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魔性の食べ物「日本三大ラーメン」に隠れた意外なラーメンの歴史

寒い北海道だからこそ、各地域でラーメンが育っていったのですね。

■2:喜多方ラーメン・・・実は喜多方がラーメン屋台の元祖だった

大正末期から昭和初期のころ、中国から渡ってきた青年がチャルメラを吹きながら屋台を引いて売り歩いていたのが、2つ目の日本三大ラーメンである「喜多方ラーメン」の元祖といわれています。

その特徴は、平打ち太めの中華麺。飯盛山を源とする伏流水をたっぷり使ってじっくり寝かせて熟成させてつくる、モチモチとした水分の多い麺です。スープは醤油ベース。

蔵のまちと称される喜多方市は雪国であり、2,000棟以上の蔵が並ぶ町。美しい町並みとおいしいラーメンが楽しめるということで全国から多くの人が足を運ぶようになり、喜多方ラーメンは日本三大ラーメンの1つにまでなったのです。

■3:博多ラーメン・・・ばりかたの「ばり」は博多の方言で「とても」

日本三大ラーメンの最後は、福岡県福岡市を中心とした博多ラーメンです。特徴は、なんといっても豚骨スープ、細麺、そしてトッピングの紅しょうがですね。替え玉システムがあることも博多ラーメンならではです。

そして「ばりかた」ということばがあるように、麺の茹で加減を指定できるのも博多ラーメンの特徴のひとつ。

「ばり」とはとてもという意味の博多弁。とてもかために茹でて欲しいときには「ばりかた!」とオーダーします。もっと硬めが好きな人は「針金」「粉落とし」というオーダーもできます。

豚骨スープの博多ラーメンは屋台「赤のれん」の店主が戦時中の満州で食べたものを元につくったことが発祥といわれています。その赤のれんにならった他の店舗もラーメンをつくり、博多の屋台文化があったからこそ、博多ラーメンは発展していったのです。



もちろん、日本中にはまだまだたくさんのおいしいご当地ラーメンがあります。味の違いや個性を楽しむのはもちろん、それぞれの歴史や背景を知りながら食べるとまた楽しみ方も変わってきそうですね。みなさんの身近なラーメンには、どんな歴史があるのでしょう?

(文/料理家・まつながなお)
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