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【大根の保存方法】調理するのに便利な方法を大公開!おいしく食べ切ろう

大根が安い!そんなとき、後先考えずに1本まるごと買ってしまって、そのうち料理しようと思いながらも冷蔵庫に入れっぱなしの末、気がついたらしなしなに…。そんな経験はありませんか?

少しでも長持ちさせるにはどのように保存しておくのが良いのでしょうか。常温、冷蔵、冷凍、そして選び方からおいしく食べつくすレシピまで、これを読めば大根を無駄にしないで余すことなく使いこなせるようになれるはず!

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■大根を常温保存する方法

野菜の中には常温保存が適しているものもあります。例えばさつまいもなどがそうですが、では大根はどうでしょう。野菜室の中はただでさえぎゅうぎゅう詰めになりがち。そのうえ大根は大きくて場所をとるので、できることなら冷蔵庫に入れずに保存したいところですよね。はたして可能なのでしょうか?

・冬場は常温保存できる


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「常温」とはいえ、大根の保存には0~5℃が適しているといわれているので、夏場の常温保存はできません。気温が低い冬場は冷蔵庫に入れなくても1ヶ月ほどもちますが、置く場所は選びましょう。暖房がきいている部屋に置くのはNG。温度変化、湿度の変化が激しいような場所は避けます。

・大根を新聞紙でくるむ


大根は乾燥に弱いので、冷蔵庫で保存するときや発泡スチロール箱に入れておくときには新聞紙でくるむようにします。このとき、新聞紙は少し湿らせましょう。大根の表面から水分が抜けていかないようにするためですが、湿った新聞紙をそのままにしておくとカビがはえる原因にもなるので、ちょくちょく取り換えるのが良いでしょう。

・風通しの良い冷暗所で


「風通しの良い」と言っても風を当てた方が良いというわけではなく、湿気がこもらず、乾燥しすぎず、温度が安定している場所のことを指します。寒い地域にお住まいでしたら、冬場は発泡スチロールの箱に入れて物置やベランダなどに置いておくこともできますよ。その場合は発泡スチロールにいくつか穴を開けておくと、大根が酸素不足にならずに済みます。

・常温保存可能な期間


夏場の気温の高い時期には、1週間程度。冬場の寒い時期には1ヶ月程度もつようです。土の中に埋めて保存した場合は、なんと半年ほどももつのだとか。雪が降る地域では雪の下に埋めて保存しておくと甘みが増してよりおいしくなると言います。


■大根を冷蔵保存する方法

では次にご説明するのは、冷蔵保存の方法です。1本まるごと買ったあと、そのまま野菜室に放り込んでいませんか?あたたかい時期には冷蔵保存が基本。ですが、できるだけ長持ちさせるための冷蔵保存のポイントがありますよ。

・大根の葉と根を切り分ける


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まるごと買ってきたら、すぐに葉の部分を切り落としてしまいましょう。植物は根っこで吸い取った養分を葉に送ります。大根も根っこなので、葉が残ったまま保存していると、養分が葉に使われてしまうのです。そうすると根の部分からは水分もおいしさもどんどん失われていってしまいます。すぐに使わない場合は、葉っぱの部分を切って別々に保存しましょう。

・1本丸ごとなら野菜室に立てる


横に寝かせるよりは、縦に立てて保存する方がおいしさも長持ちさせることができるようです。野菜を保存するときは育ったままの姿で保存する方が良いといわれています。大根は葉を土の上に出し、土の中にまっすぐ伸びていくもの。冷蔵庫の中でもその姿のままで置いておきましょう。とはいえ、スペースが空いていたりして立てかけても倒れてしまう場合もあるでしょう。その場合、空の牛乳パックを使うと便利ですよ!

