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【イカの旬】1番おいしい時期はいつ?種類ごとの特徴や産地も紹介

みなさんイカはお好きでしょうか?一口食べれば甘みとうま味、そして種類によってシコシコやモッチリなど食感の違いが楽しめるイカは、日本人にとってなじみのある食材ですよね。ですが、イカ好きな人でも日本で食べられているイカは何種類あり、それぞれ旬の時期や産地までを知っている人は少ないのではないでしょうか。今回は、イカをよりおいしく食べるための豆知識として、種類ごとに旬の時期と特徴や産地などをお伝えします。

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■日本で捕れる主なイカの特徴

イカは、確認されている数だけで世界で約450種、このうち食用となるのは約30種類といわれています。日本の消費量は、世界全体の約半数というから驚きですよね。日本は他の国に比べても、好んで食べられているのかがよくわかります。

では、実際に日本で知られているイカはどのような種類があるのか、市場やお店でよく見られるものを中心に詳しく見ていきましょう。

・日本で捕れるイカは何種類?


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日本で捕れるイカの種類は、知られているものだけで約80種類、そのうち食用としては約20種類あるとされています。中にはある特定の地域でしか食べられない種類もあるため、20種類全てを知っているという人は少ないのではないでしょうか。

日本で捕れるイカの種類は、次のように大きく二つに分類されます。

  • ツツイカ目:見た目は胴が細長く筒形。先端にエンペラと呼ばれる三角形の部分が左右にある
  • コウイカ目:ぽってりとした大きめの胴体の中に石灰質でできた甲(「フネ」と呼ぶ)を持っている
それでは、私たちになじみのある代表的なイカの特徴を種類ごとに見ていきましょう。

・剣先イカ


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ツツイカ目。形がヤリイカに似たアカイカと同じ種類で、主に南よりの日本近海で捕れる高級イカとして、料亭や寿司屋などで扱われています。上品な味わいと強い甘みが特徴的で、活き造りが有名な佐賀県の呼子では「ヤリイカ」という名前で呼ばれています。また、鳥取など山陰地方では「白イカ」、関東では「アカイカ」、その他に夏に捕れることから「夏イカ」とも呼ばれています。

・スルメイカ(真イカ)


ツツイカ目。干物(スルメ)としても名前が知られているイカです。日本列島のまわりを海流にのって回遊しており、国内の広い地域で、1年を通してよく捕られている日本を代表するイカです。オスよりもメスの方が大きく成長するという特徴があります。兵庫県の香住地域や函館では「真イカ」と呼ばれているほか、地域によって「マツイカ」や「バライカ」と呼ばれています。

・甲イカ(スミイカ)


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コウイカ目。ぽってりとした胴体で、背中には浮袋のような役割をもつ石灰質でできた舟形の甲(フネ)を持っているイカです。繊維が柔らかくモッチリとした身質で、江戸前鮨の定番にもなっているイカの一つです。体内にスミをたくさん持っており、捕られる時に大量のスミを出すことから「スミイカ」とも呼ばれ、イタリアのイカスミ料理にも使われています。「コウイカもどき」と呼ばれる、胴体の先端に小さな棘(とげ)がある「ハリイカ」という同じ種類のイカも、市場では「コウイカ」として取引されています。

・紋甲イカ(カミナリイカ)


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コウイカ目。見た目は甲イカに似ていますが、からだ全体に雷のような模様があるのが特徴的です。この模様と雷が多い時期によく捕られるということから「カミナリイカ」とも呼ばれています。アフリカやヨーロッパなど海外から輸入されるコウイカも、市場では「紋甲いか」の名で流通しています。

・アオリイカ(水イカ)


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ツツイカ目。北海道南部よりも南の各沿岸近くに生息しており、大きいものだと6kgぐらいに成長する沿岸近くに生息する種類です。九州地方では「水イカ」とも呼ばれています。エンペラが大きめで胴長と同じくらいあるので、見た目はコウイカ類と間違われますが、胴体の中に石灰質の甲(フネ)を持っていません。

胴体部分の形が馬具の泥よけ「障泥(あおり)」に似ていることから「アオリイカ」と呼ばれるようなりました。アオリイカは、うま味成分が強く、どのように調理してもおいしいことから、「イカの王様」と呼ばれ釣り人のターゲットとして人気のあるイカです。

・ホタルイカ


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ツツイカ目。体調7~8cmほどの小さなイカで、からだ全体に1000個もの発光器を持っています。富山では、春に産卵のために岸に近づいたホタルイカの大群が、そのまま浜辺に打ち寄せられる時に青白く光る光景がとても幻想的だと、季節のツアーが組まれるほど有名です。この光が昆虫の「蛍」に似ていることから「ホタルイカ」と呼ばれるようになりました。

