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メロンの食べごろの目安は?見分け方のポイントと正しい保存方法を解説!

高級フルーツの代表格といえば、ジューシーで食べ応えのあるメロンです。贈答品のフルーツ盛り合わせにも、必ずといっていいほど目立つ位置に飾られていますよね。確かに1玉数万円もする超高級品もありますが、ワンコインで買えるお手頃品もたくさん出回っているので、口にする機会が増えている人も多いかもしれません。

ただ、そんなメロンの食べごろって、案外わかりにくいと思いませんか?本記事では、メロンをおいしく食べる絶妙なタイミングや甘いメロンの見分け方、さらにメロンの切り方やおすすめの食べ方まで詳しく掘り下げます。ぜひ参考にしてくださいね!

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■メロンの旬の時期と種類

メロンが出回る時期や旬はいつ頃なのでしょうか?またどのような種類があるのかも気になりますよね。メロンといえば、緑色で丸くて網目模様が入っているイメージ強いですが、それだけではありません。黄色いものや楕円形の品種など、店頭に並ぶ身近なメロンについて解説しましょう。

・メロンの旬


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後述しますが、メロンはスイカと同じウリ科の仲間です。よって夏が旬になります。厳密には、春から初夏にかけて市場に出回りはじめ、5月頃から本格的においしいメロンを口にすることが可能になります。ただし、これは露地もののメロンについてのことで、温室メロンについては、一年中食べることが可能です。

ちなみに、スイカの旬は6~7月以降です。同じ仲間ウリ科の仲間でも、メロンの旬が過ぎる頃からスイカの旬が始まると覚えておくとわかりやすいかもしれませんね。

・メロンの外観の種類


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メロンは、大まかにいうと網目模様のある『ネット系』といわれる種類と、網目のない『ノーネット系』という種類に分かれます。ネット系は、多くの人のイメージにある丸くて緑色をして白い網目が全体に広がったメロンです。主に出回っているものでも、20種類ほどにのぼります。

T型のつるが付いていて、どちらかというと高級な印象があるかもしれません。ただ実際は、高いものばかりではなく、スーパーなどでも購入できるお手頃な品種もあります。

一方のノーネット系は、皮が薄緑や黄色くツルっとして、まったく網目がありません。どちらかというと同じウリ科のスイカの質感に似ているといえるでしょう。ネット系が丸型なのに対して、ノーネット系は、楕円形をした品種が多くを占めます。主に出回っているもので、8種類ほどあります。


・メロンの果肉の種類


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果肉に注目すると、ネット系の中では、『青肉種』と『赤肉種』に分かれます。マスクメロンやアンデスメロンのように淡いグリーン系の果肉を持ったメロンが青肉種、夕張メロンのようにオレンジ系の果肉を持ったメロンが赤肉種です。

ノーネット系では、メキシコからの輸入品が多いホームランのような、白い果肉を持った白肉系があります。非常に安価なものが多いため、こちらの白肉系の方が親しみがある、という人も多いかもしれませんね。 

・栽培方法の違い


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メロンは、スイカやカボチャと同じウリ科の植物のため、長いツルが伸び、そこに連なるように果実が実ります。メロンのなかでも、例えばプリンスメロンは、1株につき多ければ数十個の果実が実ります。

一方、高級メロンの代表格であるマスクメロンの場合は、1株につきたった1個しか実りません。というより、厳密にいうと1個しか実らないように育てているのです。受粉後は複数の実がなるのですが、甘味を凝縮するために、「これ!」という一つを除いてすべて摘果してしまいます。

つまり一点豪華主義なので、その分高級になるのです。この現実を知ると、マスクメロンの高価格もうなずけますよね。

■食べごろメロンの選び方

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いざ実際に店頭に買いに行ったときに、どのメロンが食べごろなのか、判断しかねることはありませんか?親しい果物屋さんがいれば聞けますが、なかなかそういうわけにもいきません。そこで、食べごろメロンの選び方を紹介しましょう。慣れてくればずぐに選別できるようになりますよ。

・均整がとれている


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できるだけ皮の色目の均整がとれているメロンを選ぶようにしましょう。一部だけが濃い色をしていたり、薄い部分が目立ったりと、色むらがあるメロンは、それだけ甘さにも偏りがある証拠です。メロンはほかのフルーツに比べても大きいので、切ってみて味にムラがあり、おいしくない部分が多いと、とても損をした気分になるものです。気をつけましょうね。

・重みがある


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食べごろのおいしいメロンは、手に持ったときにズシっとした重みがあります。これは、種部分の比率が少ないことを意味しています。メロンの真ん中の種がある部分は、周囲もトロッとしていて果肉部分よりも軽いのが特徴です。つまり、この部分が少なくて実が詰まっている肉厚のメロンは、その分だけ重いのです。

