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レモンは冷凍保存が便利!丸ごと・カットレモンの保存のコツとは?

料理の付け合わせや調味料としてよく使われる「レモン」。レモンといえばビタミンCを思い浮かべますよね。ヒトは体内でビタミンCを合成できないため、一日に10mgのビタミンC摂取が推奨されています。レモン果汁は大さじ三杯でなんと22.5mgのビタミンCが含まれているんです。

そんなレモンは、1個買ったとしても使う部分は少量であることも多く、余ってしまいませんか? 今回は、レモンの上手な保存方法と、レモンをたっぷりと使ったおすすめのレシピをご紹介します!

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目次 [開く][閉じる]

■レモンの保存方法とは?

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・レモンは冷凍保存がおすすめ!


レモンのおすすめの保存方法は冷凍です! 冷凍した場合、1ヶ月ほどの保存ができますし、味の劣化もあまり起こりません。丸ごと冷凍やカット冷凍など、いろいろな方法で保存が可能です。

・冷蔵保存は乾燥に注意


レモンは冷蔵庫でも保存できますが、冷蔵庫内は乾燥しやすいので、皮や切り口の乾燥に注意しましょう。また、香りが飛んだり、風味が落ちたりすることもあるので、一週間ほどで早めに使い切る必要があります。

■レモンの保存方法【冷凍】

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まずはおすすめの冷凍保存の方法をご紹介します。レモンを沢山もらったり、袋入りで大量に安売りしていたときなどは、新鮮なうちに冷凍するようにしましょう。

丸ごと冷凍する方法とカットする方法がありますが、しばらく使い道がないときはカットして冷凍しておくといいですよ。すぐに使えて便利です。冷凍の時間をできるだけ短くすることが、風味を落とさずに保存するポイント。

冷凍するときはなるべく重ならないように平らにしたり、アルミのバットなどにのせたりして、できるだけスピーディーに冷凍できるようにしましょう。

丸ごと保存する場合


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丸ごと冷凍すると、香りや風味を閉じ込められます。少しかさばるので冷蔵庫の容量に余裕があるときには便利な方法です。

  1. よく洗って水気を拭く


    冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取ります。
  2. ラップでぴったり包む


    ラップでレモンをぴったりと包みましょう。
  3. 保存袋に入れ空気を抜く


    冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。

・くし形で保存する場合


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くし形にカットして冷凍すると、レモン果汁を少量使いたいときにさっと絞ることができますし、料理の付け合わせにもすぐに使えます。

  1. よく洗って水気を拭く


    冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取りましょう。
  2. くし形に切ってラップに包む


    くし形にレモンを切って、果肉が乾燥しないようにラップでぴったりと包みます。ラップに並べてまとめて包んでも良いですが、一切れずつ包んでおくと少量だけ使うときに便利です。
  3. 保存袋に入れ空気を抜く


    冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、できるだけ平らにしてしっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。

・輪切りで保存する場合


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輪切りは、レモンを乗せる華やかな料理におすすめです。解凍せずに調理もできますよ。種を取ってから冷凍しておくとさらに使い勝手がよくなります。

  1. よく洗って水気を拭く


    くし形の方法と同様に、冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取りましょう。
  2. 輪切りにしてラップに包む


    レモンを輪切りにして、果肉が乾燥しないようにラップでぴったりと包みます。ラップに並べてまとめて包んでも良いですが、一切れずつ包んでおくと少量だけ使うときに便利です。
  3. 保存袋に入れ空気を抜く


    冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。

・冷凍レモンの保存期間


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保存前の状態や防腐剤・ワックスの有無にもよりますが、冷凍レモンの保存期間はおよそ1ヶ月です。

・冷凍レモンの解凍方法


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冷凍レモンは自然解凍して使います。丸ごと冷凍したものはカチカチなので、30分ほど常温で置くと自然解凍されてカットできるようになるでしょう。

解凍すると、生の状態よりも果肉や皮が軟らかくなり、絞りやすくなりますので、未熟で絞りにくいレモンは冷凍すると扱いやすいです。解凍の時間は時期や室温によっても異なりますので、様子を見ながら解凍するようにしましょう。

また、レモンが凍った状態でも使えます。無農薬・ノーワックスのレモンを丸ごと冷凍したものであれば、凍ったままおろし金で皮をすりおろして使えますよ。料理やお菓子作りに入れると爽やかな香りを加えられます。

くし形や輪切りで冷凍したものは、凍ったまま飲み物に入れるのがおすすめです。くし形に切ったものはサワーに入れるといいですし、輪切りのものはそのまま紅茶に入れるとレモンティーとして楽しめますよ。煮物やサラダなどの料理に加えるときも凍ったまま使えます。

