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みょうがの栽培は初心者におすすめ!植え付けからおいしい食べ方まで紹介

香味野菜として薬味や天ぷらに使われる、みょうが。ヘビーユーザーでなければ必要なときにスーパーなどで買ってくる人が多いかもしれません。しかし、実は家庭菜園でも簡単に栽培することができるって知っていましたか?

本記事では、初心者でも収穫できるみょうがの栽培方法や成功させるポイント、さらにみょうがの効用や保存方法まで詳しく掘り下げます。みょうがのおいしい食べ方も紹介するので、ぜひ参考にしてください!

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■みょうが栽培は初心者におすすめ!

みょうがは、初心者でも簡単に栽培することができるのでおすすめです。基本をおさえて順を追って作業を進めていけば、ほとんど失敗することなく、市販されているみょうがと同じ味が楽しめますよ。

・病害虫被害がない


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初心者に限らず、家庭菜園が趣味の方たちからもみょうがが人気なのは、病害虫被害がほとんどないからです。家庭菜園やガーデニングでは、害虫との格闘がしいられることが珍しくありません。そのため、虫が苦手だったり、駆除や防止対策が面倒で家庭菜園を敬遠する人もいますよね。

ところが、みょうがを栽培している人たちの多くは「ほとんど放置していても、害虫にやられることがない」と口をそろえて言いきります。よって余計な手間がかからず、初心者にはうってつけといえるのです。

・日当たりの悪い場所でも育てることができる


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みょうが栽培が初心者におすすめなのは、日当たりをあまり気にしないでよいという理由もあります。野菜に限らず、果物でもほかの植物でも、基本的に光合成をしなければ生きていけないため、その条件の1つである日光は大切な要素です。

ところが、みょうがは湿気と暗いところが大好きなので、日当たりが悪くても心配なく育てることができるのです。家庭菜園で野菜を育てるとなると、誰もが最初に気にするのが日当たりです。しかし、みょうがの場合はそこを考慮する必要がないので、住環境に左右されず、スペースさえあれば比較的容易に収穫できますよ。

■みょうが栽培に必要なもの

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みょうがの栽培が初心者におすすめの理由として、特別に用意しなければならないものがほとんどないという点も挙げられます。家庭菜園やガーデニングになじみのないビギナーからすれば、まず最初にそろえる道具が多くておっくうになってしまうことがあります。ところが、みょうがの栽培では、そのような心配は無用です。

・プランター・鉢


みょうがは、プランターか鉢さえあれば簡単に栽培できます。ただし、みょうがは地下茎が長いため、深さが30cm以上あるものを用意してください。あとは収穫したい量を考慮して大きさや個数を決めれば大丈夫です。

日当たりもあまり考える必要がないので、複数のプランターや鉢を使って別々においたり、ちょっとした隙間において育てることも可能でしょう。

・球根


みょうがは、ショウガ科、ショウガ属の多年草で、この仲間は球根で育ちます。みょうがも、一般的には球根で売られているのがほとんどですが、ホームセンターなどではポット苗で売られている場合もあります。

みょうがは非常に強いので、土の中に地下茎をどんどん張りめぐらせていきます。球根の数も増えていくので、2~4年に一度は土を掘りかえして植え替える必要があります。

・土


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みょうがは、培養土で育てるのがおすすめです。最近は100均でも質のよい培養土がたくさん売られているので、低予算でおさえたい場合は、それでも十分ですよ。水もちがよくて、通気性にも優れた腐葉土が多く含まれている土ならなお良いでしょう。

■みょうが栽培と球根の選び方

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みょうがの球根はいつ、どのようなものを買い求めれば良いのでしょうか?またどのようなことに注意して植えれば良いのか、具体的に見ていきましょう。

・2月初旬~4月初旬に購入できる


みょうがの球根は、早ければ2月初旬から購入することができます。そして4月初旬までは販売されているので、ちょうどガーデニングが旬を迎える暖かくなってきたころに入手して、ほかの花や野菜とともに育てていくのも良いかもしれませんね。1度植えてしまえば、あとは毎年確実に収穫できるので楽ですし、楽しみですよ。

・なるべく大きめのものを選ぶ


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みょうがの球根は、小さなものよりもなるべく大きくてしっかりしたものを選びましょう。それも見た目が太い根のようで塊になっている地下茎が良いでしょう。その方が強いですし、たくましく根を張って花も咲かせますよ。ほかにも表皮がきれいで病斑や傷のないものをおすすめします。

・購入したままの状態で植える


みょうがの球根は、購入してきたらそのまま何も手をくわえずに植えましょう。先ほどもふれたように、球根は大きくてふっくらしたものの方が良いので、細かく刻んだりカットする必要はありません。 

■みょうがの栽培方法

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みょうがの栽培方法を詳しく解説していきましょう。とても簡単ですから、どなたでも手軽に育てることが可能ですよ。そして植え付ける時期さえ遅れなければ、その年の内に収穫ができるので楽しみにしていてくださいね。

