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コーヒー豆の正しい保存方法とは?選び方や長持ちさせる秘訣を徹底解説

みなさんコーヒーはお好きですか?毎日のホッと一息に、コーヒーは欠かせないという方は多いのではないでしょうか。今回は、コーヒーを豆から買っている本格派の方のために、コーヒー豆の正しい保存方法や長持ちさせる秘訣をご紹介します。

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■新鮮なコーヒー豆を選ぶときにチェックすること

ちょっと前まではおいしかったのに、なんだか最近コーヒーが酸っぱい…なんてことありませんか?古いコーヒー豆は、風味が飛び嫌な酸味が出てきてしまうんですよ。なのでおいしいコーヒーを飲むためには、新鮮なコーヒー豆を選びたいもの。まずは、新鮮なコーヒー豆の選び方をご紹介します。

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・豆の状態のものを買う


コーヒー豆を挽いて粉状にすると劣化しやすくなってしまいます。鮮度・味・香りがどんどん抜けてしまうので、美味しいコーヒーを長く楽しみたいのであれば、コーヒーは豆の状態で買うようにしましょう。自分でコーヒー豆を挽くと、お使いの抽出器具やお好みに合わせて細かさを調整できるので、より自分好みの一杯を追求できますよ。

・焙煎日から時間が経っていないもの


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コーヒー豆は豆の状態でも、焙煎日から時間がたつと、香りが飛び味も劣化してしまいます。飲み頃は3日後から1ヶ月ごろまでが目安なので、ケースで販売しているお店や、その場で焙煎しているようなところでは、購入する際に店員さんに聞いても良いかもしれませんね。また、通販では購入後に焙煎というところもあるので、そういったところで頼むと安心です。

・豆の表面に油が浮いていない


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コーヒー豆の表面に油が浮いている状態だと、古い豆である可能性があります。ただ注意していただきたいのは、焙煎が深煎りの場合は、新鮮なものでも表面に油が出ているということ。浅煎り~中煎りなのであれば、油が浮いているものは避け、深煎りの場合は嫌な臭いがしないか確認するか、焙煎日をお店の人に聞いてみると良いでしょう。

・コーヒー豆が保存されているケースは清潔か


コーヒー豆をはかり売りしているようなお店は、だいたいクリアケースで豆を見ることができる状態ですよね?このとき、ケースにコーヒー豆の油分や殻が付着していないか確認してみてください。そういったものがコーヒー豆についてしまうと、風味が損なわれる原因にもなります。清潔な環境で管理されているのか見ておきましょう。

■コーヒー豆の保存期間の目安

粉よりは長く持つとはいえ、コーヒー豆にも美味しく飲める期間というものがあります。コーヒー豆の保存期間と、日にちが経つことによる風味の変化を理解して、1回1回適切な量を購入するようにしましょう。

・焙煎後1ヶ月以内に飲み切るのがベスト


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はかり売りや自社で焙煎をされているコーヒーショップで購入する場合、ご自宅での保存だと、一番おいしい状態で最後までコーヒーを楽しめるのは焙煎後1ヶ月以内です。そのため大容量の袋よりも、100g単位の小分けで購入したほうが良いかもしれませんね。

・エイジングによる風味の変化


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焙煎当日は雑味のない香りと味わいですが、まだ風味が落ち着いていません。これは煎りたてのコーヒー豆はガスを含んでおり、抽出にムラが出てしまうからです。そのガスが程よく抜ける焙煎後、約3日ごろから10日までになると、そのコーヒー豆の持つ酸味や苦み、コクがうまく合わさるようになります。そのあと20日頃まで味がどんどんまとまってまろやかになり、そこから30日頃までやわらかい味わいとコクの余韻を楽しめるようになります。

ですが、このような味の変化を楽しむためには、コーヒー豆を正しく保存する必要があるんですよ。

■コーヒー豆の保存に最適の場所と注意点

なんとなくコーヒー豆は乾物だというイメージがあって、保存方法が適当になってはいませんか?しかし、コーヒー豆は果物などの生鮮食品と同じです!美味しく飲み切るためには、適した環境や場所で保存する必要があります。

・空気に触れさせない


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私たちにとっては欠かせない酸素は、実はコーヒー豆にとっては良くないのです。空気中の酸素に触れることで酸化してしまい、コーヒー本来の風味を失い、嫌な後味や酸味が出るようになってしまいます。コーヒー豆を保存する場合はできるだけ、空気に触れないようにしてください。

