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長ネギの保存方法とは?鮮度を保つ冷凍・冷蔵・常温保存のコツ!

長ネギを料理に加えるとき、一度で使いきれなかったり、つい余らせてしまったりすることはありませんか? 冷蔵庫に入れたら、「使いかけのネギがいつの間にか乾燥していた!」なんてこともあるでしょう。一人暮らしだとなおさらですね。

そんな状況を打開すべく、今回は、長ネギの保存方法について紹介していきます。この記事であなたにぴったりの保存方法が見つかりますように!

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■長ネギの基礎知識!保存はどうする?

長ネギはいろいろな料理に使える万能野菜ですが、保存方法についてはよくわからず「自己流」という方も多いのではないでしょうか。長ネギを保存するときの基礎知識や気になる使い方なども紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

・長ネギに適した保存環境


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長ネギの保存に適した温度は0~5度です。常温の保存方法も紹介しますが、長い目で見ると冷蔵保存のほうが適していると言えるでしょう。

・長ネギは傷むとどうなる?


長ネギは、傷み始めると緑の部分が黄色に変化し、外側の葉が乾燥していきます。また、白い部分もくすんだ色に変色し、触った感じもぐにゃっと柔らかくなります。長ネギのハリとみずみずしさが減っている印象なら、新鮮さは少しずつ失われているかもしれません。

しかし、外側から皮をむいて白い部分にハリのあれば、その部分は食べられます。見た目だけでなく、一度外皮をむいて確認してみてくださいね。

・新鮮な長ネギの選び方


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新鮮なネギはつやとハリがあります。さらに、質のいいネギは、白い部分と緑の部分の色の違いがはっきりしています。おいしいネギを選ぶときの目安にしてみてください。

というのも、長ネギは成長の過程で、何度か「盛り土」をする必要があります。日が当たると白の部分が緑色に変わってしまうので、「持ち土」をして葉に日が当たらないようにしているのです。

また、よく育った長ネギは葉先の緑色がとても鮮やかです。この部分も料理には使えますし、まるっと余すところなくネギを食べられるのもいいですね!

■長ネギの保存方法【冷蔵】

次は、冷蔵で長ネギを保存する場合です。常温保存との違いも説明しますね。

・長いまま保存する場合


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長いまま保存、というのは、一本丸ごとのことではありません。長ネギを買ってきたら、ある程度の長さに分割して、冷蔵保存するのがおすすめです。お店では常温で売られていても、2~3日放置しておくと変色や腐敗の恐れがあります。おいしく食べられる期間が短くなるのはもったいないですよね。

皮を取って食べられる部分はあっても、せっかくなら新鮮なまま長持ちさせたいと思うはず。そこで、ここでは冷蔵の保存方法を詳しくお話していきます。

1.根本を切って三等分する


長ネギは長さがあるので、冷蔵庫に入らないときは3等分くらいに切ります。青い部分は切る場所によって、バラバラになってしまうので注意してください。

2.濡らしたキッチンペーパーで包む


長ネギをカットしたら、軽く濡らしたキッチンペーパ―などに包んで乾燥を防ぎましょう。

3.青い部分と白い部分を分けて保存袋へ


キッチンペーパーに包んだネギは、青い部分と白い部分を別々にして保存すると、料理に応じて使い分けができます。袋は、匂いの漏れないジッパー付きの保存袋がよいでしょう。

4.野菜室に立てて保存する


袋に入れたら、野菜室または冷蔵室に立てて保存しましょう。長ネギはもともと立てた状態で生育されているので、横に置くと残存している栄養を使って成長しようとします。なので、なるべく自然に近い状態で保存しましょう。

・刻んで保存する場合


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長ネギを刻んだ状態で保存しておけば、使うときに包丁やまな板がなくてもOKです。ここからは刻みネギの冷蔵保存についてご紹介します。

1.キッチンペーパーをタッパーに敷く


刻んだねぎを冷蔵庫で保存するときは、匂いもれのないタッパーに入れるのが最適です。まずはタッパーの底にキッチンペーパーを敷きましょう。

2.小口切りにしてタッパーに入れる


その上に切ったネギを入れると、キッチンペーパーがネギの水気を吸い取り、通常より長く持ちます。また、使いたいときにサッと取り出せるので、調理時間の短縮につながりますね。