・根は3分割に


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そのままだと冷蔵庫に入りきらないということもありますよね。そういうときは3分割にしましょう。なぜ2分割ではなく3分割なのか…その理由は、部分によって味や食感が違い、それによって適した調理法も変わるためなのです。

葉がついていた方は、みずみずしく甘みが強いのが特徴で、サラダなど生食するのがおすすめです。真ん中は甘みがあり身がしっかりしているので煮物や炒め物に適していて、根の先の方は辛みがあり繊維質なので大根おろしにしたり漬物にしても良いでしょう。このように部分によって使い道を分けるため、買ってきたらすぐに3分割にしてしまうのが、あとで料理をするときに楽というわけなのです。

・キッチンペーパーで包みジッパー付きの袋に入れる


せっかくバリエーション豊富なお料理をいくつも作れる食材なのに、使うときになったら傷んでいて使えない…というのでは悲しすぎます。それを防ぐためには、切り分けたらすぐにキッチンペーパーで包んでジッパー付きの袋かポリ袋に入れること。切り口だけを覆うのではなく、キッチンペーパーで全体を包むようにします。そしてそれをさらに密閉できる袋に入れれば乾燥対策は万全です。

・キッチンペーパーはまめに交換


乾燥が嫌いな大根は、新聞紙で包むにしろキッチンペーパーを使うにしろ、少々湿らせたものを使うのがポイントですが、かといって何日もほったらかしにしておくとカビが生える原因になります。3日おきを目安に交換するようにしましょう。

・冷蔵保存可能な期間


上手に保存すれば数ヶ月もたせることもできる大根。でも、包んでいる紙を替えたりするのもけっこう手間ですよね。基本的には1ヶ月くらいの間に使い切るのを目標に献立を考えた方が良さそうです。


■大根を冷凍保存する方法

冷蔵よりも長期間保存することができるのは、やはり冷凍保存です。大根は冷凍することで繊維が壊れて、調理のときに味がしみこみやすくなります。すぐに使い切れないときや、冷蔵保存の手間をかけたくない場合は、冷凍してしまいましょう。

・切ってから冷凍する


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皮つきで丸ごと冷凍してしまうと、解凍に時間もかかりますし使い勝手が良くありませんね。冷凍するときは皮をむき、切ってからフリーザーバッグに入れます。できるだけ平らに広げるようにして、完全に凍りきるまでの時間を短くするようにしましょう。使うときは凍ったままで調理することができるので、時短につながります。

・料理用途に合わせて切り方を変えると便利


時短のためには、冷凍するときのひと手間が大事です。お味噌汁などの汁物に入れやすいいちょう切り。きんぴらなど炒めものにしやすい短冊切り。煮物にするなら輪切りにして面取りをしてから冷凍するなど、どんな料理にするかで切り方を工夫しましょう。

・大根おろしにしてから冷凍する


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大根おろしも冷凍できるのはご存じでしたか?いつも通りおろしてから、水気を切ってフリーザーバッグに入れ、できるだけ平らに広げてから冷凍庫に入れます。少しずつ使いたい、というときは、完全に凍る前にフリーザーバッグの上から包丁の背で溝を作り、使うとき半分または4分の1に割れるようにしておくと便利ですよ。

・小分けにしておくのがポイント


切った大根の場合も、大根おろしにした場合でも、冷凍する際は小分けにしておくと使いやすくなります。一度にたくさんフリーザーバッグに詰め込んでしまうとカタマリになり解凍に時間がかかってしまうので、できるだけ少量ずつ重ならないよう広げて冷凍するのがポイントです。

大根おろしの場合は、製氷皿にいれて冷凍するか、あるいは、ラップに少量だけ包んで冷凍するのもおすすめ。たとえば焼き魚にちょっとだけ添えたいときなどに最適な方法です。

・凍ったまま調理できる


そうして凍らせた大根は、そのままお料理に使うことができます。汁物、煮物にそのまま投入すると、味がしみこみやすくなっている冷凍大根は、いつもと変わらぬおいしい料理に変身してくれるはず。前述の小分けにした方がいい理由のひとつとして、凍ったまま調理するとき火の通り方にムラができないようにするため、というのもあげられます。解凍時間がいらないというのは、忙しい毎日にうれしい限りですよね。

・冷凍保存可能な期間


冷蔵よりは長い期間もつのが冷凍保存ですが、無期限とはいきません。生のまま切って冷凍した大根はだいたい1ヶ月の間に使い切るようにするのがベスト。意外に冷凍庫は開け閉めのとき温度が上昇するもので、その度に品質は劣化していきます。フリーザーバッグに冷凍した日付を書いてわかるようにしておけば、捨てることもなくなるかも知れませんね。


