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チンゲン菜は冷凍保存が長持ちのコツ!上手な保存方法や保存期間とは?

みなさんは野菜の冷凍保存と聞いてどのようなイメージが思い浮かびますか?「冷凍保存するとパサパサするのでは?」「栄養素が減少しそうなイメージ」など、野菜を冷凍保存するとは実際どうなのか気になりますよね!

今回ご紹介するチンゲン菜は、中国野菜のひとつで、気温の変化にも比較的強く、調理もしやすい万能な葉物野菜です。ビタミンCや食物繊維、カルシウムなどうれしい栄養もたくさん含まれていますが、「使おうとしたときには、冷蔵庫でしなしなになっていた」など、保存に手こずった経験はありませんか?

実は、チンゲン菜は冷凍保存することで、栄養素やまろやかな甘みも逃さず保存することが可能なのです。冷凍保存したチンゲン菜をおいしく調理できるレシピもご紹介します! 


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■チンゲン菜は冷凍保存がおすすめ

・チンゲン菜は日持ちしない?


©︎https://unsplash.com/



チンゲン菜を含め、葉野菜は収穫すると鮮度が落ちやすいのですが、茎が太いチンゲン菜は比較的長持ちします。しかし、常温を苦手とするため、保存場所をあやまるとすぐに劣化してしまいます。乾燥にも弱いので、冷蔵庫で保存するときは野菜室をおすすめです。また、葉の部分が黄色くなっていた場合は、その部分をすてるようにしましょう。

・チンゲン菜は冷凍で長持ち+便利!


©︎https://unsplash.com/



冷凍保存したチンゲン菜は、色もきれいに保つことができるので、料理の彩りに困ったときに重宝しますよ。使いきれずに傷んでしまうことも多いチンゲン菜ですが、冷凍保存だと期間も長く持ち、肉料理に一品野菜料理を加えたいときも、パッと使うことができるので大変便利です。

チンゲン菜は、冷凍してから焼くと、余分な水分が出て味が凝縮するので、炒めものでは大活躍してくれますよ! チンゲン菜に含まれているβカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まるので、がん予防や老化防止につながるという見解もあります。

・干し野菜にして長期保存も◎




野菜を無駄なく使いきるために利用されることが多い「干し野菜」。野菜は、干すことで、長期保存できるようになるだけでなく、栄養価がアップする場合が多いです。また、水分が抜けることで甘みや風味が増し、おいしく感じることも。乾燥させる場合、チンゲン菜は2〜4日が目安です。

屋外で乾燥できないときは、オーブンレンジなどで簡単に干し野菜にすることもできるため、実は天候に関係なく、干し野菜作りにチャレンジできてしまうのです。

干したチンゲン菜は、さっと湯がいたあと、水気を絞って切り、炒めものにするとシャキシャキ感を味わうことができますよ!

干す方法


  1. よく洗って水気をふき取り、半分に切る
  2. 切り口を上にして、ザルに並べて2〜4日程度干す


■チンゲン菜の冷凍保存

©︎https://unsplash.com/



チンゲン菜を冷凍保存するときは、密封状態で小分けにして冷凍しましょう。また、冷凍庫内はとても乾燥しています。保存袋に入れたら、袋の中の空気をしっかり抜きましょう。できるだけ空気を遮断することで乾燥と酸化を防いでくれるので、冷凍したチンゲン菜がおいしく長持ちします!

生のまま保存する場合は、冷凍するとどうしてもシャキシャキ感が失われるため、食感変化が気になる方は、茹でたり炒めてからおこなう冷凍方法をおすすめします。

・生のまま保存する場合




  1. よく洗い水気を拭き取る
  2. 好みの大きさにカットする
  3. 保存袋に小分けにして、冷凍する

・茹でて保存する場合




  1. よく洗い、株のままゆでる
  2. 氷水にさらし、水気をよく絞る
  3. 好みの大きさにカットする
  4. 保存袋に小分けにして、冷凍する

・炒めて保存する場合




  1. よく洗い、水気を拭き取る
  2. フライパンにサラダ油を入れて、サッと炒める
  3. 保存袋に小分けにして、冷凍する

・冷凍保存にはブランチング処理もおすすめ?




