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静岡市で味わう「江戸時代から続く海と山のぜいたく」。静岡おでんも、実は徳川家康にゆかりがあった⁉



おでん種も特徴的です。いわしなどをすり身にした黒はんぺんに加え、スケソウダラのすり身のしらやき、油揚げを開いて野菜、豆腐、かまぼこなどを入れた篠田巻(しのだまき)、なると巻、すじぼこ……という具合に練り物が目立ちます。


モツや練り物など、見慣れないおでん種を楽しむのが「静岡おでん」。ダシ粉をかけて食べる

真っ黒スープゆえ、しょっぱいと思われがちですが、実際に食べてみると驚くほどにマイルド。しかも、ダシ粉やからしで味変できる優れものです。それにしても、どうしてこのような独自のおでんが誕生したのか。静岡おでんコンシェルジュの大石正則さんが説明します。

「ルーツは、大正時代までさかのぼるのですが、当時は野菜の煮込みでした。戦後になり、廃棄処分されていた牛すじや豚モツを捨てずに、材料として煮込んだことが始まりとされています。静岡市の SDGs の始まりです。また、静岡市の近くには、沼津や由比など練り製品の産地があったため、黒はんぺんなどが使われるようになりました」

今風に言えば、「静岡おでん」はフードロスをなくすために生まれた、超効率的な食文化というわけです。

「戦後は、市役所前の青葉通りに片側に28台、計56台の屋台が並んでいたという記録があります。
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