れんこんは冷凍保存がオススメ!保存のコツとおすすめれんこんレシピ5選
2021年6月30日 00:00
きんぴらや煮物、天ぷらだけではなく、刻んで料理に加えることでシャキッとした食感がアクセントになるれんこん。でも、気がついたら冷蔵庫で表面が黒っぽく変色して、傷んでいた…なんて経験はありませんか? 今回は、れんこんをいつまでもおいしく食べられるようにする保存方法とおすすめレシピを紹介します。
れんこんは、日が経つにつれ、アクが出て空洞部分が黒くなってくるので、早めに調理しなくてはならない食材です。さらに、田んぼの中で育つれんこんは、光や空気に当たることを嫌がります。乾燥にも弱いので、れんこんのおいしさをキープするためには、保存方法に注意が必要です。
れんこんの保存方法は、新聞紙に包んでおくというイメージがあるかもしれませんが、実は、冷凍ワザを使うことで長期保存が可能になります。
れんこんをすぐに使わない場合は、冷凍しておくのがおすすめ。冷凍することで多少シャキシャキ感は減りますが、おいしさには問題ありません。凍ったまま調理が可能ですし、冷凍することでれんこんの細胞が壊れ、味が染みこみやすくなるので時短にもなります。
すぐに料理に使用する場合は、冷蔵庫で保存もできます。しかし、冷蔵庫内はれんこんが嫌う乾燥した状態。1節丸ごとならしばらく日持ちしますが、カットされたものには保存方法に工夫が必要です。
れんこんに適した温度は0~5℃なので、冬場なら風通しのよい外での常温保存が可能です。ただ、節付きのれんこんなら常温でもしばらく日持ちしますが、カットされたれんこんには不向きです。
6月から9月上旬にかけて出回る「新れんこん」は、通常のものより柔らかく、歯触りがいいのが特徴。しかし、生育の途中で堀り上げられる若いれんこんなので、水分量が多く傷みやすいため、日持ちしません。できるだけ早めに調理しましょう。
冷凍保存のポイントは、使う料理によって切り方を変えておくこと。料理にすぐ使えるようにしたい、どの料理にするか決まっていないなど状況に合わせて無駄なく冷凍しちゃいましょう。事前に下処理がしてあればすぐに料理にも使えるので、調理の時短にもなっていいですね。
れんこんをどんな料理に使うのか決めてないけど、安かったから買っちゃった! という人には、半分にカットした冷凍保存がおすすめ。とりあえず、この形にしておけば、解凍後にお好きな形に切り分けることが可能です。
きんぴらや天ぷらなどに使う予定がある場合は、事前に輪切りにして冷凍しておきましょう。そのまま使う分だけ料理に使用できるので便利です。
れんこんは、皮をむいたら、輪切りにしておきます。きんぴらなら薄く、てんぷらなら1cmくらいの厚切りにするなど、使用する料理に合わせた切り方をしておくといいでしょう。水2カップに酢小さじ1入れた酢水に漬け、アク抜きをします。
つくねやれんこん餅などにすりおろしたれんこんを入ると、もっちりとしたおいしい食感になりますよね。すりおろして冷凍しておけば、料理のつなぎなどに使うことができます。
れんこんは、冷蔵庫や常温での保存も可能ですが、長くても1週間程度。しかし、冷凍保存しておくことで、約1ヶ月は保存ができ、おいしさも保てます。
きんぴらや煮物料理なら、解凍せずにそのまま調理することができます。シャキッとした食感が残したいサラダや天ぷらなどに使用する場合は、冷蔵庫に入れてゆっくりと自然解凍しましょう。
また、縦半分に切って冷凍したれんこんは、3~5分程度自然解凍すれば、包丁で切れるようになります。お好みのサイズに切ってから、調理して下さい。
すぐ料理に使う予定があるときは、冷蔵庫での保管がいいでしょう。温度と湿度が高めに設定されている野菜室に保管することで、鮮度が保ちやすくなります。
カットされたれんこんは、なにもしないと切り口がどんどん黒っぽく変色して品質が下がります。できるだけ空気にふれないようにしてあげることでおいしさをキープします。
皮をむいたれんこんは、水を入れたボウルなどに漬けたまま保存もできます。乾燥や変色を防ぐことはできますが、切り口からビタミンCなどの栄養分が流れ出てしまうというデメリットがあるので、早めに使い切りましょう。