チンゲン菜など葉物野菜は、冷凍保存するときに新鮮な状態で急冷することが重要なポイントとなっています。ブランチングとは、かために茹でたり、蒸したりする加熱処理のことです。冷凍耐性を高めることにもつながるため、酵素などのはたらきを抑えて、殺菌作用にもなるんですね。傷みや変色も防いで、鮮度の維持もできます。長期保存はブランチング処理をすることで、状態をよくキープすることができるのですね!

ブランチング処理したチンゲン菜は、そのまま炒めものやスープなどにも使うことができます。

  1. かために茹でる(様子を見ながら加減する)
  2. すぐ冷まして、水気をしっかりふいて冷凍(金属トレイなどに並べて冷凍すると早く冷凍可能)
  3. 凍ったら冷凍庫からとり出し、保存袋に入れる

・冷凍での保存期間


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冷凍してどのくらい持つのかは、とても気になるところですよね。チンゲン菜は冷凍保存でおよそ1ヶ月保存ができます。冷蔵庫での保存と比較してみると、「そんなに長く保存可能なの?」と、おどろきですよね。

また、葉の部分は冷凍期間が長くなるとくずれやすくなるので、スープの具にして、軸の部分は炒めものにするなど状態に応じて、調理方法をかえるとよいですよ。

冷凍庫内での保存では、庫内のものが増えると霜がついて劣化、乾燥につながるため、ものがパンパンに増えすぎないよう気をつけてくださいね。

・冷凍チンゲン菜の解凍方法


©︎https://www.pexels.com/ja-jp/



冷凍したチンゲン菜は自然解凍で調理、凍ったまま調理することができます。自然解凍の場合は、シャキシャキ感がなくなるため、チンゲン菜に熱を加える調理ではない、おひたしなどがおすすめです。

煮込み料理や炒め料理のときは、凍った状態で加えるようにしましょう。一旦常温に戻すと、中の水分が出てきてしまい、風味や栄養が流れてしまいます。

お湯で解凍などもする必要がないため、小分けにして保存しておくと、使いたいときにすぐに使うことができるので、冷凍チンゲン菜を幅広く使用することができますね!

■チンゲン菜の冷蔵保存

・冷蔵での保存方法


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  1. チンゲン菜の根元を、水を張ったボウルにつけて、ザルにあげて水気をよく拭き取る
  2. 湿らせたキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れて、口を軽く閉じる
  3. 深さのある容器(ペットボトルなどを半分に切って、切り口の部分はマスキングテープで覆うようにするとよい)に入れ、冷蔵室に立てて保存する
立てて冷蔵庫に保存すると、畑での状態と同じになり、ストレスがかかりにくくなりますので、栄養やうまみが逃げにくくなります。

・冷蔵での保存期間


©︎https://unsplash.com/



先ほど紹介した冷蔵方法での保存期間は、4〜5日ほどです。風味などを気にする場合は、3日ほどで使用することをおすすめします。葉先は、どうしても早めに傷んできてしまうときがあるので注意しましょう。

■チンゲン菜のおすすめレシピ3選

・チンゲンサイのおかかがけ




食卓にもう一品欲しいな…と思ったときは、冷凍庫からチンゲン菜を取り出して作ってみてくださいね! おだしの味がしっかりしているため、ごはんがすすむ簡単レシピです。

材料(2人分)


チンゲンサイ1株
塩少々
<浸し汁>
だし汁大さじ1.5
しょうゆ大さじ1/2
かつお節3g

下準備


  1. チンゲンサイは根元を切り落とし、長さ3~4cmに切る。
  2. ボウルで<浸し汁>の材料を混ぜ合わせる。


作り方


手順1:たっぷりの熱湯に塩を入れ、チンゲンサイをサッとゆでて水に取る。粗熱が取れたら水気を絞り、<浸し汁>のボウルに加えて和える。器に盛り、かつお節をかける。
レシピ
チンゲンサイのおかかがけ
チンゲンサイのおかかがけ

チンゲンサイはサッとゆでるのがポイント! ご飯の進む一品です。

  • 15分
  • 13 Kcal


・チンゲンサイとちくわの煮浸し



チンゲン菜のシャキシャキ感と、ちくわのしっとりとしたうまみの掛け合わせがたまらない一品です。冷めてしまったときは、温めなおさなくても十分おいしいですよ!

