【ズッキーニの保存方法】賢く使い切るにはどうしたらよい?選び方も紹介
2021年1月27日 09:00野菜を買いだめしたときには、正しい方法で保存することが重要です。保存の方法を間違えると、おいしくなくなってしまうだけでなく腐ったり危険な状態になってしまうこともあります。この記事では、ズッキーニの正しい保存方法や食べられない状態について解説します。
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目次 [開く]
■ズッキーニを常温保存する方法
ズッキーニは常温で保存することができる野菜です。ズッキーニを常温で保存するための正しい方法をご紹介します。・ズッキーニは常温保存が最適
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ズッキーニを冷蔵庫で保存しているという人も多いかと思います。けれど、実はズッキーニの最適な保存方法は常温で保存することなんです。とはいえ、そのまま置いておくだけではすぐに水分が抜けてカラカラになってしまいます。常温での正しい保存方法を解説します。
・1本ずつ新聞紙で包む
ズッキーニを常温で保存するときには、1本ずつ新聞紙で包みます。こうすることで、乾燥から守ることができます。新聞紙で包むときには、なるべく空気に触れないように包むことで長持ちさせることができます。
・風通しのよい冷暗所に置く
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新聞紙に包んだズッキーニは、風通しの良い冷暗所に置きます。直射日光が当たる場所や温度が高くなりやすい場所は避けてください。10℃から20℃くらいの温度が最適です。可能であれば立てて保存しておくとより長持ちしやすくなります。
・常温保存可能な期間
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ズッキーニは、常温で1週間程度保存が可能です。ただし、時間が立てば立つほど水分が抜けてスカスカになってしまいやすいので、できるだけ早く食べるのがおすすめです。早めに食べることで、急に気温が高くなって高温にさらされたり、ちょっとしたきっかけで腐ったりしてしまうのを避けることにもつながります。
■ズッキーニを冷蔵保存する方法
常温保存が最適とされているズッキーニですが、冷蔵庫で保存することも可能です。家の中に常温保存に適した場所がない場合などにも、冷蔵庫での保存を活用してみてください。・切ったズッキーニは冷蔵保存
ズッキーニはもともと傷みやすい食材ですが、カットするとさらに傷みやすくなります。切ったズッキーニは冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
・ラップでぴったりと包む
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ズッキーニを冷蔵保存するときは、空気に触れないようラップでぴったりと包みます。しっかり包むことで水分が抜けてしまうのを防ぐこともできます。ラップで包んだあとにビニール袋やフリーザーバッグなどに入れておくとさらによいでしょう。
・冷蔵保存可能な期間
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ズッキーニは冷蔵で3日から5日程度保存が可能です。とはいえ傷みやすい状態であることに違いはないので、できるだけ早く使うようにした方がよいでしょう。
■ズッキーニを冷凍保存する方法
ズッキーニは冷凍保存することも可能です。冷凍保存についても、正しい方法を覚えておきましょう。・長期保存したいなら冷凍
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冷凍保存にすると、長期間保存することが可能になります。安いときに買いだめしたズッキーニやしばらく使う予定のないズッキーニは冷凍保存しておくのがおすすめです。
・炒めてから冷凍するのがおすすめ
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ズッキーニを冷凍するときには、あらかじめ油で炒めておくのがおすすめです。炒めるときにはサラダ油を使ってもよいのですが、オリーブオイルとも相性が良い野菜なのでぜひ試してみてください。
炒めたあとは、しっかり冷ましてからフリーザーバッグに入れて冷凍します。
急速冷凍する場合には、炒めた後に冷ましたズッキーニを金属のバットに平らに並べてから冷凍しましょう。2時間ほどで冷凍できるので、そのあとはまとめてフリーザーバッグに入れてしまって問題ありません。急速冷凍すると、普通に冷凍するときと比べて色が鮮やかなまま保存することができます。
・丸ごと冷凍もできる
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ズッキーニは、丸ごと冷凍することもできます。下処理する時間がないときには丸ごと冷凍しておくのがよいでしょう。
丸ごと冷凍するときには、まずズッキーニをさっと水洗いしてキッチンペーパーで拭きます。空気に触れないようにぴったりラップで包んだら、さらにフリーザーバッグに入れて空気を抜いてから冷凍庫で保存します。
・『丸ごと冷凍』は流水解凍して使う
丸ごと冷凍したズッキーニは、流水で解凍して使います。2〜3分程度流水にあてて、簡単に包丁が入る半解凍状態になったら普段通りに調理できます。
・カットして冷凍したものは解凍不要
