈を挟んだ地域が栗の産地として有名です。ここで取れた栗を天津の港から出荷したことから、日本では天津甘栗と呼ばれるようになったとのことです。

中国栗の特徴は、小ぶりで鬼皮もやわらかく手で割ることができます。渋皮も簡単に取れて甘みがとても強いので、焼き栗として食べるのに向いています。身がしまって固いので、西洋栗のように煮たりお菓子の材料として使うのにはあまり向いていません。

・日本栗


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私たちが最もなじみのある栗といえば、日本栗ですよね。日本栗は鬼皮が固く、渋皮も取りにくいので、いざ食べようと思ってもその下ごしらえに苦労された人も多いかと思います。甘みはあまり強くありませんが、実が大きくて、柔らかく崩れやすいのが特徴です。

日本栗といっても種類は40種類以上もあり、それぞれ大きさや甘みといった特色が異なります。有名なのは「丹波栗」と呼ばれるもので、実は大きく甘みがあって香りがいいことで知られています。

昔にはこの3種のほかにアメリカ栗という種類もありましたが、1900年初めに栗の木の病気が流行してしまったために、壊滅状態となり現在ではこの種類の実は取れなくなってしまったといわれています。

■栗のカロリーと糖質

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栗の大半を占める栄養素は「炭水化物」です。3大栄養素のひとつでもある、炭水化物の主な役割は体を動かすためのエネルギー源になるということ。栗にはどれくらいのカロリーがあるのかを解説していきます。

・栗1粒あたりのカロリー


日本栗の鬼皮と渋皮をむいて、食べる部分だけを残すと約22gです。100gあたり164kcalから計算すると、1粒当たり約36kcalです。

・5粒でご飯1杯分に相当


1粒当たりのカロリーが約36kcalですから、5粒食べると180kcalにもなります。これはご飯1杯分とあまり変わらない量です。果実類としてはカロリーが最も多いとされ、食べ過ぎるとカロリー過多になり体重が増えてしまう恐れがあります。しかし、言い換えると少しの量でも効率的に、エネルギーと栄養を取ることができる食材ともいえます。

少しの量で十分なエネルギーと栄養が含まれていれば、時間に追われていても効率よく摂取できますよね。

・甘栗のカロリーは?


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栗自体のカロリーはわかりましたが、甘栗はどうでしょうか。中国栗の甘栗は100gあたり、222kcalと生の日本栗よりも高くなります。中国栗は小粒なので1粒当たり5gと計算すると11kcalの計算です。

甘栗は熱を加えていることで甘くなりますが、加熱途中で皮が壊れないように糖蜜やごま油をかけて作ります。中国栗自体の炭水化物の量に加えて、このような調理方法のため、カロリーが高くなる傾向があるのですね。

・栗の糖質


糖質は、炭水化物の量から食物繊維を引いたものです。炭水化物が多いものの代表といえばさつまいもやご飯を思い浮かべますが、比較するとどれくらいの差が出るのでしょうか。

100gあたりの糖質の量
栗…32.7g
さつまいも…29.7g
ご飯…36.8g
同じ秋の味覚のさつまいもと比べると、栗の方が糖質が多いことがわかります。さつまいもの方が腹持ちがいいイメージがあるので、この結果は意外だと思った人もいるのではないでしょうか。糖質が多いといわれるご飯と比べてみると、ご飯100gはお茶わん7分目くらいの量ですから、軽く1杯のご飯と大きめの栗5個、もしくは小さめの栗6個分が同じくらいの糖質の量だということがわかります。

栗は程よく口に放り込める大きさなのでつい食べ過ぎてしまいますが、カロリーや糖質を考えると食べ過ぎには気をつけないといけませんね。

■栗に含まれる主な栄養素と効能

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栗は、ほかのものに比べて脂質が少ないのが嬉しい食材です。バランスよく栄養が含まれていますが、中でも多い栄養素を取り上げて紹介します。