・みずみずしい香り


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食べごろのメロンは、近くで匂いを嗅ぐと、みずみずしくて良い香りがします。あまりに強すぎる場合は、すでにしっかりと熟している可能性が高いため、すぐに食べなくてはなりません。もし、数日後に食べたいと考えている場合は、ほのかに良い香りがするメロンを選びましょう。

・網付きメロン


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ネット系と呼ばれる網付きメロンの場合は、網が細かく均等に広がっているものがおすすめです。また、網目がはっきりとしていて、盛り上がっているものを選んでください。

メロンのように表面に網目模様がある果物は、ほかに類がありません。メロンに網目ができるのは、皮の成長に比べて果肉成長の方が上回り、そのために皮が裂けてしまうことが原因です。つまり人間でいうと、皮膚が裂けてしまって怪我をしているといって良いでしょう。その怪我を修復すべく覆ったかさぶたこそが、網目なのです。

そのため、この網目がはっきりとして盛り上がってればいるほど、そのメロンが生命力に溢れておいしいことを意味するのです。


■食べごろメロンの見分け方

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メロンを買って来たり、贈答品としていただいたときに、どのタイミングで食べるべきか迷うことがありますよね。特にメロンは本当の意味での食べごろがとても短いので、その瞬間を逃さないようにしたいものです。食べごろのメロンに共通して見られる特徴について、具体的に見ていきましょう。

・収穫後1週間がベスト


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メロンは収穫後1週間くらいが追熟期になるため、1週間後が1番の食べごろになります。よって、収穫した日付が分かれば最も良いといえるでしょう。しかし、メロン狩りに行って収穫したなら間違いなく日付も分かりますが、それ以外では難しいかもしれませんね。

また、1週間というのは食べごろの最長期間と考えてください。早いものでは、収穫後3日で食べごろを迎えてしまうこともあるので、後述する見分け方も活用しながら、総合的に判断するようにしましょう。

・香りが広がっている


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メロンを買ってきたら、できるだけ風通しが良くて、目につく場所に置いておきましょう。収穫後のメロンは、徐々に状態が変化していきます。1日のうちでも、朝と夜ではずいぶん大きく変化することもあります。そしてその変化は香りにも分かりやすく出てくるため、すぐに目につき、香りが確かめられる場所がおすすめです。

みずみずしくて甘い香りが広がってきたら、そろそろだと判断して良いでしょう。

・ツルがしなびてきている


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メロンの食べごろが近づいてくると、ツルが枯れて力がなくなり、皮も黄色みがかってきます(緑色のメロンに限る)。すべてのメロンにツルがついたまま売られているとは限りません。ツルが付いているものが高級メロンに多いのは、見た目がゴージャスになり、木箱などに収納するととても絵になるからです。

安価なメロンほど、コストカットのためにツルは切って、コンパクトにして出荷する傾向があります。そのため、すべてのメロンの判断材料にはなりませんが、覚えておくと役に立つでしょう。

・底を押すと柔らかい


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食べごろのメロンは、底が柔らかくなってきます。そのため、指で押すと少しへこみますし、爪で叩くと低く鈍い音がします。爪でトントンと叩いたときに高く澄んだ音がする場合は、まだ早いと判断しましょう。

■未熟なメロンを食べごろにする保存方法

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まだ熟していないメロンを食べごろにするには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?メロンは、冷えている方が断然おいしくなりますが、どのようなタイミングで冷蔵庫に入れるべきかも、とても重要ですよ。

・メロン1玉の保存方法


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メロン1玉の状態の場合は、基本的に常温保存で大丈夫です。目安は20~30℃で、地域にもよりますが、春から初夏の室内ならちょうど良いでしょう。ただし、キッチンのコンロ近くなど、高温多湿になりやすい場所は避けてください。

ビニールやラップなどで覆ってしまう方もいるかもしれませんが、これはメロンから放出されるエチレンガスの影響でドロドロになってしまうことがあるので、あまりおすすめできません。エチレンガスは、メロン自身が熟すために生理現象として放つものです。ほかの果物や野菜まで熟してしまうことがあるので、離して置いておくのも良いでしょう。そして食べる3~5時間前に冷蔵庫に入れてください。

メロンは、5~8℃の環境で冷やすのが適しているので、冷蔵室か野菜室で良いでしょう。収穫後も追熟が続いてどんどん甘くなりますが、冷蔵し始めた時点でこれがストップするため、くれぐれも長時間冷蔵保存しないように気をつけてくださいね。

・カットしたメロンの保存方法


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カットしたメロンは、その瞬間から劣化が進むため、その場ですべて食べてしまうのが大前提です。どうしても食べ切れない場合は、密閉容器や保存容器にいれて冷蔵保存してください。3日くらいは持ちますが、少しでも早くに食べるに越したことはありません。

・冷凍するとべちゃべちゃになる


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メロンは冷凍して楽しむこともできますが、解凍するとべちゃべちゃになるので味の保証はできません。それよりも半解凍状態でシャーベットやスムージーにした方が、おいしくいただけます。冷凍保存する場合は、皮を剥いて種を取り、袋に入れてしっかり空気を抜いてから金属トレーに乗せて冷凍庫に入れましょう。金属トレーは、熱伝導が良く急速冷凍されるので、鮮度を保つのに有効です。

■メロンの切り方は?

