長芋の保存は冷凍がおすすめ!状態別の保存方法や使い方を詳しく解説
2021年7月24日 00:00
すりおろして「とろろかけご飯」、短冊切りにしてシンプルに、しょうゆやたたき梅などをかけた小鉢など、生のまま食べてもおいしい長芋。しかし、生で食べられるいも類は世界的にも珍しいって知っていましたか?
切り方や調理法によって、シャキシャキやトロトロ、ホクホクなどさまざまな食感が楽しめる長芋は、実は、冷凍保存することが可能です。冷凍方法を知れば、今まで消費しきれないからと購入をあきらめていた人でも長芋料理に挑戦してみたくなりますよ!
長芋は、冷蔵庫で保存している人が多いのではないでしょうか? 長芋は、冷蔵・冷凍での保存ができ、条件によっては常温でも保存が可能です。長芋の状態によって保存方法を変えましょう。一度の料理で使い切れない長芋は、まとめて下処理をして冷凍しておくと、そのまま料理に使うことができるので便利です。
長芋はヌルヌルして扱いにくいので、面倒な皮むきやカットを済ましてから冷凍しておくのがおすすめ。
長芋を、料理に合わせた使いやすいサイズやすりおろすなどの下処理をしてから冷凍しておくことで、調理の手間が省けて時短にもなりますね。長芋の冷凍テクニックを身につければ、長期保存できるだけではなく、おいしさをキープすることも可能です。
長芋は光や水、空気に触れるのを嫌がる野菜ですが、環境を整えてあげることで以外と日持ちします。冷蔵・常温保存が可能で、丸ごと1本の長芋とカットされた長芋では、保存の仕方が変わります。適した方法を選びましょう。
カット済みの長芋は、傷むのが早いので、箸休めにもぴったりな保存食にしておくのもおすすめ。しょうゆやめんつゆに漬けておくだけで、簡単に常備菜が作れ、梅やレモン風味など味に変化をつけると飽きずに食べられますよ。酢を使用したピクルスはより効果的に保存ができます。
おいしい長芋を選ぶためのポイントとして、鮮度が重要です。新鮮な長芋の特徴は、表面の皮や切り口などにあらわれるので、見分け方を知っておきましょう。
皮は肌色で、表面がなめらかでツヤのあり、ひげ根がしっかりと残っているものが新鮮な証。ふっくらと太く、まっすぐに伸びていて、手に持ったときにずっしりと重みのあるものを選びましょう。傷があり、でこぼことした長芋は、劣化が早く、味が落ちている可能性もあるので避けてください。
カットされた長芋を購入するときは、切り口をチェックしましょう。切り口が変色しているものは、鮮度が落ちているので、白くてみずみずしい乾燥していない状態の長芋を選んでください。
長芋が傷んでくると、皮が黒っぽく変色して、カビが生えたりすることもあります。持ったときの触感も柔らかくなり、さらに劣化が進むと溶けたようになるので、そのときは捨てましょう。
長芋がピンク色に変色していることがありますが、これは長芋に含まれる「ポリフェノール」という成分が、酸素に反応していることが原因で起きます。りんごが茶色っぽく変色するのと同じ現象なので、食べても問題はありません。
保存方法に気をつければ、劣化速度を遅らせることもできるので、無駄なく使いたいですね。
長芋を事前に切っておく暇がないときは、皮を付けたまま冷凍保存も可能。使い道がが決まってない場合は、冷蔵庫より長く保存ができるのでおすすめです。
長芋をせん切りにしておけば、酢の物や味噌汁の具が足りないときの、ちょっとしたかさ増しにもなります。太めの短冊切りにしておくのも○。
乱切りの長芋は、煮物などに使用するとホクホク、ねっとりとした食感が楽しめます。冷凍することで、野菜の組織や細胞が壊れ、味がしみ込みやすくなります。火の通りも早くなるので時短にもなりますね。
長芋の輪切りといれば、長芋ステーキ。もう1品欲しいときの献立に加えれば、その日の食卓がぐんっとグレードアップしますよね。輪切りの長芋を冷凍しておけば、すぐに作ることができます。
すりおろすのは面倒…という人におすすめなのが、この方法。長芋を叩いてつぶすだけで、とろろ芋のような食感を味わえます。トロトロ感の中に、長芋の歯触りがあり、ふたつの食感が楽しめます。さらに、調味料も絡みやすいというメリットもあります。
最も長芋のおいしさや食感を残したまま冷凍できるのは、すりおろす方法です。解凍後はとろろご飯だけではなく、お好み焼きなどに加えるとふわふわ感をアップさせてくれ、アレンジ方法も豊富なので、冷凍する場合は必ず取り入れて欲しい方法です!