1節丸ごとの場合は、1週間程度保存できますが、カットされたものは表面をラップで包んでも、3日間程度で食べきれるようにしましょう。
れんこんは、冷凍・冷蔵保存が向いていますが、気温の低い冬場なら常温保存も可能です。空気からの乾燥を防ぐ対策をしましょう。
カットされたれんこんは、傷みやすいので常温保存には不向きですが、1節丸ごとであれば常温保存ができます。しかし、日持ちはしないので早めに調理しましょう。
常温での保存期間は5日程度と短めなので、できるだけ早く使い切りましょう。泥付きのれんこんの場合は、泥に日持ちをさせる役割があるので、1週間程度保存できます。
新鮮なれんこんを見分けるには、形や色ツヤをチェックしましょう。ここでは、おいしいれんこんの選び方を紹介します。
色々な品種がありますが、一般的な品種であれば、ふっくらと丸みがあり、肉厚で寸胴型のものを選んで下さい。また、新鮮なれんこんは、持ったときにずっしりと重みがあり、しっかりとしたかたさがあるのが特徴です。
新鮮なれんこんの表面にはツヤがあります。また、皮が淡い黄色をした、傷がないものを選びましょう。
カットされているれんこんの場合は、切り口が白っぽくて、みずみずしいものが新鮮な証。表面や穴の中が変色しているものは、アクがまわっているので避けましょう。ちなみに、穴の大きさが均一なれんこんは良品とされています。
甘めに味付けをしたレンコンのきんぴらは、お弁当にもオススメ。レンコンの食感を楽しんでくださいね。
レンコン 7~8cm
赤唐辛子(刻み) 1/2本分
ゴマ油 小さじ1.5
〈調味料〉
酒 小さじ1
みりん 小さじ1
砂糖 小さじ2
しょうゆ 小さじ1.5
レンコンは皮をむき、半月切りにして水に放つ。
手順1:フライパンにゴマ油、赤唐辛子を入れて強火にかける。香りがたったら、水気をきったレンコンを加えて炒める。
手順2:レンコンが少し透き通ってきたら<調味料>の材料を加え、汁気がなくなるまで炒めて器に盛る。
レンコンのもちもち食感が何とも言えないおいしさ!
レンコン 約300g
片栗粉 大さじ4~5
塩 ひとつまみ
バター 20g
サラダ油 大さじ1
〈タレ〉
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
一味唐辛子 適量
レンコンの皮をむき、おろし器ですりおろす。
<タレ>は小鍋、または小さなフライパンに砂糖、しょうゆを入れてひと煮立ちさせる。
手順1:レンコンの水分を軽く押さえてきり、塩、片栗粉を加え、スプーンでよく混ぜ合わせる。
手順2:フライパンにサラダ油、バターを入れて弱火にかけ、バターが溶け出したら、(1)の生地をスプーン1杯分手に取って丸め、少し押さえて、フライパンに入れる(おやき風)。
手順3:焼き色がついてパリッとしたらひっくり返し、反対側もパリッと焼く。
手順4:両面焼けたら<タレ>を加え、からめるように焼く。器に盛り、一味唐辛子を振りかける。
すりおろしたレンコンが入った肉団子。大根おろしをのせて、サッパリといただきます。
〈タネ〉
レンコン 5~6cm
豚ひき肉 200g
白ネギ 1/2本
ユズコショウ 少々
パン粉 大さじ2~3
酒 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
しょうゆ 大さじ1/2
大葉 2枚
大根おろし 1/2カップ
ポン酢しょうゆ 大さじ2~3
サラダ油 大さじ1
レンコンは皮ごときれいに水洗いし、すりおろしてザルに上げ、水気をきる。
白ネギはみじん切りにする。
大葉は軸を切り落とす。
大根おろしはザルに上げ、水気をきる。
手順1:ボウルに<タネ>の材料を入れてよく混ぜ合わせ、ひとくち大に丸める。
手順2:フライパンにサラダ油を熱して(1)を並べ入れ、フライパンに蓋をして時々転がしながら焼く。
手順3:器に盛って大葉と大根おろしを添え、大根おろしにポン酢しょうゆをかける。
