豆腐の水切り方法を一挙解説!時短のやり方やおすすめレシピ7選も
2021年6月20日 00:00
豆腐の水切りなんてめんどくさい! なんて思っていませんか? しかし、豆腐料理をよりおいしくするためには水切りは欠かせません。もはや、豆腐料理のおいしさを左右する決め手は水切りにあるといっても過言ではないほど。料理の仕上がりに合わせた水切り方法をマスターして、豆腐料理をもっとおいしく作って家族を驚かせましょう!
豆腐は水分が多く含まれているので、そのまま使用すると、料理の仕上がりに影響が出てしまいます。そのため、豆腐料理レシピのほとんどに「水切り」というワードが出てくるでしょう。水切り作業をすることで、どのような効果があるのか見ていきましょう。
豆腐の口当たりのなめらかさの正体は、水分量にあります。なんと、その量は木綿豆腐では86.8%、絹ごし豆腐では89.4%と80%以上が水分。そのため、水切りをせずに調理をしてしまうと、時間が経つにつれて水分が出てきます。調理前に、しっかりと水切りとしておくことで、料理が水っぽくなったり、味が薄くなってしまうのを防ぐことができます。
加熱せずに、そのまま食べる冷や奴は、つるんとしたなめらかな食感がおいしいですよね。同じ豆腐でも、水切りをすることでかための食感になり、味も凝縮されて、違う食感や味わいを楽しむこともできます。
揚げ出し豆腐や豆腐ステーキなど、豆腐のかたちをそのまま活かしたいメニューも多くありますよね。しっかりと水切りをして水分を減らしておくことで、形がくずれにくく、調理のしやすさやできあがりにも差が出ます。
豆腐の水切りで、最もポピュラーなのは、重しを使用する方法ですね。下準備に時間がかかりますが、方法としては簡単。ただ、重しをのせておくだけで、しっかりと水切りができ、白和えや豆腐ステーキなどの調理にオススメです。
※絹ごし豆腐は、重みで崩れてしまうので、この方法は不向きかもしれません。
豆腐をキッチンペーパー2~3枚で包んだら、ザルや網など、出てきた水が切れるものの上に置きます。豆腐の上に、力が均等にかかるような大きさの重しをのせます。
※豆腐の上にバットなどを置き、その上に水の入ったボウルなどを置くといいですね。
あとは、冷蔵庫に入れて水分が出てくるのをじっくり一晩待ちます。時間がない場合は、1時間程度でも効果はありますが、豆腐のぎゅっと濃縮した味を活かしたいときや、かための食感にしたいときは、一晩おいておきましょう。
豆腐を使う料理に合わせて、カットしてから水切りをすることで、1丁のままするよりも時短で水を切ることができます。切り分けた豆腐をザルなどの上におき、自然に水が出てくるのを待つだけと、方法はとっても簡単です。
茹でることで豆腐の風味が減ってしまうというデメリットはありますが、麻婆豆腐や炒り豆腐などの味が濃い料理に向いている方法です。
鍋にたっぷりとお湯を沸かします。そこに、料理の仕上がりに合わせて切った豆腐を入れます。熱湯で茹でることで、豆腐の水分が抜けていき、かたい食感になります。
豆腐の大きさによって茹でる時間を変えます。麻婆豆腐など、小さめに切った場合は3分程度でいいでしょう。あとは、豆腐をザルに入れて、そのまま15分ほど置いておきます。冷ましておく間にさらに水切りができます。
しっかりと水切りをしたい場合には、茹でた豆腐の上に重しをのせると、より効果があります。1丁そのまま茹でた場合には、この方法がオススメです。
キッチンペーパーを2~3枚使用して、豆腐を二重に包んでおき、耐熱容器に入れます。
ここでポイントなのが、ラップをしないこと。今回の目的は、水分を蒸発させることなので、いつものクセでラップをしてしまうと、水分が抜けていくのを邪魔してしまうので注意しましょう。
豆腐1丁を電子レンジ600Wで2~3分加熱します。加熱後は、そのまま冷めるまで置いておきます。ここでも、冷めるまで重しをのせておくと、さらに水が切れますよ。
水切りした木綿豆腐を揚げ出しにしてたっぷりの野菜のあんをかけました。ほっとする定番の揚げ出し豆腐です。
