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ピーマンを冷凍しておいしく食べ切る!栄養は変化する?レシピも紹介

気温が高く、食材が傷みやすい季節。スーパーで買ってきた食材が腐らないよう冷凍保存するかたも多いのではないでしょうか?ピーマンは、冷蔵保存だと保存期間が短くなるのでは…?と思うとやはり、保存に工夫をしてできるだけ長く楽しみたいですよね。そこで今回は冷凍保存しておいしく食べきる方法をご紹介します!

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■ピーマンを冷凍保存しよう

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買ってきたピーマンを保存する方法として何が思い浮かびますか?袋入りのまま、ばら売り問わず、ポリ袋に入れて保存することが多いのではないしょうか。しかし、ピーマンの常温保存・冷蔵保存は1週間程度しかもちません。さらに気温が高いこの季節は室温も高く30度以上になることもあり、普段より早い劣化の可能性もあります。せっかく買ってきた野菜は少しでも長持ちさせたいですよね。そんなときは、冷凍保存がおすすめなんです!

・生のまま冷凍する方法


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まずは、ピーマンを買ってきてからそのまま生で冷凍する方法です。冷凍保存の方法で一番簡単にできる方法ですので初めて試される方はこちらの方法をやってみましょう。

  1. ピーマンを半分に切り、種を取り水で洗う。(種を食べるかたはそのままでも)
  2. 水気をよく切り、そのまま半分で保存するか解凍後調理する調理が決まっていればそれに合わせてカットする。
  3. 保存用袋にいれて平にし、冷蔵庫へ入れて保存。
ピーマンを水洗いした後は必ずよく水気をふき取りましょう。水気があるままで冷凍してしまうとピーマンどうしがくっついた状態で冷凍されてしまい、解凍するときに使いにくい状態になってしまいますので要注意です。

・加熱してから冷凍する方法


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次は加熱してから冷凍保存する方法です。生のまま冷凍するよりも少し手間がかかりますが、解凍後すぐに調理することができ、あらかじめ火を通しているので時短になります。冷凍保存になれてくると作りたい料理のイメージや解凍時間も想像しやすいので、お仕事終わりに包丁を使わずさっとごはんをつくりたい!という方にはぴったりの保存方法です。

  1. 生の保存方法と同様に、ピーマンをカットして種を取ったあとに水洗いをする。
  2. フライパンに油をひき、火が通るまで炒める。火が通ったら余熱が取れるまで放置する。
  3. ピーマンの余熱が取れたら保存用袋に保存します。保存するときはラップにつつんで小分けにしてから保存用袋に入れると好きな分だけ簡単に解凍することができます。

・ピーマン丸ごとは冷凍可能?


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スーパーで購入してカットしている時間がない!という方は丸ごと冷凍ができれば手間がはぶけていいですよね。丸ごと冷凍することも可能で、まるのまま水洗いしたピーマンを水気をしっかりと拭いてから保存用袋へ入れ冷凍庫で保存するだけ。解凍するときに少し時間がかかるだけで、使い方はカットしたものと変わりません。包丁を使うのがめんどくさいときは丸ごと冷凍してしまいましょう!

・アルミトレイを活用する


ピーマンを冷凍する方法として、通常のように保存用袋に保存しそのまま冷凍庫へ保存してもいいのですが、アルミトレイを活用することにより冷気が伝わりやすくなり冷凍時間が短縮できます。
洗ってカットしたピーマンを水気をとって保存用袋に入れ、それをアルミトレイの上へ置き冷凍庫で保存します。急いでいるときはこちらの方法を使うのもおすすめです。

・冷凍保存可能期間


常温保存や冷蔵室での保存になるとだいたい1週間~2週間程度の保存期間になりますが、冷凍保存にするとこれが1ヵ月程度まで伸びます。暑いこの季節には気付いたら野菜がシワシワに…なんてこともあるかと思いますが、冷凍保存にするとかなり長い期間保存ができますので、安いときに買いだめして保存するのも1つの手ですね。

・ピーマンを冷凍するときの必須事項


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保存期間も延び、時短にもなるピーマンの冷凍ですが、1つだけ注意することは「水分」です。よく、ピーマンを冷凍して食べるときに解凍するとブニョブニョと水っぽくなりおいしくない。という話を聞きますがこれは冷凍するときに野菜の水分が膨張し、野菜の細胞膜を壊してしまうからなのです。細胞膜が壊れた状態で解凍すると野菜の中の水分が外に流れ、ブニョブニョのピーマンができあがってしまいます。
そうならないため解凍してもおいしピーマンにするには、冷凍するときに必ずしっかりと水分をふきとりましょう。これさえ守ればおいしいまま冷凍保存することができます!

■ピーマンは冷凍向き?

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保存期間が延びて腐りにくくなるという利点はありますが、そもそもピーマンは冷凍保存に向いている食材なのでしょうか?せっかく保存期間が長くても味が落ちてしまうと料理には使いにくいですよね。では、ピーマンの冷凍保存後の味やその効果についてご説明します。

・食感の変化


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ピーマンは冷凍するとふにゃっとした食感に変化するので、食感を楽しみたいチンジャオロースやサラダ、マリネなどはおすすめしません。逆にやわらかくなり味がしみやすい状態になるので煮込み料理や野菜炒めに使うのに最適です。短時間で味がしみて時短に繋がりますので、冷凍したピーマンをつかうときは用途を考えておいしい料理を作りましょう!