レンコンのシャキシャキ感と風味が楽しいサラダ。大葉がきいています。わさび、しょうゆはお好みの量で。おつまみにもいい1品ですね。
レンコン 150g
酢 少々
大葉 5枚
カニ風味カマボコ 3本
マヨネーズ 大さじ2
しょうゆ 少々
練りワサビ 少々
手順1:レンコンは皮をむき、2mmくらいの薄切りにし、さらに食べやすい大きさ(2~4等分)に切って酢水につける。
手順2:沸かした湯に酢を少々入れてレンコンをさっとゆで、ザルに上げて水気をきる。
手順3:大葉は手で食べやすい大きさにちぎり、カニ風味カマボコはほぐしておく。
手順4:ボウルにマヨネーズ、しょうゆ、練りわさびを入れてよく混ぜ合わせ、レンコン、カニ風味カマボコを加えて和える。
手順5:器に盛り、大葉を散らす。
もっちりとしたレンコンの食感がたまらない、お肉料理です。
レンコン 10~12cm
〈タネ〉
合いびき肉 200g
玉ネギ 1/4個
バター 10g
塩コショウ 少々
パン粉 大さじ4
牛乳 大さじ2
卵黄 1個分
塩コショウ 少々
ナツメグ 少々
白ネギ 1本
板コンニャク 1/2枚
酒 大さじ2
〈調味料〉
だし汁 大さじ4
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ3
サラダ油 大さじ1
レンコンは皮をむいて16~20等分の輪切りにし、分量外の酢水に放つ。
<タネ>の玉ネギはみじん切りにし、バターでしんなりするまで炒め、塩コショウをして冷ます。
白ネギは幅1cmの斜め切りにする。
板コンニャクは食べやすい大きさに切る。
<調味料>の材料を混ぜ合わせる。
手順1:<タネ>の材料を練るようによく混ぜ合わせる。レンコンに薄く分量外の小麦粉を振り、8~10等分にした<タネ>をレンコンではさむ。
手順2:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)と白ネギ、板コンニャクを焼き色がつくまで焼く。
手順3:酒を加えてフライパンの蓋をし、弱火で中に火が通るまで蒸し焼きにする。
手順4:<調味料>を加えてからめるように焼き、器に盛る。
れんこんの保存方法をマスターすれば、保存期間の長持ちに効果的なだけではなく、おいしさや品質を長持ちさせることがわかりましたね。とくに、冷凍テクニックを使えば、味がよく染みこんだおいしいれんこん料理を時短で作れます。料理に合わせて切って冷凍し、いろいろなレシピにアレンジしてみてはいかがでしょうか?
《参考》
・ニチレイ「【れんこんの保存】プロの冷凍テクで1ヶ月シャキシャキ感をキープ!」
・いばらきれんこん広域銘柄化推進協議会「選び方と保存方法」
・ハウス食品株式会社「食材を知って、おいしく調理!」
目次 [開く]
■れんこんは冷凍保存がおすすめ!
れんこんは、日が経つにつれ、アクが出て空洞部分が黒くなってくるので、早めに調理しなくてはならない食材です。さらに、田んぼの中で育つれんこんは、光や空気に当たることを嫌がります。乾燥にも弱いので、れんこんのおいしさをキープするためには、保存方法に注意が必要です。
れんこんの保存方法は、新聞紙に包んでおくというイメージがあるかもしれませんが、実は、冷凍ワザを使うことで長期保存が可能になります。
・冷凍保存は長持ち+料理の時短に
れんこんをすぐに使わない場合は、冷凍しておくのがおすすめ。冷凍することで多少シャキシャキ感は減りますが、おいしさには問題ありません。凍ったまま調理が可能ですし、冷凍することでれんこんの細胞が壊れ、味が染みこみやすくなるので時短にもなります。
・すぐ食べるなら冷蔵保存もOK
すぐに料理に使用する場合は、冷蔵庫で保存もできます。しかし、冷蔵庫内はれんこんが嫌う乾燥した状態。1節丸ごとならしばらく日持ちしますが、カットされたものには保存方法に工夫が必要です。
・冬場なら丸ごと常温保存も
れんこんに適した温度は0~5℃なので、冬場なら風通しのよい外での常温保存が可能です。ただ、節付きのれんこんなら常温でもしばらく日持ちしますが、カットされたれんこんには不向きです。
・新れんこんは日持ちしない?
