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鶏胸肉のしっとりロースト タプナード添え【ソムリエが教えるワインと簡単リッチ飯 vol.8】

 

■オリーブと「三角関係」



「オリーブ」と聞くと「ポパイの彼女」を連想しちゃいます。

幼少期にリモコンのないガチャガチャチャンネルのブラウン管から映し出されていたのは、大好きなアメリカのアニメ「ポパイ」でした。横スクロールの多いドタバタ喜劇で、オリーブが毎週のように悪役ブルータスから助けを求め「ポパーイ!助けてー!」と高い声で叫ぶシーンは何となく皆さんもご記憶ないですか?

そこにしゃがれた声が返します。「待ってろっ!オリーブ!」ポパイの声も独特です。ピンチになると缶詰のホウレン草を飲み干し、レッドブルで翼が生えたかの如く、意味不明に超人になっちゃいます。ルフィーのように手が伸びたり、スーパーマンのように空を飛んだり、はちゃめちゃな展開が面白くて憎めなくて、毎週が水戸黄門的印籠提示時代劇特有ワンパターンながらも、ノットオンデマンドな週一の再放送にも関わらず、かなりのワ
クワクで見逃せないアニメだったのです。

そんなことを思い出しつつ、2021年の現在、改めて文献を調べるてみると、1974年生まれ寅年の私が見ていた当時の放映は、1980年の6月30日から同年の8月20日まで「東京12チャンネル」現在のテレビ東京で「まんがポパイ」として、平日の19:15~19:30にたった15分だけ放送されていたもののようです。私は7月生まれなので5~6歳をまたぐあたりであったわけですが、これほどに記憶が鮮明だというのは、ポパイのインパクトすごいです。

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■「POPEYE」と「Olive」と「BRUTUS」

そしてよくよく考えてみるとその後の人生においても、またまた「まんがポパイ」の3人に遭遇しています。バニーを落とすべくプレイボーイになりたい高校生は、雑誌「POPEYE」「BRUTUS」に出逢っていました。両者ともに昭和男子のかわいいバイブルだったような。そして何と「Olive」という女性誌も存在していたのであります。こちらは清楚系だったみたい。何だこの三角関係は。本屋にこの3冊が並んでたところを想像すると、インターネットもスマートフォンもなかった時代の「雑誌」って、かなり面白かったんだなと。

世界的に有名な文献サイトで調べてみると「POPEYE」は女性誌「anan」の別冊紙「Men's an an POPEYE」としてスタート。そして1976年6月に漫画の主人公「ポパイ」をキャラクターにして「平凡出版」現在のマガジンハウスより「Magazine for CityBoys」というサブタイトルで創刊。ターゲットは「モテたい読者層」。月刊誌として創刊されたが、人気を博しすぐに隔週刊となる。1970年代後半のアメリカ西海岸のスタイルをいち早く日本に紹介した雑誌でもある。1980年代、DCブランドブームの牽引者となり、講談社「ホットドッグ・プレス(1979年-2004年)」や、集英社「メンズノンノ(1986年- )」とともに人気男性誌となる。懐かしすぎる。2021年現在も20代前半の男子を対象としたファッションマガジンとして情報を発信し続けているようです。すごいな「POPEYE」の歴史。

続けて「BRUTUS」は1976年の雑誌「ポパイ」創刊から4年後に創刊。「ポパイの卒業生のための雑誌を作ろう」と創刊当初のキーワードは「悦楽男」だそうです。すごいなキーワード。「ポパイ」のシティボーイを卒業しての「悦楽男」とは、確実にアップグレードです。創刊5周年を記念した特大号で特集された「アートとしてのヌード:浅井慎平、加納典明、立木義浩、荒木経惟など38人にもおよぶ有名写真家のヌード写真」は社会問題に。当時はワイドショーが賑やかでした。雑誌もテレビも花がありました。現在も発刊中です。

そして面白いのが「OLIVE」なんですが「ポパイ」の増刊号として1981年11月5日号から2冊を発刊されます。翌年の1982年6月3日号よりあらためて創刊号に。発売時のキャッチコピーは「Magazine for City Girls」。完全に「ポパイ」の女性版w。月2回刊。しかし前者の「POPEYE」「BRUTUS」が現在も刊行されているのに対し、残念ながらこちらは2000年7月18日号をもって休刊し、月刊誌となりリニューアルして一時復刊するも、2003年6月18日発売の8月号をもって再び休刊したようです。1990年代以降の「ギャル文化に押されて、わかりやすくて大衆に受け入れられやすいヤンキー文化に呑み込まれてしまった」そうです。

■幼少期に見ていた男女の三角関係?!