これまで紹介した長芋の保存方法で冷凍した場合、約1ヶ月間の長期保存が可能になります。しかし、保存期間が長くなるほど味や風味はどんどん落ちていくので、できるだけ早く使い切りましょう。
室温が高い季節や、カットされて切り口が見えている長芋は、傷むのが早いので冷蔵保存が必要です。しかし、冷蔵庫内は長芋が嫌う乾燥した状態。乾燥から守って、おいしく長く保存しましょう。
本来、丸ごとであれば常温保存がおすすめですが、夏場などの気温が高いときは冷蔵した方が、保存期間を長くすることができます。
カットされた長芋を購入した場合や使いきれなかった長芋は、切り口が乾燥と酸化で傷みやすくなるので、空気に触れないように保存する必要があります。
丸ごと1本のまま保存した場合は1ヶ月程度の長期保存が可能です。カットされて切り口が見えた長芋は、1週間から10日程度で使い切りましょう。1本そのままの長芋に比べると、保存期間は短くなってしまうので、味や風味が落ちないうちに早めに食べてください。
長芋は気温や湿度などの環境が整えば、常温保存することも可能。カットされた長芋は、傷みやすく、常温保存が難しいので、1本丸ごと購入した場合のみ常温保存しましょう。
長芋は光や水分、乾燥から守って保存する必要があります。もし、おがくずがついている場合は、おがくずが乾燥や湿気から守ってくれるので、捨てずにそのまま保存しましょう。長芋は高温が苦手な野菜なので、室温が25℃以上になる場合は、1本丸ごとであっても、冷蔵庫で保存してください。
長いもは、新聞紙で包んでおきます。新聞紙がほどよい湿度を保ち、光も遮断します。さらに段ボールの中に入れておくとより良いでしょう。
貯蔵性のある野菜なので、上手に保存すれば、2週間から1ヶ月間は常温保存が可能です。しかし、気温や湿度が高いと保存期間が短くなるので、長いもの状態をよく見て判断しましょう。
電子レンジで作る簡単甘酢漬け。ユズ皮の香りが上品です。
長芋 7~8cm
<調味料>
作り置き甘酢 大さじ2
赤唐辛子(刻み) 少々
ユズ皮(せん切り) 適量
〈作り置き甘酢の作り方〉
酢 300ml
砂糖 大さじ8
食塩 小さじ2
材料を全て小鍋に合わせ、一度煮立てて、砂糖が溶けたら火を止める。常温になるまで冷まし、保存瓶などに入れて冷蔵保存する。
長芋は皮をむいて厚さ1cmの輪切りにし、さらに幅1cmの棒状にする。
手順1:長芋を耐熱皿に重ならないように入れ、<調味料>の材料をかけて全体にからめる。ラップをして電子レンジで3~4分加熱し、冷ましておく。粗熱が取れたら器に盛リ、ユズの皮を散らす。電子レンジは600Wを使用しています。
調味料を入れたら良く味をなじませて。前日に作っておくと、よりおいしいです。
長芋 5~6cm
ナス 1本
<調味料>
だし汁 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
練りワサビ 適量
白ゴマ 小さじ1/2
長芋は皮をむき、小さめのひとくち大に切る。耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで3~4分加熱する。
ナスはヘタを切り落とし、皮をピーラーで縦じまにむいて小さめのひとくち大に切る。水に通して耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱する。電子レンジは600Wを使用しています。
ボウルで<調味料>の材料を混ぜ合わせる。
手順1:<調味料>のボウルに長芋、ナスを加え、時々混ぜながら味をなじませる。器に盛り、白ゴマを散らす。
長芋をしょうゆとレモン汁に漬けて味をなじませます。サッパリとしていて箸休めに最適。
長芋 100~150g
ショウガ(せん切り) 1片分
レモン皮(国産:せん切り) 1/4個分
レモン汁 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
長芋は皮をむき、1cm角に切る。
手順1:ビニール袋に長芋、ショウガ、レモン汁、しょうゆを入れ、冷蔵庫で30分程漬ける。器に盛り、レモン皮を散らす。
料理に合わせたさまざまな切り方をしてから冷凍をすることで、長芋レシピにも挑戦しやすくなりましたね。
生と加熱とで、違った食感を楽しめる栄養価の高い長芋。1本まるごと購入して、もっと食卓に登場させてみませんか? 正しい保存方法でおいしさを長持ちさせてくださいね。
《参考》
・ニチレイ「「山芋・長芋」の冷凍。1食分ずつ使いやすい冷凍テク」
・JAグループ「夏の旬の野菜 ヤマノイモ」
切り方や調理法によって、シャキシャキやトロトロ、ホクホクなどさまざまな食感が楽しめる長芋は、実は、冷凍保存することが可能です。冷凍方法を知れば、今まで消費しきれないからと購入をあきらめていた人でも長芋料理に挑戦してみたくなりますよ!