材料(2人分)


チンゲンサイ1株
ちくわ2本
だし汁200~300ml
<調味料>
酒大さじ1.5~2
みりん大さじ1~1.5
砂糖小さじ1.5~2
しょうゆ大さじ1~1.5

下準備


  1. チンゲンサイは根元を切り落とし、長さ3cmに切る。大きい場合は、さらに縦2~3つに切る。
  2. ちくわは食べやすい大きさの斜め切りにする。


作り方


手順1:鍋にだし汁を入れて強火にかけ、煮たったら<調味料>の材料を加え、再び煮たったらちくわを加えて2~3分煮る。
手順2:チンゲンサイを根元側から加え、しんなりしたら葉を加える。煮汁をからめるようにサッと煮て、葉の色が鮮やかになったら器に盛る。
レシピ
チンゲンサイとちくわの煮浸し
チンゲンサイとちくわの煮浸し

ちくわのうま味がチンゲンサイにしっかりからんだ一品。

  • 15分
  • 77 Kcal


・チンゲンサイの塩炒め



野菜が足りないな、と感じたときは試してみると良いかもしれません。ラーメンのトッピングなどにもおすすめです!

材料(4人分)


チンゲンサイ4株
ニンジン1/4本
<ゆでる調味料>
酒大さじ2
塩小さじ1
ゴマ油小さじ2
ショウガ1/2片
<調味料>
酒小さじ2
塩小さじ1/2
コショウ少々
ゴマ油小さじ2
コショウ適量

下準備


  1. チンゲンサイは根元を切り落としてきれいに水洗いし、長さ4cmに切る。大きい場合はさらに縦2〜3つに切る。根元は縦十字に切り込みを入れて裂き、大きい場合はさらに切り込みを入れて食べやすい大きさに裂く。
  2. ニンジンは皮をむき、縦2〜3等分に切り、薄い短冊切りにする。
  3. ショウガは皮をむき、せん切りにする。


作り方


手順1:<ゆでる調味料>を入れた熱湯で、チンゲンサイとニンジンをサッとゆで、ザルに上げてしっかり水気をきる。
手順2:中華鍋にゴマ油を強火で熱しショウガを炒め、香りが立ってきたら、(1)のチンゲンサイ、ニンジンを加え、油が全体にからむ程度にサッと炒める。
手順3:<調味料>を加えて炒め合わせ、器に盛り分ける。お好みでコショウを振って下さい。
レシピ
チンゲンサイの塩炒め
チンゲンサイの塩炒め

ラーメンなどのトッピングにもおすすめ。

  • 10分
  • 183 Kcal


■冷凍保存でチンゲン菜を楽しもう!



チンゲン菜は栄養価も高く、食物繊維も豊富にふくまれているので、積極的に食事に取りいれたいですよね。冷凍保存することで、おいしく長持ち、栄養価もキープしたまま調理に使うことができるため、うれしいことがたくさんあります。時間がないときや簡単に調理をおこないたいと思ったとき、冷凍保存したチンゲン菜は助っ人になってくれるはずです。

チンゲン菜の旬は気温が下がる秋頃ですが、1年中市場には出回っています。「すぐに使うことはないな〜」と感じたときは、冷凍保存してさまざまな料理が楽しめます。冷凍保存はむずかしい手順もなく、短い時間でできるので、試す価値大ありです!

《参考》
日本家政学会誌 チンゲンサイの品質に及ぼす冷蔵温度および湿度の影響
独立行政法人農畜産業振興機構(国立大学法人東京海洋大学海洋科学部より)「食品の冷凍技術と冷凍野菜の品質」
大塚製薬「ビタミンA / βカロテン」
日本食品保蔵科会誌 冷凍あるいは凍結乾燥処理した野菜・果実中のビタミン含有量に及ぼす通年貯蔵の影響
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