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冷凍する前にカットして冷凍しておいたものは、事前に解凍する必要はありません。普段調理するときと同じように、レシピで指示されたタイミングで直接加熱調理してください。
一度冷凍したズッキーニは、食感が柔らかくなるので、ラタトゥイユなど食感が柔らかくても良い料理に使うのがおすすめです。
・冷凍保存可能な期間
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ズッキーニは冷凍保存すると2週間から1ヶ月程度の保存が可能になります。常温や冷蔵よりは長持ちしますが、冷凍したからといって安心せず、早めに食べるのがおいしく食べるコツです。冷凍するときには、保存袋に日付を入力しておくなどすると忘れずに使いきれます。
■保存に適したおいしいズッキーニの選び方
せっかくズッキーニを買うのであれば、保存に適していておいしいものを選びたいですよね。ここでは、そんなズッキーニの選び方を解説します。・ヘタに注目
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おいしいズッキーニを選ぶときにまず注目すべきはヘタの部分です。ヘタの切り口がみずみずしいものは鮮度が高い証拠です。また、切り口の角が丸くならずにシャープな状態なのも新鮮な証拠ですから、ぜひチェックしてみてください。
・ハリツヤがよいもの
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新鮮なズッキーニは、表面にハリとツヤがあります。売り場のズッキーニを見比べて、なるべくハリツヤが良いものを選ぶのがおすすめです。
・傷がないもの
表面に傷があると、水分が抜けてしまう原因となります。味が落ちますし日持ちも悪くなるので、傷がなくなるべくなめらかな表面のものを選ぶようにしましょう。
・均一にふっくらしているもの
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ズッキーニは、太さが均一でふっくらしているものを選びます。ただし、あまり大きすぎたり太すぎたりするものは固くなってしまっていたり味が落ちてしまっていたりすることがあります。長さは20センチくらいまで、太さはきゅうりの2〜3倍程度のものであればおいしく食べられます。
・色が濃いもの
ズッキーニには、よくスーパーで売られている緑色のもののほかに、直売所などでしか売られていない黄色のものがあります。どちらの場合にも、色の濃いものの方がおいしく食べられます。
■ズッキーニの『食べられない状態』とは
ズッキーニは、どんな状態になってしまったら食べられないと判断するべきなのでしょうか。悪くなってしまったズッキーニを食べるとおいしくないだけでなく食中毒などの原因にもなります。ズッキーニの食べられない状態について解説します。・ズッキーニは日持ちしない
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まず、前提知識としてズッキーニは日持ちしないということを覚えておきましょう。一番長持ちする冷凍保存でも、2週間程度で食べるのがよりよいとされているくらいです。できれば、ズッキーニを買ったらその日のうちに食べるのがおすすめです。
保存しておいたあとは、それほど時間がたっていなくても食べられない状態になっていないかきちんとチェックしておくのがおすすめです。
・異臭がする
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異臭がする場合には、食べるのをやめた方がよいでしょう。見た目に異常がなくても腐ってしまっている可能性があります。腐っている場合には、鼻をつくようなツンとしたにおいがします。ズッキーニはもともと香りが強い野菜ではないので、少し注意しているだけでも異臭に気付けるはずです。
・皮がやわらかい
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ズッキーニが腐ってしまった場合、皮がやわらかくなるのも特徴です。ブニブニとした触り心地になっていたり、ハリやツヤがなくなってシワになっていたりするときには食べられないと考えた方が安全です。
また、表面がヌルヌルしてくる場合もあります。一見洗えば食べられそうに見えることもありますが、特に心当たりがないのにヌルヌルしている場合には食べるのをやめたほうがよいでしょう。
・変色している
変色しているものも、腐っている可能性が高いので食べない方が無難です。ズッキーニは色の差が大きい野菜ですが、一部だけ色が変わっていたり、買ってきたときと違う色になっていると感じたときには食べない方が安全です。
・切ったときに異変を感じる
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見た目にはあまり変化がなくても、切ったときにネバつきが感じられたり「す」が入っていたりすることがあります。その場合にも、腐っていると考えた方が良いでしょう。
カビが生えている
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ズッキーニにはカビが生えてしまうこともあります。ズッキーニのヘタの部分や表面に白いものがついていたら要注意です。カビには根の深いものもあるので、カビが生えているのを見つけたら、そのズッキーニは食べない方が無難です。カビが生えてしまった部分だけを取るなどしても悪いものには変わりないので、食べないようにしましょう。
■ズッキーニはどんな野菜?
そもそも、ズッキーニとはどんな野菜なのでしょうか。ズッキーニの基本的な知識についてもご紹介します。・実はかぼちゃの仲間!