木綿豆腐 1/2丁
片栗粉 大さじ1.5
ニンジン 1/8本
シイタケ(生) 1個
ホウレン草 1/4束
白ネギ 8cm
ショウガ(すりおろし) 1/2片
揚げ油 適量
だし汁 130ml
〈調味料〉
酒 大さじ1
みりん 大さじ1/2
食塩 少々
しょうゆ 大さじ1/2
〈水溶き片栗粉〉
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2
木綿豆腐はサッと水洗いして水気を拭き、食べやすい大きさに切る。キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に並べ、電子レンジで1~2分加熱して水分をきる。
ニンジンは皮をむき、細切りにする。
シイタケは石づきを切り落とし、軸と笠に切り分ける。軸は縦に細く裂き、笠は薄切りにする。
ホウレン草はたっぷりの熱湯でサッとゆでて水に取る。粗熱が取れたら水気を絞り、根元を切り落として長さ3cmに切る。
白ネギは長さ4cmに切って縦に切り込みを入れ、1枚に開く。縦細切りにして水に放ち、軽くもみ洗いして水気を絞る(白髪ネギ)。
揚げ油は170℃に予熱し始める。
<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
手順1:木綿豆腐に薄く片栗粉をまぶし、170℃の揚げ油に入れて薄く揚げ色がついたら取り出し、油をきる。
手順2:鍋にだし汁を入れて強火で熱し、煮たったらニンジン、シイタケを加える。
手順3:しんなりしたら<調味料>の材料を加え、再び煮たったら火を弱める。<水溶き片栗>を混ぜながら加え、トロミがついたら火を止める。
手順4:器に(1)とホウレン草を入れ、(3)をかけてショウガ、白髪ネギを添える。
電子レンジは600Wを使用しています。
豆腐の水切りや野菜の加熱は電子レンジで!あとは和えるだけの簡単白和えです。
木綿豆腐 200g
グリンピース(冷凍) 50g
ニンジン 50g
シイタケ(生) 2個
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ4
白ゴマ 大さじ2
食塩 適量
手順1:木綿豆腐はペーパーで包み、耐熱容器に入れて電子レンジで2分加熱し水気をきる。グリンピースは解凍する。ニンジンは皮をむいてせん切りにする。シイタケは石づきを切り落として軸と笠に分け、薄切りにする。ニンジン、シイタケを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで30秒~1分加熱する。
手順2:すり鉢に水気をきった木綿豆腐を入れ、すりこ木でなめらかになるまで混ぜる。しょうゆ、砂糖、白ゴマを加えてさらに混ぜ合わせ、ゴムベラに持ちかえてグリンピース、ニンジン、シイタケを加えて和える。塩で味を調えて器に盛る。
電子レンジは600Wを使用しています。
水きりをした木綿豆腐を焼いて、ニラがたっぷりのニラソースをかけていただきます。
豆腐 1丁
塩コショウ 少々
〈ニラソース〉
ニラ 1束
作り置き甘酢 大さじ3
しょうゆ 小さじ1/2
塩コショウ 少々
白ゴマ 大さじ1/2
サラダ油 大さじ2
木綿豆腐は横4等分に切り、キッチンペーパーで包んで軽く重石をし、10分位おいて水気をきり、塩コショウを振る。
ニラは幅5mmに切る。
作り置き甘酢を作っておく。
手順1:フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、木綿豆腐を両面こんがり焼き、器に盛る。
手順2:フライパンに残りのサラダ油を熱してニラを炒め、しんなりしたら作り置き甘酢、しょうゆ、塩コショウを加え、最後に白ゴマを加えて混ぜ合わせ、(1)の木綿豆腐にかける。
肉の代わりに木綿豆腐を使ったヘルシーなそぼろ丼。豆腐の水きりと乾煎りをしっかり行うのが美味しさの秘訣です。
ごはん(炊きたて) 丼2杯分
木綿豆腐 1丁
〈調味料〉
ゴマ油 大さじ1
ショウガ(すりおろし) 小さじ1.5