3.2日ごとにキッチンペーパーを交換する


キッチンペーパーは湿り気を感じたら、その都度交換してください。だいたい2日間の交換が目安です。

・冷蔵での保存期間


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購入時の状態にもよりますが、冷蔵保存だと10日はもちます。ポイントは、ネギの乾燥を防ぎ、高温多湿を避けて野菜室または冷蔵室で保存することです。

■長ネギの保存方法【冷凍】

長ネギは冷凍保存もできます。長いまま保存する方法や刻んで冷凍、油を使った保存方法など網羅的に紹介していきます。ぜひ、ご自身で使いやすい保存方法を見つけてみてください。

・長いまま保存する場合


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長ネギを含めた野菜全般は、買ってすぐに保存したほうが風味やおいしさを保つことができます。

ネギを冷凍で保存する一番のよさは、新鮮な状態をキープして長く保存できることです。用途別に切っておけば、まな板や包丁は不要ですし、調理の手間を減らせるのは理想ですよね。

1.根元を切って三等分する


長いままで冷凍する場合は、冷蔵と同じくネギの白い部分と緑の部分を分けておきましょう。青ネギの部分は捨てられがちですが、栄養素も豊富で肉の臭み取りやだしをとるときに使える優れものですから、とっておいいてもいいですね。

買ってきたら洗って根元を切り、保存袋に入れやすいように3等分にしておきましょう。

2.水気を拭いてラップで包む


ネギを切ったら水気をふき取り、ラップに1本ずつ包んで保存袋に入れます。できるだけ空気を抜いて袋の口を閉めましょう。使うときは、凍ったままカットもできるので安心してくださいね。

3.保存袋に入れて空気を抜く


長ネギを保存すると、冷凍庫のなかの匂いが気になりませんか? 長ネギの匂いがほかの食材に移ってしまわないか心配……そんなときは冷凍用のジッパー付き保存袋を使いましょう。袋に厚みがあって、保存効果が高いので、ほかの食材への匂い移りだけでなく、水分蒸発も防いでくれます。

4.バットなどを使い冷凍する


袋に入れたら、アルミ製のバットの上に置いて保存すると、冷凍が早く進みます。アルミは熱や冷気が伝わりやすい性質を持っているので、早く冷凍したいときにピッタリです。

・刻んで保存する場合


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ネギを刻んで冷凍しておくと、すぐ使えて便利です。1回分に小分けしてラップに包んでおくと無駄なく計画的に使えますね!

また、解凍したネギの匂いが気になる人も多いのではないでしょうか。これは「硫化アリル」という成分です。「硫化アリル」は水溶性なので、水にさらして拭きとってから冷凍すると、ある程度匂いを抑えられます。ただ、料理に使うときはネギの保存性を維持するため、凍った状態で使うのがベストです。

1.小口切りにして保存袋に入れる


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小口切りのネギは、料理への汎用性も高いですよね。こちらも、カットしたら、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れましょう。ただ、水気をきらずに入れると、冷凍庫でネギがくっついて固まってしまいます。ネギがくっつかないようにするには、保存袋の中にキッチンペーパーを敷いてからネギを入れてください。キッチンペーパーがネギの水気を吸い取り、パラパラの状態を保ってくれます。

この方法では、時間が経つと次第にくっつくので、それを防ぐための方法も紹介しますね。

2.空気を入れた状態で冷凍する


刻んだネギ同士がくっつくのを防ぐためには、保存袋に空気を入れて保存するのが有効です。袋に詰め込みすぎず、少し余裕がある程度にとどめましょう。

3.数時間ごとまたは使用ごとに袋を振る


冷凍庫から出して放置している間も、食材は少しずつ溶け始めています。そこで溶けた水分が再び凍ってネギがくっつく要因になります。料理に使ったあとは、保存袋を2~3回程度振ってからしまいましょう。

・油をからめて保存する場合


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ネギは、油とからめて保存することもできます。そのまま「ネギ油」として、炒め物やドレッシングに使えますよ。保存方法は簡単なので、ぜひ試してみてください。

1.3cmほどの長さに切り油をからめる


長ネギは3cmほどの長さに切り、ごま油かオリーブオイルを保存袋に入れて、ネギ全体にからめます。こうすることでネギがくっつくのを防げます。ネギの風味が油に移って、料理に深みも与えてくれますね。

2.保存袋に入れ空気を抜いて冷凍する


保存袋に入れるときは、油脂の酸化を防ぐために、空気を抜いて口を閉めましょう。料理に使う前は冷蔵庫で解凍しておくか、電子レンジで軽く解凍してから混ぜ込んでください。