・ビタミンC


ビタミンCというと柑橘系の果物を思い浮かべますが、栗にもたくさんのビタミンCが含まれています。100gあたりのビタミンC含有量は33mgあり、みかんと同じくらいの量です。ビタミンCはコラーゲンを生成するはたらきや、免疫力をアップさせる効果もあるので健康や美容にはうれしいビタミンですよね。体内で作ることができないビタミンですので、継続的に取るのが望ましいとされています。

・カリウム


栗に含まれているカリウムの量は100gあたり420mgもあり、果物の中でも多いとされるバナナよりも多く含まれています。カリウムには体の余計な水分や塩分を外に出すはたらきがあるため、むくみ防止などの効果が望めます。塩分濃度の調整にも関わっていることから、血圧を下げる効果も見込めるため、健康のために取りたいミネラルのひとつです。

・食物繊維


食物繊維と聞いて思い浮かべるのはさつまいもですが、栗にはさつまいもよりも多くの食物繊維が入っています。その量はさつまいもの倍近くもあるのですから、驚きですよね。食物繊維には腸内環境を整えたり、血中のコレステロール値を下げるはたらきがあるとされています。

・高血圧予防


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カリウムのはたらきによって塩分濃度の調整がされることから、高血圧の防止にも一役かっています。食物繊維のはたらきによって便通の改善も見込めることから、排便時にいきまないことも血圧にはやさしいといえますよね。

・便秘改善


食物繊維が豊富に含まれていることから、便秘の改善が期待できます。さつまいもよりも多い食物繊維は、ほとんどが不溶性といって水に溶けにくい性質のものです。このタイプの食物繊維は、胃や腸で水分を含んで膨らむことによって、腸の動きを活発にさせるはたらきがあります。

・疲労回復


疲労回復効果の高い栄養素はビタミンB1で、栗にも多く含まれています。ビタミンB1が多く含まれているものの代表は豚肉などの肉類ですが、植物性食品の中で多いとされる玄米よりも、栗の方が含有量が高いです。

ビタミンB1には糖質の代謝を促すはたらきがあります。摂取量が減ってしまうと、エネルギーを体内で効率よく変換することができなくなってしまうので、疲労を感じやすくなってしまいますので注意しましょう。

■栗に含まれる栄養素「ビタミンC」がすごい!

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栗にビタミンCが多く含まれているのは意外だったのではないでしょうか。しかも、栗に含まれるビタミンCは、果物のビタミンCと少し変わった特徴があるので説明していきます。

・栗に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくい


ビタミンCは加熱すると壊れてしまいますが、栗に含まれているビタミンCはでんぷん質に包まれているため、加熱しても壊れにくい特徴を持っています。水に触れることで流れ出てしまうものもありますが、その水分ごととれる調理法をすれば、ビタミンも逃さず食べられます。

・焼き栗や栗ご飯にしてもビタミンCがしっかり摂れる


加熱してもビタミンCが取れることから、焼き栗や栗ご飯にしても栄養を逃さず食べられます。焼き栗は皮ごと焼くだけなので外に流れ出る心配がありませんし、栗ご飯も水分ごと食べられますのでベストな調理方法ですよね。

・美肌効果


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ビタミンCにはコラーゲンを生成するはたらきがありますが、このことによって肌のハリやツヤを保つことが望めます。また、メラニンを抑えるはたらきがあるので美白効果も期待できますね。

・免疫力を高める


ビタミンCには、血管や皮膚、粘膜などを強くするはたらきがあることから、ウイルスに負けない免疫力をつけることが望めます。また、体内に入った病原菌などをやっつける白血球のはたらきを良くするといわれており、このことからも免疫力を高めることへの期待が持てますね。

■栗は渋皮にも栄養がある

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中の薄黄色の部分ばかりに目が行きがちですが、鬼皮を剥いただけの渋皮にも栄養が含まれています。美容と健康にもうれしい効果が期待できますので、一緒に食べられるといいですね。