6月から9月上旬にかけて出回る「新れんこん」は、通常のものより柔らかく、歯触りがいいのが特徴。しかし、生育の途中で堀り上げられる若いれんこんなので、水分量が多く傷みやすいため、日持ちしません。できるだけ早めに調理しましょう。
■れんこんの保存方法【冷凍】
©︎https://pixabay.com/ja/
冷凍保存のポイントは、使う料理によって切り方を変えておくこと。料理にすぐ使えるようにしたい、どの料理にするか決まっていないなど状況に合わせて無駄なく冷凍しちゃいましょう。事前に下処理がしてあればすぐに料理にも使えるので、調理の時短にもなっていいですね。
・半分にカットして保存する場合
れんこんをどんな料理に使うのか決めてないけど、安かったから買っちゃった! という人には、半分にカットした冷凍保存がおすすめ。とりあえず、この形にしておけば、解凍後にお好きな形に切り分けることが可能です。
①半分に切って酢水にさらす
まず、れんこんは皮をむき、縦半分に切ります。れんこんの白さをキープし、アク抜きをするために、水2カップに酢小さじ1を入れた酢水に漬けます。②水気を拭いてラップに包む
しっかりと水分を拭き取ったら、1つずつラップに包んでおきます。れんこんは空気に触れることを嫌がるので、ラップでピッタリと包みましょう。③保存袋に入れて冷凍庫へ
さらに、冷凍庫内での乾燥を防ぐために、ジップ付きの保存袋などに入れます。このときも袋の空気をしっかり抜いておきます。ストローを使い、空気を吸い上げるのも効果的ですね。・輪切りで保存する場合
きんぴらや天ぷらなどに使う予定がある場合は、事前に輪切りにして冷凍しておきましょう。そのまま使う分だけ料理に使用できるので便利です。
①輪切りにして酢水にさらす
れんこんは、皮をむいたら、輪切りにしておきます。きんぴらなら薄く、てんぷらなら1cmくらいの厚切りにするなど、使用する料理に合わせた切り方をしておくといいでしょう。水2カップに酢小さじ1入れた酢水に漬け、アク抜きをします。
②重ならないよう保存袋へ入れる
しっかりと水分を拭き取ったら、重ならないようにジップ付きの保存袋に入れておきます。重ねて入れてしまうと、れんこん同士がくっついてしまい、使いたい分だけ使用したいときに、うまくはがせません。1回の使用分ごとにラップをして、さらに保存袋に入れておくとより便利ですね。・すりおろして保存する場合
つくねやれんこん餅などにすりおろしたれんこんを入ると、もっちりとしたおいしい食感になりますよね。すりおろして冷凍しておけば、料理のつなぎなどに使うことができます。
①すりおろして少量ずつラップで包む
れんこんは皮をむいたら、すりおろしておきます。すりおろしたら、大さじ1ずつの小分けにしてラップに包んでおきましょう。②保存袋に入れ冷凍庫へ
さらに、ジップ付きの保存袋などに入れて、冷凍保存しておきましょう。・冷凍での保存期間
れんこんは、冷蔵庫や常温での保存も可能ですが、長くても1週間程度。しかし、冷凍保存しておくことで、約1ヶ月は保存ができ、おいしさも保てます。
・冷凍したれんこんの解凍方法
きんぴらや煮物料理なら、解凍せずにそのまま調理することができます。シャキッとした食感が残したいサラダや天ぷらなどに使用する場合は、冷蔵庫に入れてゆっくりと自然解凍しましょう。
また、縦半分に切って冷凍したれんこんは、3~5分程度自然解凍すれば、包丁で切れるようになります。お好みのサイズに切ってから、調理して下さい。
■れんこんの保存方法【冷蔵】
©︎https://pixabay.com/ja/
すぐ料理に使う予定があるときは、冷蔵庫での保管がいいでしょう。温度と湿度が高めに設定されている野菜室に保管することで、鮮度が保ちやすくなります。
・丸ごと保存する場合
れんこんが節付きであれば、カットしてあるものに比べて日持ちするので、1節丸ごと保存するのがおすすめ。①濡れたキッチンペーパーで包む
れんこんは、湿度を保つために、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙に包んでおきます。ここで注意したいのが、泥付きのままのれんこんの場合。つい、泥を洗い流したくなりますが、泥が乾燥を防ぎ、より日持ちさせるので、泥は落とさず保存しましょう。②ポリ袋へ入れて野菜室へ
