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オーブンレンジの基本的な使い方!機能別おすすめ料理などを解説

わたしたちに身近な調理器具の中でも、一等便利なのが「電子レンジ」。高機能な電子レンジは、さまざまなメーカーから発売されています。

特に、高価な電子レンジといえば、オーブン機能も搭載していることが多いでしょう。そのような複合型の機器のことを「オーブンレンジ」と呼びますよね。そのオーブンレンジを持っていても、ほぼレンジ機能しか使用しない…なんていうことはありませんか。

オーブンも非常に便利な調理器具ですので、しっかりと使い方を覚えれば、料理の幅が広がること間違いなし! 今回は、オーブンレンジのそれぞれの機能についてご紹介をいたしますので、オーブンレンジの購入を考えている方も、オーブンレンジを活用できていない方も必見です。

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まとめ
火を使わないで出来ちゃうレシピ♪
【まとめ】火を使わないで出来ちゃうレシピ♪

残暑が厳しい季節、どっと夏の疲れが溜まってきていませんか?そんな時は、レンジや炊飯器、オーブンをフ…



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■知っておくべきオーブンレンジの機能

オーブンレンジとは、オーブンとレンジ、両方の機能を持っている調理器具のことを指します。そして、オーブン機能がついていれば、グリル調理が可能なものも多いでしょう。

その上で、スチームや加熱水蒸気を利用した調理ができるオーブンレンジも多く発売されていますよね。余分な塩分を落としてくれたり、油を抑えたり、ヘルシーな調理法ができるオーブンレンジは、現代人の味方とも言えるでしょう。

そんな高機能なオーブンレンジについて、それぞれの調理法の違いを知っていますでしょうか。特に、オーブンとグリルの違いが曖昧になってしまうことが多いです。それぞれの機能が、どのような調理をしているのか知れば、オーブンレンジをより活用する手助けになりますよ。

・電子レンジ機能とは


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言わずもがな、電子レンジとは電子を使用して食材をあたためる機能のことです。さらに言えば「マイクロ波」という電波によって、庫内のものを内側からあたためる原理になっています。

そして、あたための際に必ず目にするのが「w(ワット)数」ですよね。小学生時分に理科でならったように、wは電気のエネルギー量の単位です。標準の電子レンジでは500〜600Wが普通の「あたため」と設定されていることが多いでしょう。ものによっては、「弱」や「強」などの指定も可能で、100〜1000wまで振り幅があります。

ちなみに、このw数とは、電気のエネルギー量のことではありますが、消費電力を表しているものではありません。電子レンジがどれだけあたためる力を使用しているかの値ですので、電気代に直結する数値ではないのです。

・オーブン機能とは


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オーブンと言えば、ケーキなどのお菓子づくりから、チキンの照り焼きやパンなどの調理にまで使える加熱機能ですよね。このように、さまざまな料理に使える便利なオーブンの調理法とは、レンジのように電子をあてて熱するのではなく、熱した空気によって庫内をあたためているのです。

その結果、庫内では熱対流が発生し、食品に対して上下左右の四方向から熱が加わります。オーブンを使用する際に天板を入れ込むのは、この熱対流を均一に作動させるためなのです。

・グリル機能とは


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オーブンが四方向からのあたためなのに対し、グリルは一方向、もしくは二方向です。上下に熱源がある場合は両面焼きタイプ、上にだけ熱源があるものは片面焼きタイプと言えます。

グリルの場合、オーブンのような熱対流ではなく、直火であたためるのが特徴です。ガスコンロに常設されている魚焼きグリルを見れば、わかりやすいでしょう。

そして、オーブンレンジに搭載されているグリル機能より、コンロについているガスグリルの方が高温調理が可能です。単純に、熱源が火なので高温なことと、庫内が狭いので熱源と食材の距離が近いのでしょう。表面だけ少し焦がしたい場合には、とても有効な調理方法ですよ。

■オーブンレンジの基本の使い方

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オーブンレンジを持っているのなら、オーブンとレンジ両方の機能を有効に使用したいですよね。しかし、両方の機能を持っているからこそ、気をつけなければならないことがあります。

・使用後の掃除で発火予防



電子レンジであたためすぎたものが発火した経験はないでしょうか。たとえば、コンビニで買ったおにぎりなど、小さいものは高温になりすぎる特徴があるので、発火しやすいのです。

オーブンレンジでオーブン機能を使用した場合、パン粉・スイーツに使用したドライフルーツ・クッキーの割れカスなど、さまざまなものが庫内に残ることが考えられます。こういった小さなものを掃除せずに電子レンジ機能を使用すると、発火の原因になってしまうことも。
また、庫内を清潔に保った方が経年劣化もしづらいので、こまめに掃除をするようにしましょう。

・電子レンジ機能を使う時は「耐熱皿」を使う


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昨今では、電子レンジがあまりに身近すぎて、耐熱皿という言葉すら知らない人もいるようです。電子であたためをおこなう、いわゆる化学調理ですので、かならず「電子レンジ使用可」とされている耐熱皿を使用しましょう。