・球根を植え付ける


みょうがの球根を植える際にまず大切なことは、深めのプランターをチョイスすることです。先にも述べたように、最低でも30cmの深さがです。30cmというのは意外に深いので、もし自宅にプランターや鉢があっても、みょうがを栽培するには深さが足りない可能性があります。

測ってみて足りなければ、100均でも売っているので新しく購入するようにしてくださいね。そして、深さがあるということは、それだけ土の量もたくさん必要なので、その点もあらかじめ計算して用意するようにしてください。

球根は、深さ5cmを目安に埋めてください。そして土をかぶせたら、その上に堆肥し、ワラをおきます。もしなければ、腐葉土でも構いませんよ。

・水やりと追肥


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球根を植えたら、水はしっかりと与えるようにしてください。基本的なことですが、私たちが口にするのは、みょうがの花の部位です。葉は花とは別の場所に生えますし、茎に見える部分も含めて「偽茎」と呼ばれ、ここは食べられないので注意してください。

みょうがは乾燥を嫌うため、水分が少ないと蕾がつかず、食べる部分の花も乏しくなってしまいます。また、芽が出て葉がある程度立ち上がってきたら、そのタイミングで追肥を行います。1つのプランターごとに20gを目安に化成肥料を与えましょう。水やりも追肥もワラの上から行って問題ありませんよ。

・間引き


みょうがは風通しの良い環境で育てるのがポイントです。芽が出て成長しだすと、葉が茂ってあっという間に株の周囲が混みあってきますから、間引きが必要になります。葉が開ききったものから、だいたい7~8cmを目安に間引いてくださいね。

・収穫する


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みょうがは、土からタケノコに似た蕾が顔を出したら収穫します。上手くいけばその年の間に収穫できるでしょう。寒冷地は、ほかの地域よりも若干遅れますが、それでも年内に収穫することは可能です。

・みょうがの越冬


みょうがは、冬になると葉が白っぽくなり枯れていきます。しかし、地下茎は変わらずしっかりと生きていますので心配ありません。そのままでも春がきて暖かくなると芽が出てきますので、とくに越冬対策は必要ないでしょう。この点も、みょうが栽培が楽といわれている理由のひとつです。

■みょうがの栽培と収穫時期

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みょうがの栽培過程と収穫の時期、収穫方法について見ていきましょう。みょうがは、目に見えて変化が現れるので、観察するのも楽しいかもしれません。そして、ときどき間引きもしながら、水やりと追肥も忘れないでくださいね。

・みょうがの収穫時期


みょうがは、3月頃に球根を植えれば、その年の8~9月頃には収穫できます。寒冷地では、4月頃に植えることをおすすめします。するとその年の9~10月頃に収穫できるでしょう。

ただし、初年度は株が安定しにくいので、収穫できずに終わる可能性もあります。それでも2年目はしっかりと収穫できるので、気長に待ってください。収穫時期は、2年目以降から7~8月となり、寒冷地でも7月後半~9月前半が目安となります。この時期に新鮮なみょうがが目の前で採れれば、そうめんやひやむぎの薬味として大いに活躍するでしょう。

みょうがは大変生命力が強いため、地下茎がどんどん成長して、球根も増えていきます。そのため、2~4年に一度は植え替えが必要です。時期は2~3月が最適です。根っこごと引き抜いて一度球根の土をすべて落とします。球根が大きく成長していたらプランターも大きくする必要があります。

もし同じプランターや鉢植えを使う場合は、太くて新しい球根を15cmを目安にして残し、古いものは思い切って半分くらいカットしても構いません。そして、少し場所をずらして植え直してください。

・根元をねじりながら引っ張る


土から花蕾が芽を出したら、根元をねじりながら引っ張りましょう。早ければ7月くらいから花蕾が顔を出し始めるので注意して見ておいてください。花蕾は小さいため、わらや落ち葉に隠れて見えないこともあるので気をつけましょう。

・花が咲くと食感が悪くなり味が落ちる


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みょうがの花蕾は、1日のうちに何度も咲いては枯れてを繰り返します。花が咲ききってしまうと柔らかくなり、風味も食感も悪くなるので、その前を見計らって固いうちに収穫するのがポイントです。

■みょうがの栽培を成功させるポイント

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みょうがを上手く収穫するためのコツを解説してきましたが、さらにポイントになることを掘り下げていきましょう。これをおさえておけば、初心者でも大きな失敗はありませんので、チェックしてくださいね。

・直射日光に当てない


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みょうがは日の当たらない場所を好みますので、直射日光を当てないようにしましょう。軒下や物置の横、洗濯物の陰になっていても構いません。おいしくて新鮮なみょうがを栽培することが目的ならば、きれいな花を咲かせる必要はあまりないので、割り切って置き場所の選択をしてくださいね。

ただし、100%日光をシャットアウトする必要はありません。あくまで暗めで暑くなり過ぎない場所であれば大丈夫ですよ。

・水を切らさないようにする


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みょうがは乾燥を嫌うため、水を切らさないようにするのも大切です。とくに夏の暑い時期は、注意しないと土がカラカラに乾いていることがあるので、意識して多めに水やりをしてくださいね。