きび砂糖 小さじ1
みりん 大さじ1
〈ヒジキの梅おかか和え〉
芽ヒジキ(乾燥) 3g
ゆかり 小さじ1/3
かつお節 少々
温泉卵 2個
オクラ 3~4本
木綿豆腐はキッチンペーパーでくるみ、電子レンジでそのままラップをせず3分間加熱する。
<ヒジキの梅おかか和え>の芽ヒジキは水洗いして、熱湯でサッとゆで、ザルに上げて水気をきる。
オクラは分量外の塩でこすってせん毛をとり、たっぷりの熱湯に塩ごと加えてゆで、水に取って粗熱が取れたら水気を拭き取り、ガクを取り、小口切りにする。
<温泉卵>を作る場合。卵は室温に戻す。小鍋に卵と沸騰した熱湯を注ぎ、蓋をして10分置く。冷水につけ冷やす。
手順1:水きりした木綿豆腐をフライパンに入れ、ヘラでほぐしながら、中火~強火で10分程度乾煎りする。
手順2:(1)の水分がなくなったら<調味料>の材料を入れ、炒める。
手順3:<ヒジキの梅おかか和え>の材料をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
手順4:丼にご飯をよそい、<ヒジキの梅おかか和え>を丼のふちに沿って盛り付ける。上に(2)をのせ、中央にくぼみを作って温泉卵を割り入れ、オクラを添える。
・ヒジキの梅おかか和えの代わりに、刻みのりにしても簡単で美味しいです。
・電子レンジは600Wを使用しています。
ゴーヤ、豆腐、豚肉のほかに野菜がたっぷりと入ったゴーヤチャンプルーです。豆腐の水切りはしっかりとすることでシャキシャキに仕上がります。
ゴーヤ 1/2本(縦半分)
食塩 小さじ1/2
木綿豆腐 200g
モヤシ 1/2袋
ニラ 1/2束
豚肉(薄切り) 80~100g
塩コショウ 少々
溶き卵 1個分
赤唐辛子(刻み) 1/2~1個分
ゴマ油 大さじ1
〈調味料〉
顆粒チキンスープの素 小さじ1.5
酒 大さじ1.5
塩 小さじ1/2
かつお節 3g
ゴーヤはスプーンで種とワタを取り除き、横に薄切りにして塩でもみ、水気がでたら絞る。
木綿豆腐は水きりして6~8つ位に手で割り、耐熱容器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで1~2分加熱し、ザルに上げて水気をきる。電子レンジは600Wを使用しています。
モヤシはたっぷりの水につけ、シャキッとしたら水気をきる。
ニラは長さ4cmに切る。
豚肉は長さ3cmに切り、塩コショウしておく。
手順1:フライパンにゴマ油を強火で熱し、豚肉をほぐしながら炒め、豚肉の色が変わったらゴーヤを加えて炒め合わせる。
手順2:木綿豆腐を加えてサッと炒め合わせ、赤唐辛子、モヤシ、ニラを加えてさらに炒め合わせる。
手順3:野菜がしんなりしたら<調味料>の材料を加え、全体に炒め合わせて溶き卵をまわし入れる。卵が半熟になったら器に盛り、かつお節をかける。
豆腐とホタテが入った濃厚なグラタン。豆腐はしっかり水きりをするのがポイント。
木綿豆腐 1/2丁
ホタテ(貝柱) 4個
玉ネギ 1/4個
シメジ 1/2パック
シイタケ(生) 2個
バター 20g
白ワイン 50ml
塩コショウ 少々
小麦粉 大さじ1.5
生クリーム 100ml
ピザ用チーズ 30~40g
木綿豆腐はキッチンペーパー等に包んで水きりし、ひとくち大に切る。
玉ネギは縦に薄切りにする。
シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。
シイタケは石づきを切り落とし、幅5mmに切る。
オーブンを230℃に予熱する。
手順1:フライパンにバターを熱して玉ネギを炒め、しんなりしたらシメジ、シイタケを加え、軽く炒め合わせる。
手順2:ホタテを加えて軽く炒め、白ワインを加えて塩コショウを振る。
手順3:木綿豆腐を加え、小麦粉を振り入れて2分程炒め、生クリームを加えさらに2~3分煮る。
手順4:塩コショウで味を調え、耐熱容器に(3)を分け入れる。ピザ用チーズを散らし、230℃に予熱しておいたオーブンで6~8分焼く。
ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。
水きりをした豆腐は食べごたえがあります。後からくる辛さが病みつきに。
木綿豆腐 100~150g
豚ひき肉 40g
白ネギ(みじん切り) 1/4本分
ショウガ(みじん切り) 1/2片
豆板醤 小さじ1/2
〈調味料〉
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1.5
食塩 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1.5
だし汁 400ml
〈水溶き片栗粉〉
片栗粉 小さじ2
水 大さじ1.5
サラダ油 小さじ1.5
ゴマ油 適量
木綿豆腐は耐熱皿にのせ、電子レンジで1~2分加熱し、布巾をのせたザルに上げて水気をきる。(ヒント)電子レンジは600Wを使用しています。
<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
手順1:鍋にサラダ油を中火で熱し、白ネギ、ショウガ、豆板醤を炒め、香りがたったら豚ひき肉を加えてパラパラになるまで炒める。
手順2:木綿豆腐を崩しながら加えてサッと炒め合わせ、<調味料>の材料を加えて炒め合わせる。
手順3:全体になじんだらだし汁を加え、煮たったら<水溶き片栗>をまわし入れ、トロミがついたらゴマ油を加えてひと混ぜし、器に注ぐ。
しっとりとなめらかな白和えや、ぎゅっと濃縮された豆腐の旨みたっぷりのゴーヤチャンプルーなどのレシピも紹介しましたが、きちんと水切りした豆腐料理のおいしさは、水切りしてないものと比べると段違い。
今まで水切りをしていなかった方は、していなかったことを後悔すること間違いなしです。料理の仕上がりに合わせて水切り方法を変えて、豆腐料理をもっとおいしく楽しみましょう。
《参考》
・愛知県豆腐商工業協同組合「豆腐と栄養・健康」
目次 [開く]
■豆腐の水切りはなぜ必要?
豆腐は水分が多く含まれているので、そのまま使用すると、料理の仕上がりに影響が出てしまいます。そのため、豆腐料理レシピのほとんどに「水切り」というワードが出てくるでしょう。水切り作業をすることで、どのような効果があるのか見ていきましょう。
・料理が水っぽくなるのを防止
豆腐の口当たりのなめらかさの正体は、水分量にあります。なんと、その量は木綿豆腐では86.8%、絹ごし豆腐では89.4%と80%以上が水分。そのため、水切りをせずに調理をしてしまうと、時間が経つにつれて水分が出てきます。調理前に、しっかりと水切りとしておくことで、料理が水っぽくなったり、味が薄くなってしまうのを防ぐことができます。
・食感を変えられる
加熱せずに、そのまま食べる冷や奴は、つるんとしたなめらかな食感がおいしいですよね。同じ豆腐でも、水切りをすることでかための食感になり、味も凝縮されて、違う食感や味わいを楽しむこともできます。
・型崩れを防ぐ
揚げ出し豆腐や豆腐ステーキなど、豆腐のかたちをそのまま活かしたいメニューも多くありますよね。しっかりと水切りをして水分を減らしておくことで、形がくずれにくく、調理のしやすさやできあがりにも差が出ます。
■重しでの豆腐の水切り方法
豆腐の水切りで、最もポピュラーなのは、重しを使用する方法ですね。下準備に時間がかかりますが、方法としては簡単。ただ、重しをのせておくだけで、しっかりと水切りができ、白和えや豆腐ステーキなどの調理にオススメです。
※絹ごし豆腐は、重みで崩れてしまうので、この方法は不向きかもしれません。
①キッチンペーパーで包み重しをのせる
豆腐をキッチンペーパー2~3枚で包んだら、ザルや網など、出てきた水が切れるものの上に置きます。豆腐の上に、力が均等にかかるような大きさの重しをのせます。
※豆腐の上にバットなどを置き、その上に水の入ったボウルなどを置くといいですね。
②冷蔵庫に一晩おいておく
