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【もやしの正しい保存方法】冷蔵・冷凍のコツとおすすめレシピも紹介!

もやしは安くて、使い勝手の良い野菜ですよね。もやし独特のしゃきしゃきした食感があり、低カロリーなのでダイエットにも役立つ食材です。唯一の欠点と言えば、保存期間が短く痛みやすい点でしょう。しかし、もやしを毎回買うのは手間ですし、できるだけ長く新鮮なまま保存したいですよね。

そこで今回は、もやしのしゃきしゃきした食感を保ちながら、新鮮なまま長期間保存する方法をご紹介します。もやしの選び方や、覚えておきたい豆知識についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。

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■もやしは傷みやすい食材

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大前提として、もやしは傷みやすい食材です。もやしを保存しておける期間は特に短く、すぐに劣化をしてしまいます。水っぽくなり、腐らせてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

ここでは、もやしの賞味期限と、なぜそこまで傷みやすいのか、その原因について見ていきましょう。

・賞味期限


もやしの賞味期限は、長くても2〜3日と驚くほど短いです。実際に、スーパーで売られているもやしの賞味期限も、購入した翌日か翌々日とされている場合がほとんどですよね。中には、賞味期限が当日に設定されている場合もあります。

まだ賞味期限は過ぎていないのに食感が悪い…というような経験もあるかもしれません。そのくらい、もやしは劣化が早い食材なんですね。では、なぜもやしの賞味期限はそこまで早く、すぐに劣化をしてしまうのでしょうか。続いては、その原因を見ていきましょう。

・傷みやすい原因


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もやしが傷みやすいのは、まだ完璧に成長しきっていないからです。キャベツや人参などもやし以外の野菜は、実が成熟した段階で収穫されますよね。しかし、もやしの場合は、まだ成熟していない成長段階の発芽を収穫しているため、温度変化や細菌など外部からの影響に弱いのです。

また、もやしが傷みやすい原因は、その栽培環境にもあります。もやし以外の野菜であれば、細菌が繁殖しないように薬を使っての殺菌作業を行いますが、もやしにはその殺菌作業ができません。もやしにあまりに強い殺菌をしてしまうと、成長が止まってしまうためです。もやしは傷みやすい食材だとある程度は割り切り、できるだけ早く消費する意識を持ちましょう。

■もやしの保存方法【冷蔵】

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もやしは基本的に冷蔵庫で保存するようにしましょう。もやしを保存するとき大切なのは、できるだけ低い温度で、もやしの呼吸を抑えることです。

ここでは、もやしを冷蔵保存する際のポイントや、冷蔵保存できる期間についてお伝えします。

・袋に穴をあけてから保存する


もやしを袋のまま保存する場合は、数カ所小さい穴を開けるようにしましょう。もやしをそのまま保存しておいたら、袋がパンパンに膨らんでしまった経験があるのではないでしょうか。それは、市販で売られているもやしのほとんどは生きたままの状態なので、絶えず呼吸をしているからです。

もやしが呼吸を繰り返すことで、袋の中がパンパンに膨れ上がり水が溜まってしまうため、小さい穴を開けて保存してみてくださいね。

・一度湯通ししてから保存する


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もやしを袋から出して保存する場合は、一度湯通しをしてから保存することをオススメします。上述した通り、もやしを育成する環境では、十分な殺菌ができません。そのため、スーパーで売られているもやしには、細菌が付着している可能性があるのです。

細菌が付着した状態で保存をすれば、どんどん繁殖してしまいますよね。一度湯通しをすれば、ほとんどの細菌が死滅し、もやしの鮮度が落ちる速度を抑えることができますよ。

・水を注いだ容器に入れて保存する


もやしを湯通しする時間がない!というときは、もやしを水に漬けたまま冷蔵保存する方法もあります。もやしが全部漬かるくらいの水を入れて、冷蔵庫に入れておきましょう。もやしを漬けている水は、2日に1回程度を目安に入れ替えるようにしてくださいね。

ちなみに、もやしを水に漬けて保存する場合は、ビタミンCなど水溶性の栄養が流れ出る可能性があります。栄養が流れ出る点はデメリットですが、もやしを水に漬けておくだけで、しゃきしゃきした食感を1週間程度は保つことができますよ。

・もやしの冷蔵保存期間の目安


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もやしを冷蔵庫で保存する際は、その保存方法によって保存期間が異なります。

  • 袋のままの場合・・・1〜3日
  • 袋に穴を開けた場合・・・1〜3日
  • 湯通しした場合・・・1〜3日
  • 水に浸した場合・・・5〜7日
保存できる期間は、基本的に1〜3日以内が目安です。水に浸した場合が一番長い間保存できるので、少し手間はかかりますが、一度試してみてくださいね。

