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なめこの賞味期限って何日あるの?正しい保存方法を学んで使い切ろう

ぬめりが特徴のなめこ。みそ汁や、おそばの具材、なめこおろしなど、きのこの中でも口にする機会が多いですよね。なめこは、お店では1年を通じて売られ、手に入りやすい価格でもあるので何かと便利な食材です。

しかし真空パックなどできっちり包装されていることが多く、見た目で鮮度を見分けにくいなめこ。そもそも、なめこの賞味期限はどのくらいなのでしょうか。今回は、なめこの賞味期限と正しい保存方法についてご紹介します!

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■なめこの賞味期限は未開封と開封後で変わる

なめこは、スーパーなどではしめじのように株つきのまま袋づめにされていたり、石づきを切落してバラバラの状態で真空パックにされて売られています。これらは人工栽培されたなめこです。きのこが名産の観光地では、天然のなめこが瓶づめや缶づめになっているのも見かけますが、未開封と開封後では賞味期限がどのくらい変わるものなのでしょうか。

・生で冷蔵した場合


なめこは、生とゆでたときの見た目の変化があまりありませんが、真空パックで売られているものはすべて生の状態です。よく見るとパックや袋にも「加熱してお召し上がりください」と記載されています。なめこはとても傷みやすいため、使い切れなかった場合は保存袋にいれて空気を抜き、冷蔵庫のチルド室で保存をします。なるべく早く2、3日のうちには食べ切るようにしましょう。

・冷凍した場合


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冷蔵保存では2、3日しか賞味期限のないなめこ。すぐに食べる予定がない場合は、うっかり忘れていたなどということがないよう、すぐ冷凍保存をするようにしましょう。真空パックされているなめこは、袋ごと冷凍します。株つきのなめこは石づきを切落し、バラバラにしてから冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。袋の空気はきっちりと抜くようにすると良いでしょう。どちらの場合も、冷凍庫で1ヶ月ほどは保存可能です。

なめこをはじめとしたきのこ類は、冷凍することで細胞壁がこわれ旨みが増すといわれています。なめこは冷凍しても食感もほとんど変わらず、ぬめりも失われないため、とくに冷凍向きなきのこです。

・瓶づめの場合


きっちり殺菌された瓶づめのなめこであれば、未開封で1年は保存可能です。お店で販売されたものであれば、賞味期限が表示されているのでチェックしましょう。瓶を開封したなめこは傷みやすくなりますので、冷蔵庫に保存して2、3日以内には食べ切るようにします。瓶から取り出すときは、雑菌がはいらないように清潔なスプーンなどを使用してくださいね。

・真空パックに入っている場合


真空パックで売られているなめこは、冷蔵庫のチルド室で保存をしましょう。未開封であれば1週間ほど日持ちします。傷みやすいなめこですが、未開封の真空パックの場合は空気にふれないため酸化がおこらず、雑菌も繁殖しにくいため賞味期限が長くなるのです。

・缶詰に入っている場合


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缶詰のなめこは一般的に年単位で保存が可能です。缶詰は空気を抜いて密閉し、加熱殺菌をするため、雑菌などが繁殖しないように作られています。常温で保存が可能で、あると便利なものです。また缶詰の場合は缶に賞味期限の記載があるため、確認するようにしましょう。ただし賞味期限はあくまで目安であり、缶が大きく変形していたり、温度の高低差がはげしい場所で長期保存をしていたなど、保存状態が悪い場合はその限りではありませんので注意してください。

また、開封の瞬間から劣化がはじまるので、一度で食べ切れないなめこは冷蔵庫で保存をします。缶詰の中身をざるなどに開けて保存液を軽く切り、保存袋へなめこをいれて空気を抜きます。冷蔵保存でも、2、3日中には食べきるようにしましょう。

・なぜ賞味期限の記載がないの?


袋づめや真空パックなど、生で売られているなめこのほとんどは賞味期限が記載されていないことをご存じでしたか? 加工品ではない生のなめこは、賞味期限の表示義務がないのです。大根やりんごなどの野菜やくだものにも、賞味期限が記載されていないのと同じ理由です。

■新鮮ななめこと賞味期限が切れたなめこの見分け方

賞味期限の表示義務がないなめこは、新鮮かどうか自分の目で見きわめて購入する必要があります。ですが、お店で売られているなめこは他の野菜のように、大きさに個体差がほとんどなく、袋に詰められていることもあり新鮮かどうか見分けがつきにくいものです。新鮮ななめこと、賞味期限の切れたなめこをかんたんに見分ける方法はあるのでしょうか。

・新鮮ななめこの特徴


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売られている状態で判断ができる、新鮮ななめこの特徴をあげてみます。
  • なめこの形にそって、きっちりと真空状態になっているもの
  • 色が明るめできれいな茶色をしたもの
  • ツヤがあるもの
  • かさやじくが割れていないもの
  • ぬめり部分ににごりがなく、すきとおっているもの