・風通しの良い場所に置く


みょうがは風通しの良い場所で栽培しましょう。高温多湿で密閉された空間では上手く育たないので、とくに室内や勝手口周りなどで空気の循環が悪い場所は避けるようにしてください。


■栽培したみょうがの保存方法

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栽培したみょうがは、どのように保存しておくのが良いのでしょうか。保存期間の目安とともに見ていきましょう。

・よく水気を切る


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みょうがは収穫したら、まずしっかりと水で洗ってください。とくに表面についた汚れは、ぬめりの原因になるので気をつけましょう。そしてキッチンペーパーなどで水気をよく切るのが大切です。

・冷蔵保存の方法


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水気をよく切ったら、2~3個を目安にキッチンペーパーに包んで密閉袋に入れて野菜室で冷蔵保存します。さらに長期保存したい場合は、みょうがを密閉容器内でひたひたに水に浸けて冷蔵庫に入れましょう。

・冷凍保存の方法


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冷凍保存する場合は、よく水洗いしたみょうがの水分を拭き取り、1つずつラップで包んでください。そのまままとめてジッパー付きの冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れます。

みょうがは中に空洞が多く空気を含んでいるため、冷凍庫から取り出してすぐでもそのまま料理に使えます。切るのも簡単ですよ。生のまま薬味に使いたいときは、数分常温解凍してくださいね。

・保存期間の目安


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みょうがは、キッチンペーパーに包んで密閉袋で冷蔵保存する場合なら、約10日くらいはもつでしょう。さらに水に浸して密閉容器で冷蔵保存する場合なら、約1ヶ月はもちます。そして冷凍庫保存なら、約2ヶ月は大丈夫でしょう。

■栽培したみょうがをおいしく食べよう

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みょうがを上手に栽培できたら、次はおいしく食べることを考えましょう。みょうがは、人よってに使い方が決まっているかもしれませんが、工夫すればさまざまな活用法があるので、ぜひ試してみてくださいね。

・漬物


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みょうがを食べるのは、世界中で日本だけです。その日本人らしい食べ方が、みょうがの漬物です。ぬか漬けにすれば、きゅうりやなすなどとの相性も抜群なので、ご飯が進むでしょう。また、同じ仲間のしょうがを合わせて酢漬けにしてもおいしく食べられます。和食にはもちろんですが、砂糖を使って甘酸っぱく漬ければカレーにもピッタリですよ。

・冷ややっこ


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みょうがのもっとも手っ取り早い食べ方が、冷ややっこといえるかもしれません。刻んで豆腐の上に乗せれば完成です。みょうがだけでなく、しょうがも加えればいっそう風味が豊かになります。ほかに梅肉やトマトとも相性が良いですし、納豆やおくらなど粘り気のあるものと混ぜても口の中で独特のうまみが広がります。

みょうがは日本ならではの食材ですが、同じく日本ならではの和の素材と組み合わせることで、さらに味わい深く堪能することが可能です。いろいろと試してみて、我が家の楽しみ方を追究するのも良いかもしれませんね。

・天ぷら


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みょうがは天ぷらの材料としても人気があります。天ぷらの具材としては、春ならタラの芽やフキノトウなどが苦味があって好きな人も多いでしょう。夏から秋にかけては、しそとともに香味野菜としてみょうがを天ぷらにすると、その苦味が、甘いさつまいもやかぼちゃと対照的でアクセントになり、おいしく食べることができますよ。

細かく切り過ぎるとせっかくの味が薄れてしまうので、縦に半分にカットして衣をつけてください。油に投入したら、7割ほど火が通るまではそのまま触れないようにしましょう。そして火が通ってきたら菜箸で何度かひっくり返して仕上げてください。

・味噌汁


みょうがは味噌汁の具としてもおすすめです。味噌を入れる前に沸騰したお湯の中に細切りにして加えるだけです。単独でも良いですし、ナスやきのこ類とも相性が良いので、お好みでアレンジしてみてくださいね。温かいうどんやそばなどの汁物に入れてもアクセントになっておいしいですよ。

■みょうがを栽培してヘルシー生活を送ろう

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みょうがの栽培方法を知ると、その簡単さに驚きます。プランターと土さえ用意すれば、あとは日の当たらない場所でも十分に育ちます。一度育ち始めると、どんどん増え続けるので毎年楽しむことも可能です。

天ぷらにしたり、冷奴に乗せたり、また漬物にすれば、毎日頂くのも苦にならないかもしれません。日本でしか収穫されず、また食すのも世界中で日本人だけという、貴重なみょうがを上手く栽培して、ヘルシー生活に役立ててください!

≪参考≫
カゴメ VegeDay「[みょうが]切り方や下ごしらえのコツ、含まれる栄養素は?」
一般社団法人福山市医師会 健康レシピ「vol.66 みょうが」
富山生活「美容効果とミョウガ・今が旬!/栄養成分」
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