鶏胸肉をしっとり仕上げる茹で方!柔らかく茹でるためのポイントを解説
2021年11月9日 00:00そこで今回は、自宅でしっとりとした鶏胸肉に仕上げる茹で方のポイントをご紹介します。ふっくらジューシーな鶏胸肉に仕上げるコツを知って、ぜひサラダや和え物などさまざまな料理に活用してみてくださいね。

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■鶏胸肉がパサつく!茹で方のポイントは?

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パサつきがちな鶏胸肉を、しっとりおいしく茹でるためのポイントをいくつかご紹介していきます。
・砂糖を揉みこむ
鶏胸肉をふっくらジューシーに仕上げるためには、茹でる前に砂糖を揉みこんでおきましょう。そうすることでお肉が柔らかくなります。
砂糖は水に溶けやすく、周辺の水分を吸収して抱え込む性質を持っています。その水分と鶏肉のたんぱく質が結びつくことにより、お肉が柔らかくジューシーに仕上がるのです。
鶏胸肉1枚分に対して、砂糖大さじ1杯が揉みこむ量の目安です。砂糖を揉みこんだら15分ほど寝かせると、お肉は柔らかく食べたときにしっとりとした食感になります。時間があるときは、一晩寝かせるとより柔らかく仕上がりますよ。
揉みこんだ砂糖の甘みは茹でると気にならなくなるので、柔らかくしっとり仕上げたいときはぜひ試してみてください。
・茹で時間を短くする

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「鶏胸肉を茹でたら硬くてパサパサとした食感になってしまった」という方は、加熱する時間の長さが原因かもしれません。鶏胸肉は性質上、茹でる時間が長くなればなるほど、食べたときの食感が硬く感じてしまいます。とはいえ、加熱する時間が短すぎても、中まで火が通っているのか少し不安になりますよね。
鶏胸肉を柔らかくしっとり仕上げるためには、沸騰させた状態での茹で時間をなるべく短くするのがよいとされています。沸騰したお湯に入れて数分ほど加熱したら、ふたをして火を止め、余熱でじっくりとお肉に火を通しましょう。そうすることで、柔らかくしっとりとした食感になる上に、鶏肉の中に旨みを閉じ込めることができます。
沸騰したお湯で長時間茹でてしまうと、肉質が硬くなりパサパサした仕上がりになるので注意してくださいね。加熱する時間はお肉の大きさによっても変わりますが、もしカットしてみて赤みがあるようでしたら、電子レンジで少しだけ加熱してください。
・下味をつける

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下味として塩をまぶしたりお酒を加えたりすることでも、肉質はしっとりと柔らかくなり、鶏肉の臭いもとることができます。下味をつけた後は、15分ほどなじませてから茹で始めるのがおすすめです。
■鶏胸肉をしっとり仕上げる茹で方
次に鶏胸肉をしっとり仕上げる茹で方について、ポイントをご紹介していきます。・1 皮を取り除き観音開きに
「観音開き」とは、お肉を真ん中から左右に開いた状態のことです。観音開きにすることで、お肉の真ん中の厚みが薄く均一になり、火が通りやすくなります。
また、鶏肉の皮を取り除くことで、さらに火の通りにくさが緩和されます。茹で時間の短縮にもつながりますのでぜひお試しください。
・2 沸騰したお湯に入れる

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砂糖などの下味をつけた状態で水から茹でてしまうと、鶏肉の旨みが水のほうに移ってしまいます。お湯から茹で始めることで鶏胸肉の表面の身が引きしまり、旨みやジューシーさを保ちつつ、おいしく茹で上げることができます。
鶏胸肉を茹でるときは必ず沸騰したお湯に投入し、加熱してしっかりと中まで火を通すようにしましょう。
・3 余熱で火を通す

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鶏胸肉は茹でている時間が長いと、パサついて肉質も固くなってしまいます。お肉の柔らかさを保ったまま仕上げたいときには、余熱を利用してじっくり火を通しましょう。
沸騰したお湯に入れて2~3分ほど加熱したら、ふたをして火を止めそのまま冷めるまで置いておきます。温度を調整できる場合は、70度のお湯に30分~1時間ほど入れておきましょう。
一般的に、75度で1分以上加熱を行えば、食中毒の心配はほとんどないといわれています。鶏肉の大きさによって加熱時間は変わりますが、鶏むね肉1枚であれば30分以上、2~3枚まとめて調理するときは1時間くらいを目安に余熱調理してくださいね。
■茹でた鶏胸肉の保存・活用方法

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それでは次に、茹でた鶏胸肉の保存方法と活用方法についてご紹介していきます。
・鶏胸肉は茹で汁と一緒に保存を
鶏胸肉を茹でた後は、密閉容器にゆで汁ごとお肉が浸るように入れて保存してください。茹でた鶏肉は冷蔵庫で3~4日ほど保存ができます。
茹で汁をもっとおいしく仕上げたいときは、水を沸騰させるときに生姜やねぎの青い部分を入れておくことで、豊かな香りと風味が加わりますよ。
・サラダなどのトッピングにおすすめ

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しっとりと柔らかく仕上がった鶏胸肉は、サラダなどのトッピングにするのがおすすめです。大きめのそぎ切りにすれば食べ応えがアップしますし、細かくさいて乗せればドレッシングとよくなじんで食べやすくなります。
また、鶏胸肉は鶏肉の中でも高たんぱくで脂質が少なく、あっさりとした味わいなので、油を使った料理との相性も抜群です。好みに合わせていろいろな食べ方を試してみて下さいね。
・茹で汁をスープにしても◎

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鶏胸肉の茹で汁は、旨みがたっぷりとしみ出ているので、そのまま捨てるのはもったいないです。温かいうちにこしてから、スープやおかゆ、うどんのつゆなどに使って、ぜひ鶏肉の濃厚な旨みと味わいを楽しんでください。
スープの風味づけにごま油やオリーブオイルを少量回しかけたり、ねぎやニラなどの香味野菜などを加えて煮込んだりしても、おいしくお召し上がりいただけます。
■鶏胸肉は茹で方の工夫でしっとりと柔らかく大変身!

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今回は、鶏胸肉をしっとり柔らかく仕上げるポイントをご紹介しました。鶏肉を茹でる前にひと手間加えたり、茹で時間を調節したりすることによって、パサつくことなくおいしい茹で鶏に仕上がります。
鶏肉の特徴やおいしさを引き出す調理法を知っておくと、出来上がりと食べたときの満足感も大きく変わります。ゆで汁も鶏肉の旨味がたっぷりと詰まったスープになるので、ぜひさまざまな料理に活用してみてくださいね。
「食べたときにパサつくから苦手!」と鶏胸肉を遠ざけていた方も、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、鶏胸肉のジューシーな旨みとおいしさを味わってみてください。
《参考》
・独立行政法人 農畜産業振興機構「消費者コーナー【まめ知識】鶏むね肉ってすごい!」
・サラヤ株式会社 sanitation「第9回 生食肉による食中毒~予防と加熱殺菌~」

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