・冷凍での保存期間


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冷凍保存だと常温や冷蔵よりも長く持ちます。長期保存できるのはよいことですが、味や風味は、どうしても少しずつ落ちてきます。なるべく1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。これは油をからめた場合も同様です。

・冷凍した長ネギの解凍方法


冷凍したネギは、一度解凍したら、できるだけ使い切るようにしてください。解凍されたネギを冷凍庫に戻すと、霜がついて風味や味が落ちる原因にもなります。

・冷凍した長ネギのおすすめの調理法


ここまで長ネギの保存方法をお話しました。さて、冷凍したネギはどのように使えるのか調理法に合わせて紹介していきますね。

肉の臭み取りやだし


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長ネギの緑の部分は硬いので、場合によっては捨ててしまうこともありますよね。ですが、肉料理やスープのだしとして活用することもできます! ネギは香味野菜なので独特の香りがありますが、それが肉の臭みを打ち消してくれます。豚の角煮やチャーシューを作るときにも適した食材です。

また、しょうがや鶏ガラ、野菜の皮と一緒に煮込めばおいしいだしがとれますよ。食欲そそるスープやだしとしてそのまま使えますので、お試しあれ!

煮込み料理やスープ


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冷凍すると細胞が膨張し壊れるので、味の染み込みやすさと火の通りが早くなります。いつもの料理にひとつかみで彩りもアップ!冷凍ネギは多岐に活用できそうです。薬味としてあつあつ料理にのせても、自然に溶けるので問題ありません。

炒め物


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小口切りや斜め切りの冷凍ネギは、冷凍のまま強火で炒めるだけで火が通ります。大きめの長ネギは、弱火でじっくり火を通していきましょう。

■長ネギの保存方法【常温】

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長ネギは長くて、冷蔵庫に入らないこともありますよね。そんなとき、これからお話することに気をつければ常温保存は可能です。

まず、購入したときに包装されているビニール袋は外してくださいね。ビニールは空気の通りがよくないので、湿気がたまり、そこからネギが腐敗しやすくなるためです。

・冷暗所で保存する場合


長ネギを常温で保存するときは、光が当たらないように新聞紙に包み、立てた状態で保存しましょう。そして、通気性がよく、涼しい場所(14度以下)で保存してください。

・根付きは長期保存も◎


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根と土がついている長ネギは、白い部分を庭などに埋めておくことで1ヶ月は保存できます。

・常温での保存期間


ネギに適した温度は0~5度です。ですので、夏場はそもそも常温での保存は向きません。冬場の冷暗所に保存する場合でも、1週間以内には使い切るようにしましょう。

■長ネギの保存方法【干す】

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長ネギは、干し野菜としても保存ができます。干すことでこのようなメリットがあります。

  • 野菜のカサが減り、場所をとらずに保存ができる
  • ネギのうま味や甘みが凝縮される
  • 生とは違った食感が楽しめる
長ネギを干すときは、ざるや干物用のネットを使うとよいでしょう。薄い斜め切りや小口切りにしてざるにのせて、ネギが重ならないように広げて乾燥させてください。日当たりがよく、風通しの良い場所がベストです。

雨の日と夜間は室内に入れて、朝になったら外に出します。晴れの日が続くようであれば、1週間程度で干しネギが完成しますよ。

ネギのうま味と甘みを存分に感じられる食べ方です。できた干しネギは水で戻さず、そのままスープやみそ汁の具として使えます。保存するときは密閉容器に乾燥剤を入れ、高温多湿を避けて保存してください。冷蔵庫などでもOKです。

・干しネギの保存期間


乾燥しているので、2~3ヶ月間保存ができます。

■長ネギの保存方法を知って料理に活かそう!

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長ネギは、保存するときに用途に合わせた切り分けをしておくことで、さらに使いやすくなります。冷凍でも、基本的な使い方は生のときと同じです。保存方法を知っておけば、たくさん買っておいても怖くないですね!

小口切りのネギは自然解凍されるので、納豆や冷ややっこの薬味としても使えます。斜め切りのネギはみそ汁やスープ、ラーメン、炒め物などにパラっと入れて、調理にかかる時間も短縮できること間違いなしです!

一方、ネギの弱点は高い温度と湿気でした。日光の当たらない風通しの良い場所での保存で、おいしいネギ料理をたっぷり楽しんでください!

《参考》
近畿大学工学部研究報告「〈研究論文〉生活環境中の臭気成分に対する電解水の消臭効果」
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