包んだれんこんは、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫内の乾燥から守ります。・カット済みをラップで保存する場合
カットされたれんこんは、なにもしないと切り口がどんどん黒っぽく変色して品質が下がります。できるだけ空気にふれないようにしてあげることでおいしさをキープします。
①カット面にぴったりラップをする
変色と乾燥を防ぐために、切り口をぴったりとラップで包んでおきます。②しっかり包んで野菜室へ
さらに濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などで、全体を包んでおきます。ポリ袋に入れたら、温度、湿度が高めの野菜室で保存します。水に入れて保存する方法も
皮をむいたれんこんは、水を入れたボウルなどに漬けたまま保存もできます。乾燥や変色を防ぐことはできますが、切り口からビタミンCなどの栄養分が流れ出てしまうというデメリットがあるので、早めに使い切りましょう。
・冷蔵での保存期間
1節丸ごとの場合は、1週間程度保存できますが、カットされたものは表面をラップで包んでも、3日間程度で食べきれるようにしましょう。
■れんこんの保存方法【常温】
©︎https://pixabay.com/ja/
れんこんは、冷凍・冷蔵保存が向いていますが、気温の低い冬場なら常温保存も可能です。空気からの乾燥を防ぐ対策をしましょう。
・丸ごと常温保存する場合
カットされたれんこんは、傷みやすいので常温保存には不向きですが、1節丸ごとであれば常温保存ができます。しかし、日持ちはしないので早めに調理しましょう。
①キッチンペーパーか新聞紙で包む
乾燥を防ぐために、濡らしたキッチンペーパーか新聞紙で全体を包んでおきます。②ポリ袋に入れて涼しい場所で保存
ポリ袋や保存袋などに入れ、風通しのよい涼しい場所で保存します。ポリ袋にはふんわりと空気を一緒に入れてあげると、乾燥を防げます。れんこんは光も苦手なので、直射日光が当たるところは避けましょう。・常温での保存期間
常温での保存期間は5日程度と短めなので、できるだけ早く使い切りましょう。泥付きのれんこんの場合は、泥に日持ちをさせる役割があるので、1週間程度保存できます。
■新鮮なれんこんの見分け方
©︎https://picography.co/
新鮮なれんこんを見分けるには、形や色ツヤをチェックしましょう。ここでは、おいしいれんこんの選び方を紹介します。
・太く真っすぐな形
色々な品種がありますが、一般的な品種であれば、ふっくらと丸みがあり、肉厚で寸胴型のものを選んで下さい。また、新鮮なれんこんは、持ったときにずっしりと重みがあり、しっかりとしたかたさがあるのが特徴です。
・表面のツヤ
新鮮なれんこんの表面にはツヤがあります。また、皮が淡い黄色をした、傷がないものを選びましょう。
・切り口の色
カットされているれんこんの場合は、切り口が白っぽくて、みずみずしいものが新鮮な証。表面や穴の中が変色しているものは、アクがまわっているので避けましょう。ちなみに、穴の大きさが均一なれんこんは良品とされています。
■おすすめのれんこんレシピ5選
・レンコンのきんぴら
甘めに味付けをしたレンコンのきんぴらは、お弁当にもオススメ。レンコンの食感を楽しんでくださいね。
材料(2人分)
レンコン 7~8cm
赤唐辛子(刻み) 1/2本分
ゴマ油 小さじ1.5
〈調味料〉
酒 小さじ1
みりん 小さじ1
砂糖 小さじ2
しょうゆ 小さじ1.5
下準備
レンコンは皮をむき、半月切りにして水に放つ。
作り方
手順1:フライパンにゴマ油、赤唐辛子を入れて強火にかける。香りがたったら、水気をきったレンコンを加えて炒める。
手順2:レンコンが少し透き通ってきたら<調味料>の材料を加え、汁気がなくなるまで炒めて器に盛る。
・レンコンもち
レンコンのもちもち食感が何とも言えないおいしさ!