■レモンの保存方法【冷蔵】

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室温や気候によっては、常温だとすぐに傷んでしまうので、すぐに使う場合でも冷蔵庫で保存しておきましょう。冷蔵の場合、冷凍より保存期間は短くなりますが、レモンの使用頻度が多いときや使い道が決まっているときには手軽な方法です。

冷蔵庫保存で気をつけるべきことは、乾燥と低温障害です。乾燥を避けるためにしっかりと包んでおきましょう。そして、レモンは温暖な気候で育つため、冷蔵庫の低い温度では低温障害といって変色したり味が落ちたりすることがあります。冷蔵庫よりも温度が高い野菜室で保存すると、冷えすぎを防ぐことができますよ。

・丸ごと保存する場合


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すぐに使う予定があるときは、買ってきたレモンを冷蔵庫で保存しておきましょう。そのまま冷蔵庫に入れてしまいがちですが、皮が乾燥してハリが失われるため、きちんと包むとフレッシュさが保たれます。

  1. 1つずつキッチンペーパーとラップで包む


    乾燥を防ぐため、1つずつ包んでいきます。乾いたキッチンペーパーで包んだあと、ぴったりとラップをしましょう。
  2. 冷蔵庫の野菜室で保存する


    ラップで包んだレモンを冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

ラップの代わりにビニール袋でもOK


ラップの代わりに、ビニール袋に入れて保存しても良いですよ。ちなみに、青い未熟なレモンはりんごと一緒にビニール袋に入れて野菜室に入れておくと、早く追熟できます。

・カットして保存する場合


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中途半端に余ったレモンは、カットして保存しておくと便利です。切り口が乾燥すると果肉がパサパサになってしまいますし、空気にふれると傷みやすくなりますので、ラップできちんと包むことがポイントです。

  1. よく洗って水気を拭く


    レモンをしっかりと洗って、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭きましょう。
  2. 好みの大きさにカットして種をとる


    くし形や輪切りなど好みの大きさ・形にカットしましょう。少し面倒ですが、種を取っておくと料理に使いやすくなりますよ。
  3. ラップで包んで野菜室に入れる


    ラップに並べて包みます。一切れずつ包むと少量だけ使うときに便利です。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

・冷蔵レモンの保存期間


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丸ごと保存した場合は1ヶ月保存できますが、カットしたレモンは切り口から傷みやすいので保存期間は1週間ほど。香りが飛びやすいので早めに使うようにしましょう。

■レモンを使ったおすすめレシピ3選

保存したレモンは、さまざまな料理に活用したいですよね。添え物にすることが多いですが、お料理やドリンクなど、さまざまな使い道がありますよ。ここでは、目新しくも取り入れやすいレシピをご紹介します。

・サツマイモのレモン煮




レモンの皮の部分には香りの成分が多く詰まっているので、レモンの輪切りと果汁の両方を使います。甘いさつまいもにレモンの酸味が加わることで、飽きずに食べられます。レモンとよく合うハチミツを使うところもポイントです。薄口しょうゆをを少量入れるため、ご飯のおかずにもよく合いますよ。

材料(2人分)


サツマイモ1本
白ワイン大さじ2
砂糖大さじ1
ハチミツ大さじ1.5
レモン汁1/2個分
レモン(輪切り)2~3枚
塩小さじ1/4
薄口しょうゆ小さじ1/4

下準備


サツマイモは皮ごときれいに水洗いし、厚さ1.5cmの輪切りにして水に放つ。
細いサツマイモ(2~3本)の場合は、皮ごときれいに水洗いし、長さ4~5cmに切る。

作り方


手順1:深めのフライパンまたは鍋に、水気をきったサツマイモを並べ、白ワイン、かぶるくらいの水を入れ、中火にかける。煮たったら火を少し弱めて5~6分煮る
手順2:砂糖、ハチミツを加えてさらに5~6分煮る。サツマイモが柔らかくなったらレモン汁、レモンの輪切り、塩、薄口しょうゆを加え、2~3分煮て火を止める。そのまま10分以上置いて味を含ませ、器に盛り分ける
冷凍レモンの場合、輪切りのものを凍ったまま入れてOKです。甘味をとレモンの香りがよく染み込むように、煮たあとにしばらく置いて味を含ませましょう。

レシピ
サツマイモのレモン煮
サツマイモのレモン煮

味を含ませることで、ハチミツの甘さとレモンの香りがしっかりとしみ込みます。

  • 25分
  • 280 Kcal


・チキンのレモンハーブソテー




こちらもレモンの輪切りと果汁をW使いしたレシピです。レモンとハーブによって、いつものチキンソテーがちょっと豪華に変身しますよ。焼き汁に、レモン汁とバターを加えたソースなので、こってりした中にも爽やかさが広がるおしゃれな一品に仕上がります。ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。