■大根に下味をつけて冷凍する方法

使い道に合わせてあらかじめ切ってから冷凍することで時短ができますが、さらにもうひと手間かけておけば、もっと調理時間を短縮することができるのです。そのもうひと手間とは、下味をつけてから冷凍するということ。その方法はいたって簡単です。

・切って調味料をもみこむ


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その方法とは、フリーザーバッグに切った大根と調味料を入れて、もみこむだけ。和風味であればしょうゆ・みりん・砂糖を。またはお好みのドレッシングを使っても良いですし、甘酢に漬けても良いですね。袋をとじるときはできるだけ空気を抜くようにしましょう。

・解凍すればそのままサラダに


あとは食べたい日の朝に冷凍庫から冷蔵庫に移しておいて、自然解凍したものを器に盛るだけで一品完成です。もちろんレンジの解凍機能を使っても大丈夫。水気が多いかもしれませんので、少し絞ってから盛り付けするのが良いでしょう。冷凍した大根は生のときのシャキシャキとした食感と違って、コリコリと歯ごたえがあるのが特徴です。

・保存可能な期間


生のままの大根と同じように、こちらもだいたい1ヶ月程度を目安に食べきるようにしましょう。少量ずつ味を変えて別々の袋に保存しておけば、日替わりで楽しめるので、あっという間に使い切ってしまうかもしれませんね!


■土付き大根を保存する場合

土付きの大根を買ってきたらすぐに洗ってしまいたいですよね。冷蔵庫の中を汚したくはないものです。でも、その日のうちに使い切らないのであれば、洗わない方が良いですよ。

・土は落とさない


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大根は温度や湿度の変化でいたみやすくなるものですが、土がついていた方がその変化の影響を受けにくくなります。ぽろぽろと落ちる土はわずらわしいものですが、長持ちをさせたいのであれば土は落とさない方が吉です。

・葉を切り落とす


ただし、葉っぱはすぐに切ってしまうのが鉄則です。理由は洗い大根と同じで、根の部分の養分が葉に吸収されるのを防ぐためです。葉に養分をとられた大根は中身がスカスカになってしまうので、これだけは忘れずに行いましょう。

・新聞紙でくるんで冷暗所に


そして、新聞紙にくるんで風通しが良く涼しい場所に立てて保存しておきます。気温が高い時期には冷蔵庫が良いのですが、冷蔵庫に入らなければ気温の変化が少ない冷暗所を見つけて置いておくようにしましょう。やはり、葉のついていた方を上にして立てておくのが長持ちの秘訣です。


■大根を干して保存する方法

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冬の寒い時期であれば、干して保存しておくのもオススメです。生野菜は干して水分を抜くことで長期保存が可能になります。これぞ偉大な先人たちの知恵ですね。大根は干すことでうま味がぐんとアップするので、もし食べきれないと思ったら干してしまうのも手段のひとつです。

・1本まるごと干す


小さく切った場合には並べて広げておく場所が必要ですが、1本まるごと、あるいは割り干し大根といって、縦に4等分した状態で干す場合、紐で縛って物干し竿に引っ掛けておけば良いので場所をとらずに済みます。この場合も雨に当たらないように気をつけましょう。水分が抜けきった大根は曲げてみたときに固さがなく、ぐにゃぐにゃになります。

・切って干す


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切り方は自由です。くし切りや半月切りなどお好みの切り方で大根を皮つきのまま切ります。そして重ならないようにザルやカゴに並べて外に干しておきます。重ねたままで干すとカビが生えてしまうので注意しましょう。場所は日向でも日蔭でも構いませんが、雨にだけは当たらないような場所を選んでくださいね。長期保存をするためにはカラカラになるまで干しておくことが肝心です。数日間干しただけでもうま味が凝縮されてきますが、水分がまだ残っている状態であれば保存はせずにその日のうちに食べきるようにします。


・干した大根の調理方法


干した大根は水で戻すか、漬物にしましょう。半日ほど水につけておいた大根はきんぴらや酢の物にしてもおいしいです。また、しょう油、砂糖、酢で漬けたり、ぬか漬けにしてもおいしい食卓のお供になってくれます。

・干した大根の保存可能な期間


完全に水分が抜けている大根は、乾燥剤などを使って1年ほどもちます。一度水で戻して調理したものは冷蔵庫で保存して1週間を目安に食べきりましょう。ぬか漬けにしたものは上手に保存しておくと半年ほどもちます。ぬか床の管理は少し手間をかけなければなりませんが、その分栄養価も上がり保存性も高いのでチャレンジする価値はありそうですね。