あとは、冷蔵庫に入れて水分が出てくるのをじっくり一晩待ちます。時間がない場合は、1時間程度でも効果はありますが、豆腐のぎゅっと濃縮した味を活かしたいときや、かための食感にしたいときは、一晩おいておきましょう。
豆腐をカットして時短も可能
豆腐を使う料理に合わせて、カットしてから水切りをすることで、1丁のままするよりも時短で水を切ることができます。切り分けた豆腐をザルなどの上におき、自然に水が出てくるのを待つだけと、方法はとっても簡単です。
■鍋での豆腐の水切り方法
鍋料理のときに、かたくなっている豆腐を食べた経験がありませんか? 実は、豆腐は茹でることによって、水分がぬけて、かたくなるんです。この「茹で」を水切りに応用してみましょう。茹でることで豆腐の風味が減ってしまうというデメリットはありますが、麻婆豆腐や炒り豆腐などの味が濃い料理に向いている方法です。
①沸騰したお湯に豆腐を入れる
鍋にたっぷりとお湯を沸かします。そこに、料理の仕上がりに合わせて切った豆腐を入れます。熱湯で茹でることで、豆腐の水分が抜けていき、かたい食感になります。
②3~5分茹でたらザルへ
豆腐の大きさによって茹でる時間を変えます。麻婆豆腐など、小さめに切った場合は3分程度でいいでしょう。あとは、豆腐をザルに入れて、そのまま15分ほど置いておきます。冷ましておく間にさらに水切りができます。
茹でたあとに重しをのせても◎
しっかりと水切りをしたい場合には、茹でた豆腐の上に重しをのせると、より効果があります。1丁そのまま茹でた場合には、この方法がオススメです。
■電子レンジでの豆腐の水切り方法
時間がないという人にオススメなのが、電子レンジを使用した水切り方法。電子レンジで加熱することで、豆腐の水分が蒸発して、時短で水切りができます。ただし、加熱しすぎると、食感が悪くなってしまうこともあるので、加熱時間には注意が必要です。①キッチンペーパーで二重に包む
キッチンペーパーを2~3枚使用して、豆腐を二重に包んでおき、耐熱容器に入れます。
②ラップはせず3分加熱
ここでポイントなのが、ラップをしないこと。今回の目的は、水分を蒸発させることなので、いつものクセでラップをしてしまうと、水分が抜けていくのを邪魔してしまうので注意しましょう。
豆腐1丁を電子レンジ600Wで2~3分加熱します。加熱後は、そのまま冷めるまで置いておきます。ここでも、冷めるまで重しをのせておくと、さらに水が切れますよ。
■水切り豆腐を使ったおすすめレシピ7選
・カリっ!ふわ!揚げ出し豆腐の野菜たっぷりあんかけ
水切りした木綿豆腐を揚げ出しにしてたっぷりの野菜のあんをかけました。ほっとする定番の揚げ出し豆腐です。
材料(2人分)
木綿豆腐 1/2丁
片栗粉 大さじ1.5
ニンジン 1/8本
シイタケ(生) 1個
ホウレン草 1/4束
白ネギ 8cm
ショウガ(すりおろし) 1/2片
揚げ油 適量
だし汁 130ml
〈調味料〉
酒 大さじ1
みりん 大さじ1/2
食塩 少々
しょうゆ 大さじ1/2
〈水溶き片栗粉〉
片栗粉 小さじ1
水 小さじ2
下準備
木綿豆腐はサッと水洗いして水気を拭き、食べやすい大きさに切る。キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に並べ、電子レンジで1~2分加熱して水分をきる。
ニンジンは皮をむき、細切りにする。
シイタケは石づきを切り落とし、軸と笠に切り分ける。軸は縦に細く裂き、笠は薄切りにする。
ホウレン草はたっぷりの熱湯でサッとゆでて水に取る。粗熱が取れたら水気を絞り、根元を切り落として長さ3cmに切る。
白ネギは長さ4cmに切って縦に切り込みを入れ、1枚に開く。縦細切りにして水に放ち、軽くもみ洗いして水気を絞る(白髪ネギ)。
揚げ油は170℃に予熱し始める。
<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
作り方
手順1:木綿豆腐に薄く片栗粉をまぶし、170℃の揚げ油に入れて薄く揚げ色がついたら取り出し、油をきる。
手順2:鍋にだし汁を入れて強火で熱し、煮たったらニンジン、シイタケを加える。