・タンニンが豊富に含まれている


渋皮にはタンニンというポリフェノールの一種が含まれています。このタンニンは、抗酸化作用が望めるものです。赤ワインや渋柿に含まれる渋みの成分で、栗の渋皮にも含まれています。

・老化の防止


抗酸化作用があるタンニンの効果で、老化の原因となる活性酸素を排除するはたらきが期待できます。このことにより、細胞の老化の進行を抑え、アンチエイジング効果が望めます。

・がん予防


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がんは、細胞の遺伝子が傷つくことによって発症することがわかっています。タンニンのようなポリフェノールには、抗酸化作用により、傷ついた細胞が増えないようにするはたらきが備わっているという研究結果が出ています。

・アレルギーの緩和


れんこんがアレルギーの緩和に役立つ話を聞いたことがありませんか?あれは、れんこんに含まれる食物繊維と、タンニンのポリフェノールの効果によるものです。タンニンには炎症を抑えるはたらきがあることから、鼻炎やのどの炎症を抑えることが期待できますし、鼻水を抑えるはたらきも望めます。栗にもタンニンと食物繊維はたくさん含まれていますので、れんこんと同様にアレルギーの緩和が望めということですね。

■栗の栄養は妊婦さんにもおすすめ

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栗には妊婦さんが積極的に摂るようにいわれている、栄養素が含まれています。どのような栄養素がどれくらい含まれているのかを解説します。

・葉酸が含まれている


葉酸は妊婦さんにおすすめですが、そのワケをご存じでしょうか。葉酸には細胞分裂を助ける成分が含まれています。つまり、妊娠初期の赤ちゃんを形成する細胞を育てるために、必要な栄養素なのです。また、葉酸には赤血球の生産を助けるはたらきもあるため、貧血防止効果も期待できます。妊娠中は貧血になりやすい傾向がありますし、鉄分は取っているのに貧血がよくならないような人は、葉酸が足りていない可能性もありますので、確認してみるといいですね。

・栗だけでなくあらゆる食べ物から摂るとよい


厚生労働省が推奨している葉酸の量を栗だけで摂取しようとすると、500gも食べないといけません。となると栗だけで摂取量をカバーするのは難しいですよね。

栗以外の食べ物で葉酸が多く含まれているものは、野菜なら菜花や枝豆、肉なら鶏レバーあたりですが、カロリーが気になる妊婦さんには野菜から葉酸を摂取することがおすすめです。それらを栗と一緒に効率よく食べるためには、栗ごはんに枝豆を混ぜるのがおすすめです。色どりもきれいで、葉酸もビタミンCもたくさん摂ることができますよ。

■栗は栄養豊富!でも食べ過ぎはNG

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栄養の豊富さからスーパーフードとしても認められる栗ですが、食べ過ぎると、からだを悪くしてしまう可能性もあります。

・下痢や腹痛


食物繊維が多い栗は、食べ過ぎると腸が必要以上に活発になってしまい腹痛や下痢の原因になることがあります。ほかにも、おなかが張って苦しくなってしまうなどの症状が出ることがありますので、気をつけましょう。

・ニキビができやすい


栗にはナッツ類の特有の脂質が含まれています。脂質を摂りすぎると皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まってしまい、詰まった皮脂に菌が入ることでニキビができてしまいます。ニキビができやすい体質の人は、特に気をつけるようにしたいですね。

・太ってしまう


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先に述べたように、5粒分の栗が、お茶わん1杯のご飯と同じくらいのカロリーです。手ごろな大きさのために、口に入りやすくついつい食べ過ぎてしまいがちなので要注意です。特に、鬼皮が剥いてある状態で売られている甘栗は食べやすいので、必要以上のカロリーを摂ってしまう危険があります。