目次 [開く]
■長芋の保存方法とは?冷凍が便利!
©︎https://www.photo-ac.com/
長芋は、冷蔵庫で保存している人が多いのではないでしょうか? 長芋は、冷蔵・冷凍での保存ができ、条件によっては常温でも保存が可能です。長芋の状態によって保存方法を変えましょう。一度の料理で使い切れない長芋は、まとめて下処理をして冷凍しておくと、そのまま料理に使うことができるので便利です。
・長芋は冷凍保存がおすすめ
長芋はヌルヌルして扱いにくいので、面倒な皮むきやカットを済ましてから冷凍しておくのがおすすめ。
長芋を、料理に合わせた使いやすいサイズやすりおろすなどの下処理をしてから冷凍しておくことで、調理の手間が省けて時短にもなりますね。長芋の冷凍テクニックを身につければ、長期保存できるだけではなく、おいしさをキープすることも可能です。
・冷蔵・常温保存も可能
長芋は光や水、空気に触れるのを嫌がる野菜ですが、環境を整えてあげることで以外と日持ちします。冷蔵・常温保存が可能で、丸ごと1本の長芋とカットされた長芋では、保存の仕方が変わります。適した方法を選びましょう。
・調理して保存食にしても◎
カット済みの長芋は、傷むのが早いので、箸休めにもぴったりな保存食にしておくのもおすすめ。しょうゆやめんつゆに漬けておくだけで、簡単に常備菜が作れ、梅やレモン風味など味に変化をつけると飽きずに食べられますよ。酢を使用したピクルスはより効果的に保存ができます。
・新鮮な長芋の見分け方
©︎https://www.photo-ac.com/
おいしい長芋を選ぶためのポイントとして、鮮度が重要です。新鮮な長芋の特徴は、表面の皮や切り口などにあらわれるので、見分け方を知っておきましょう。
皮と重さ
皮は肌色で、表面がなめらかでツヤのあり、ひげ根がしっかりと残っているものが新鮮な証。ふっくらと太く、まっすぐに伸びていて、手に持ったときにずっしりと重みのあるものを選びましょう。傷があり、でこぼことした長芋は、劣化が早く、味が落ちている可能性もあるので避けてください。
切り口
カットされた長芋を購入するときは、切り口をチェックしましょう。切り口が変色しているものは、鮮度が落ちているので、白くてみずみずしい乾燥していない状態の長芋を選んでください。
・長芋の劣化サイン
長芋が傷んでくると、皮が黒っぽく変色して、カビが生えたりすることもあります。持ったときの触感も柔らかくなり、さらに劣化が進むと溶けたようになるので、そのときは捨てましょう。
長芋がピンク色に変色していることがありますが、これは長芋に含まれる「ポリフェノール」という成分が、酸素に反応していることが原因で起きます。りんごが茶色っぽく変色するのと同じ現象なので、食べても問題はありません。
保存方法に気をつければ、劣化速度を遅らせることもできるので、無駄なく使いたいですね。
■長芋の冷凍保存のやり方
長芋は、冷凍保存すると、おいしさや品質に影響があるのでは? と心配する人もいるかもしれません。確かに、冷凍することで、長芋のシャキシャキ感は減少してしまいます。しかし、これから紹介する方法を試してもらえば、長芋の美しい白さやおいしさを保ったまま長期保存することが可能です。さまざまな調理に活用しやすい切り方で冷凍保存してみましょう。・カットされた長芋の場合
長芋を事前に切っておく暇がないときは、皮を付けたまま冷凍保存も可能。使い道がが決まってない場合は、冷蔵庫より長く保存ができるのでおすすめです。
ラップに包んで冷凍庫へ
方法は、長芋をラップで包んでおくだけと簡単。庫内は乾燥した状態なので、さらにチャック付きの保存袋に入れておきましょう。使い方
冷凍のまま、使う分だけを切り取りましょう。使う分だけ皮をむいて、すりおろすこともできます。完全に解凍したわけではないので、またそのまま冷凍もできます。・千切りにした長芋の場合
長芋をせん切りにしておけば、酢の物や味噌汁の具が足りないときの、ちょっとしたかさ増しにもなります。太めの短冊切りにしておくのも○。
①千切りにして酢水につける
長芋の皮をむいたら、長さ4~5cm、幅5mm~1cmくらいのせん切りにしておきます。変色防止のために、水1リットルに対し、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る