手順3:しんなりしたら<調味料>の材料を加え、再び煮たったら火を弱める。<水溶き片栗>を混ぜながら加え、トロミがついたら火を止める。
手順4:器に(1)とホウレン草を入れ、(3)をかけてショウガ、白髪ネギを添える。
・レンジ調理で!木綿豆腐の簡単白和え
豆腐の水切りや野菜の加熱は電子レンジで!あとは和えるだけの簡単白和えです。
材料(2人分)
木綿豆腐 200g
グリンピース(冷凍) 50g
ニンジン 50g
シイタケ(生) 2個
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ4
白ゴマ 大さじ2
食塩 適量
作り方
手順1:木綿豆腐はペーパーで包み、耐熱容器に入れて電子レンジで2分加熱し水気をきる。グリンピースは解凍する。ニンジンは皮をむいてせん切りにする。シイタケは石づきを切り落として軸と笠に分け、薄切りにする。ニンジン、シイタケを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで30秒~1分加熱する。
手順2:すり鉢に水気をきった木綿豆腐を入れ、すりこ木でなめらかになるまで混ぜる。しょうゆ、砂糖、白ゴマを加えてさらに混ぜ合わせ、ゴムベラに持ちかえてグリンピース、ニンジン、シイタケを加えて和える。塩で味を調えて器に盛る。
電子レンジは600Wを使用しています。
・豆腐ステーキのニラソース
水きりをした木綿豆腐を焼いて、ニラがたっぷりのニラソースをかけていただきます。
材料(2人分)
豆腐 1丁
塩コショウ 少々
〈ニラソース〉
ニラ 1束
作り置き甘酢 大さじ3
しょうゆ 小さじ1/2
塩コショウ 少々
白ゴマ 大さじ1/2
サラダ油 大さじ2
下準備
木綿豆腐は横4等分に切り、キッチンペーパーで包んで軽く重石をし、10分位おいて水気をきり、塩コショウを振る。
ニラは幅5mmに切る。
作り置き甘酢を作っておく。
作り方
手順1:フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、木綿豆腐を両面こんがり焼き、器に盛る。
手順2:フライパンに残りのサラダ油を熱してニラを炒め、しんなりしたら作り置き甘酢、しょうゆ、塩コショウを加え、最後に白ゴマを加えて混ぜ合わせ、(1)の木綿豆腐にかける。
・豆腐のそぼろ丼
肉の代わりに木綿豆腐を使ったヘルシーなそぼろ丼。豆腐の水きりと乾煎りをしっかり行うのが美味しさの秘訣です。
材料(2人分)
ごはん(炊きたて) 丼2杯分
木綿豆腐 1丁
〈調味料〉
ゴマ油 大さじ1
ショウガ(すりおろし) 小さじ1.5
きび砂糖 小さじ1
みりん 大さじ1
〈ヒジキの梅おかか和え〉
芽ヒジキ(乾燥) 3g
ゆかり 小さじ1/3
かつお節 少々
温泉卵 2個
オクラ 3~4本
下準備
木綿豆腐はキッチンペーパーでくるみ、電子レンジでそのままラップをせず3分間加熱する。
<ヒジキの梅おかか和え>の芽ヒジキは水洗いして、熱湯でサッとゆで、ザルに上げて水気をきる。
オクラは分量外の塩でこすってせん毛をとり、たっぷりの熱湯に塩ごと加えてゆで、水に取って粗熱が取れたら水気を拭き取り、ガクを取り、小口切りにする。
<温泉卵>を作る場合。卵は室温に戻す。小鍋に卵と沸騰した熱湯を注ぎ、蓋をして10分置く。冷水につけ冷やす。
作り方
手順1:水きりした木綿豆腐をフライパンに入れ、ヘラでほぐしながら、中火~強火で10分程度乾煎りする。
手順2:(1)の水分がなくなったら<調味料>の材料を入れ、炒める。
手順3:<ヒジキの梅おかか和え>の材料をボウルに入れ、混ぜ合わせる。
手順4:丼にご飯をよそい、<ヒジキの梅おかか和え>を丼のふちに沿って盛り付ける。上に(2)をのせ、中央にくぼみを作って温泉卵を割り入れ、オクラを添える。
・電子レンジは600Wを使用しています。
・夏バテ予防に!しっかり味のゴーヤチャンプルー
ゴーヤ、豆腐、豚肉のほかに野菜がたっぷりと入ったゴーヤチャンプルーです。豆腐の水切りはしっかりとすることでシャキシャキに仕上がります。