■もやしの保存方法【冷凍】

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もやしは冷蔵保存が基本ですが、もっと長い間保存をしたい場合は、冷凍庫での保存も可能です。冷蔵庫での保存は最長で1週間程度ですが、冷凍保存であれば1ヶ月持たせることもできます。

ここでは、もやしを冷凍保存するときの正しいやり方や、冷凍保存をするデメリットについて見ていきましょう。

・袋のまま冷凍する


もやしを冷凍保存する1つ目の方法は、買ってきた袋のまま保存することです。買い物から帰ってそのまま冷凍庫に入れるだけなので、すごく簡単ですよね。袋のまま冷凍したもやしを使用する際は、解凍をせず冷凍のまま使うようにしましょう。

もやしをたくさん買ったけど、使いきれず余ってしまった…というときは、冷蔵保存ではなく、袋のまま冷凍庫で保存することをオススメします。

・茹でてから冷凍する


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もやしを一度サッと茹でてから、保存袋に入れて冷凍する方法もあります。ある程度火を通してあるので、料理につかうときの調理時間を短縮できますよ。

もやしを茹でてから冷凍する際は、以下のような手順で保存しましょう。

  1. もやしをサッと茹でる
  2. キッチンペーパーで水気を拭き取る
  3. 保存袋に入れて密閉する
  4. 冷凍庫の中に入れる
水気がついたままだと、その水分が固まってしまい使いにくくなってしまいます。少し手間はかかりますが、しっかりと水気を拭き取るようにしてくださいね。

・もやしの冷凍保存期間の目安


もやしを冷凍保存する場合は、2週間~1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。冷蔵保存よりは長期間保存できますが、それでも1ヶ月程度が限界です。冷凍をしても徐々に鮮度は落ちてしまうため、できるだけ早く使用するようにしてくださいね。

・冷凍もやしの解凍方法


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冷凍したもやしを調理に使用するときは、実は、解凍する必要がありません。冷凍された状態のまま加熱調理をすれば、もやしをおいしく食べることができますよ。もし1袋の半分だけ使いたい場合は、袋の上から軽く揉み込めば、もやしがバラバラになり必要な量だけ取り出すことも可能です。

また、一度解凍されたもやしを、もう一度冷凍庫に入れるのは控えましょう。激しい温度変化により、傷む原因になります。解凍したもやしは、できるだけ早く使い切るようにしてくださいね。

・シャキシャキとした食感は損なわれる


もやしは冷凍庫でも保存ができ、解凍をする必要もないため、とても便利ですよね。しかし、もやしを冷凍してしまうと、しゃきしゃきした食感が失われるというデメリットがあります。とはいえ、しゃきしゃきした食感が失われるといっても、炒めものや汁物に使用する分にはまったく問題ありません。

「もやしを1週間以上使う予定がない…」「もやしをたくさん買いすぎた…」という場合は、冷蔵保存ではなく、冷凍庫に入れて保存をしてみてくださいね。

■新鮮なもやしの選び方

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もやしは、スーパーではよく山積みで売られていますよね。もやしを袋の外から見ても、一見何も変わらないような気もしますが、実は、新鮮なもやしを選ぶためのちょっとしたコツがあるのです。

ここでは、新鮮なもやしを選ぶためのコツやポイントについて解説します。

・色白でハリがある


まず最初に意識して頂きたいのは、もやしの色とハリ感です。

  • もやしの色ができるだけ真っ白のもの
  • 水分が出ていなくてハリがあるもの
以上2つの要素を満たすもやしがないか探してみましょう。特に、袋の中に水分が溜まっているものは、鮮度が落ちている可能性があります。もやしを購入する際は、色が白くて、水分が出ていないかを確認してみてくださいね。

・パリッとした固い感触


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もやしの鮮度を見極めるコツは、袋を持ったときの手触り感にもあります。具体的にいえば、もやしの袋を持ったときに、パリッとした固い感じがすれば、新鮮な証拠です。

逆に、もやしから水分が出てしまっていると、袋を持ったときに柔らかくなっています。もやしは、できるだけ真っ白で、持ったときに固い感触がするものを選ぶようにしましょう。

■もやしの豆知識

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・生で食べられる?


もやしは生で食べられるのか?気になったことがあるのではないでしょうか。結論をいうと、もやしを生で食べるのはオススメできません。というのも、もやしは加熱調理を前提に加工・生産されているためです。

それに、もやしを生で食べようとすると、独特の青臭さがあり、おいしく食べることはできません。もやしは2、3分茹でるだけでも火が入りますし、加熱をして食べるようにしてくださいね。

・調理する前に洗うべき?


