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ほうれん草のベストな冷凍保存方法とは?おすすめレシピ7選も紹介

あざやかな緑色が目にもおいしいほうれん草。ビタミン・ミネラルが豊富な「緑黄色野菜」でもあり、栄養面でも積極的に取り入れたい野菜のひとつです。

そんなほうれん草のおいしさと彩りを長く楽しむためには、実は「冷凍保存」がとても便利!

そこで今回は、ほうれん草の正しい保存方法を、おすすめレシピとともにご紹介します。

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■ほうれん草は冷凍保存が便利!

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ほうれん草は、ほかの野菜よりも足のはやい葉物野菜。「気づいたらしなびていた」「使い切る前に変色してしまった」という経験はありませんか? そのような失敗を引き起こさないために、オススメしたいのが「冷凍保存」です。

・冷凍保存で長持ち&料理の時短に


ほうれん草は、冷蔵保存をしたとしても数日で葉から水分が抜け、しなび始めてしまいます。しかし、正しく冷凍保存をすれば、1ヶ月程度は鮮度を保った状態で保存できるのです!

また、ほうれん草は、あらかじめ使いやすい大きさにカットしてから冷凍保存できます。使いたいタイミングで好きな量だけ取り出して使うことができるので、料理の時短につながりますよ。

・新鮮なほうれん草の選び方


©︎https://www.photo-ac.com/



より鮮度とおいしさを保つためにも、冷凍するほうれん草は、新鮮なものを選んで購入することが大切。新鮮なほうれん草かどうかをチェックするポイントを以下にご紹介します。

  • 葉先や茎にピンとしたハリがあり、みずみずしい
  • 葉の表側も裏側も、緑色があざやかで濃い
  • 根元があざやかなピンク色で、ふっくらとしている
これらの条件に当てはまっていれば、新鮮なほうれん草であるという証拠。ほうれん草を購入する際には、ぜひチェックしてみてくださいね。

■ほうれん草の冷凍保存

ほうれん草を冷凍保存する方法には、生のまま保存する方法と、ゆでてから保存する方法の2種類あります。

下処理の手間や、どのような料理に使いたいかなどによって、保存方法を使い分けましょう。

・生のまま保存する場合


©️https://unsplash.com/



生のまま冷凍保存するメリットは、なによりも冷凍までの処理が簡単なこと。洗ったほうれん草をカットして保存袋に入れれば、そのまま冷凍庫にしまうだけので、時間がないときにもオススメです。

1.全体をよく洗う


©︎https://www.photo-ac.com/


ほうれん草を葉先から根元までしっかりと流水で洗います。

2.水気を拭いて切る



キッチンペーパーで水気をしっかり拭いたら、使いやすい長さにカットします。

3.小分けにして保存袋に入れる

1食分ずつラップに包みます。保存袋に詰めたら冷凍庫へ入れて保存しましょう。

・ゆでて冷凍する場合


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ゆでて冷凍保存するメリットは、カサが減るので冷凍庫のスペースの節約になることと、色があざやかなまま保存できること。解凍してもきれいな緑色が保たれるので、和え物やスープにオススメですよ。

1.全体をよく洗う


ほうれん草を全体的に丁寧に流水で洗います。

2.固めにゆでで氷水にとる


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普段よりゆで時間を短くして、固めにゆであげます。火が通ることによる色の変化を止めるために、ゆでたほうれん草はすぐに氷水にとり、冷やします。

3.しっかり水気を絞り切る



ギュッと絞って水気を切り、使いやすい長さにカットします。

4.小分けにしてラップで包み保存袋へ

1食分ずつラップに包みます。保存袋に詰めたら冷凍庫へ入れて保存しましょう。

・冷凍したほうれん草の保存期間


生のまま冷凍した方法でも、ゆでてから冷凍した方法でも、どちらも保存期間は1ヶ月程度です。

・冷凍したほうれん草の解凍方法


生のまま冷凍したほうれん草を料理に使うときには、凍った状態のまま調理中に加えたり、熱湯をかけたりして、かならず火を通しましょう。ほうれん草には「シュウ酸」というアクの成分が含まれているので、アク抜きが必要です。シュウ酸はえぐみが強く、摂取しすぎると結石の原因となる可能性があるため、生食はあまり好ましくありません。

一方、ゆでてから冷凍したほうれん草は、常温や冷蔵庫に移して自然解凍をする方法がオススメ。もしくは、電子レンジで加熱して解凍しましょう。しかし、炒め物やスープなどに使用する場合は、事前解凍なしで、凍った状態のまま調理中に加えても問題ありませんよ。

■ほうれん草は冷蔵保存も可能?