そして3人のプロフィールを発見。実は細かい設定があったのです。

ポパイ:主人公。カリフォルニア州サンタモニカの出身で年齢34歳。水兵で普段は温厚でお人好し。子供に対する面倒見は良いが、美人には弱くだらしない一面あり。喧嘩が強く腕っ節が自慢だが、ブルートとのガチンコ殴り合いでは圧倒されることもある。いつもパイプを咥えていて、腕にはイカリのタトゥーあり。顎のしゃくれたムキムキ逆三角形の白人男性。

ブルート/ブルータス:ポパイの同僚の水兵で恋敵。カリフォルニア州ハリウッド出身、年齢は36歳。身長2メートルを越すヒゲ面の大男。ポパイ以上の腕力を持ち、強引で手加減知らずの乱暴な性格だが根は優しい。定番の悪役だが根っからの悪人ではなく、時々、ポパイと協力して自分以外の悪役に立ち向かう場面も見せるほのぼのなワルキャラ。

オリーブ・オイル:名前がそのまま食材という。ポパイの恋人。ニューヨーク州ニューヨーク出身の29歳。容姿はモデル体型のスリムだが、髪型やメイクは地味目。気は強い。ポパイがだらしない態度をとるとブルートへなびくという、こじらせ屋さん。

幼少期に見ていたアニメに男女の三角関係を刷り込まれていました。

アニメのキャラとしても、雑誌の位置付けとしても、なかなか興味深いです。何だかワインのデータのようで。産地やら、樹齢やら、品種の個性のような感じです。しかも原作は1929年という、遡ること90年も昔の話。ヴィンテージがすごいです。戦争を越え、海を越え、こんなに「ポパイ」には歴史があったんですね。そしてなんと昨年の2020年、コロナ真っ只中のテレビCMに「嵐」の大野くん演じる、かわいいポパイとアニメーションの
「オリーブ」が共演していました。AJINOMOTOさんのコマーシャルで「色んなお料理にオリーブオイルを掛けまくる」という感じでした。現代においてもポパイ&オリーブ健在です。

■あらためて「オリーブ」とは?

さあ、ここからちゃんと「食」のお話に。

普段何気なく使っているオリーブオイル
もちろんオリーブの実からできているのですが、果たしてオリーブとはどんなものなのでしょうか?

いつの間にやら我が国日本にも一般的に浸透し、ちらほら実物の「オリーブの木」も見かけるほどになっています。また同名のパスタ料理店もあちこちにみられるほどに。実はドトールコーヒーさんのフランチャイズだそうです。それほどまでに「オリーブ」というイメージ自体も日本に溶け込んでいるということですね。

オリーブの木は地中海地方原産のモクセイ科の常緑高木です。その果実にはなんと20~35%の脂肪分が含まれていて、圧搾することによって良質な植物油である「オリーブオイル」が得られます。オリーブの実を搾るだけで簡単に作ることのできるオリーブオイルは、人類が最初に手に入れたオイルだそうです。元々は中東のイラン高原、イラク、シリア、パレスチナ地方などで自生していた木が、フェニキア人によって栽培方法とともにが西へ伝えられ、その後地中海全域で作られるようになりました。ローマ帝国による膨大な消費を支えるために、ローマの属州である地域でオリーブ栽培が広く行われるようになったため発展したそうです。

そして「オイル」ということばの語源自体が、オリーブを意味するアラビア語からきているとのこと。もともとオイルといえばオリーブオイルだったのですね。

味のタイプは2種類で、辛味と苦味、また酸味などでタイプが分かれます。


スウィートタイプは実際に甘いわけではないですが、辛味が少なくて味わいがマイルド。
バランスの取れた軽やかなオイルのタイプです。海辺のオイルはデリケートでスウィートな傾向があり、タジャスカ種という品種がスウィートなタイプに当たります。また完熟させるほどに絞ったオイルはマイルドになるそうです。

対してスパイシータイプは辛味や苦味が強く、ハーブの香りが効いた個性の強いオイルのタイプです。一般に山岳部で生産されたオイルはスパイシーでストロングな傾向が多く、品種ではモライオーロ種がそれに当たります。早摘みであるほどスパイシーなオイルになります。

世界のオリーブ生産量を見てみると、世界で約30カ国が主な生産地でその98%が地中海沿岸の地域だそうです。地中海性気候の日照量と乾燥した空気がオリーブ栽培に最適なのですね。生産量ではスペインが断トツ1位で9,819,569トン、続いてイタリアが2位が1,877,222トン、以下5位までがモロッコ、トルコ、ギリシャと続きます。スペインの生産量はなんと2位イタリアの5倍強です。突き抜けてます。

■そして「オリーブオイル」とは?