材料(4人分)
レンコン 約300g
片栗粉 大さじ4~5
塩 ひとつまみ
バター 20g
サラダ油 大さじ1
〈タレ〉
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
一味唐辛子 適量
下準備
レンコンの皮をむき、おろし器ですりおろす。
<タレ>は小鍋、または小さなフライパンに砂糖、しょうゆを入れてひと煮立ちさせる。
作り方
手順1:レンコンの水分を軽く押さえてきり、塩、片栗粉を加え、スプーンでよく混ぜ合わせる。
手順2:フライパンにサラダ油、バターを入れて弱火にかけ、バターが溶け出したら、(1)の生地をスプーン1杯分手に取って丸め、少し押さえて、フライパンに入れる(おやき風)。
手順3:焼き色がついてパリッとしたらひっくり返し、反対側もパリッと焼く。
手順4:両面焼けたら<タレ>を加え、からめるように焼く。器に盛り、一味唐辛子を振りかける。
・レンコンの肉団子
すりおろしたレンコンが入った肉団子。大根おろしをのせて、サッパリといただきます。
材料(2人分)
〈タネ〉
レンコン 5~6cm
豚ひき肉 200g
白ネギ 1/2本
ユズコショウ 少々
パン粉 大さじ2~3
酒 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
しょうゆ 大さじ1/2
大葉 2枚
大根おろし 1/2カップ
ポン酢しょうゆ 大さじ2~3
サラダ油 大さじ1
下準備
レンコンは皮ごときれいに水洗いし、すりおろしてザルに上げ、水気をきる。
白ネギはみじん切りにする。
大葉は軸を切り落とす。
大根おろしはザルに上げ、水気をきる。
作り方
手順1:ボウルに<タネ>の材料を入れてよく混ぜ合わせ、ひとくち大に丸める。
手順2:フライパンにサラダ油を熱して(1)を並べ入れ、フライパンに蓋をして時々転がしながら焼く。
手順3:器に盛って大葉と大根おろしを添え、大根おろしにポン酢しょうゆをかける。
・レンコンサラダ
レンコンのシャキシャキ感と風味が楽しいサラダ。大葉がきいています。わさび、しょうゆはお好みの量で。おつまみにもいい1品ですね。
材料(2人分)
レンコン 150g
酢 少々
大葉 5枚
カニ風味カマボコ 3本
マヨネーズ 大さじ2
しょうゆ 少々
練りワサビ 少々
作り方
手順1:レンコンは皮をむき、2mmくらいの薄切りにし、さらに食べやすい大きさ(2~4等分)に切って酢水につける。
手順2:沸かした湯に酢を少々入れてレンコンをさっとゆで、ザルに上げて水気をきる。
手順3:大葉は手で食べやすい大きさにちぎり、カニ風味カマボコはほぐしておく。
手順4:ボウルにマヨネーズ、しょうゆ、練りわさびを入れてよく混ぜ合わせ、レンコン、カニ風味カマボコを加えて和える。
手順5:器に盛り、大葉を散らす。
・レンコンのはさみ照り焼き
もっちりとしたレンコンの食感がたまらない、お肉料理です。
材料(4人分)
レンコン 10~12cm
〈タネ〉
合いびき肉 200g
玉ネギ 1/4個
バター 10g
塩コショウ 少々
パン粉 大さじ4
牛乳 大さじ2
卵黄 1個分
塩コショウ 少々
ナツメグ 少々
白ネギ 1本
板コンニャク 1/2枚
酒 大さじ2
〈調味料〉
だし汁 大さじ4
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ3
サラダ油 大さじ1
下準備
レンコンは皮をむいて16~20等分の輪切りにし、分量外の酢水に放つ。
<タネ>の玉ネギはみじん切りにし、バターでしんなりするまで炒め、塩コショウをして冷ます。
白ネギは幅1cmの斜め切りにする。
板コンニャクは食べやすい大きさに切る。
<調味料>の材料を混ぜ合わせる。
作り方
手順1:<タネ>の材料を練るようによく混ぜ合わせる。レンコンに薄く分量外の小麦粉を振り、8~10等分にした<タネ>をレンコンではさむ。
手順2:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)と白ネギ、板コンニャクを焼き色がつくまで焼く。
手順3:酒を加えてフライパンの蓋をし、弱火で中に火が通るまで蒸し焼きにする。
手順4:<調味料>を加えてからめるように焼き、器に盛る。
■冷凍ワザの活用で、れんこんをおいしく時短で調理しよう
れんこんの保存方法をマスターすれば、保存期間の長持ちに効果的なだけではなく、おいしさや品質を長持ちさせることがわかりましたね。とくに、冷凍テクニックを使えば、味がよく染みこんだおいしいれんこん料理を時短で作れます。料理に合わせて切って冷凍し、いろいろなレシピにアレンジしてみてはいかがでしょうか?
《参考》
・ニチレイ「【れんこんの保存】プロの冷凍テクで1ヶ月シャキシャキ感をキープ!」
・いばらきれんこん広域銘柄化推進協議会「選び方と保存方法」
・ハウス食品株式会社「食材を知って、おいしく調理!」
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