・1日の摂取量の目安


おいしくて栄養がたくさん含まれている栗も、食べ過ぎは良くありません。1日の摂取量の目安は、10粒までにとどめるのがいいでしょう。子どもであれば5個くらいまでが良いでしょう。上手に食べれば栄養が多く体にも良い栗ですが、食べ過ぎによる体の不調は避けたいですよね。

■栄養たっぷり!栗のおすすめレシピ

栗のおいしさを堪能できるレシピを4つ用意しました。実の部分だけから渋皮を活かしたものまであるので、ぜひ参考にして作ってみてくださいね。

・栗ご飯




栗を使ったレシピの代表といったらコレ!栗が剥いてあれば材料を入れて炊飯器で炊くだけでできます。栗の栄養もまるごと食べられる、うまみを活かした栗ご飯です。

材料(2人分)


栗8~10個
お米1カップ
もち米1/2カップ
昆布(5cm角)1枚
酒大さじ2
塩小さじ1/2
ゴマ塩適量

下準備


栗は、かぶる位の水と一緒に鍋に入れて強火にかけ、煮たったら中火にして10分位ゆで、水に放つ。粗熱が取れたら表面のかたい皮と渋皮をむく。むき栗の場合は塩水でサッと洗い、水気をきる。お米ともち米を合わせ、炊く30分位前に水で洗ってザルに上げておく。昆布はかたく絞ったぬれ布巾で、汚れを拭き取る。

作り方


手順1:炊飯器に、米、酒、塩を入れ、通常の水加減をしてひと混ぜし、栗、昆布を入れてスイッチを入れる。炊き上がったら昆布を取り出し、全体に軽く混ぜて茶碗によそい、ゴマ塩を振る
米は普通のものでいいですが、もち米を少し加えるとモチモチとした食感の栗ご飯が楽しめますよ。

レシピ
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  • 50分
  • 494 Kcal


・甘露煮




甘露煮は、デザートとしてそのまま食べても、ケーキに入れてもおいしくいただけます。黄色が鮮やかな甘露煮の作り方を紹介します。

材料(作りやすい量)


栗(大きい物)1kg
・塩(むき栗をつける用)大さじ2+2
くちなしの実2個
<シロップ>
・水500ml
・砂糖300g
・みりん大さじ4
・塩ひとつまみ

下準備


栗はザラザラした側から、栗むき用の包丁ばさみで栗に傷を付けないように外側の固い皮をむく。塩大さじ2を入れた水につけ、更に栗むき用の包丁ばさみ又は包丁で渋皮をむく。新しく作った塩水にむいた栗を30分つける。

作り方


手順1:鍋に栗と栗が浸かるくらいの水、たたいて割ったクチナシの実を入れて弱火にかける。煮立ってきたら栗が踊らないくらいの弱火で10分ゆで、栗をそ~っと引き上げる
手順2:きれいな鍋に<シロップ>の材料と1の栗を入れ、弱火にかけて栗が踊ってきたら、より弱火にして15~20分煮る。鍋の蓋をして1日そのまま置き、栗に味をしみこませる
手順3:弱火でひと煮立ちさせてきれいな保存容器に入れ、常温になったら冷蔵庫で保存する。割れた栗は別の容器に分けておく
保存する際は煮沸消毒をした瓶がおすすめです。塩を入れるときにブランデーも数滴たらすと洋酒の香りがついて、大人の甘露煮ができあがりますよ。

レシピ
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  • 1時間30分
  • 2473 Kcal


・渋皮煮




材料(作りやすい量)