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メロンの切り方を解説しましょう。メロンはほかのフルーツと比べて大きい分、気をつけなければ甘味が均等でなく偏ってしまうことが珍しくありません。メロンならではの性質をよく理解したうえでカットするように、心掛けてくださいね。

・縦方向でカットする


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メロンの糖度は、中心に近いほどアップします。ところが、重力により上よりも下の方に甘味が寄っていくので、ツルを上にして縦方向にカットするのが、鉄則です。横にカットしてしまうと、下部分を食べる人だけが甘いメロンにあたる可能性があります。縦に切ることで、味にかたよりがなく楽しめるというわけです。

・種の取り方


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縦方向に半分に切ったら、種をスプーンですくうようにして取りましょう。そして切り口を上にしてさらに4等分にくし切りにします。皮と実の間に包丁を滑らせてから、一口サイズに切ると見た目がきれいで食べやすくなりますよ。


■メロンの豆知識

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メロンはとても身近な食べ物ですが、意外と基本的なことを知らないものです。知ればスッキリしたり、ちょっとした自慢ができるかもしれません。

・メロンは果物?野菜?


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メロンは果物か野菜かと問われれば、多くの人が果物と答えるのではないでしょうか?理由としては、「果物屋さんに売っているから」とか「デザートに食べるから」という返答が多く返ってきそうです。ところが、メロンは、ウリ科キュウリ属のれっきとした野菜なのです。これを聞くと多くの人は「うそ!」と驚くかもしれませんね。

果物には「木に実るもの」という定義があります。土から生えているのは、基本的に野菜です。その意味では、スイカも野菜に属することになるのです。

・名前の由来


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メロンの語源は、ギリシャ語の「melopepon」に由来します。意味は、「りんごのようなウリ」です。現代の感覚では、メロンがりんごに似ているといわれることはほとんどありません。しかし、甘くてジューシーという意味では、通じる点もあるかもしれませんね。

ちなみに、「マスクメロン」はムスクの香りに似ていることから、その名がつきました。「アンデスメロン」も、多くの人が南米のアンデス地方のメロンだからと思い込んでいるようですが、実は日本の業者が「安心です」を縮めて「アンデス」とした造語なんですよ。

■食べごろのメロンをおいしく!おすすめの食べ方

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メロンはさまざまな楽しみ方ができます。切り方を工夫すれば、見た目がゴージャスになりますし、爽やかで明るいカラーが目に映えて食欲がそそられます。いつもと違った食べ方をしてみると、気持ちも上がり、家族や仲間との会話もいっそう盛り上がるかもしれませんね。「これは!」と思うものがあったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

・生のままデザートとして


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なんといってもメロンは、生のままデザートとして食べるのが王道です。先ほど紹介した方法で一番おいしい食べごろを見極めて、食べる3時間ほど前に冷蔵庫で冷やせば、文句なしの味が堪能できるでしょう。人気ランキングで上位に入るような全国的に有名なブランドメロンなら、糖度は20度に迫るものもあります。そんな逸品を生で食べられたら、幸せですよね。

・メロンボートケーキ


メロンの果肉をくり抜いて、中にケーキやクッキーを入れたり、生クリームやアイスを入れてメロンと混ぜ合わせると、簡単に絶品スイーツが完成します。炭酸水を加えても、贅沢なメロンソーダの出来上がりです。

・アイス



メロンはアイスクリームとの相性も抜群です。冷凍したから半解凍状態まで解凍すると、そのままシャーベットとしていただけます。みかんやりんごなどを使って同じくシャーベットにして組み合わせれば、テーブルが一気に華やかになります。パーティーなどの特別な日に出すと、とても喜ばれるのではないでしょうか。

・スムージー


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少し贅沢に感じるかもしれませんが、メロンをスムージーにしていただくのもおすすめです。果肉をカットして多めに冷凍しておけば、好きなだけ取り出していつでもスムージーにすることができます。好きなフルーツとミックスして、オリジナルでアレンジするのも楽しいかもしれません。


■メロンの食べごろを逃さないでおいしく食べよう

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メロンは食べごろが限られているため、それを逃さないようにしなければもったいないです。見た目や香り、表面の柔らかさなど、ポイントを押さえておけば、甘くてジューシーなメロンが堪能できるでしょう。また、メロンの網目ができる理由や名前の由来など、豆知識を覚えておけば、ちょっとした自慢になるかもしれませんね。メロンの食べごろをしっかりとキャッチして最高のおいしさを味わってください!
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