また、できあいのお弁当などのプラスチック容器をそのまま電子レンジにいれる人も多いようですが、できればこれも避けた方が良いです。食材をより均一にあたためるためにも、耐熱皿を下に敷くか、耐熱皿に入れ替えてあたためましょう。

・オーブン機能かグリル機能を使う時は「天板」を使う



先述したように、オーブン・グリルの調理法とは、上下や左右から熱を入れていく原理です。天板を使用しなければ、庫内に直置きすることになりますので、熱を与える方向が限られてしまいますよね。

また、備え付けの天板以外で代用するのもおすすめできません。かならず、オーブンレンジを発売しているメーカーが指定したものを使用しましょう。思わぬ事故につながる可能性もあります。



・“予熱”と“余熱”を使いこなす



最近では「余熱調理」という言葉が流行っていますね。これは、一度あたためた食品を放置することにより、余熱を利用して熱を入れる調理法です。
同じ「よねつ」と読む調理関連の言葉に「予熱」があります。あたため後の熱のことを「余熱」と言うのに対し、「予熱」は、調理器具をあらかじめあたためておくことを指します。

たとえば、オーブンやグリルを使用する際は、食材への熱の入れかたを均一にするために、庫内を予熱しておくことが多いです。特にスポンジケーキなどのお菓子を作る際は、この予熱がなければ失敗してしまいます。失敗をカバーするために、再度焼き直す必要も出てくるかもしれません。

また、チキンなどの分厚い肉料理にグリルを使う際、表面のコゲを防ぐために余熱を利用することがあります。そのように、余熱と予熱を上手に使い分けることができれば、無駄な電力を使用せずにオーブンレンジを活用できるでしょう。

・オーブン使用直後に電子レンジを使わない



オーブン使用後に熱がこもった状態の庫内のままでは、電子レンジ機能が使えないように制御されているオーブンレンジが多いです。まだ熱い庫内のままでは、電子レンジ機能を使用することができないので、エラー音が鳴ったり、どれだけボタンを押しても動かなかったりします。

オーブンレンジの故障を防ぎ食材の安全を守るために、オーブン使用後はしっかりと庫内を冷ましてから電子レンジ機能を使用しましょう。


■オーブンレンジで使える容器と使えない容器は?

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お皿などの食器を買うとき、何を気にして買うでしょうか。デザインだけで買ってしまうと、電子レンジに使用できないこともありえます。また、電子レンジに使用できる食器はオーブンでも同様に使用できるのでしょうか。

事故を防ぐためにも、正しい知識を持ちましょう。

・電子レンジ機能で使える容器と使えない容器



電子レンジに使用してOKな食器とは、耐熱性ガラス全般・耐熱性プラスチック容器・シリコン容器・磁器などです。分厚い食器なら大丈夫だろうと判断するのはやめて、かならず食器それぞれの材料を気にするようにしましょう。

特に、割れなどの事故が起きやすいのは陶磁器です。電子レンジ使用OKとされているものでも、何度も電子レンジに使用することでヒビが入りやすくなります。同様に、陶器・焼き物のお皿なども電子レンジ使用を控えましょう。

また、お惣菜などに使用されている薄い使い捨てプラスチック容器も、電子レンジ使用には向きません。溶けたあげく、食品とくっついてしまうこともありますので、かならず移し替えてからあたためてくださいね。

・オーブン機能で使える容器と使えない容器


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電子レンジの使用がOKとなっている容器のすべてが、かならずしもオーブンで使えるわけではありません。たとえば、電子レンジ使用可のプラスチック容器をオーブンにいれてあたためると、溶けてしまうでしょう。

オーブン機能とは、電子レンジよりも高熱になるのが特徴です。オーブンに使用できるのは「耐熱皿」という種類の食器なのです。耐熱皿は、売っている段階で表記されているので、買うときの目安にすると良いでしょう。

「電子レンジOK」「オーブンOK(耐熱)」などの表記が何もない場合、あたためには使用できないものと判断してくださいね。外国製のお皿でも、しっかりと表記されていることが多いです。わからない場合は販売元やメーカーに確認しましょう。

・グリル機能で使える容器と使えない容器



グリルで調理をする際、ガスグリルなら網が張ってあるので、お皿の使用についてピンと来ない人もいるでしょう。しかし、グラタンなど表面のコゲだけを欲する場合、グリルは大変便利な調理器具であるように、お皿をいれる調理法もあるのです。

グリル機能で使用できる容器は、基本的にはオーブン使用可のものと同じ。耐熱皿とされているものを使用しましょう。


■オーブンレンジの使い方をマスターして作る料理

オーブンレンジの使用法がわかったら、実際に活用してみたくなりますよね。手軽につくれるレシピをご紹介しますので、ご参考にしてください。

・『電子レンジ機能』で作れる肉料理


電子レンジでつくる蒸し鶏



材料(2人分)