10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③小分けしてラップで包み保存袋へ
使いやすい量に小分けにしたら、ぴったりとラップで包みます。できるだけ平たく並べることで、冷凍速度がUPしおいしさを保ちます。さらにチャック付きの保存袋などに入れて、しっかりと空気を抜いてから口を閉じ、冷凍保存しましょう。使い方
冷蔵庫でゆっくりと自然解凍することで、シャキシャキ感が残せるので、酢の物やサラダなどに生のまま加えることができます。味噌汁や炒め物であれば、凍ったまま調理も可能。・乱切りにした長芋の場合
乱切りの長芋は、煮物などに使用するとホクホク、ねっとりとした食感が楽しめます。冷凍することで、野菜の組織や細胞が壊れ、味がしみ込みやすくなります。火の通りも早くなるので時短にもなりますね。
①乱切りにして酢水につける
長芋の皮をむいたら、乱切りにしておきます。変色防止のために、水1リットルに対し、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る
10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③保存袋に入れて冷凍庫へ
チャック付きの保存袋などにいれ、できるだけ重ならないように並べておきます。しっかりと空気を抜いてから袋の口を閉じて、冷凍庫に入れましょう。④3時間後に袋の上からほぐす
3時間後に、一度取り出し、くっついた長芋を袋の上からバラバラにほぐして、再度、冷凍庫に入れます。こうしておくことで、長芋同士がくっついてしまうのを防止して、使いたい分だけ取り出すことができますよ。使い方
乱切りにした長芋は、凍ったままでの調理が可能。冷凍することで、食感は多少変わってしまいますが、揚げ物、煮物、炒め物とちょっとしたおつまみから副菜まで、さまざまなアレンジができます。・輪切りにした長芋の場合
長芋の輪切りといれば、長芋ステーキ。もう1品欲しいときの献立に加えれば、その日の食卓がぐんっとグレードアップしますよね。輪切りの長芋を冷凍しておけば、すぐに作ることができます。
①輪切りにして酢水につける
長芋の皮をむいたら、輪切りにします。厚さはお好みですが、厚めに切ることでしっかりとした食感が出るので、1cm以上がおすすめ。変色防止のため、水1リットルに対して、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る
10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③重ならないよう保存袋へ入れる
チャック付きの保存袋などに、重ならないように並べ、しっかりと空気を抜いてから袋の口を閉じます。重ならないように保存することで、長芋同士がくっつくのを防ぎ、使いたい分だけ取り出せます。使い方
輪切りにした長芋は、凍ったままでの調理が可能。油をひいたフライパンに冷凍状態の長芋を入れて加熱するだけで、あっという間に長芋ステーキの完成です。シンプルに塩、コショウでもおいしいですが、ガーリック風味、バター醤油やチーズなどでアレンジすると満足感があっておすすめです。・潰した長芋の場合
すりおろすのは面倒…という人におすすめなのが、この方法。長芋を叩いてつぶすだけで、とろろ芋のような食感を味わえます。トロトロ感の中に、長芋の歯触りがあり、ふたつの食感が楽しめます。さらに、調味料も絡みやすいというメリットもあります。
①適当にカットして酢水につける
長芋の皮をむいたら、適当な大きさに切っておきます。変色防止のため、水1リットルに対して、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②1回分ずつ保存袋へ入れる
10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。解凍後に使いやすいように、1回分ずつに分けてから保存袋に入れましょう。Sサイズのチャック付きの保存袋などに入れると便利です。③綿棒で叩いてつぶす
袋の上から綿棒で好みの粗さにつぶします。このときに、袋が破れないように注意しましょう。④酢をまぜて冷凍庫へ