続いてオリーブオイルはどうでしょうか?

製造方法としては専用の機械で木を揺らし、熟したオリーブを落としては収穫していきます。送風機で一緒に落ちた葉を飛ばして、残ったオリーブはトラックで施設へと運ばれます。プレスによりオリーブの実5キロから1キロのオイルが抽出されその後品質チェックを受けます。国際オリーブ協会の規則の下で訓練を受けた専門家がテイスティングを行いランクづけをおこないます。

「IOC」国際サイオリンピック協会ならぬ「国際オリーブオイル協会:InternationalOlive Oil Council」が以下の基準と分類を定めています。

1.「バージンオリーブオイル:果実をそのまま搾ったもの。」

エクストラバージン・オリーブオイル 完全な食味と香りをもち、酸度0.8%以下。
バージン・オリーブオイル 完全な食味と香りをもち、酸度2%以下。
オーディナリーバージン・オリーブオイル 良好な食味と香りをもち、酸度3.3%以下。
ランパンテバージン・オリーブオイル 上記3種類に該当しなかったもので、そのままでは消費に適さないバージン・オリーブオイル。酸度3.3%以上。精製されるか特殊用途に向けられる。

2.「精製オリーブオイル:ランパンテまたは搾り滓の抽出オイルを精製したもの。このままでは食用にはしない。」

精製オリーブオイル ランパンテを精製したもの。酸度0.3%以下。
精製オリーブポマースオイル バージンオイルを搾った後の採油滓から溶剤抽出したもの。酸度0.3%以下。

3.「オリーブオイル:精製オイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。」

オリーブオイル 精製オリーブオイルとバージンオイルのブレンド。酸度1%以下。
オリーブポマースオイル 精製オリーブポマースオイルとバージンオイルのブレンド。酸度1%以下。

日本に入ってくるオイルはエクストラバージン・オリーブオイル、オリーブオイル、そしてポマースオイルがそのほとんどです。

■世界の「オリーブオイル」事情

オリーブオイルの生産量もやはり同じくスペインが世界一でした。世界のオリーブオイルの約半分を生産しています。最大10万トンを貯蔵できる施設には1年間オリーブの実が集まらなくても、市場に供給するのに十分なほどの貯蓄があるそうです。ですがこの事実は喜ばしいことでななく、こうした余剰分があるせいで、オリーブオイルの価格は安くなり、多くの農家がオリーブの販売だけで利益を上げられなくなっているようです。小さな農家にとってはオリーブを収穫すればするほどお金を失うことになってしまい「オリーブの価格が安すぎる」とデモが起きるほどだとか。

そして生産量2位のイタリアにおいても多くの問題を抱えています。

イタリアは生産と輸出の両方で世界2位で、消費と輸入でも世界2位になっています。つまりイタリアは、内需と外需のバランスが取れておらず、スペインから大量のオリーブオイルを輸入して、イタリア産のオイルとブレンドして輸出しているのです。このようなオイルは「イタリア産のオリーブオイル」としてイタリアから各国へ輸出されます。

国内の63%の生産者は、家族経営の小さな農家か、副業として個人でオイルを生産している人々たちです。自分たちが生活できて、おいしいオイルが作れればいいと考えている人が多いようで、スペインとは逆の問題が起きていました。残りの37%しか市場競争力のある企業が存在しておらず、「本物のイタリア産オリーブオイル」の生産量をあげるには、近代的な機械化とオリーブ畑の灌漑を進め、経営管理の面でも専門家を派遣してビジネス
としての生産を広げなければいけないようです。

ワインにおいて土着品種の多いイタリアは、オリーブにおいても400を超える栽培品種があるそうです。それぞれの地域の歴史と文化が色濃く残り、土地独特の産物がたくさんあります。イタリアワインで言うところのDOCやDOCG(ワインボトルのトップによくついている、紙のシールを見ると書いてある「その土地産出を証明する認定記号」)も含まれる、EU法に準拠したイタリアの原産地名称保護制度DOPを42製品で取得しているほどです。

