冷凍ハンバーグの上手な解凍方法!焼き方のコツからおすすめレシピまで
2021年3月16日 10:00しかし、冷凍ハンバーグは調理や解凍方法によって味に差が出るのをご存知でしょうか?正しい解凍方法をおこなうことで、冷凍後もできたてと変わらないおいしいハンバーグが食べられるんだとか!そこで今回は、冷凍ハンバーグの解凍方法からアレンジレシピまでをくわしくご紹介します。
目次 [開く]
■ハンバーグを冷凍する方法
ハンバーグを冷凍するには主に2つの方法があります。焼いてから冷凍するか、タネの状態で冷凍するか、です。それぞれの方法をおさらいしつつ、おいしさをキープするにはどちらがいいのかご紹介します!Ⓒhttps://www.foto.ne.jp/
・タネのまま冷凍する
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1つめは、ハンバーグのタネ焼かずにそのまま冷凍する方法です。こちらはハンバーグだけでなく、ひき肉として調理ができるのでアレンジレシピの幅が広がるのが大きなメリットです。タネをあえて崩してひき肉にしてそぼろにしたり、味つけを加えて肉みそとして使えたりと、汎用性が高いですよね。
タネの適切な冷凍方法は、ハンバーグのタネを作ったあと、成形してラップで1つずつ包みます。その際に、ラップは空気を抜いて雑菌が入らないようにしましょう。成形したら金属トレーに置いて冷凍庫へ。トレーに置いた方が短時間で冷凍できるので鮮度がキープしやすいのでぜひ取りいれてみてくださいね。
・焼いてから冷凍する
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2つめは、ハンバーグを焼いてから冷凍する方法です。こちらは作り置きに最適で、解凍してすぐに食べられるのが魅力です。
適切な冷凍方法は、ハンバーグを焼いてからしっかりと冷ましてから冷凍すること。熱を持っているとラップに水滴がついてしまい、傷みの原因になるので注意しましょう。熱が取れたら1個ずつラップに包んで金属トレーに置いて急速冷凍してください。凍ったあとはラップのまま保存用袋に入れて保存しましょう。
・ハンバーグは焼いてから冷凍がおすすめ
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手作りハンバーグは、時間が経つほど品質が変わりやすい料理です。特に生の状態だと季節や気温が影響して劣化しやすいので、注意が必要です。そのため、焼いてから冷凍した方が品質が落ちにくく安全性も高まります。
また、生のまま冷凍したものは、調理のときに加熱する時間が長くなります。加熱時間が長すぎると肉が硬くなったり、肉汁が外に出てしまいパサパサした食感になることも。失敗がしにくいといった点でもハンバーグは焼いてから冷凍した方がいいでしょう。
・冷凍ハンバーグの賞味期限はどのくらい?
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冷凍ハンバーグは、タネの場合と焼いた場合で賞味期限が異なります。賞味期限を忘れないように保存用袋などにきちんと日付を記入しておきましょう。
焼いてから冷凍した場合:約1ヶ月
■冷凍ハンバーグの上手な解凍方法
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冷凍ハンバーグを解凍するにはいくつかの方法があります。解凍時間を優先するのか、お弁当で利用するのか、家で食べるか…など、用途によって選びましょう。
・前日に冷蔵庫に移して解凍する
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1つめは冷凍庫から冷蔵庫に移しておく方法です。これは時間がかかりますので、前日や朝に冷蔵庫に移しておきましょう。タネのままでも焼いたものでも、時間をかけて解凍した方が風味や品質が落ちず、失敗もないのでおすすめです。
・電子レンジで解凍する
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2つめは電子レンジで解凍する方法です。こちらはすぐに食べたいときに有効です。
焼いてから冷凍してあるハンバーグは、レンジで解凍して温めればすぐに食べることができますね。しかし、タネの状態の場合は解凍しすぎるとタネが崩れてしまう恐れがあります。調理するときにしっかりと加熱するので、レンジでは半解凍くらいにしておき、型崩れを防止するのも1つの手段ですよ。
・冷凍のまま蒸し焼きにする
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冷凍ハンバーグは、解凍しなくても調理することが可能です。ただし、中の部分までしっかりと加熱しないと生焼け状態なったり、火加減を誤ると肉汁が外に流れるという弱点があります。生焼けを防ぐためには蒸し焼きにしてじっくりと調理していきましょう。蒸し焼きにすると、肉汁がしっかり閉じこもったジューシーなハンバーグができます。具体的な手順はのちほどご紹介します!