袋を開けて、変色を防ぐための酢を数滴入れて、全体に酢がいき渡るように袋ごと揉んでおきましょう。形がいびつなため、空気と触れやすいので注意しましょう。できるだけ平たく伸ばして、隅々まで空気をしっかりと抜いてから袋の口を閉じて、冷凍庫で保存します。使い方
生のまま食べるときは、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍すると、味や食感の劣化が少なく、おいしく食べられます。早く使いたい場合は、袋ごと流水解凍か電子レンジでの解凍もできます。電子レンジを使う際は、加熱しすぎると、食感が悪くなるので、半解凍状態までにしましょう。生のままとろろご飯や和え物などに使うのがおすすめです。・すりおろした長芋の場合
最も長芋のおいしさや食感を残したまま冷凍できるのは、すりおろす方法です。解凍後はとろろご飯だけではなく、お好み焼きなどに加えるとふわふわ感をアップさせてくれ、アレンジ方法も豊富なので、冷凍する場合は必ず取り入れて欲しい方法です!
①すりおろして酢をまぜる
長芋の皮をむいたら、おろし金ですりおろします。変色防止のため、酢を数滴いれておきます。ここで注意したいのが、おろし金の種類。金属製のおろし金を使用することで、金属が長芋の酸化を促進し、変色してしまうこともあります。プラスチック製のおろし金を使用するか、なければ、おろし金を酢水に漬けてからすりおろすことで変色防止になります。②1回分ずつ保存袋へ入れる
解凍後に使いやすいように、1回分ずつに分けてチャック付きの保存袋などに入れましょう。1回分がちょうど入るSサイズの保存袋に入れると便利です。③平たくして冷凍庫へ
できるだけ平たく伸ばし、空気を抜いてから袋の口を閉じます。使い方
生のまま食べる場合は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍することで、長芋の味や食感の劣化が少なく、おいしく食べられます。時間がないときは、袋ごと流水で解凍、電子レンジでの解凍も可能。そのままかけて、とろろご飯や山かけそばにアレンジしたり、お好み焼きのつなぎにすることができます。袋の角を切って、絞り出して使うと手が汚れないので便利ですよ。・保存期間
これまで紹介した長芋の保存方法で冷凍した場合、約1ヶ月間の長期保存が可能になります。しかし、保存期間が長くなるほど味や風味はどんどん落ちていくので、できるだけ早く使い切りましょう。
■長芋の冷蔵保存のやり方
©︎https://www.photo-ac.com/
室温が高い季節や、カットされて切り口が見えている長芋は、傷むのが早いので冷蔵保存が必要です。しかし、冷蔵庫内は長芋が嫌う乾燥した状態。乾燥から守って、おいしく長く保存しましょう。
・丸ごと保存する場合
本来、丸ごとであれば常温保存がおすすめですが、夏場などの気温が高いときは冷蔵した方が、保存期間を長くすることができます。
①新聞紙で包む
長芋は乾燥しないように、新聞紙で包みます。新聞紙がほどけてしまわないようにガムテープなどでとめておきましょう。②ポリ袋に入れて野菜室へ
あとはポリ袋などに入れて、湿度がほどよく保たれた野菜室で保存しましょう。・カットされた長芋の場合
カットされた長芋を購入した場合や使いきれなかった長芋は、切り口が乾燥と酸化で傷みやすくなるので、空気に触れないように保存する必要があります。
①切り口をぴったりラップで包む
切り口に空気が触れないように、ぴったりとラップで包んでおきます。変色防止のために、切り口に酢水をつけておくのも○。表面も乾燥しないように、キッチンペーパーで全体を包んでから、ポリ袋などに入れておきましょう。②野菜室で保存する
ほど良い湿度が保たれた野菜室で保存しましょう。・保存期間
丸ごと1本のまま保存した場合は1ヶ月程度の長期保存が可能です。カットされて切り口が見えた長芋は、1週間から10日程度で使い切りましょう。1本そのままの長芋に比べると、保存期間は短くなってしまうので、味や風味が落ちないうちに早めに食べてください。
■長芋の常温保存のやり方
©︎https://www.photo-ac.com/