■大根の葉の保存方法

さて、保存する前に切り落とされてしまう葉っぱの部分ですが、今まで捨てていた人はもったいない!葉の使い道と保存方法もきちんとご紹介します。これを読んだらもう捨られなくなっちゃいますよ。

・大根の葉は栄養たっぷり


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大根の葉っぱは緑黄色野菜です。緑色の濃い野菜はβカロテンが多いもので、大根の葉も例にもれず豊富なのです。βカロテンは体内でビタミンAに変わり、目の健康への効果が期待できます。また、ビタミンCも多く、強い抗酸化作用を発揮することも。歯や骨を丈夫にしてくれると望めるカルシウムも豊富。こんなに栄養価が高いのなら、保存して最後まで使い切るほかありませんね!

・冷蔵保存する方法


そのまま冷蔵するのであれば、切り口が乾燥しないようにキッチンペーパーや新聞紙で包んでから袋に入れます。葉っぱだけになっても、切り口を下にして立てて保存するのが良いようですよ。

・冷凍保存する方法


冷凍保存のポイントは、塩もみをして余計な水分を抜くこと。しばらく置いて出てきた水分を絞ってから、フリーザーバッグに入れましょう。できるだけ平らに並べて、がコツですよ!

・葉の保存期間


葉は根よりもいたみやすいので、冷蔵保存のものは3日ほどで使い切るようにしましょう。冷凍したものであれば1ヶ月くらいはもちます。細かく刻んで冷凍したものなら、ご飯と具材を入れた炊飯器に凍ったままの大根の葉を入れて炊き込むとおいしくて栄養満点炊き込みご飯のできあがり。どんなお料理に使うかを想定してから冷凍するとあとで困ることもなくなりますね。


■おいしい大根の選び方

せっかく長持ちさせていろんなお料理に使うのなら、おいしい大根を選びたいですよね。旬や選び方を知って、長期保存の前に、新鮮なものをおいしくいただきましょう。

・大根の旬


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大根の旬は秋から冬にかけて。野菜はたいてい、寒さにあてられるとその身に糖分をたくわえて凍らないよう頑張ります。つまり、寒い時期に育った野菜は甘くておいしいのが特徴。大根も寒い時期においしくなります。

しかし、春から夏にかけて大根が手に入らないかといえばそうではなく、産地が変わって涼しい地方で育った大根が売り場に出てきますので、一年中買うことができます。でもやはり春から夏にかけての大根は辛みがありますので、辛みを活かしたお料理にするのが良さそうです。

・大根の栄養・効能


葉の栄養については触れましたが、では根の方はというと…約95%が水分なのです。大根は消化を助ける、という話は聞いたことがあるでしょうか。大根には消化酵素が豊富に含まれていて胃や腸を守ってくれるはたらきが期待できるのですが、これは熱に弱い性質があります。

さらにビタミンCも含まれていますが、これもやはり熱に弱いので煮物や炒め物よりも生で食べるのがおすすめ。つまり、効率よく大根のうれしい栄養素をとろうとするなら、大根おろしが一番ということになります。ビタミンCは皮に多いので、すりおろすときは皮ごとおろすと良いですよ。

・色白でみずみずしいもの


生で食べるのなら、なおさらおいしいものを選ばないといけませんね。まずは色を見ます。真っ白でハリつやがあるものが新鮮でおいしい大根。鮮度が落ちてくると黄色っぽくなり皮にしわが寄ってきます。カットしてあるものなら、断面を見てスが入っていないものを選びましょう。

・ひげ根が少なく毛穴が浅いもの


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育った土の状態や水分量などの関係で、環境があまり良くなかった大根は、ひげ根や毛穴が多くなり、皮の表面がぼこぼこしてしまいます。表面がなめらかで、曲がりがなくまっすぐで丸みを帯びた見た目のものがおいしいですよ。

・重みがあるもの


日が経って水分が抜けてしまった大根はスが入っています。手に持ってみて重いものは鮮度が良い証。長持ちさせるコツを覚えても、鮮度が落ちた大根を買ったのでは本末転倒ですね。買う前のチェックが肝心です。

