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ウスター・濃厚・中濃ソースの違いとは?代用・手作りする方法まで紹介

 

日本人の洋食文化を支え続けたソース。今では和食の隠し味にも使われるほど、日本の食卓を支える調味料のひとつです。とはいっても、ソースの種類は、とんかつソースに代表される濃厚ソース、中濃ソース、ウスターソースにわかれます。これらの違いや、おいしく使い分ける方法について、考えたことはあるでしょうか。

どんなソースが何に適しているのか知れば、さらに料理の幅が広がるはずです!

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■中濃ソースとは?ソースの種類と特徴を紹介

店頭で見かける機会が一番多いのが中濃ソース。和洋中問わずどんな料理とも相性がよく、ほかの調味料ともなじみやすいソースです。ウスターソースとの差は見た目にもあらわれますが、中濃ソースと濃厚ソースの違いは何でしょうか。

中濃ソース、ウスターソース、濃厚ソース、それぞれの違いを見てみましょう。

・JAS規格により三種類に分類される


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そもそもソースとは、ヨーロッパ生まれの調味料。野菜や果物を煮込み、そこに香辛料や酢を加えてこしたものになります。JAS(日本農林規格)では、ウスターソース類として分類されていて、その中に「ウスターソース」「中濃ソース」「濃厚ソース」とさらに分類されています。これらは粘度によって区別されていて、Pa・s(パスカル秒)という単位をつかって粘度を表しています。

・中濃ソース


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その名の通り、中ぐらいの濃さと粘度のあるソースが「中濃ソース」です。粘度が0.2Pa・s~2.0Pa・s未満と規定されていて、野菜や果物の甘みと、香辛料のバランスがとれているソースです。そのまま揚げ物に垂らしたり、煮込み料理のソースに使用したり、肉の下味などにも向いています。

・ウスターソース


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粘度0.2Pa・s未満のものが、ウスターソース。一番粘度が少なくさらりとしたソースで、香辛料のぴりっとしたスパイシーさを感じます。しっかりとした辛口を利用して、隠し味に使われることが多いソースです。

・濃厚ソース


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2.0Pa・s以上の粘度があるソースが、とんかつソースに代表される濃厚ソースです。野菜や果物のコクのある甘さが特長で、お好み焼きソース、たこ焼きソースなどもあり、西日本地区で特に多く消費されているソースですよ。

■中濃ソースの保存方法

・未開封は冷暗所で保存


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中濃ソースは、未開封の場合は常温保存が可能です。瓶のものでもプラスチック容器のものでも、保存の仕方は変わりません。ただし、温度の変化や紫外線の影響を受けにくい冷暗所で保存するのがおすすめです。

・開封後なら冷蔵庫に入れる


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開封後は、冷蔵庫で保存するのがおすすめ。とくに高温になる夏場は冷蔵保存が必須です。酢やスパイスを多用しているので、生鮮食品よりは日持ちしますが、空気に触れることで風味が飛んでしまうので、必ずふたをして保存しましょう。

・保存期間の目安


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中濃ソースだけでなく、どのタイプのソースでも、未開封のものなら2年ほど日持ちもします。ただし、保存料などを使わない自家製ソースもたくさんあるので、必ずパッケージ裏の消費期限を確認してください。

■中濃ソースは代用できる?

いつも常備している中濃ソースを、うっかり切らしちゃった!そんなときは、慌てず代用できるものを探しましょう。

・ウスターソース+濃厚ソース


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一番簡単に代用できるのは、ウスターソースと、とんかつやお好み焼き用の濃厚ソースです。もとは同じ原材料で、野菜や果物、酢やスパイスの調合割合が違うだけのもの。一番粘度が薄く辛さのひきたつウスターソースと、甘くコクがあり粘度の高い濃厚ソースを1:1の割合で足せば、中濃ソースに味が近くなります。好みに合わせて、ウスターソースと濃厚ソースの割合を変化させて楽しんでもいいですね。

・ウスターソース+ケチャップ+砂糖


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濃厚ソースがない場合は、ウスターソースに、ケチャップ、砂糖をプラスして、中濃ソースに近づけます。もともとケチャップの原材料でもあるトマトは、ソースにも入っているものなのです。甘さとコクを出すために砂糖やはちみつを加えてもいいでしょう。

・濃厚ソース+ケチャップ+酢


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逆にウスターソースも中濃ソースもないのに、濃厚(とんかつ)ソースがある…というときは、酸味や辛さをプラスすると、中濃ソースの味に近づきます。ケチャップとお酢を加えてみてください。このとき、お酢の量を少しずつ加えるのがコツ。粘度をうすめつつ、味を見ながら混ぜていきましょう。

・隠し味なら、そのままウスターソース


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中濃ソースに比べ、とろみがなくさらりとした食感のウスターソースは、隠し味になじみやすいソースです。中濃ソースに比べ少し甘みが控えめなので、小さな子どもが食べる料理などには、加える量を加減して使いましょう。

・オイスターソース+お酢


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中華料理でよく出てくる調味料・オイスターソースは、その名のとおり主な原材料が牡蠣です。魚介ならではの風味とコク、甘みがある一方で、原材料が野菜や果物になる中濃ソースと比較すると酸味が足りません。そこで、お酢やしょうゆなどを少し加えて調整すると、中濃ソースに近い味になります。


■中濃ソースを手作りしよう!

ソースは、手軽にスーパーでも買えてしまうので、手作りしようと思うことは少ないかもしれませんね。しかし、手塩をかけて作ったソースはまた別格な味を出すのです。お好みの甘さ、辛さの調節ができますので、ぜひ一度試してみてください!