・栄養価の変化


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豊富な栄養素が含まれるピーマン。中でもビタミンや食物繊維、カロチンが豊富で、ビタミンはトマトの約5倍の量がふくまれているのだとか。冷凍するとこの栄養素がなくなってしまっては元も子もない話ですが、ビタミンや食物繊維は脂溶性の栄養素なので、冷凍しても損なわれることはありませんのでご安心を。
ただ、水溶性の栄養素であるビタミンCなどは損なわれてしまいます。どうしても栄養素がなくなるのがいや!というかたは常温のままの食べ方をおすすめしますが、全ての栄養素がなくなってしまうわけではありませんので、冷凍してもおいしく食べることができますよ。

・冷凍によって苦みが消える


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おこさまが嫌いな食べ物にランクインしやすいピーマン。その大きな理由が「苦味」ですね。こどもの舌は特に苦味を感じやすいようにできているため、嫌って食べない子が多くいるのが理由のひとつですが、ピーマンを冷凍することによりこの苦味が和らぐ効果がありますので、普段ピーマンを食べないおこさまでも冷凍ピーマンを使って調理してみると、ご家庭であまり人気のなかったピーマンが人気者に変わるかもしれませんね。

■ピーマンの肉詰めも冷凍可能

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実は調理後のピーマンも保存することができるんです。保存方法や解凍方法に注意点がありますので、今回はピーマン料理の代表格の「ピーマンの肉詰め」でご説明します。

・加熱してから冷凍


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ピーマンの肉詰めに限らず、お肉を冷凍するときのおすすめは≪加熱してから≫冷凍をすること。理由は後程ご説明しますが、全て下ごしらえをしてから一度火をとおし、荒熱がとれてから冷凍保存するのが基本です。すこし手間がかかると思われるかたもいるかもしれませんが、あらかじめ下調理を全て行うので、解凍するときに温めるだけで1品できあがります!冷凍庫にひとつトックがあるだけで夜ごはんの手間が省けるのはうれしいですよね。一度コツを覚えると他にも応用できますので、是非覚えてみてくださいね。

・生のままだとおいしさが損なわれる


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ピーマン単体であれば生のまま・加熱をしてからどちらでも冷凍することが可能です。しかしお肉は生の状態で冷凍すると、細胞や繊維が破壊された状態になります。その状態で解凍し、火を通すと壊れた繊維からうまみと水分がぬけてしまい、ぱさっとした触感のおいしくないお肉ができあがるのです。一度火をとおし、うまみをお肉の中に閉じ込めてから冷凍することで解凍してもおいしい状態で食べることができるのです。

・生のままでは細菌繁殖のリスクも


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加熱調理をおすすめするもう一つの理由は菌についてです。ピーマン単体であれば細菌が繁殖する心配は少ないのですが、問題は生肉の取扱いです。お肉は生のままだとドリップが出てしまい、そこから細菌が繁殖してしまう恐れがあるので、一度火を通して細菌を死滅させてから保存することをおすすめします。目には見えない細菌ですが、暑い季節だとスーパーから帰宅するまでのほんの少しの時間だけでも繁殖が進む場合もありますので、食中毒などを防ぐためにも気をつけましょう。

・お弁当のおかずにも


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作って冷凍したおかずをお弁当にいれるときは、解凍せずにそのままいれるのがおすすめです。その日の朝に冷凍のままお弁当箱にいれるとお昼にはちょうどいい状態になり、ほかのおかずをくさらせない保冷剤がわりにもなるので一石二鳥ですね。少し水分がでる可能性がありますので、おかずカップに入れるようにしましょう。
たくさん作って冷凍して作り置きしておくと、朝の時短になりますし節約にもなりますね!

■冷凍したピーマンの解凍方法

・加熱調理に使うなら


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冷凍したピーマンを加熱調理に使うのであれば、冷凍庫から出してからすぐだと火が通るのに時間がかかりますので、使う前日に冷蔵庫に移し、半解凍にしてから使うのがベストですよ。もし冷蔵庫に戻すのを忘れても大丈夫!レンジで10秒~20秒ほど加熱して半解凍の状態にしましょう。あまり加熱してしまうと水分が出てしまいますので注意してくださいね。

・サラダなどに使うなら


冷凍したピーマンをサラダや和え物としてそのまま食べるなら、「高速解凍すること」が大きなポイントとなります。高速解凍とは時間をかけずにレンジなどで解凍することです。使う前の日から冷蔵庫にいれて解凍する方法ではピーマンから水分がでてしまい、生のままでは食べにくい状態になってしまいますので、解凍したい分だけお皿にだし、レンジで1分程度加熱するようにしましょう。