材料(2人分)
ゴーヤ 1/2本(縦半分)
食塩 小さじ1/2
木綿豆腐 200g
モヤシ 1/2袋
ニラ 1/2束
豚肉(薄切り) 80~100g
塩コショウ 少々
溶き卵 1個分
赤唐辛子(刻み) 1/2~1個分
ゴマ油 大さじ1
〈調味料〉
顆粒チキンスープの素 小さじ1.5
酒 大さじ1.5
塩 小さじ1/2
かつお節 3g
下準備
ゴーヤはスプーンで種とワタを取り除き、横に薄切りにして塩でもみ、水気がでたら絞る。
木綿豆腐は水きりして6~8つ位に手で割り、耐熱容器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで1~2分加熱し、ザルに上げて水気をきる。電子レンジは600Wを使用しています。
モヤシはたっぷりの水につけ、シャキッとしたら水気をきる。
ニラは長さ4cmに切る。
豚肉は長さ3cmに切り、塩コショウしておく。
作り方
手順1:フライパンにゴマ油を強火で熱し、豚肉をほぐしながら炒め、豚肉の色が変わったらゴーヤを加えて炒め合わせる。
手順2:木綿豆腐を加えてサッと炒め合わせ、赤唐辛子、モヤシ、ニラを加えてさらに炒め合わせる。
手順3:野菜がしんなりしたら<調味料>の材料を加え、全体に炒め合わせて溶き卵をまわし入れる。卵が半熟になったら器に盛り、かつお節をかける。
・豆腐グラタン
豆腐とホタテが入った濃厚なグラタン。豆腐はしっかり水きりをするのがポイント。
材料(2人分)
木綿豆腐 1/2丁
ホタテ(貝柱) 4個
玉ネギ 1/4個
シメジ 1/2パック
シイタケ(生) 2個
バター 20g
白ワイン 50ml
塩コショウ 少々
小麦粉 大さじ1.5
生クリーム 100ml
ピザ用チーズ 30~40g
下準備
木綿豆腐はキッチンペーパー等に包んで水きりし、ひとくち大に切る。
玉ネギは縦に薄切りにする。
シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。
シイタケは石づきを切り落とし、幅5mmに切る。
オーブンを230℃に予熱する。
作り方
手順1:フライパンにバターを熱して玉ネギを炒め、しんなりしたらシメジ、シイタケを加え、軽く炒め合わせる。
手順2:ホタテを加えて軽く炒め、白ワインを加えて塩コショウを振る。
手順3:木綿豆腐を加え、小麦粉を振り入れて2分程炒め、生クリームを加えさらに2~3分煮る。
手順4:塩コショウで味を調え、耐熱容器に(3)を分け入れる。ピザ用チーズを散らし、230℃に予熱しておいたオーブンで6~8分焼く。
・くずし豆腐のピリ辛スープ
水きりをした豆腐は食べごたえがあります。後からくる辛さが病みつきに。
材料(2人分)
木綿豆腐 100~150g
豚ひき肉 40g
白ネギ(みじん切り) 1/4本分
ショウガ(みじん切り) 1/2片
豆板醤 小さじ1/2
〈調味料〉
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1.5
食塩 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1.5
だし汁 400ml
〈水溶き片栗粉〉
片栗粉 小さじ2
水 大さじ1.5
サラダ油 小さじ1.5
ゴマ油 適量
下準備
木綿豆腐は耐熱皿にのせ、電子レンジで1~2分加熱し、布巾をのせたザルに上げて水気をきる。(ヒント)電子レンジは600Wを使用しています。
<水溶き片栗>の材料を混ぜ合わせる。
作り方
手順1:鍋にサラダ油を中火で熱し、白ネギ、ショウガ、豆板醤を炒め、香りがたったら豚ひき肉を加えてパラパラになるまで炒める。
手順2:木綿豆腐を崩しながら加えてサッと炒め合わせ、<調味料>の材料を加えて炒め合わせる。
手順3:全体になじんだらだし汁を加え、煮たったら<水溶き片栗>をまわし入れ、トロミがついたらゴマ油を加えてひと混ぜし、器に注ぐ。
■水切りを制する者は、豆腐料理を制す!!