需要に対しての生産が改善され、現地だけで消費されている美味しくて「本物のイタリア産オリーブオイル」がもっともっと世界で楽しまれたなら、世界のお料理をもっと面白い物にするはずです。

「労働」と「土地」と「資本」の三角関係は恋愛のそれ同様にバランスが難しいようです。オリーブもポパイもブルートもみんな仲良く。

三角関係ほど魅惑的な複雑味がありますが、辛味と苦味が強そうです。少し長い余韻を残して。
二人だけならスウィートなんですけどね。
一人を取り合うと上手くいかないのです。

今日は「オリーブの実」も「オリーブオイル」も使ったレシピのご紹介。地中海沿岸特有のタプナードソースで一皿作ってまいりましょう。三角関係にちなんで3人前を。

■鶏胸肉のしっとりロースト タプナード添え

調理時間 30分

鶏胸肉のしっとりロースト タプナード添え

レシピ制作:佐藤 尊紀



<材料 3人分>



鶏むね肉 2枚
塩コショウ(ホワイトペッパー) 適量
EVオリーブ油 大さじ1

<ガルニチュール>
 新玉ネギ 1個
 ナス(小) 3本
 プチトマト 3個
 サヤインゲン 6本
 ローズマリー(あれば:小) 3本
 EVオリーブ油 大さじ2
 塩 適量

<タプナードソース>
 ブラックオリーブ 50g
 ケイパー 20g
 ニンニク 1片(皮付きで6g)
 EVオリーブ油 大さじ2

バジル 適量

<主な調理器具>
 フードプロセッサー
 テフロンフライパン26cm
 シリコンスパチュラ

<作り方>

1.インゲンは下茹でしておいてください。今回は火の通りの悪いナスからオーブントースターに放り込んで調理をお任せしちゃいます。その間にお肉を焼いて、お肉を休ませている間に「タプナードソース」を作っていきます。


2.ナスはヘタを付けたまま縦に2等分に。へタをとってしまうとちょっと見た目が情けないので。プチトマトはヘタを取ってこちらも2等分に。サラダでしたら付けたままでも良いですが、オーブン焼きにしますので焦げて硬く苦くなってしまいますので。


3.バットにオリーブオイル大さじ2を引きナスの断面にたっぷりと含ませます。そのナスを断面を上にして並べプチトマト、茹でたインゲン、ローズマリーを乗せ、全体にお塩をふります。フライドポテトに振る程度にある程度しっかりお塩をします。220°で30分。


4.さあ鶏むね肉ですが、両端の厚みにかなりの差があります。大抵どちらかが固くなり、またはどちらかが生焼けだったり。この構造では物理的にうまく焼くのは難しいのです。低温調理で鶏ハムにすると全体的にとても美味しくできますが、本日は薄い方の端を切り捨てます。「えっ!そんなもったいない!」なんてことはもちろん致しません。別の活用法を。肉厚の部分をローストに、薄い部分はさらに薄切りにしてチキンカツ用に使い分けたいと思います。今回はパネ(パン粉をつける)まではしませんが、2段活用のご提案です。まず均一に肉の厚さが取れるあたりでお肉を2つに切ります。


5.皮を伸ばして全体に巻きつけます。皮目から焼いていく事でお肉に間接的にフライパンが当たることにより、ゆっくりと火入れをすることができます。


6.先のとがった比較的薄い方のお肉は、横から包丁を入れ、チキンカツ用にお好みの厚さに。初めのお肉の大きさにもよりますが、だいたい半分の厚さを目指すとちょうどよさそうです。大判にしたければ最後まで切り離さずに少し残してあげると、広げた時に大判になります。


7.カット後の仕上がりはこんな感じでしょうか。


8.早速お肉を焼いてゆきます。両面にアセゾネ(材料に塩胡椒で下味をつけること)します。コショウはホワイトペッパーにて。


9.中火で温めたフライパンに大さじ1のエクストラバージン・オリーブオイルを引き、フライパンのカーブを使い鶏むね肉の丸みに合わせて焼き始めます。この状態で5分ほど焼きます。