ホタルイカが発光する理由ははっきりとは解明されていませんが、発光物質と発光酵素の作用によるもので、敵から身を守るために発光するといわれています。

・ヤリイカ


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ツツイカ目。日本の北の高級イカとして有名です。見た目が剣先イカとよく似ていますが、エンペラ部分が大きなひし形をしており、胴の半分くらいのところまであるところと、胴体部分の長さに対して足の部分が極端に短いところが、剣先イカとの違いです。とがった先端の先から細長い胴体部分の形が、槍(やり)に似ていることで「ヤリイカ」と呼ばれるようになったといわれています。

・アカイカ


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ツツイカ目。スルメイカに見た目が似ているアカイカは、1970年代の日本では、スルメイカの代用品として使われていたこともあります。スルメイカに比べると胴長は大きくてやや太め、そしてエンペラは横長のややひし形をしているのが特徴です。また、スルメイカよりも全体が赤紫よりの色みをしていることから、釣り人からは「ムラサキイカ」とも呼ばれているようです。

■【種類別】イカの旬の時期と主な産地

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イカにはたくさんの種類があることがわかりましたが、それぞれの旬の時期や産地はどうでしょう。いまでは、冷凍食品や加工食品として季節問わず食べられますが、旬の時期を知っておくとその時にいちばんおいしいイカを食べることができますよね。また、イカがどうやって捕られているのかも知っておくと、さらにイカについての知識が広がりますよ。

・イカの主な漁獲方法


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まず、イカがどのようにして捕られているか漁獲方法を見ていきましょう。普段お店や飲食店などで見られるイカですが、種類や地域によって捕り方に違いがあるようです。日本で現在行われている、主な漁獲方法については次の二つの方法があります。

  • イカ釣り漁
よく知られている漁法がこの「イカ釣り漁」です。日本海では、夏の夜に水平線にいくつもの「漁火(いさりび)」が広がる光景が見られますが、これはイカが光に集まる習性を利用した捕り方です。古くからの漁法で、昔はたいまつを燃やして行われていました。現在では漁船にたくさんの電球をつけ、この光に寄ってきたイカをスピーディーに釣り上げるという方法で行われています。

  • 底引き網漁
日本海のいろいろな海で行われている漁獲方法で、船で大きな網を引くことで、海底付近に生息するイカや魚をまとめて捕ることができます。日本で知られているイカの種類では、主にスルメイカ、ヤリイカ、コウイカなどがこの方法で捕られています。青森県の八戸では、この底引き網漁やまき網漁という方法でスルメイカが捕られており、八戸はイカの水揚げ量が全国の中で最も多く約30%を占めています。

地域や種類によっていろいろな漁法があるのが分かりましたね。また、「漁火」を使った漁法は夏の間だけ行われるなど、季節にも関わりがあります。おいしさも季節によって違いがあるため、旬の時期や主な産地についてもみていきましょう。

・剣先イカ


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剣先イカは、九州の北部にある玄界灘が主な産地で、佐賀県の「呼子のイカ」は特に有名です。その他にも、長崎県や鳥取県も主な産地です。剣先イカの旬は、4月から7月頃で特に夏に一番甘みが強くなります。旬の時期には生で食べるのが一番おすすめですが、天ぷらや炒め物など幅広い料理でもおいしく食べることができます。

・スルメイカ(真イカ)


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スルメイカの漁獲量が最も多い地域は、1番目が北海道で2番目が青森県になり、この二つの地域だけで国内のスルメイカの半分以上の量が捕られています。大型のスルメイカ(真イカ)が函館付近に6月から12月頃にかけて回遊してくるため、この時期に食べられる「イカそうめん」は函館の名物です。

スルメイカは、「夏イカ」と呼ばれるほど、夏に水揚げされる若いイカは身が薄くシコシコとした食感で歯ごたえが良いので、刺身など生で食べるのが一番おいしいとされています。また、冬の時期のスルメイカは脂のりがよくなり、大きいものは腸(はらわた)にも脂がのってくるので塩辛にすると味わい深い一品になるそうですよ。

・甲イカ(スミイカ)


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甲イカの主な産地は、瀬戸内海沿岸地域や九州です。2月から3月頃が産卵時期で、夏と冬のそれぞれで捕れる大きさによって食べ方に違いがあります。夏は成長した子イカが「新イカ」として、江戸前寿司で丸ごと一匹が使われることで有名です。そして、冬の間に成長した甲イカは、肉厚で甘さが濃厚になり刺身などの生食ではモッチリとした身質になります。火を通しても硬くなりにくいので、炒め物や揚げ物で大きめにカットして調理しても、ブリっと感があり生とは違う食感が楽しめます。