しっとりとなめらかな白和えや、ぎゅっと濃縮された豆腐の旨みたっぷりのゴーヤチャンプルーなどのレシピも紹介しましたが、きちんと水切りした豆腐料理のおいしさは、水切りしてないものと比べると段違い。
今まで水切りをしていなかった方は、していなかったことを後悔すること間違いなしです。料理の仕上がりに合わせて水切り方法を変えて、豆腐料理をもっとおいしく楽しみましょう。
《参考》
・愛知県豆腐商工業協同組合「豆腐と栄養・健康」
食コラム記事ランキング
- 1 【すぐ食べられる!】豚ひき肉の主食レシピ3選!パパッと作れる絶品ワンプレート&丼
- 2 東京の下町、門前仲町を訪れた際に行きたいお店|東京
- 3 あったか「うどん」で寒さ対策をしよう!~うどんすき・みそ煮込み・あんかけの人気レシピが集結
- 4 観光の後にお腹も満たそう、飛騨と各務原で立ち寄りたいお店5選|岐阜
- 5 【殿堂入り】レンコンの注目レシピ3選!まんじゅう、おやき、もちと絶品ぞろい
- 6 手作り派におすすめ【シュトーレン レシピ4選】~王道・ショコラ・マロン~アレンジのパウンドケーキも!
- 7 【おでんの具材 35選】 定番から変わり種まで!下処理方法も必見
- 8 【キノコたっぷり】洋風アレンジレシピ3選~オーブン焼きやクリーム煮、ホットサラダが登場♪
- 9 アドベントカレンダー知ってる?【教えて! みんなの衣食住「みんなの暮らし調査隊」結果発表 第27回】
- 10 15分以内【白菜おかず5選】手早く作れてごはんに合う!覚えておきたい絶品レシピ
食コラム記事ランキング
最新のおいしい!
-
大根の肉巻き がおいしい!
ゲストさん 13:10
-
厚揚げのカブのおろし和え がおいしい!
ゲストさん 12:52
-
白身魚のネギソース がおいしい!
ゲストさん 12:52
-
失敗しない!はじめての手作りショートケーキ がおいしい!
ゲストさん 12:38
-
グリンピースとポークランチョンミートの混ぜご飯 がおいしい!
ゲストさん 12:02
-
アサリと豆腐のチゲ鍋 がおいしい!
ゲストさん 11:44
-
失敗しない!はじめての手作りショートケーキ がおいしい!
makoさん 11:11
-
エビとカッテージチーズのパスタサラダ がおいしい!
ゲストさん 09:55
-
簡単ヘルシー!菊芋のキンピラ がおいしい!
ひかるやまもとさん 08:42
-
ニンジンのゴマ揚げ がおいしい!
ひかるやまもとさん 08:41
-
厚揚げのカブのおろし和え がおいしい!
ひかるやまもとさん 08:41
-
豚肉と野菜のヘルシー蒸し by 杉本 亜希子さん がおいしい!
ゲストさん 08:40
-
豚肉と野菜のヘルシー蒸し by 杉本 亜希子さん がおいしい!
ゲストさん 07:50
-
キャベツのコーンスープ がおいしい!
ゲストさん 06:55
-
塩もみ白菜の塩昆布和え がおいしい!
ゲストさん 06:44
ウーマンエキサイト特集