ズッキーニは、見た目がきゅうりに似ています。同じウリ科の植物でもあるのできゅうりの仲間かと思いきや、実はきゅうりはウリ科キュウリ属なのに対して、ズッキーニはウリ科カボチャ属に属しています。つまり、ズッキーニはかぼちゃの仲間なんです。ズッキーニのほかに、ゴーヤもウリ科カボチャ属の野菜です。
かぼちゃとズッキーニの共通点は、油との相性がよいことです。どちらも生でも食べられる食材ですが、どちらかといえば加熱調理に向いています。軽く油で炒めて塩をふるだけでもおいしく食べられるので、ぜひ試してみてください。また、含まれている栄養素も似ています。
・ズッキーニの原産地と日本への広まり
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ズッキーニの原産地は、北アメリカやメキシコの北部とされています。ヨーロッパでは16世紀ごろに栽培が開始されていて、イタリア料理やフランス料理などにも多く使われます。
日本では1980年代にアメリカから輸入されたものが広まったとされています。まだ歴史は浅いのですが、すでに一般家庭で食べられるまでに広まっていて、日本での栽培も行われています。日本でのズッキーニの収穫量は、長野県と宮崎県で多く、そのほかに群馬県や茨城県、千葉県などでも生産されています。
・ズッキーニの栄養と効能
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ズッキーニは、カリウムやビタミンC、ベータカロテンやビタミンB群を多く含んだ野菜です。
ビタミンCは、不足すると風邪をひきやすくなったりシミやそばかすができやすくなったりと、免疫を補う役割をになってくれることがあります。美容のためにも健康のためにも積極的に摂取しておきたいですね。
ベータカロテンは、高い抗酸化力を持つとされている栄養素です。こちらも、美容が気になる人は積極的に摂取しておくとよいでしょう。また、ベータカロテンは、体の中に入ると必要に応じてビタミンAに変わるというちょっと変わった栄養素でもあります。
ビタミンB群は、生きるために必要なエネルギーを作る栄養素とされています。不足することで、体のあらゆる部分でさまざまな不調が起きやすくなります。
■調理法に合わせたズッキーニの切り方
ズッキーニは、調理法に合わせて切り方を変えるとよりおいしく食べられます。ここでは、それぞれの料理に合う切り方について解説します。・炒め物や煮物は『輪切り』
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炒め物や煮物を作るときには、輪切りが便利です。輪切りとは、切り口が円形になるように切る切り方です。自分の前にズッキーニを横向きに置いたら、体に対して垂直になるように包丁で切っていくと輪切りができます。
・揚げ物は『乱切り』
揚げ物をするときには、乱切りが便利です。乱切りとは、不規則に包丁を入れて切っていく切り方のことです。乱切りにすると、表面積が大きくなるため火が通りやすくなるのがメリットです。ズッキーニの場合には、たてに1/4に切ったズッキーニを横向きにして、斜めの角度を変えながら包丁を入れていくことで乱切りにできます。
・ピクルスは『拍子木切り』
拍子木切りとは、名前のとおり拍子木のような四角い柱の形に切る切り方です。野菜スティックを思い浮かべてもらうとわかりやすいのではないでしょうか。
ズッキーニを拍子木切りにするときには、まず横に1/3〜1/2くらいの長さでカットします。次にカットしたズッキーニを立てて、板状になるように上から下に包丁を入れます。最後に、板状にカットしたズッキーニを寝かせて、短い方の辺に対して垂直に包丁を入れれば拍子木切りが完成します。
・おしゃれな前菜は『スライス』
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ズッキーニをたて半分に切ったら、断面にピーラーをあてて皮をむくときのように引くとスライスができます。このスライスでほかの食材を巻くとそれだけでおしゃれな前菜ができます。どんな食材を巻いても良いのですが、パプリカやトマト、カニカマなどカラフルな食材を使うと華やかです。
・サラダは『千切り』
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千切りは、なるべく細く食材を切る切り方です。ズッキーニを千切りにする場合には、薄い輪切りを作ったあとに棒状になるようにカットします。食感を残したいときには、少し太めの千切りにするのがおすすめです。
キャベツの千切りのような細い千切りを作りたいときには、一度スライスする方法もあります。前項で紹介したスライスを、折りたたむかくるくる巻いて細く切ると千切りを作れます。
■ズッキーニは正しく保存しておいしく食べよう
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ズッキーニは日持ちしにくい食材です。それだけに、正しく保存することがとっても重要です。買ってすぐは常温、切ったあとは冷蔵、長く保存したいときには冷凍にします。保存するときにはできるだけ空気に触れないように包んでおきましょう。
皮が柔らかくなってしまったり、変色してしまったりしているものは腐ってしまっている可能性が高いです。調理に使う前にはよく観察する習慣をつけておくと安全に食べられます。
ズッキーニというとソテーやグリルなど食べ方のバリエーションが少なくなってしまいがちですが、実はいろいろな使い方ができる食材です。調理法に合わせた切り方も覚えて、幅広いズッキーニ料理を楽しんでみてください。
今までズッキーニを買ったことがない人も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
《参考》
・KAGOME VEGEDAY「[ズッキーニ]どんな栄養が含まれていて、生食はできるの?」
・わかさ生活 わかさの秘密「カリウム」
・医療法人清友会笠松病院「『ビタミンC』について」
・わかさ生活 わかさの秘密「β(ベータ)カロテン」
・疲れに効くコラム powered by リポビタン「ビタミンB群不足が、その「疲れ」の原因かも?」
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