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冷凍保存が最もオススメだと紹介しましたが、もちろん冷蔵保存も可能です。冷蔵保存をするときも、適切な処理をしてから保存をすれば、より長く鮮度を保つことができます。

・冷蔵の保存方法


1.濡らしたキッチンペーパーで包む

水で濡らしたキッチンペーパーで、ほうれん草を葉先から根元まで全体的に包みます。キッチンペーパーは新聞紙でも代用可能です。

2.ポリ袋にいれ野菜室へ

キッチンペーパーで包んだほうれん草は、ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室へ入れましょう。

その際、根元を下にし立てて保存することがポイントです。ほうれん草は収穫後も呼吸を続けているため、栽培前の環境とおなじように立てて保存した方が、横に寝かせて保存をするより劣化のスピードがゆるやかになります。

また、ほうれん草は冬が旬の野菜。寒冷な地域で栽培されるため、暑い場所は苦手です。日持ちさせるためにも、常温保存は避け、かならず冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。

・冷蔵したほうれん草の保存期間


上記に紹介した冷蔵方法の場合、保存期間は1週間程度です。

■ほうれん草を使ったおすすめレシピ7選

・ホウレン草のお浸し




ゆでて冷凍保存したほうれん草を使えば、タレとじゃこを和えるだけでパパッとできあがります!

材料(4人分)


ホウレン草1束
チリメンジャコ大さじ3
<合わせダレ>
だし汁大さじ2
しょうゆ大さじ1.5
コショウ少々
かつお節6g


下準備


ホウレン草の根元は特にきれいに水洗いする。チリメンジャコの塩分が気になる場合は、ザルに入れて熱湯をかけ、しっかり水気をきる。塩分が気にならない方はそのままお使い下さい。

作り方


手順1:熱湯にホウレン草を根元から入れてゆで、水に取って粗熱が取れたら水気を絞り、根元を少し切り落として長さ3~4cmに切る。
手順2:ボウルに<合わせダレ>の材料を混ぜ合わせ、(1)のホウレン草とチリメンジャコを加え、全体にサッと和えて器に盛り、かつお節をかける。


レシピ
ホウレン草のお浸し
ホウレン草のお浸し

鉄分たっぷりのホウレン草はお肌にも良いですよ。

  • 10分
  • 32 Kcal


・ホウレン草のかきたま汁



温かい汁物は身体を内側からあたためてくれるので、体温が上昇し、代謝アップも期待できます。

材料(4人分)


ホウレン草1/2束
卵2個
<スープ>
顆粒チキンスープの素大さじ1
水800~900ml
酒大さじ2
<水溶き片栗>
片栗粉大さじ1.5
水大さじ3
塩コショウ少々


下準備


ホウレン草は根元を切り落とし、長さ2cmに切る。卵は溶きほぐしておく。<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。

作り方


手順1:鍋に<スープ>の材料を入れて火にかけ、煮たったらホウレン草を加え1~2分煮て、<水溶き片栗>でトロミをつける。
手順2:(1)に溶き卵を回し入れ、卵がふんわりと固まったら塩コショウで味を調え、器に注ぐ。


レシピ
ホウレン草のかきたま汁
ホウレン草のかきたま汁

ホウレン草の緑と卵の黄色が鮮やかな、かきたま汁です。

  • 15分
  • 63 Kcal


・ホウレン草とベーコンの卵炒め



冷凍ほうれん草を使えば、凍った状態で炒めることができ、料理の時短にもつながります。

材料(2人分)


ホウレン草1/3~1/2束(1人分50g)
ベーコン2~3枚(1人分15g)
卵2個
サラダ油大さじ1/2
塩コショウ適量

下準備


ホウレン草は分量外の塩を入れた熱湯で根元からサッとゆで、水に取って粗熱が取れたら、水気を絞って長さ2~3cmに切る。ベーコンは幅1~2cmに切る。卵は溶きほぐしておく。

作り方


手順1:フライパンをよく熱してサラダ油を入れ、卵を半熟になるまで炒め、いったん取り出す。
手順2:フライパンをキッチンペーパーなどで拭き、ベーコンとホウレン草を炒めて卵を戻し入れる。塩コショウで味を調え、器に盛る。
レシピ
ホウレン草とベーコンの卵炒め
ホウレン草とベーコンの卵炒め

  • 15分
  • -


・ホウレン草のキッシュ



卵の黄色にほうれん草のきれいな緑色が映える1品です。特別な日にもピッタリ。

材料(2人分)


ホウレン草1/2束
エビ6~8尾
ベーコン2枚
冷凍パイシート1枚
顆粒スープの素小さじ1
バター10g
小麦粉適量
塩コショウ少々
ピザ用チーズ40g
ナツメグ適量
<卵液>
卵2個
生クリーム80ml
塩コショウ少々

下準備


ホウレン草は根元を切り落として熱湯でサッとゆで、水に取る。粗熱が取れたら水気を絞り、長さ2cmに切る。エビは殻をむき、背ワタを取り除く。ベーコンは幅1cmに切る。冷凍パイシートは常温で柔らかくもどす。小麦粉で打ち粉をしながら麺棒で厚さを2mm位までのばす。耐熱容器に分量外のバターを薄くぬり、パイシートを耐熱容器に押さえ付ける様に敷きつめ、余分な生地は切り取る。敷きつめたパイシートの底面にフォーク等で穴をあけ、冷蔵庫で10~15分寝かす。<卵液>の材料を混ぜ合わせる。オーブンを200℃に予熱しておく。