栗(大きい物)1kg
重曹(タンサン)大さじ2
<栗のみつ>
・ザラメ(砂糖)500g
・黒砂糖100g
・しょうゆ小さじ2
・水800ml

下準備


栗はザラザラした側から、栗むき用の包丁ばさみで栗に傷を付けないように外側の固い皮をむく。むいた栗は鍋に重曹とかぶるくらいの水を加えて半日以上つけておきます。

作り方


手順1:栗を漬けておいた鍋ごと中火にかけ、煮立ってきたら火を弱めて20~30分ゆでる。鍋ごと流し台において、水がきれいになるまで流水を鍋の側面ギリギリに落としながら洗う
手順2:水がきれいになって手で栗を触れるくらいになったら、栗を1個ずつ丁寧に洗いながら渋皮の筋を楊枝などで取り、ザルに上げ水気をきる
手順3:鍋をきれいに洗って<栗のみつ>の材料を入れて中火にかけ、ざらめ(砂糖)を煮溶かしていったん火を止め、栗を入れる。紙の落とし蓋をして、ごくごく弱火にして軽く沸々してきたら、そのまま60~90分煮て火を止め、鍋の蓋をしてそのままひと晩寝かせる。アクが出る場合はアクを取ってください
手順4:翌日、再び弱火にかけ、沸々してきたら火を止め、熱湯消毒したきれいな瓶などに栗を入れる。<栗のみつ>は火を強めてひと煮立ちさせ、熱い状態で栗の瓶に入れ、栗がみつから出ないようにして、瓶の蓋を閉める。常温まで冷めたら冷蔵庫に入れる
作ってすぐに食べられますが、1晩そのままにしておいてから食べると、味が浸み込んでさらにおいしくなりますよ!

レシピ
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  • 1時間30分
  • 3595 Kcal


・栗きんとん




材料(作りやすい量)


栗(甘露煮)12個
シロップ(栗の甘露煮)約70ml
サツマイモ中2本(1本200g位)
ミョウバン小さじ1
くちなしの実1~2個
砂糖120g
塩小さじ1/2

作り方


手順1:サツマイモは厚さ3cm に切り、皮を厚めにむく。ボウルにサツマイモとたっぷりの水を入れ、ミョウバンを加え、30分程つけてアクを抜く
手順2:くちなしの実は包丁の柄で叩いて割り、ガーゼで包むか、だし袋に入れる
手順3:鍋に水きりしたサツマイモ、くちなしの実、たっぷりの水、甘露煮のシロップを入れ、中火にかける。煮立ったら弱火で竹串がスッと刺さるまで煮る。ゆで汁は少々残しておく
手順4:くちなしの実は取り出し、サツマイモが温かいうちに、裏ごしする。またはプロセッサーなどで加減しながら、残しておいたゆで汁少々を加えて撹拌する
手順5:鍋に4とゆで汁適量、砂糖半量を入れて弱火にかけ、木ベラで練りながら加熱する
手順6:残りの砂糖を加えてさらに練り混ぜ、つやが出てポッテリしたら栗を加え、塩を加えて味を調える
ブレンダーやミキサーを使うと裏ごしのようななめらかさは出ませんが、自宅で食べる分には十分の出来上がりです。手間が一気に減るので、とても簡単にできますよ!栗の甘露煮は自分で作ったものでも市販のものでも、おいしくできます。

レシピ
栗きんとん
栗きんとん

黄金色がまぶしい!栗きんとん。

  • 1時間
  • 1351 Kcal


■栗は栄養満点のスーパーフード!おいしく適量を食べて元気になろう

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栗に含まれるエネルギーはさつまいもよりも多く、少量でも効率的にカロリーや栄養が摂れることがわかりました。ビタミンCが多く、こわれにくいことから、美容にも効果が期待できるのも嬉しいですよね。栗は今の時期にしか手に入らない、秋の味覚の代表格です。食べ方もいろいろあるのでたくさん食べてしまいそうですが、くれぐれも食べ過ぎには気をつけてくださいね。

<参考>
厚生労働省 eヘルスネット「栄養・食生活 / 栄養素と食品成分」
内尾隆正 広瀬義隆他著 J-Stage 「高用量ビタミンCの摂取は加齢に伴う胸腺の委縮を 抑制して免疫細胞数の維持に寄与する」
早田邦康 J-Stage 「がん病態と栄養成分 −ポリアミン、脂肪酸、ポリフェノールについて−」
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
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