鶏もも肉大1枚
<下味>
・酒大1.5
・塩コショウ少々
・ショウガ1/2片
カボチャ1/8個
練乳大1
塩コショウ少々
小松菜1/2束
ミツバ(刻み)大2
<合わせダレ>
・ショウガ1/2片
・白ネギ1/2本
・酒小2
・砂糖大1
・甘酢大2.5
・しょうゆ小1
・練り白ゴマ大1
・すり白ゴマ大1
・合わせみそ大2

作り方


手順1:鶏もも肉は身の厚い部分をフォークで刺し、耐熱容器に入れて<下味>の酒、塩コショウをからめる。ショウガは皮ごときれいに水洗いし、薄切りにして鶏肉にのせ、ラップをかけて置いておく
手順2:カボチャは種とワタを取り、一口大に切って水に放ち、ぬれたままラップで包む。小松菜は水洗いしぬれたままラップで包む。電子レンジにカボチャ、小松菜を入れ、2分加熱したところで小松菜だけを取り出す。水に放ち、粗熱が取れれば水気を絞って、3~4cmの長さに切る。カボチャは更に3分加熱し、向きを変えて更に2~3分加熱す。竹串がスッと刺されば取り出し、練乳、塩コショウを加えてよく混ぜ合わせる
手順3:1の鶏肉を、電子レンジで5分加熱する。鶏肉をひっくり返して更に3~4分加熱する。粗熱が取れれば、鶏肉を食べやすい大きさに切る。蒸し汁は<合わせダレ>に加えるので残しておく
手順4:<合わせダレ>のショウガは皮をむいてみじん切りする。白ネギは縦に何本か切り込みを入れて小口からみじん切りにしする。他の材料、3の蒸し汁と混ぜ合わせる。器に小松菜を敷き、鶏肉を並べ、<合わせダレ>をかける。刻みミツバを散らし、カボチャを添える


レシピ
レンジ蒸し鶏
レンジ蒸し鶏

甘アジア料理の定番前菜、蒸し鶏も電子レンジで簡単に出来ます!

  • 25分
  • 678 Kcal


・『オーブン機能』で作れるケーキ


オーブンに備え付けの天板を利用した『きな粉と黒豆のロールケーキ』



材料(23×23cmの型1枚分)


卵白2個分
・きび砂糖30g
卵黄2個分
・きび砂糖15g
薄力粉35g
きな粉10g
サラダ油大さじ1
豆乳(成分無調整)大さじ2
生クリーム100g
・きび砂糖15g
<シロップ>
・シロップ(黒豆シロップ)小さじ2
・しょうゆ小さじ1/2~1
黒豆の甘煮50g

下準備


生クリームは使う10分前に冷蔵庫から出して、それ以外の材料は常温にもどす。薄力粉ときな粉は合わせて振るっておく。型にクッキングシートを敷く。オーブンは180℃に予熱する


作り方


手順1:ボウルに卵白を入れて溶きほぐし、きび砂糖を3回に分け入れ、その都度しっかり泡立てる。1分間低速でキメを整える
手順2:別のボウルに卵黄を溶きほぐして、きび砂糖を加える。白っぽくなるまで混ぜ合わせ、サラダ油、豆乳を加えて、その都度均一に混ぜる
手順3:準備した薄力粉ときな粉を振るい入れる。粉気がなくなるまで混ぜ、さらに20回ほど円を描くように混ぜる。(1)を1/3量加えて8割程度混ぜる
手順4:残りの(1)に(3)を加えて、均一に切り混ぜる。クッキングシートに流し入れて平らにし、オーブンで10分焼く
手順5:焼き上がったら、新しいクッキングシートに移して1辺を斜めにカットする。混ぜ合わせた<シロップ>の材料をぬる
手順6:生クリームにきび砂糖を加えて8分立てにする。(5)にぬり広げ、黒豆を横1列に散らす。手前から巻いて、冷蔵庫で30分~1時間冷やす
ロールケーキの生地があれば、お好きなフルーツと生クリームで豪華なスイーツがつくれますよ。今回は和風ですが、フルーツロールケーキにするのもおすすめです。日持ちはしないので、なるべくその日のうちに食べ切りましょう。

レシピ
きな粉と黒豆のロールケーキ
きな粉と黒豆のロールケーキ

黒豆のほんのりおしょうゆ味がアクセントの、和風ロールケーキです。

  • 40分 +
  • -


■オーブンレンジがあるなら、レンジだけでなくオーブンも活用しよう!

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非常に便利なオーブンレンジの使用法について、魅力を感じることができたでしょうか。電子レンジ機能を使えば時短料理が可能ですし、オーブン機能を使えばちょっと豪華なメニューができあがります。

すべての機能を頑張って使用する…というよりも、レンジやオーブン、グリルでできる調理法を覚えれば、ガスコンロがお鍋でいっぱいにならないでしょう。フライパンやお鍋でつくる料理でも、レンジやオーブンの代用が可能なものがたくさんありますよ。

また、もう一品何か欲しいな、というときに、レンジやオーブンに放置しておけば完成するメニューを覚えれば、手際のいい料理上手になれます。作ってみたい料理を見つけて、オーブンレンジを活用してみてくださいね。
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