10.お肉が焼けた後で、フライパンに残ったオイルで新玉ネギをソテーしますので、この間にスライスしておきます。上下をカットして、新玉ネギなのでおそらく芯はないと思いますが、あるようならば取り除きます。縦に半分にカットして繊維に沿って5ミリほどのスライスに。


11.5分ほどでお肉の下半分が白く焼けてきたのが見えてきます。ここでお肉を裏返して、再度5分焼きます。




12.この間に「タプナードソース」を作りますが、せっかくフードプロセッサーを出したのですから、あると便利な「アイユアッシェ」をついでに仕込んでみましょう。アイユはニンニク、アッシェはみじん切りの事です。必要ない方はこの工程を飛ばしてください。

小さな蓋付きの容器があると重宝します。皮を剥いて芯を取り除いたニンニクをフードプロセッサーにかけて回します。遠心力で外側に飛んでゆくのでスパチュラで下に落としてあげます。そして再度回します。適度に粒が揃えばOKです。粒がバラバラですと火の入りにムラが出て炒めている時に焦げるものが出てきます。






13.スパチュラで丁寧にまとめスプーンで容器に移します。ジャムやケイパーの小瓶などを洗浄して保管しておくとこんな時に便利です。サラダ油に漬けてますがそこの方までかき回してしっかりと一粒一粒にサラダ油が回るようにしてください。ニンニクは澱粉が多いのでオイルにつかない部分が酸化して青く発酵してしまうのを防ぐためです。冷蔵庫で一週間ほど持ちますので、パスタや中華炒めなどを作るときに、毎度みじん切りにする手間が省けますので料理がスピーディに仕上がります。もちろんレストランの仕込みでも用意されている品目です。丁寧に包丁で仕込むの方がベストですが量によってはフードプロセッサーは大活躍です。




14.綺麗にニンニクを取り除いたら、そのまま「タプナード」を仕込みます。全ての材料を入れ、同じく回すだけ。個体差が大きいので2、3回スパチュラでまとめてあげてください。こちらはオリーブオイルが入っておりますので容器に移して完成です。








15.さてお肉に戻ります。焼き始めてから表裏10分焼きました。断面には生焼けの部分はほぼ見当たらなくなっていると思います。ですが中心部はまだ生の状態です。もう一度皮目を下にして、弱火で5分焼き、バットに移してホイルをかけて5分休ませます。




16.鶏むね肉を取り出したフライパンで新玉ネギをソテーします。お肉へのアセゾネがフライパンに残っているので、塩コショウは味見しつつ至って少量に。お好みで調節してください。生でも食べられる新玉ネギですので程よく水分が飛び、甘味が出たところで完成です。こちらも更に甘味を出したい方はもう少しソテーしてみても良いかと思います。普通の乾燥玉ネギよりも調理時間が短くても、アメ色になりますので、この時期だけの玉ネギですが、ぜひ使ってみてください。薄くスライスして水に晒し、サラダとして食べるのは定番ですが、ここだけの話、おかかと一緒に納豆に混ぜると最高です。私はひきわり派です。




17.さあ、お肉にもしっとりと程よく火が入っている頃です。カットしてみましょう。皮を下にしてスライスしていきます。下までナイフが入ったら、パリッと焼けた皮を最後の一押しでザクっと切ってあげてください。やはり一切れごとに皮の香ばしさを楽しんで欲しいです。盛り付ける時はスライスしたお肉の下にナイフを滑らせ、お肉の上下を返します。皮目を上にしてくださいね。難しければムリせずに手で綺麗に並べたって良いのです。盛り付けにこだわってください。


18.新玉ネギのソテーを真ん中よりも少し上に敷いて、その上にオーブンから取り出したナスとトマトのローストを乗せ、手前に逆さ扇状にしっとりと焼き上がったチキンを並べます。手前にたっぷりのタプナードソースを添えて、真ん中にバジルを一切れ。私は更にエクストラバージン・オリーブオイルを回しかけます。


■家メシを「特別な夜の一皿」に変えるワイン

よく冷えたスペイン産の赤ワイン用ブドウ品種テンプラニーリョ100%で作られた、ストロベリーやラズベリー香る、エレガントなロゼワイン「クネ ロサード」とともに。
3人で仲良く食べるもよし、2人で3人分を平らげるもよし、スパイシーでもスウィートでもそれが人生の潤滑油になれば複雑でもいいんじゃないですか。

あくまでもコミカルに喜劇チックに行きましょう。

レシピ
鶏胸肉のしっとりロースト タプナード添え
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