・市販品は湯煎解凍が多い
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スーパーでも、冷凍ハンバーグがたくさん売られています。市販品は主に湯煎解凍するものが多く、賞味期限もご家庭で作ったものよりも長いのが特徴です。湯煎するだけでふっくらとジューシーなハンバーグが食べられるのは嬉しいですよね。
最近ではお弁当用のミニサイズのも発売されており、解凍要らずでそのまま入れるだけのもあったり、味つけもバリエーションが豊富だったりするのでいろいろ食べ比べてみるのもおもしろいですよ。
■冷凍ハンバーグを解凍するときのコツ
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冷凍ハンバーグを解凍するにはいくつかポイントがあります。おいしく安全に食べるためにもコツをしっかりと押さえておきましょう。
・ゆっくり時間をかけて解凍する
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よりできたてに近い状態で食べるためには、ゆっくりと時間をかけて自然解凍するのが大切です。そうすることで風味を損なわずにおいしく召し上がることができます。解凍時間はおよそ6時間以上はかかりますので、前日や朝のうちに冷蔵庫に移しておいて夜に調理すれば効率的です。
・触って固さがなければOK
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あらかじめ焼いてあるハンバーグは、中まで解凍できているか心配ですよね。冷凍ハンバーグは、焼いてあるものでもレンジやフライパンなどで再加熱した方が安全です。つまり、解凍できているかの判断は触ってみて固さがないかを確認するだけでOK。もし中の部分が解凍しきれていなくても、再加熱したときにちゃんと解凍できますので安心してくださいね。
■冷凍ハンバーグの解凍とおいしい焼き方
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冷凍ハンバーグは、解凍させてからでも、凍ったままでも調理できます。ただ、焼き方にはコツがあり、調理の仕方でおいしさがグッと変わりますよ。
・解凍させて焼く場合
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【タネのまま】
- 自然解凍、もしくはレンジで解凍する
- 中火で熱したフライパンで両面に焼き色をつける
- 火を弱火にして、水、もしくは白ワインをいれて蓋をして蒸し焼きにする
- 中までしっかり火が通ったか竹串などで刺して確認して完成(透明の肉汁が出たらOK)
- 自然解凍、もしくはレンジで解凍する
- 解凍したら、レンジで30~1分ほど温める
・解凍せず凍ったまま焼く場合
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【タネのまま】
- タネをフライパンに並べて少量の水を入れる
- 蓋をして弱火でじっくりと蒸し焼きにして火を通す
- フライパンの水分がなくなったら蓋を外し、両面に焼き色をつける
- 中までしっかり火が通ったか竹串などで刺して確認して完成(透明の肉汁が出たらOK)
- 冷凍ハンバーグをフライパンに並べて少量の水を入れる
- 蓋をして弱火でじっくりと蒸し焼きにして火を通す
■賞味期限が切れたハンバーグの見分け方
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ハンバーグは、冷凍していても時間が経てば経つほど傷みが生じてきます。賞味期限が切れたものは体調不良を引き起こす可能性があるので注意が必要です。では、どうやって賞味期限が切れたかを見分ければいいのでしょうか?
・カビが生えている
賞味期限が切れているかを判断するには、まず「見た目」をチェックしましょう。ハンバーグに、焼き目ではなく、黒や緑の斑点のようなものがある場合は要注意。斑点はカビが生えている証拠なので処分してください。その部分だけ取り除いてもハンバーグ自体が腐っているので決して食べないでくださいね。
・酸っぱい臭いがする
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次に判断する基準は「臭い」です。特に、タネのままのハンバーグは生ものですので、腐っていると異臭がします。冷凍していると気づきにくいですが、解凍時や焼いたあとに酸っぱい臭いがしたなら腐っている証拠です。異臭がしたら迷わず処分しましょう。
・酸味や苦みが増している
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3つ目の判断方法は「味」です。明らかに肉の味がおかしい場合や、酸味、苦みを感じたときは食べずに処分しましょう。また、ハンバーグを割ったときに糸が引いていたり、中にカビがあったりする場合もNGです。
・パサついている
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ハンバーグは加熱しすぎると肉汁が外に出て、食べたときにパサパサしてしまいます。これは食べられないわけではないですが、やはり肉汁が多い方がおいしいです。フライパンやオーブンでじっくり弱火で加熱することでパサパサ感は防ぐことができます。
・調理中にも注意が必要
