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夏こそ冷茶で!静岡のお茶農家さん直営カフェオーナーに聞いた、おいしい冷茶の淹れかた

お湯が80℃を超えると、お茶の香りや渋みが出やすくなるのだとか。そして80℃より低い温度で入れると、うまみや甘みが抽出されやすくなるそうです。たしかに、玉露など高級茶葉は60℃くらいの温度で淹れるけど、甘くてコクがあるな……と納得。

つまり、お茶というのは、熱いお湯になればなるほど苦み・渋みが出る。その苦みの正体がカフェイン。そして渋みはタンニンだと言われています。一方、うまみの成分はテアニンというアミノ酸。80℃を目安に、テアニンがぐっと出やすくなるんです。

お茶の葉にも産地によって個性があるんです



茶葉にも色々な特徴があると思いますが、まずは見た目の違いから。玉露など高級茶葉は、写真右側のように細長くなっています。つまり、「針のような細いお茶=高級茶」。北條さんが作っている両河内茶も、針のような形をしています。
北條さんが教えてくれたのは、「お茶の個性は土地で決まる」ということ。「両河内のお茶の特徴は山間部で作る、山のお茶。標高が高く日射量が少ない分、カテキンが少ない、いわゆるやさしい茶葉になります。」と北條さん。

同じ静岡でも、牧の原のような平坦地でとれるお茶は、日当たりが強く、渋みが増えます。
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