・傷んだなめこの特徴


  • 真空パックの袋がふくらんだもの
  • 真空パックの中に泡が立っているもの
  • なめこの色がどことなく黒っぽいもの
  • なめこが割れたり、くずれているもの
  • ぬめり部分がにごっているもの
  • ぬめり部分が水っぽいもの
  • すっぱいにおいのするもの
  • なめこがやわらかく形が崩れているもの
購入したときは問題がなくても、保存中に傷みが進んで食べられなくなる場合もあります。なめこはデリケートで傷みやすい食材なので、少しでも違和感がある場合は食べないようにしましょう。

■すぐ使うなら!なめこを冷蔵庫で保存する場合のポイント

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冷凍したほうが鮮度が保てることはわかっていても「すぐ使うしわざわざ冷凍するまでもないかな」といった場合もありますよね。冷蔵庫でもなるべく鮮度を落とさず、上手に保存をするポイントを紹介します。

・「野菜室」には入れない


しいたけやしめじなど、ほかの多くのきのこ類と違い、なめこは野菜室での保存は向きません。平均的な野菜室の温度は6℃前後といわれていますが、これはなめこにとって高すぎます。なめこを保存する場合は、温度が0℃程度に保たれているチルド室が最適です。なめこの生育温度は0℃から5℃以下といわれ、チルド室が生育環境に似ているからです。5℃以下に設定した冷蔵庫も適していますが、開け閉めの回数が多く温度があがりやすいため、可能であればチルド室での保存がおすすめです。

・使わない部分は洗わない


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なめこをチルド室で保存するときは、洗わないで保存をしましょう。なめこを含め、きのこ類は一般的に水をきらいます。水で洗うと栄養と香りが逃げて風味が落ち、食感が損なわれてしまうのです。株つきのなめこは、キッチンペーパーなどで汚れをやさしくふきとるだけでも十分です。

洗う場合は食べる分だけを、その都度洗うようにしましょう。なめこをざるなどにいれ、表面のごみや汚れを流水で軽く洗い流す程度にします。真空パックになっているなめこは、洗う必要はありません。どうしても気になるのであれば、調理前に流水で洗い流すようにしてください。

・密閉出来る容器に入れる


なめこを保存するときは、密閉できる容器やプラスチック袋に入れます。真空状態にできる容器や袋であれば、なお良いですね。空気にふれる範囲や回数が多ければ多いほど、なめこは酸化しやすくなり傷みがすすむ原因となります。また雑菌も繁殖しやすくなるため、出来るかぎり密閉状態で保存をしましょう。

・出来るだけ早めに使い切る


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なめこはどんなに保存方法に気をつけても、傷みやすい食材です。正しく保存をし賞味期限の範囲内であっても、早めに使い切るよう心がけましょう。また、食べる分には問題はなくても、長く保存するほどなめこの風味は失われていくので、おいしく食べられる内に使い切りたいですね。

■賞味期限を延ばす!なめこを冷凍庫で保存するポイント

足のはやいなめこも、冷凍をすればぐんと賞味期限が長くなります。なめこを上手に冷凍保存するポイントとはなんでしょうか。

・『石づき』を切り落とす


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株つきのなめこは、冷蔵では石づきがついたまま保存をしますが、冷凍の場合は石づきを切り落としましょう。石づきを切っておくと、なめこが凍ったまま調理できるため便利です。またバラバラになめこを冷凍することで、使用したい分だけ使うことができます。

・密閉出来る容器やプラスチック袋に入れる


冷蔵の場合と同じように、密閉できる容器や冷凍用のプラスチック袋に入れて冷凍します。空気をよく抜き、なめこの酸化を防止するのを忘れないようにしましょう。また、容器や袋にいれたなめこの厚さは、なるべく薄く均一にするようにします。厚さがまちまちの場合、なめこの凍る時間に差が生じてしまいます。できるだけ短時間で凍らすことが、長持ちさせるポイントです。

・真空パックならそのまま入れてもOK


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真空パックのなめこであれば、パックごと冷凍しましょう。真空パックのなめこは空気にふれることがないため、保存用の容器や袋にいれかえるより、ぐんと賞味期間が長くなります。

・汁物に使うなら解凍せずに使用


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冷凍したなめこを、みそ汁など汁物の具材にする場合は、凍ったまま汁に入れて調理します。煮物に用いるときも同様に、だし汁にそのまま入れて加熱します。冷凍なめこは加熱すると、生のときと同じようにぬめりがでてきます。

・水気が不要な料理には流水解凍


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他の解凍方法としては流水解凍があります。ボウルなどに冷凍したなめこを保存袋ごと入れ、流水で解凍をしていきます。自然解凍よりも短時間で解凍ができ、風味が損なわれにくくなります。注意点としては、なめこを袋から出して直接水をかけないようにしましょう。なめこの特徴でもあるぬめりや、風味が落ちてしまいます。

■なめこの賞味期限を見きわめて、おいしくいただこう!

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なめこの賞味期限や、保存方法についてご紹介しました。生で売られているなめこに賞味期限が記載されていない理由は、表示義務がないからだったのですね。賞味期限が短いなめこですが、冷凍すれば長期保存が可能になるので、ぜひ常備して、おいしくいただきましょう!
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