・紋甲イカ(カミナリイカ)


紋甲イカの主な産地は西日本の日本海側で、「カミナリイカ」として旬をむかえる夏によく捕られています。九州地方も紋甲イカの水揚げ量が多く、長崎県も産地として有名です。甲イカと同じく、肉厚で柔らかい身質をしており、生で食べるとモッチリとした食感と甘さがあります。また、からだが大きいコウイカ目のイカは、胴体部分とエンペラ、ゲソの部分と、それぞれ違った身質や食感があるので、一匹だけでいろいろな食べ方が楽しめます。

・アオリイカ(水イカ)


アオリイカはほぼ日本全国の沿岸に生息していますが、主な産地は西日本です。イカの中でも一番旨みが強いとされるアオリイカ(水イカ)は、夏から秋には子イカが、春から夏には成長した親イカが季節ごとに味わえます。中でもめずらしいとされているのが、産卵前のメスにはたっぷりのタマゴが入っており、このタマゴと卵巣も新鮮なうちでしか食べられない珍味だそうです。アオリイカは、釣りたてはシコシコとした食感ですが、一晩寝かすことによって甘みが増し、身もしっとりとして違った食感が楽しめます。

・ホタルイカ


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ホタルイカは、富山県では春の訪れを知らせるといわれるほど、3月から5月頃の産卵前に集まってくるお腹がパンパンになったものがおいしいとされており、産地としても有名です。しかし驚くことに、ホタルイカの水揚げ量が最も多いのは、富山県ではなく兵庫県です。富山では夜に漁が行われますが、兵庫県では昼間に海底付近にいる群れを網でいっきに捕るという漁法が行われています。

・ヤリイカ


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ヤリイカは、主に北海道から九州までの日本海沿岸地域で多く捕られ、有名なのは北海道の函館市、青森県、佐賀県、長崎県です。特に冬のヤリイカは高級といわれ、函館市の「イカそうめん」は夏のスルメイカと同じく名物になっています。ヤリイカの身は、厚みが薄くてあっさりとした甘みがあり、新鮮なものはシコシコとしています。夏から秋にかけて捕られる子ヤリイカも、パスタの具や煮物などでおいしく食べられます。

・アカイカ


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通年食べられるとされるアカイカですが、主に新潟から島根までの日本海側や太平洋側でよく捕られており、6月から8月頃が一番おいしいといわれています。大きいイカですが、柔らかい身質でクセのない味をしているので、ロールイカや切り身などの冷凍食品や、さきイカなどに加工されることが多いです。生身は市場で出回ることはほぼありませんが、私たちにとっては身近なイカですよね。

■旬を味わう!新鮮なイカの見分け方

イカは、お刺身や切り身の場合は真っ白な状態で売られていますが、一本丸ごとの時もなんとなく白い方が新鮮な気がする、と選んでいる人も多いのではないでしょうか。次は、鮮度の良いイカはどのように選ぶのか、その見分け方とイカに含まれる栄養素についてみていきましょう。

・新鮮なイカの特徴


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新鮮なイカは、捕られる時に興奮してからだの表面全体が赤っぽくなっていますが、死ぬとだんだんと白くなっていきます。そのため、お店で買う時はなるべく表面の赤みが残っている方が新鮮なのです。イカのからだの表面をスーッとたてに触ると色が変化するものをなるべく選ぶようにしましょう。

また、イカの胴体の円形部分がしっかりと弾力があって丸く、表面にツヤがあるのも新鮮な特徴です。鮮度が落ちてくると内臓がつぶれてくるため、平らな形になることも覚えておきましょう。

イカに潜む寄生虫


イカには、アジ・サバ・イワシなどの青魚に寄生すると言われている、アニサキスという寄生虫が見つかることがあります。アニサキスは、生きたイカや魚の内臓に寄生しており、人が誤って飲み込むと激しい腹痛におそわれ食中毒症状が起こるとされています。また、アニサキスとは別に「旋尾線虫(せんびせんちゅう)」という寄生虫が、主にホタルイカで見つかることもあり、同じく人間の体内に入り込むと腸閉塞の危険性があるとされています。

どちらも鮮度のいいうちに内臓を取り除き、見つけたら除去することで体内への侵入を防げますが、確実ではありません。厚生労働省ではイカ類や青魚類は、60℃以上の温度で1分以上加熱するか、-20℃以下で24時間以上(ホタルイカは-30℃以下で4日間以上)冷凍してから食べることを推奨していますので、覚えておきましょう。

・イカに含まれる栄養


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うまみ成分たっぷりのイカは、栄養もたっぷりです。栄養が多く含まれているのに低カロリーなのは、うれしい食材ですよね。それでは、イカにはどのような栄養素が含まれているのかみていきましょう。