・葉の色が濃く元気なもの


葉が切ってある大根と、葉がついたままの大根が売り場に並んでいたら、葉がついたままの方を選びましょう。その際は葉の緑色が濃く、乾燥していないか確認してください。黄色くしなびているものはNG。そうして新鮮な大根を買ってきたら、すぐに切り落として葉も調理するか保存袋に入れましょうね。


■大根を食べるときの危険なサイン

こうして気を付けていても、ついうっかり忘れていたりして、買ってからだいぶ経ってしまった…というときもあるはず。食べてはいけない状態の目安を知っておきましょう。

・大根は菌が繁殖しやすい


保存食はたいてい乾燥されたものが多いですね。食品中に水分が多く含まれるものほど、長期保存には向きません。大根は約95%が水分です。菌が繁殖しやすいので、保存には細心の注意を払う必要があるということなのです。

・異臭がする


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もともと大根は独特なにおいがあって苦手だという人も中にはいますが、硫黄っぽいにおいは自然なものなので大丈夫。気になる人は皮を厚めにむくか水にさらすなどして調理をしましょう。ただし、酸っぱいようなにおいがしたらそれは腐っているかもしれない危険なサインですので、すぐに捨ててください。

・カビが生えている


もし表面に黒くぽつぽつとカビが生えてきていたら、もったいなくてもすべて捨てなくてはなりません。カビは一部分だけに見えたとしても、すでにほかの部分にまで菌糸を伸ばしているかもしれません。そこだけ切れば食べられる、というわけにはいきませんので要注意です。

・感触がやわらかい


一見、古くなってるけど大丈夫そう?と思って触ってみるとブヨブヨ…というときは、中が腐っているので迷わず捨てましょう。腐った野菜は体調不良のもとです。

・断面がドロドロやパサパサ


腐ってドロドロになっていても危険ですが、パサパサになっていても、水分が抜けておいしくもないので迷わず捨ててしまいましょう。できれば、このようになる前に使い切ってしまいたいですね。


■大根を上手に保存しておいしく食べよう

そんな危険な状態になる前に、保存しておいた分をおいしくいただいてしまいましょう。冷凍した大根をしっかり消費する方法をご紹介します。

・定番おかず『豚バラ大根』


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豚バラ大根を時短調理したいなら、最初から調味料を入れて冷凍しておくのが早いですよ。フリーザーバッグや厚めのポリ袋に、1cmほどの厚みに切った大根と豚バラを入れ、下記調味料を一緒に入れて冷凍しておきます。
  • しょう油  大さじ3
  • みりん   大さじ3
  • 砂糖    大さじ2
  • だしの素  小さじ1

食べるときには、カップ1杯の水を加えて煮たらできあがりです。

・パリパリおいしい『大根サラダ』


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千切りにした大根を冷凍しておくと、いつでも好きなときに大根サラダを楽しむことができます。解凍をするときは自然解凍か、レンジの解凍機能を使って、水気をぎゅっと絞ってから使用します。お味はなんでもいいですね。コールスロー、ごま、和風など、お好みのドレッシングでおいしくいただきましょう。

・ジューシーな『ふろふき大根』


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おだしがしみたふろふき大根も冷凍保存したものを使うと短時間でできます。お鍋に大根がひたるくらいのだし汁を入れて煮るだけ。冷凍したことで繊維が壊れておだしがしみこみやすくなっているので、忙しい毎日に最適な調理法です。だし入り味噌にゆずを混ぜて添えるとあっという間に一品完成です。


■大根の保存方法を知ってまるごと食べつくそう!

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せっかく1本まるごと手に入っても、腐らせてしまってはもったいない…。本記事では大根を捨てることなく食べきるために、長持ちさせるさまざまな保存方法をご紹介してきました。大根の食べ方はたくさんあります。大根サラダ、おでん、ふろふき大根、ブリ大根、豚バラ大根、そのほかどんな食材と合わせてもおいしいのですが、1本が大きいので一度に全部使い切るのは難しいですね。常温、冷蔵、冷凍、それぞれそのときの環境・状況に合った方法を選んで、葉っぱから根の先まで無駄にすることなくおいしい大根料理を楽しみましょう。

《参考》
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット
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