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実は、ハンバーグは調理の過程で非常に雑菌が侵入しやすい料理です。そもそも、ひき肉は傷みやすい食材。さらに野菜を入れたり、こねるときに手の熱で温度変化が生じたりすると傷みが進行しやすいのです。極力傷みをおさえるために、ビニール製の手袋を使ったり、ボウルを氷水で冷やしながらこねる(雑菌の繁殖をおさえるため)などして工夫するといいですよ。
■冷凍ハンバーグを使ったおすすめレシピ
冷凍ハンバーグをそのまま食べてもおいしいですが、いろんなアレンジ料理もできるんです。最後は冷凍ハンバーグを使ったレシピをいくつかご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。・煮込みハンバーグ
材料(4人分)
冷凍ハンバーグ 小さめ8等分
<トマトソース>
・水煮トマト(缶) 1缶(1缶400g入り)
・トマトペースト 大さじ2
玉ネギ 1/2個
シメジ 1袋
セロリ 1/2本
赤パプリカ 1/2個
ブロッコリー 1/2株
ベーコン(みじん切り) 2枚分
<スープ>
・顆粒スープの素 大さじ1
・水 100ml
白ワイン 大さじ3
塩コショウ 少々
粉チーズ 大さじ2
ドライパセリ 少々
オリーブ油 大さじ1
下準備
<トマトソース>の水煮トマトは網を通して、トマトペーストと混ぜ合わせる。玉ネギは縦薄切りにする。シメジは石づきを切り落として小房に分ける。セロリは筋を引いて斜め薄切りにする。赤パプリカは種とヘタを取り、1cm角に切る。ブロッコリーは小房に分ける。
作り方
手順1:フライパンに残りのオリーブ油を入れ、ベーコンを炒めて脂が出てきたら玉ネギを加え、しんなりするまで炒める。シメジ、セロリ、赤パプリカ、ブロッコリーを炒める。全体に少ししんなりしたら、白ワインを加えて強火にし、アルコール分を飛ばす
手順2:<トマトソース>を加え、煮立ってきたら<スープ>の材料を加えて塩コショウで味を調える。解凍したハンバーグを加え、煮立ってきたら火を弱めて、10分煮込む
手順3:器に盛り分け、粉チーズ、ドライパセリを振る
焼いたハンバーグを使えば簡単に調理できます。蒸し焼きをしてから煮こむことで、中までしっかりと火が通り、生焼けの心配もありません。水で蒸し焼きしてもいいですが、白ワインだと酸味が出て大人の味わいになりますよ。
・照り焼きハンバーグ
材料(2人分)
冷凍ハンバーグ
温泉卵 2個
<照り焼きソース>
・砂糖 大さじ1.5
・しょうゆ 大さじ1.5
・片栗粉 小さじ1
・水 75ml
作り方
手順1:混ぜ合わせた<照り焼きソース>の材料をフライパンに入れる。絶えず混ぜながら、中火で加熱する。トロミがついて沸騰したら火を止める
手順2:ハンバーグに(1)をかけて、温泉卵をのせる
・ロールキャベツ
材料(4人分)
冷凍ハンバーグ
キャベツ 8~12枚
ベーコン 8枚
小麦粉 大1
サラダ油 小2
ドライパセリ 小1
<トマトソース>
・水煮トマト(缶) 1/2缶(1缶400g入り)
・ケチャップ 大3
・固形ブイヨン 1個
・白ワイン 大3
・ローリエ 2枚
・水 200ml
下準備
キャベツは軸をくり抜き、流水にあてて1枚づつ葉をはずす。耐熱ボウルに入れ、ラップをして5~6分加熱してしんなりさせて水に取り、粗熱が取れれば水気を拭き取る。ベーコンは半分の長さに切る。
作り方
手順1:キャベツの葉は軸の堅い部分は削ぎ切りにし、軸に浅く切り込みを入れ、切り取った軸はみじん切りにする
手順2:キャベツの葉を広げ、小さい葉は2枚重ね、塩コショウをし、薄く小麦粉をふる。ハンバーグをのせてクルクルと巻き、ベーコンを帯状に巻いて楊子で止める
手順3:鍋にベーコンの巻き終わりを下にして並べ、<トマトソース>の材料を加え、落とし蓋をして弱火で30分以上、煮汁が半量になるまで煮込む
手順4:楊子をはずし、器に煮汁ごと盛り付け、ドライパセリを散らす
・ロコモコ丼
材料(2人分)
冷凍ハンバーグ
<ソース>
・カットトマト缶 100g
・ニンニク(すりおろし) 小さじ1/2
・玉ネギ 1/4個
・顆粒スープの素 小さじ1/2
・水 80ml
・しょうゆ 小さじ1
ご飯茶碗 2杯分
卵 2個
レタス 2枚
スプラウト 1/4パック
サラダ油 適量
下準備
<ソース>の玉ネギは縦薄切りにする。レタスはせん切りにする。スプラウトは根を切り落とし、レタスと共に水にさらしザルに上げる。
作り方
手順1:フライパンに玉ネギを入れて、しんなりするまで炒める。他の<ソース>の材料を加えてトロミがつくまで煮詰める
手順2:別のフライパンにサラダ油を熱し、目玉焼きを作る。<ソース>のフライパンに解凍したハンバーグを入れてからめる
手順3:器にご飯、レタスとスプラウト、ハンバーグ、目玉焼きを盛り合わせる
■冷凍ハンバーグをおいしく安全に食べよう
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冷凍ハンバーグは、冷凍方法や解凍の仕方によっておいしさや品質が全然変わってきます。特に大切なのは加熱の仕方!加熱しすぎるとパサパサになりやすいですし、中まで加熱できていないと安全に食べられません。丁寧な加熱をすることでおいしさと安全性が守られます。
解凍したハンバーグはお手軽で、ソースを変えるだけでいろんな味が楽しめますし、アレンジもしやすいのでぜひご家庭に常備してみてくださいね。
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