材料(2人分)


鶏もも肉1.5枚
<下味>
塩コショウ少々
白ワイン大さじ1
ハチミツ大さじ1
ローズマリー(生)2枝
片栗粉大さじ1
白ワイン60ml
レモン1/2個
バター10g
塩コショウ少々
ベビーリーフ適量
サラダ油大さじ1/2

下準備


鶏もも肉は身の厚い部分をフォークで刺す。1枚を4等分に切り、<下味>の材料に10分漬ける。
レモンは飾り用に2枚スライスし(2人分)、残りは搾る。

作り方


手順1:フライパンにサラダ油と<下味>のローズマリーを入れて中火で熱し、香りがたってきたらローズマリーを取り除く。
手順2:鶏もも肉は汁気を軽くきり、片栗粉を薄くまぶして(1)のフライパンに皮側を下にして並べ入れ、両面に焼き色をつける。
手順3:ワインを注ぎ入れ、煮たったらフライパンに蓋をして中火にし、途中で返しながら8~10位分蒸し焼きにして器に盛る。鶏もも肉に竹串を刺し、透き通った汁が出てきたら焼き上がりです。
手順4:手順3のフライパンにレモン汁を加え、煮たったら火を弱め、バターを加える。バターが完全に溶けたら火を止め、塩コショウで味を調える。
手順5:鶏もも肉にスライスしたレモン、ローズマリーをのせてベビーリーフを添え、手順4のソースをかける。
ローズマリーが焦げないように、油に香りを移したら取り出しましょう。厚みのある鶏もも肉は火が通りにくいので、白ワインで蒸し焼きにしてしっかりと火を通してください。最後に輪切りにしたレモンをのせることで、フレッシュなレモンの風味も楽しめます。

レシピ
チキンのレモンハーブソテー
チキンのレモンハーブソテー

レモンの爽やかさが広がる、チキンソテーです。

  • 25分
  • 599 Kcal


・レモンジンジャーエール




難しそうに見えて実は手作りできるジンジャーエール。ショウガのピリッとした辛さにレモンの酸味がマッチします。このレシピではさらにレモングラスも使い、香り豊かなジンジャーエールに仕上げています。手に入れるのは少し大変ですが、お酒が苦手な方も楽しめる、ぐっとおしゃれなノンアルコールドリンクができますよ。

材料(2人分)


レモングラス(生)5本
ショウガ親指大1片
ハチミツ大さじ1
レモン(輪切り)2枚
炭酸水適量
氷適量

作り方


手順1:耐熱グラスにレモングラスを長さ4~5cmに切って入れ、熱湯50mlを加え、ラップ等で蓋をしておく。
手順2:ショウガは皮をむいてすりおろす。
手順3:手順1のレモングラスの香りが立ったらハチミツを加えてよく混ぜ、ハチミツを溶かす。溶けたらショウガを加え、さらに混ぜる。
手順4:手順3に炭酸水を入れて混ぜ、氷を2~3個入れてレモンスライスを浮かべる。
レモングラスにお湯をかけて香りをしっかりと引き出しましょう。せっかくの香りが飛ばないように必ず蓋をしてくださいね。飲むときにレモンの輪切りを少しつぶすと、より爽やかさが引き立ちますよ。

レシピ
レモンジンジャーエール
レモンジンジャーエール

レモンのさわやかな酸味とショウガのピリッと辛さにハチミツの甘さが加わりました。

  • 10分
  • -


■レモンを賢く保存してさまざまな料理に活用しましょう!



今回は、レモンの冷凍保存と冷蔵保存についてお伝えしました。保存方法がわかると、レモン1個全部使いきれるかな…と、不安にならずに済みますね。

すぐに使うときは冷蔵でも良いですが、しばらく使わないときは冷凍しておくと傷みを心配せず長期間保存できます。丸ごと、くし形、輪切りなどの方法に分けて用意しておくと、ちょっと使いたいときにさっと使えますので、より手軽にレモンを取り入れられるでしょう。

保存したレモンは、料理やお菓子づくり、ドリンクなどにどんどん使いましょう。いつもの料理にレモンをプラスすると、爽やかな香りで食欲が湧きますし、目新しい一品になります。今回ご紹介したレシピのほかにも、お菓子やマリネ、さらに浅漬けなど、レモンを活用した料理がたくさんありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


《参考》
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「ビタミンCの働きと1日の摂取量」
ニチレイほほえみごはん「【レモンの保存】冷凍ストックが便利!1ヵ月長持ちする保存テク」
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