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『そばは消化によい』は勘違い?うどんやそうめんと徹底比較!栄養も紹介

 

消化によいとされる「うどん」。そして同じ麺類だから「そば」も消化に良いでしょ、なんて思っていませんか?実は、同じ麺類でもそばは決して消化によい食べ物ではありません。今回はその理由を、うどんやそうめんと比較しながらご紹介していきます。栄養面についてもご紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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■そばは消化によい食べ物?

そもそも、消化によい状態とは、胃の中に留まる時間が短いことを示します。

消化がよいと消化器官に負担をかけないので、身体を休ませたいとき、たとえば風邪の際や疲労が溜まっているときには最適です。しかし、残念ながらそばは消化によいとは言えません。その理由をみていきましょう。

・脂質・食物繊維の量と消化の関係


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消化には脂質と食物繊維の含有量が関係しています。食物繊維と脂質はどちらも胃ではほとんど消化されないからです。

では、そばの脂質と食物繊維をみてみましょう。そばには100gあたり脂質1.0g、食物繊維2.0gが含まれています。一方、うどんは脂質0.4g、食物繊維0.8gです。そうめんに関しては脂質0.4g、食物繊維は0.9gでした。

つまり、そばはうどんやそうめんと比べて倍以上の脂質と食物繊維が含まれています。よって、同じ麺類でもそばは消化が悪いことがわかります。同じ麺類でもここまで違うのは驚きですね。

とはいえ、言い換えれば「腹持ちがよい」ことでもあるので、次の食事まで時間が空いてしまうときには、そばを選ぶ手もありますね。

・『つなぎ』の割合により異なる


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そば粉100%のそばもありますが、小麦粉や山芋など『つなぎ』を使用した二八そばなども多く見かけますよね。十割そばが好き、二八そばが好きなど個人の好みが分かれるところです。

実はこのつなぎ、割合によって消化速度も変化します。消化を遅くしていた食物繊維はそば粉に多く含まれているためです。

つまり、つなぎが多ければ多いほど食物繊維の量が減り、消化速度は速くなります。もちろんそば粉の割合に限らず、つなぎの種類によっても変わってきます。卵が使われたり、地方によっては「山ごぼう」が使われたりとさまざまです。そばによって風味や味わいが変わるのも、こうしたつなぎも違うからなんでしょうね。

・そばの種類と消化にかかる時間


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そばだけだと物足りないので、わかめや大根おろし、天ぷらなどの具材を足す人は多いのではないでしょうか。具材の種類によってそばの消化時間も変化していきます。

たとえば、ガッツリ食べたいときの「天ぷらそば」。天ぷらには消化を遅くする脂質が多く含まれるので、そば単体で食べたときより消化は遅くなるのです。つまり、何を合わせて食べるかによっても消化にかかる時間は変わっていくということです。

また、そば単体で食べるにしてもカップ麺のそばは消化がさらに悪くなります。カップ麺はお湯だけ作れるので手軽ですよね。しかし、麺は高温の油で天ぷらのように揚げられています。よって、大量の油が入っているのは明確ですよね。当然ながら消化には時間がかかってしまいます。

健康的にもよいとは言えないので、余裕がないときは仕方ありませんが、なるべく生麺や乾麺を選んでいきましょう。

・そばは風邪のときによくない!?


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風邪をひいたときには、そばは控えましょう。ツルツルと食べやすいので、喉が痛いときでもそばなら食欲が湧きそうですが、前述のように、そばは消化に良いとは言えません。風邪のときには、消化によいものを食べてしっかり身体を休めてあげたいところです。

そのため、麺類を食べるならばやはり「うどん」をオススメします。そうめんも消化によいですが、うどんと比べるとわずかに劣ります。とにかくうどんは消化に良いので、胃腸に負担をかけません。そばが好きでも風邪のときはうどんにしておきましょう。

■そばの消化と栄養や効能

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そばは昔から身体に良いとされている食べものです。栄養や効能について詳しくみていきましょう。

・そばの栄養


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そばはタンパク質を豊富に含み、食事からしか摂取ができない必須アミノ酸の含有量が高いのが特徴です。タンパク質は身体の成長源となることで有名ですよね。私たちの肌や髪、筋肉などを構成してくれるので、身体にとって必要不可欠な存在です。

また、そばはビタミンB群やミネラルも豊富に含んでいます。

そばの栄養はまだまだあります。その中でも、ぜひ知っておいてほしいのは、ポリフェノールの量です。そば一食分でなんと赤ワイン1杯分に相当するポリフェノールを摂取できます。ポリフェノールが身体によいのは知っていても、アルコールは苦手...という方には朗報かもしれませんね!

・『食物繊維』豊富で腸活におすすめ!