■冷凍ピーマンの使い方

ピーマンは冷凍すると食感が変わりますので、それぞれに適した調理法があるんです。常温ピーマンとの食感の違いを食べ比べして見るのもたのしいかもしれませんね。

・冷凍ピーマンおすすめの調理法


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まず、冷凍ピーマンは細胞膜が破壊された状態ですので水分が出やすく、味がしみやすい状態です。なのでこのしみやすさを利用し、煮込み料理やおひたしにするのがおすすめです。普段よりも短い時間で味をしみこませることができますので短時間でだしの効いたおいしい料理がたのしめますよ。
また、水分がでやすい状態なので、スープにいれるときはいつもより水を少な目に入れ、ピーマンから出てくる水分を利用する調理法もおすすめです。

・冷凍ピーマンに不向きな調理法


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逆におすすめしない調理法としては、チンジャオロースや無限ピーマンなど食感を楽しんだり、ピーマンそのもので食べる調理法などです。炒め料理は味をしみこませたいものであれば相性がいいのですが、シャキシャキとした触感と濃い味付けのバランスをたのしむ料理などはバランスがとれなくなってしまうので、別の野菜で代用しましょう。

■ピーマンを長持ちさせる冷蔵方法

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ピーマン冷凍にはメリットがある一方、実は不向きな料理もがあることがわかりました。それならばできれば冷凍せずに使い切りたいと思う方のために、少しの手間でできるだけ長持ちさせる方法もご紹介します。食べる料理で上手に使い分けましょう。

・『個包装』で保存する


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まずは1つずつキッチンぺーパーに包んで保存する方法です。水気をしっかりふいたピーマンを、新聞紙かキッチンペーパーでひとつずつ包んでいきます。これはピーマン同士がぶつかったりして傷をつけないようにするためで、その傷から腐っていくのを抑える効果があります。
もしキッチンぺーパーや新聞紙がなければティッシュでも構いませんが、なるべく厚みのあるものでつつむのがおすすめです。

・ポリ袋に入れて管理


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ピーマンを野菜室で保存するときはポリ袋など袋にいれるかたも多いと思いますが、野菜は成長するために「エチレンガス」という成長ホルモンを出すので、そのガスで周りの野菜の成長が促進され鮮度を落としてしまうのです。ピーマンを保存するときはなるべく1つずつ袋に入れるのがいいのですが、正直めんどくさい…という方も多いかと思います。ですので袋に入れた後は、口はしっかり締めた状態で保存しましょう。


■冷凍ピーマンのおかずレシピ

最後は冷凍ピーマンのおすすめレシピをご紹介します!冷凍ピーマンならではの活用法になりますのでぜひお試しください。組み合わせを変えると味変できるレシピもありますので、自分ならではのレシピを見つけてみましょう!

・ピーマンの甘辛煮




材料(2人分)


ピーマン5個
<煮汁>
・だし汁100ml 作り方 >>
・砂糖大さじ1
・しょうゆ大さじ2
かつお節5g

下準備


ピーマンは縦半分に切り、種とヘタを取り除いて縦細切りにする。


作り方


手順1:鍋にピーマン、<煮汁>の材料を入れ、中火にかける。煮たったら鍋に蓋をして弱火にし、蒸し煮にする
手順2:蓋を外して強火にし、かつお節を加えて混ぜ合わせ、器に盛る
レシピ
ピーマンの甘辛煮
ピーマンの甘辛煮

ピーマンの旨味を味わえる一品です。倍量作って保存しておいてもOKです。

  • 20分
  • 61 Kcal


・ダイエットにも、トマトスープ!




入れる野菜によってボリュームたっぷりになり、トマトで煮込むことによりピーマンの苦味も感じないのでダイエットやおこさまのいる家庭にぴったりですね。

材料(2人分)


ピーマン2個
玉ネギ1/4個
ベーコン1枚
<スープ>
・水400ml
・固形スープの素1個
・ケチャップ大さじ3
・砂糖少々
・タバスコ少々
コショウ少々
粉チーズ大さじ1
オリーブ油大さじ1/2

下準備


ピーマンは縦半分に切って種とワタを取り、5mm角に切る。玉ネギはみじん切りにする。ベーコンは細切りにする。

作り方


手順1:鍋にオリーブ油を熱して玉ネギとベーコンを炒め、しんなりしたら<スープ>の材料を加え、2~3分煮る
手順2:ピーマンとコショウを加え、軽く煮たら器に注ぎ、粉チーズを振る
レシピ
ピーマンのトマトスープ
ピーマンのトマトスープ

ケチャップが入ったトマトスープは、ほのかな酸味と甘みがあります。お子様にも食べやすい味に。

  • 15分
  • 124 Kcal


■冷凍と冷蔵をおいしくつかいわけよう!

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いかがでしたか?ピーマンは冷凍するとおいしくなくなるといわれていたりもしますが、そんなことはなく調理方法によっては時短にもなり、おいしくもなる保存方法なんです!さらに保存期間ものばすことができ、忙しいママさんはぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。
冷凍保存・冷蔵保存はそれぞれにいいところがありますので、使いたい期間や料理方法・冷蔵庫の空きぐあいなどで使い分けておいしくたべきりましょう!
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