・湿度の高い場所は避ける


実は焙煎後のコーヒー豆は、目に見えない小さな穴がたくさんある状態になっています。そのため空気中の水分を吸収しやすくなっているので、水回りなどの湿度の高い場所は避けてください。湿気を吸ったコーヒー豆は雑味が出てしまい、おいしくないだけでなく、カビが生えてしまう可能性もあります。

・温度変化のある場所に置かない


たとえば、コーヒー豆を冷蔵庫や冷凍庫で保存する場合、扉近くやドアポケット部分など、温度差が発生してしまうような場所は避けましょう。保存容器の内部で結露が起きてしまいます。先ほどもご紹介した通り、コーヒー豆はデリケートなので水分は大敵。冷蔵庫で保管する際は、気温差の出にくい冷蔵室部分や、開け閉めの少ない野菜室に入れるようにしましょう。

・光の当たる場所は避ける


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意外なのですが、紫外線もコーヒー豆には良くありません。日光の当たる場所を避けるのはもちろんのこと、蛍光灯も微量ですが紫外線が含まれているので気を付けたいものです。光の当たる場所に置かない、あるいは遮光性のある保存容器や袋などを使用するようにしましょう。

・高温を避ける


コーヒーは高温も苦手です。温度が高くなればなるほど、酸化のスピードが早くなってしまいます。気温の高い夏場の保存は涼しい場所にするか、冷蔵庫にした方が良いでしょう。

■コーヒー豆の保存方法は焙煎日から何日経過しているかが重要!

コーヒー豆に適した場所や環境がわかったところで、それに沿った保存方法についてみていきましょう。実は焙煎日からの経過日数や、コーヒー豆を保存したい期間によって、保存方法は変える必要があるんですよ。

・焙煎後5日間なら『キャニスター×常温』保存


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焙煎から5日間のコーヒー豆の保存方法は、キャニスターに入れるようにします。コーヒーを毎日飲んでいて、1週間以内に飲み切れるのであればこの方法が最適です。しっかり密閉できて、光を通さないキャニスターであれば、おいしく飲める状態のままコーヒー豆を保存できますよ。

おしゃれなキャニスターを選べばインテリアにもなりますし、毎日のコーヒータイムが楽しくなりそうですね。置き場所は温度差が無く、高温にならない場所を選ぶことも忘れずにしてください。

・焙煎後2週間なら『密閉袋×冷蔵庫』保存


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焙煎から2週間程、コーヒー豆を保存するのであれば、密閉袋に入れて冷蔵庫に保存するのがおすすめです。ご家庭でコーヒーを楽しまれる場合、最も多い保存期間かもしれませんね。なぜ密閉袋なのかというと、コーヒー豆は多孔質なので、冷蔵庫内の他の食べ物のにおいを吸収してしまうからです。コーヒーショップでも紙袋を使われている店もありますが、実はにおいを通してしまうので、コーヒー豆には向いていないんですよ。

チャック付きの完全密封できる袋に入れて、冷蔵庫の開け閉めの影響を受けにくい場所に置いてください。またコーヒー豆を取り出すたびに、しっかり袋内の空気を抜いて、できるだけ酸素に触れさせないように心がけてください。

・焙煎後1ヶ月なら『アルミバッグ×冷凍庫』保存


セールでちょっと買いすぎちゃった、なんてときにはアルミバッグに入れて冷凍庫に保存します。このとき密閉できるチャック付きのアルミバッグにしてくださいね。

なぜアルミバッグなのかと言うと、長く保存して使う中で何度も蛍光灯の灯りを浴びることになりますよね?アルミバッグには遮光性があるので、蛍光灯の紫外線の影響を受けにくくなるんです。長持ちするとはいえ、焙煎後1ヶ月から半年以内には飲み切るようにしましょう。冷凍のコーヒー豆で淹れるときは、少し風味や甘さが弱くなるので、いつもより多めの量の豆を使うとおいしく飲めますよ。

・冷凍したコーヒー豆の解凍方法とは


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冷凍したコーヒー豆は、解凍の必要はなくそのままミルで挽いてもらって大丈夫です。ただし、冷凍庫から取り出したらすぐに挽いて淹れることが鉄則です。何か理由があってそれが無理なのであれば、使う分だけ冷蔵庫でゆっくりと自然解凍させてから、使用するようにしましょう。常温での解凍は絶対にやめてくださいね。