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そばには食物繊維が豊富に含まれているため、消化が遅いことをお伝えしました。しかし、それは決して悪いことばかりではありません。食物繊維は胃腸の中をゆっくり移動しながら、お掃除してくれる存在として期待されているのです。

つまり、腸内環境を整え、内側から身体を綺麗にしていく「腸活」にはピッタリ。食物繊維というと、野菜類やきのこ類から積極的に摂取しなくてはいけないイメージがあるので、主食のそばから摂取できるのはありがたいですよね。

腸は第2の脳とも呼ばれる大切な部位です。そんな腸を活発にするためにも、そばを上手に活用していきましょう。

・そばの効能


そばの栄養価が高いということは、効能も期待できるはずです。たとえば、先ほどご紹介した食物繊維。実は腸活以外にも、食後の血糖値の上昇を抑える効果やコレステロールを抑制する効果も期待されています。

また、そばに含まれるポリフェノールの一種「ルチン」には毛細血管を強くし、血流状態をよくするとも望まれています。よって、脳卒中予防の効果も期待できるのです。ほかにもたくさんの効能をもつそば。思わぬ効能があるので、毎日食べたくなっちゃいますね。

■そばよりも消化のよい食べ物とは

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・消化に良いうどん


うどんに含まれる食物繊維と脂質の量は、そばの半分以下であり消化によいです。消化が良いと胃腸への負担が少ないのが嬉しいところですね。特に、身体が弱っているときには非常にありがたい食事と言えるでしょう。

加えて、カロリーはそばが100gあたり132kcalに対し、うどんは105kcalとうどんの方が低めです。カロリー制限をしているときにも、うどんの方がオススメかもしれません。

・いろいろな主食との比較


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うどんだけでなく、ほかの主食と比較してみるとどうでしょうか。食物繊維と脂質の量を以下に示しました。

  • そば:食物繊維2.0g、脂質1.0g
  • 精白米:食物繊維1.5g、脂質0.3g
  • パン:食物繊維2.2g、脂質3.5g
  • ラーメン:食物繊維2.1g、脂質1.2g
  • パスタ:食物繊維3.0、脂質0.9g
パンは明らかに脂質の量が多いのが目立ちます。ただ、ラーメンやパスタを単体でみると、そばと違いが少ないように感じますね。しかし、ラーメンのスープやパスタのソースを思い浮かべてみてください。そばのあっさりめの汁とは異なり、油が多用されているはずです。よって、結果的にはそばより消化が悪くなってしまう可能性が高いです。

なお、精白米に関しては粉からできているパンや麺類と比較し、粒のまま摂取されるため、消化が遅いとされています。

つまり、うどんと比較すると消化の遅いそばですが、ほかの主食と比べると消化は早い方かもしれません。


・風邪のときはやっぱり『おかゆ』


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うどんだけでなく『おかゆ』も、風邪のときには食べたいものです。というのも、おかゆは、胃腸に優しく身体を温めてくれるからです。

おかゆは水とお米というシンプルな材料で作りますよね。水が多いので、お米もドロドロで消化しやすい状態になっています。また、身体を温めてくれるので免疫作用も活性化するでしょう。日本人の主食であるお米は、やはり生活に欠かせない存在ということですね。

■そばの消化をよくする工夫

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栄養価が高いそば。ただ、消化が遅いのだけが気になるところですよね。でもトッピングや食べる時間など、少しの工夫により消化をよくすることができますよ。

・おすすめのトッピング


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消化をよくするためにおすすめなトッピングを2つご紹介していきます。どちらも消化を助けてくれる嬉しい効果があるので、そばを食べるときにはぜひ活用したいものです。

大根おろし


そばの定番トッピングとも言える「大根おろし」。大根に含まれる消化酵素は、胃液の分泌を高め消化を促す効果が期待できるのです。そして、大根おろしにすることでさらに消化酵素の効果がアップします。

サッパリとしておいしいだけでなく、消化を促してくれるなんて最高です。もし大根特有の辛さが苦手でしたら、大根の上部であれば辛さが少ないので試してみてください。

梅干し


酸っぱくて食欲も高まる「梅干し」。

実は梅干しには、唾液を多くしてくれる効果があります。唾液にはアミラーゼと呼ばれる消化酵素がたくさん含まれています。アミラーゼはでんぷんの消化を助けると望まれているので、そばと合わせて食べることで消化がよくなるでしょう。

・夜食に食べない


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寝付きが悪いとき、夜に何かの作業をするとき、つい食べたくなる夜食にも注意が必要です。なぜなら、就寝時に限らず、就寝前から胃はほとんどはたらいていないからです。

よって、消化がよくないそばを夜食として食べるのは避けるのが望ましいでしょう。夜食で食べてしまうと胃に負担をかけるだけでなく、脂肪に変わってしまうのです。くわえて睡眠の妨げにもなるので、できれば我慢をしましょう。

どうしても我慢ができない!というときは、せめてうどんなど消化によいものを食べるよう心がけることをおすすめします。

■栄養価が高いそばを日々の食事に取り入れよう

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そばはうどんやそうめんと比べると消化速度には劣る食材でした。しかし、腸内環境を整えてくれる食物繊維や身体に必要なタンパク質やミネラル、ビタミンB群も多く含み非常に栄養価の高い食材と言えます。赤ワイン1杯分に相当するポリフェノールが摂取できるのも嬉しいところです。

そばは、積極的に主食として取り入れてみるのがよいでしょう。とはいえ、風邪のときには消化によいうどんやおかゆが望ましいことをお忘れなく。

上手に使いわけしながら、日々の食生活をできるだけ充実させていきましょう!

《参考》
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
e-ヘルスネット「食物繊維の必要性と健康」
神戸学院大学「独自の「そば学」を追究し、日本人が長く健康に生きられる食文化を提唱したい」
農林水産省「お米の魅力」
健康長寿ネット「ポリフェノールの種類と効果と摂取量」
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