作り方


手順1:フライパンにバターを熱してエビを炒め、色が変わったらベーコン、ホウレン草を加えて炒める。
手順2:塩コショウ、顆粒スープの素、ナツメグを加えてサッと炒め合わせ、そのまま冷ます。
手順3:パイシートを敷いた耐熱容器に(2)を入れ、<卵液>を流し入れてピザ用チーズを散らす。
手順4:200℃に予熱しておいたオーブンで30~40分焼く。竹串を刺して不透明な卵液が出てこなければOKです。焼き上がったらそのまま冷まし、耐熱容器から取り出して食べやすい大きさに切り分ける。
レシピ
ホウレン草のキッシュ
ホウレン草のキッシュ

ホウレン草、エビ、ベーコンが入ったおもてなしに最適なキッシュ。前日に作っておいても良いですね。

  • 50分
  • 651 Kcal


・簡単カボチャとホウレン草のグラタン



カボチャとほうれん草は冷凍したものを使えば、切る手間も省けるのでとてもお手軽です!

材料(2人分)


カボチャ(冷凍)8個
ホウレン草(冷凍)120g
ゆで卵(固ゆで)2個
玉ネギ1/4個
牛乳250ml
小麦粉大さじ1
クミンパウダー小さじ1/4
バター10g
塩コショウ少々
ピザ用チーズ40~50g
ドライパセリ適量

下準備


カボチャとホウレン草は解凍しておく。カボチャが大きい場合は、食べやすい大きさに切り、ホウレン草は水気を絞る。ゆで卵は食べやすい大きさに切る。玉ネギは縦薄切りにする。オーブンを250℃に予熱する。

作り方


手順1:鍋にバターを中火で熱し、玉ネギがしんなりするまで炒める。小麦粉、クミンパウダーを加え、粉っぽさがなくなるまで炒め合わせる。牛乳を加え、混ぜながら少しトロミがつくまで火を入れ、塩コショウで味を調える。
手順2:耐熱容器に、カボチャ、ホウレン草、ゆで卵を分け入れ、(1)をかけてピザ用チーズを全体に散らす。250℃に予熱しておいたオーブンに入れ、表面においしそうな焼き色が付くまで10~15分焼き、ドライパセリを振る。
レシピ
簡単カボチャとホウレン草のグラタン
簡単カボチャとホウレン草のグラタン

冷凍のカボチャとホウレン草を使えばとっても簡単! クミンパウダーのスパイシーな香りがアクセント。

  • 20分
  • 408 Kcal


・ごま油香る!無限に食べられる ほうれん草のナムル



ゆでてから冷凍保存したほうれん草を使えば、和えるだけで完成。あっという間に副菜が1品できあがります。

材料(4人分)


ホウレン草1束
塩少々
ニンニク(すりおろし)1/3片分
薄口しょうゆ小2
ゴマ油小2
すり白ゴマ大2
コショウ少々

下準備


ほうれん草はきれいに水洗いして、塩少々を入れた熱湯でサッとゆでる。水に取り、粗熱が取れれば水気をしっかり絞り、3cmの長さに切る。

作り方


手順1:ボウルにほうれん草、おろしニンニク、薄口しょうゆをよくもみこむ。ゴマ油を加えて軽く混ぜ合わせ、最後にすり白ゴマ、コショウを加えてサッとあわせる。
レシピ
ごま油香る!無限に食べられる ほうれん草のナムル
ごま油香る!無限に食べられる ほうれん草のナムル

茹でて混ぜるだけ!ごま和えやお浸しより簡単で無限に食べられると大人気のほうれん草のナムル。ごま油の…

  • 10分
  • -


・ホウレン草とバナナのヨーグルトスムージー




シュウ酸の少ない「サラダほうれん草」を使うと、生で食べてもえぐみを感じにくく、オススメです。

材料(2人分)


ホウレン草60~70g
バナナ1本
オレンジ1/2個
プレーンヨーグルト200g

下準備


ホウレン草は根元をよく洗い、手でちぎる。バナナは皮をむき、適当な大きさに折る。オレンジは外皮をむき、適当な大きさに切る。

作り方


手順1:ホウレン草、バナナ、オレンジをミキサーに入れ、プレーンヨーグルトを注いで蓋をしめ、滑らかになるまでかくはんする。器に注ぐ。
レシピ
ホウレン草とバナナのヨーグルトスムージー
ホウレン草とバナナのヨーグルトスムージー

ホウレン草とバナナを使った定番スムージー。ヨーグルトと一緒に摂ることにより整腸作用も。

  • 5分
  • -


■ほうれん草を冷凍保存して、食卓に彩りを!

©︎https://www.photo-ac.com/



ほうれん草は日持ちしにくいイメージがありますが、冷凍保存を活用すれば、およそ1ヶ月も鮮度とおいしさをキープすることができます。また、冷凍ほうれん草を常備していれば、料理に色味が足りない場合にもササッと1品つくることができ、彩りを添えるお助け食材としても活躍してくれますよ。

ぜひ今回ご紹介した保存方法をつかって、ほうれん草を最後までおいしく楽しんでくださいね。

《参考》
ふたばクリニック「ホウレン草(シュウ酸)と尿路系結石」
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