・手作り中濃ソースに必要な材料


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中濃ソースの原材料で大切な野菜はトマト、りんご、玉ねぎ。この3つを300gほど用意したら、半量の150gのニンジンを用意し、好みでセロリやニンニクなどの香味野菜を少量用意しましょう。

もうひとつ重要な材料が、酢とスパイス。酢はくせのない穀物酢を用意し、スパイスは、クローブ、ローリエ、粒ブラックペッパー、シナモンスティック、ナツメグなど比較的用意しやすいスパイスで十分です。隠し味に、しょうゆ、砂糖を使いましょう。

・中濃ソースのレシピと手順


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  1. トマト、リンゴ、ニンジンを小分けにし、にんにくやセロリなど香味野菜も一緒に、フードプロセッサーで細かく攪拌する
  2. みじん切りにした玉ねぎをきつね色になるまで、炒める。そのあと1としょうゆ200cc、スパイス類を入れて煮詰める
  3. 2の粗熱をとり、ミキサーで攪拌する。ボウルの上にザルを置き、さらにキッチンペーパーやガーゼを敷いて、攪拌したものをこす
  4. こしたものを鍋に入れて、酢70cc、砂糖50gを加えて煮詰める
随時味見をして、味の変化を理解しながらすすめると、好みの味に近づられるでしょう。

・市販と手作り中濃ソースの味の違い


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市販のソースは、メーカーによって、使用しているスパイスや野菜、果物が違います。そのため味が絶妙に違いますが、手作りの場合は、まず手に入りやすいりんごやトマト、玉ねぎでつくってみましょう。

手作りの場合は、必ず熱湯で殺菌した保存容器に入れて、冷蔵保存が必須です。1週間〜10日ほどで使い切るようにしてくださいね。

■中濃ソースを使ったおすすめレシピ

中濃ソースは、いろいろな料理の仕上げや隠し味にも大活躍!おすすめレシピをまとめみました。

・煮込みハンバーグ


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ハンバーグの味つけに、いつも悩んでいませんか?中濃ソースとケチャップを使えば、あっという間に本格派のデミグラスソースを作ることができます。

ハンバーグを焼いた後に、中濃ソースとケチャップを1:1の割合でまぜ、少しお水を加えて濃度を整えます。このまま5、6分ほど煮込んだあと、最後にバターを少量加えてとろみをつけてできあがり! ソースの酸味とトマトの甘みが程よくブレンドされたデミグラスソースが楽しめます。缶を買ってくる必要もなくて、便利ですね。

・ミートソーススパゲティ


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中濃ソースはトマト缶の代用品としても大活躍します。ミートソースにトマト缶は必須ですが、これも中濃ソースとケチャップで代用可能!

玉ねぎ、ニンジンなどの野菜とひき肉を炒めたあとに、中濃ソースとケチャップを同量合わせてお水を加え、とろみが少し出てくるまで煮込みます。スパイシーにしたい場合は、中濃ソースの割合を増やしてみましょう。

・スパイシーオムライス


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オムライスの中にあるチキンライスはケチャップで炒めたものですよね。具材である野菜のうま味と、ケチャップの甘酸っぱいうま味がライスに加わり、幸せな気分になるメニューです。このチキンライスが少し甘いな、と思ったときは、中濃ソースの出番です。ケチャップのとろみと中濃ソースのとろみがうまくブレンドされ、後味に中濃ソースのスパイシーさが残るチキンライスができます。

最初はケチャップ3:中濃ソース1ぐらいの割合ではじめて、スパイシーさを強調したければ、徐々に中濃ソースの量を増やしてください。

・ソース焼きそば


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焼きそばソースがない!というときも、中濃ソースが大活躍。もともと焼きそばソースは、焼いた麺に合うようにしょうゆが入っているのです。香ばしい焼きそば独特のおいしい香りは、しょうゆが焦げた香りにつながるもの。そのため、焼きそばソースの代わりに中濃ソースを使う場合は、少量のしょうゆを加えてみて。

中濃ソースのコクやスパイシーさに、香ばしさがプラスされたおいしさになります。

・カツサンド


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カツサンドの味の決め手は、パンとカツをつなぐソース。昔ながらのカツサンドは、揚げたてのカツをウスターソースにくぐらしてサンドするタイプが多いですが、家庭で作る場合は、ややとろみのある中濃ソースを利用して味付けしたほうが、味が決まりやすいですよ。

まずは、中濃ソースに、ケチャップ、ウスターソースを加えて、カツに合うソースをつくります。甘みが欲しいときはケチャップを、辛さを加えたいときはウスターソースを加えて、少し多めの量をつくりましょう。

カツにソースをつけるときは、カツの油をしっかりとってからソースをつけることがポイント。スプーンの背を利用してトンカツにしっかりソースを塗りこむようにします。パンや千切りのキャベツがソースを吸うので、ちょっと多いかなと思うぐらいソースを塗ってみてくださいね。

■どんな料理にも使える中濃ソース



中濃ソースは、ケチャップに比べて酸味があり、ウスターソースに比べると野菜や果物の甘みがあります。市販品をそのまま利用してもおいしいですが、ほかの調味料と合わせて自分なりの味を作る楽しみもあるのです。

また、しょうゆと合わせると和食にも使え、肉じゃがや味噌煮込みの隠し味に少し使うとコクがでます。東日本出身の人には馴染深い中濃ソースですが、知らない使い方もあったのではないでしょうか。見直してみるいいチャンスです! ぜひ、ソースのアレンジを楽しんでくださいね。
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