もやしは、基本的に水洗いが不要の野菜です。もやしが袋に詰められる際は、清浄な水でしっかりと洗浄されており、衛生管理が徹底されています。しかし、水洗いを絶対にしてはいけないわけではありません。

もやしの保存状況によっては、もやし独特の青臭さが強くなっている場合があるため、そのときはサッと水洗いをするようにしましょう。

・もやしの種類


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もやしには大きく分けて3種類があります。「緑豆もやし」「ブラックマッペ」「大豆もやし」です。それぞれの特徴を以下にまとめました。

  • 緑豆もやし・・・やや太めの見た目で、クセのない味
  • ブラックマッペ・・・細いのが特徴。しっかりした食感がある
  • 大豆もやし・・・豆が付いたまま食べられる。独特の味と食感
もやしと一言にいっても、色々な種類がありますね。どのもやしもスーパーで購入することができるので、それぞれを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

■保存したもやしを使うおすすめレシピ

・ナムル




ナムルは、もやしを使った定番の料理ですよね。時間がないときにもオススメです。

材料(2人分)


モヤシ1/4袋
ニンジン3cm
<調味料>
・顆粒チキンスープの素少々
・ニンニク(すりおろし)少々
・しょうゆ小さじ1/2
・ゴマ油小さじ1/2
・白ゴマ少々

作り方


手順1:モヤシは水につけてパリッとさせ、ニンジンは皮をむいて縦細切りにし、モヤシと合わせてザルに上げ、水気をきる
手順2:分量外の塩少々を入れた熱湯でモヤシ、ニンジンをサッとゆでて水に取り、粗熱が取れたら水気をしっかり絞る
手順3:(2)に<調味料>の材料をすべて加えて混ぜ合わせ、器に盛る


レシピ
モヤシナムル
モヤシナムル

しっかり味をつけたナムル。水っぽくならないようにしっかり絞ります。

  • 10分
  • 41 Kcal


・中華サラダ




材料(2人分)


モヤシ1/2袋
ちくわ1本
貝われ菜10g
<中華ドレッシング>
・しょうゆ小さじ2
・酢小さじ1
・砂糖小さじ1
・ゴマ油小さじ1
・白ゴマ少々


下準備


モヤシはできれば根を取り、水につけた後、ザルにあけて水気をきる。ちくわは輪切りにする。貝われ菜は根を切り洗い、水気をきる。鍋にモヤシと、モヤシが被るくらいの水を入れ、火にかける。沸騰したらザルにあけ、流水で冷ます。冷えたらしっかり絞る。

作り方


手順1:<中華ドレッシング>の材料を混ぜる
手順2:(1)にモヤシ、ちくわ、貝われ菜を加え、和える。器に盛る


レシピ
中華モヤシサラダ
中華モヤシサラダ

中華ドレッシングで和えて簡単に!ちくわが味のアクセントになります。

  • 10分
  • 71 Kcal


・スープ




もやしは、スープに入れても美味しいですよね。今回は、ピリッとした辛さのうま辛い味噌スープをご紹介します。

材料(2人分)


モヤシ1/2袋
ベーコン1枚
だし汁400ml
<調味料>
・酒大さじ1
・みりん小さじ1.5
・塩少々
・薄口しょうゆ小さじ1.5
ネギ(刻み)大さじ2

下準備


モヤシはたっぷりの水につけ、パリッとしたら水気をきり、ザク切りにする。ベーコンは細切りにする。

作り方


手順1:鍋にだし汁を入れて火にかけ、煮たったらモヤシとベーコンを入れ、2~3分煮る
手順2:<調味料>の材料を加えて混ぜ、器に注いで刻みネギを散らす
レシピ
たっぷりモヤシスープ
たっぷりモヤシスープ

モヤシがたっぷり入ったスープは、ベーコンでコクをプラスしました。

  • 15分
  • 62 Kcal


・ニラもやしのきんぴら




もやし料理といえば、ニラもやしは外せませんよね。材料を切って炒めるだけなので、調理をする時間がないときにもオススメです。

材料(2人分)


モヤシ1袋
ニラ1/2束
ショウガ2片
サラダ油大さじ2
しょうゆ大さじ3
一味唐辛子適量

作り方


手順1:モヤシは洗って水気をよくきっておく。ニラは長さ3cmに切る。ショウガは皮をむいてせん切りにする
手順2:フライパンにサラダ油をひいてショウガを炒め、強火にしてモヤシを加えサッと炒め、ニラも加える
手順3:最後にしょうゆを鍋肌から加え、お好みで一味唐辛子を加えてザッと混ぜ、器に盛る
レシピ
モヤシとニラのきんぴら
モヤシとニラのきんぴら

味付けはしょうゆだけのとってもシンプルなきんぴらです。強火でササッと炒めましょう!

  • 10分
  • 114 Kcal



■もやしを適切に保存しておいしく食べよう!

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もやしは、1年を通して安く、使い勝手も良い便利な野菜ですよね。保存期間が短い点はデメリットですが、水に浸すなど工夫をすれば、1週間はしゃきしゃきの状態を維持することができます。冷蔵だけでなく冷凍保存も可能なので、適切に保存をして、もやしのおいしさを存分に味わいましょう!

《参考》
もやし生産者協会「もやしの栄養」
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