長芋は気温や湿度などの環境が整えば、常温保存することも可能。カットされた長芋は、傷みやすく、常温保存が難しいので、1本丸ごと購入した場合のみ常温保存しましょう。
・丸ごと保存する場合
長芋は光や水分、乾燥から守って保存する必要があります。もし、おがくずがついている場合は、おがくずが乾燥や湿気から守ってくれるので、捨てずにそのまま保存しましょう。長芋は高温が苦手な野菜なので、室温が25℃以上になる場合は、1本丸ごとであっても、冷蔵庫で保存してください。
①新聞紙で包む
©︎https://www.photo-ac.com/
長いもは、新聞紙で包んでおきます。新聞紙がほどよい湿度を保ち、光も遮断します。さらに段ボールの中に入れておくとより良いでしょう。
②風通しの良い冷暗所で保存
新聞紙で包んだ長いもは、直射日光の当たらない、風通しの良い冷暗所に置いておきましょう。できるだけ涼しい場所が最適です。・保存期間
貯蔵性のある野菜なので、上手に保存すれば、2週間から1ヶ月間は常温保存が可能です。しかし、気温や湿度が高いと保存期間が短くなるので、長いもの状態をよく見て判断しましょう。
■長芋のおすすめ保存食3選
・長芋の甘酢漬け
電子レンジで作る簡単甘酢漬け。ユズ皮の香りが上品です。
材料(2人分)
長芋 7~8cm
<調味料>
作り置き甘酢 大さじ2
赤唐辛子(刻み) 少々
ユズ皮(せん切り) 適量
〈作り置き甘酢の作り方〉
酢 300ml
砂糖 大さじ8
食塩 小さじ2
材料を全て小鍋に合わせ、一度煮立てて、砂糖が溶けたら火を止める。常温になるまで冷まし、保存瓶などに入れて冷蔵保存する。
下準備
長芋は皮をむいて厚さ1cmの輪切りにし、さらに幅1cmの棒状にする。
作り方
手順1:長芋を耐熱皿に重ならないように入れ、<調味料>の材料をかけて全体にからめる。ラップをして電子レンジで3~4分加熱し、冷ましておく。粗熱が取れたら器に盛リ、ユズの皮を散らす。電子レンジは600Wを使用しています。
・長芋のしょうゆ漬け
調味料を入れたら良く味をなじませて。前日に作っておくと、よりおいしいです。
材料(2人分)
長芋 5~6cm
ナス 1本
<調味料>
だし汁 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
練りワサビ 適量
白ゴマ 小さじ1/2
下準備
長芋は皮をむき、小さめのひとくち大に切る。耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで3~4分加熱する。
ナスはヘタを切り落とし、皮をピーラーで縦じまにむいて小さめのひとくち大に切る。水に通して耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱する。電子レンジは600Wを使用しています。
ボウルで<調味料>の材料を混ぜ合わせる。
作り方
手順1:<調味料>のボウルに長芋、ナスを加え、時々混ぜながら味をなじませる。器に盛り、白ゴマを散らす。
・長芋のレモンしょうゆ漬け
長芋をしょうゆとレモン汁に漬けて味をなじませます。サッパリとしていて箸休めに最適。
材料(2人分)
長芋 100~150g
ショウガ(せん切り) 1片分
レモン皮(国産:せん切り) 1/4個分
レモン汁 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
下準備
長芋は皮をむき、1cm角に切る。
作り方
手順1:ビニール袋に長芋、ショウガ、レモン汁、しょうゆを入れ、冷蔵庫で30分程漬ける。器に盛り、レモン皮を散らす。
■長芋まるごと1本買っても大丈夫!冷凍テクニックで、おいしい長芋をもっと楽しもう!
料理に合わせたさまざまな切り方をしてから冷凍をすることで、長芋レシピにも挑戦しやすくなりましたね。
生と加熱とで、違った食感を楽しめる栄養価の高い長芋。1本まるごと購入して、もっと食卓に登場させてみませんか? 正しい保存方法でおいしさを長持ちさせてくださいね。
《参考》
・ニチレイ「「山芋・長芋」の冷凍。1食分ずつ使いやすい冷凍テク」
・JAグループ「夏の旬の野菜 ヤマノイモ」
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