■保存の際に一工夫してコーヒー豆を長持ちさせよう

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最後までよりおいしく味わうために、コーヒー豆を保存するためのちょっとしたコツや注意点についても確認しておきましょう。

・乾燥剤を添える


乾燥剤を保存容器や保存袋内に入れておく方法です。コーヒーの雑味の原因となる湿気をできるだけ減らします。最近では色々な乾燥剤が売られており、一番身近なところだと100円均一でも販売されているので気軽に試せます。ただ、乾燥剤の中には脱臭効果もプラスされているものもあるので、せっかくのコーヒーの香りを吸収されてしまうことも…。そういった乾燥剤は選ばないように注意してくださいね。

・留め金で口を縛る


新しいコーヒーを開けた際、チャック付き袋が無い場合は、袋の口をクリップなどの留め金でしっかりと封をするようにしてくださいね。このときに空気を抜くことも忘れずにしましょう。

・におい移りに注意する


コーヒー豆は他のにおいを吸収してしまうので、どこに保存するにせよ、キムチやカレーなどにおいの強いものの近くに置くのはやめましょう。室内で常温保存する場合は芳香剤や線香などにも気を付けてくださいね。冷蔵庫や冷凍庫に置く場合は、庫内用の脱臭剤を置くのもいいかもしれません。

・容器の水滴はしっかりおとす


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キャニスターやチャック付きの保存袋は、清潔さを保つために丸洗いすることもあると思います。ですがコーヒー豆に水分はNGなので、洗った後は乾かして水滴はしっかりと落としてから新しいコーヒー豆を入れるようにしましょう。

・使った後出しっぱなしにしない


冷蔵庫や冷凍庫からコーヒー豆を取り出し、使った後はすぐに元の場所に戻すようにしましょう。うっかり出しっぱなしにすると、庫内と室温との温度差で結露が発生してしまいますし、高温になると劣化が進んでしまいます。常温保存でも、香りが飛んでしまうので、キャニスターの蓋は使ったらすぐに閉めるようにしてくださいね。

■コーヒー粉の保存期間は短い!

コーヒー豆からコーヒーを入れる方がおいしいとわかっていても、コーヒーミルなど専用の器具を揃えるのは大変ですよね。時間もないし…ということでコーヒー粉をご使用の方も多いかもしれません。あるいは、数回分をまとめて挽いておくなんてご家庭もあるでしょう。そこで、最後にコーヒー粉の保存期間についてもご紹介しておきます。

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・保存の基本はコーヒー豆と一緒


コーヒー豆を粉にしたものなので、同様に酸素、紫外線、高温、湿気が苦手です。そういった場所は避けるようにしましょう。

・酸化のスピードが速い


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コーヒー豆を挽いて粉にすることで、空気中の酸素と触れる部分が増えてしまいます。そのため、酸化スピードも豆に比べてグンと速くなってしまうのです。保存の際には脱酸素剤を入れておいた方が良いかもしれませんね。

・7~10日以内に飲み切った方がよい


コーヒーの粉でおいしいコーヒーを飲めるのは、約7~10日以内です。開封後や挽いた後は、それを目安に飲み切るようにしてください。飲む頻度が少ないのであれば、小分けのタイプを購入することをおすすめします。元の袋がチャック付きで無ければ、しっかりクリップなどで封をするか、元の袋ごとチャック付き袋に入れて保存しましょう。

・真空パックや密閉袋の保存がおすすめ


7~10日の目安を超えるようならば、真空パックや密閉袋に詰め替えて冷蔵庫や冷凍庫に保存するのがおすすめです。特に、密閉袋に入れる場合は1回分を小分けにしておくと、何回も出し入れせずにすむので、残りの分のコーヒーの劣化も防げますよ!

■正しい保存方法で、コーヒーは最後まで美味しく飲める!

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今回はコーヒー豆の正しい保存方法や保存期間の目安についてお伝えしてきました。なんとなく保存食のイメージのあるコーヒーですが、とてもデリケートな生鮮食品であることがわかりましたね。今回ご紹介したポイントに気を付けて、毎日のリラックスタイムのお供に、美味しいコーヒーを楽しんでくださいね。
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