  • タンパク質
イカは良質なタンパク質が豊富です。私たちの骨や筋肉、皮膚や内臓などをつくるもとになるタンパク質は、エネルギー源としても欠かせない重要な栄養素です。また、タンパク質はアミノ酸によって構成されており、体内で合成できるものと合成できない必須アミノ酸があります。イカに多く含まれているタンパク質は、この必須アミノ酸が多く含まれていることがわかっており、積極的に食べることでからだの回復力や免疫力、美容などにも良いとされています。

  • タウリン
イカにはタウリンも豊富に含まれています。よくお酒を飲む人や疲れやすい人には「タウリン!」と言われるほど、心臓や肝臓機能を高める作用があるといわれています。また、タウリンは胆汁酸と結びつき、コレステロール値を低下させ血圧を正常化させる可能性もあるため、生活習慣病の予防や高血圧の予防にも効果が期待されています。タウリンは体内でも作られますが、必要とされる量よりも少ないため、イカなどタウリンを多く含む食材や栄養ドリンクなどで積極的にとる必要がある栄養素です。

  • ビタミン類
イカには、ビタミンDを除くビタミン類も含まれています。中でもナイアシンという、脳の機能を正常化する役割や、皮膚・粘膜の炎症をふせぐ役割があるビタミンがイカには多く含まれています。また、内臓ごと食べるホタルイカには、胃腸やのどの粘膜をまもり、視力回復にもなる働きをもつビタミンAが豊富に含まれているとされています。

イカはおいしくて栄養も豊富ですが、プリン体も多く含まれているため取りすぎると高尿酸血症という「痛風」になる危険性もあります。一度に大量に食べるのではなく日々の料理に少しずつ工夫して取り入れるようにするのがいいですね。

■旬を楽しむおすすめのイカ料理5選

味も食感もそれぞれ違いがあるイカは、和食にかぎらず洋食や中華など、料理に使えるレパートリーも豊富な食材です。いろいろなメニューがありますが、その中でもおすすめしたい食べ方をご紹介します。

・刺身


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イカそのものの旨みが味わえるのがお刺身です。アオリイカをはじめ、呼子の剣先イカや、函館の真イカ・ヤリイカを使った活き造りやイカソーメンは有名な一品です。鮮度のいいイカは、透き通った身がうつくしく噛むごとに甘みが感じられます。とれたて新鮮なシコシコ感や、甲イカや紋甲イカのようなモッチリ感などいろいろな食感が楽しめますよ。

・海鮮中華丼


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中華の定番である八宝菜の具を、ご飯の上にかけた中華丼です。イカと一緒に野菜もお肉も食べられる、栄養満点のメインメニューです。八宝菜を多めに作っておいて冷凍し、温めて丼ぶりにして食べるなど作り置きにもおすすめですよ。

・シーフードサラダ


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イカは旨みを感じる成分が多いので、茹でてサラダにするのもおすすめです。レタスやキュウリなどお好みの野菜と一緒にイカを食べると、タンパク質とビタミン類も一気に吸収することができます。お好みの市販のドレッシングをかけるのもいいですが、シンプルに塩とレモン汁、オリーブオイルで味付けしても素材の味が楽しめますよ。

・トマト煮


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火を通してもおいしく食べられるイカは、煮込み料理にも使えます。汁ごと一緒に食べることで、溶けだした栄養素ももらさず摂取できる体にうれしい料理です。和食の煮物に飽きてきたら、洋風のトマト煮はいかがでしょう。イカとトマトの相性が良く、イタリアではこのように海鮮類をトマトで煮込んだ料理が人気です。

・イカリング


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イカはフライやてんぷらなどの揚げ物にするのもおすすめです。サクッとした衣の中にフワッとイカの甘味が感じられますよね。イカリングには少し厚みのあるスルメイカ(真イカ)やアカイカを、天ぷらには甲イカ類を使うと衣との食感の違いが楽しめます。また、ゲソの部分は、醤油と生姜汁で下味をつけてから、小麦粉をつけて唐揚げにしても身がプリっとしておいしいですよ。

■イカは栄養満点でいろいろな料理に使える万能な食材

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高タンパクで栄養も豊富なうえ、どんな料理とも相性の良いイカは、メリット満載な食材ですね。一度にたくさんの量を食べるのではなく、他の食材と合わせて毎日少しずつ取り入れるように意識してみるのも良いでしょう。冷凍ができて必要な時に少量ずつ使えるので、我が家の常備品にしておくのもおすすめです。

《参考》
全国いか加工業協同組合 「イカの栄養と機能成分」
厚生労働省 e-ヘルスネット「タウリン」
オーソモレキューラ栄養医学研究所「栄養素の説明」
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