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しらすは冷凍保存で長持ちさせよう!解凍方法やおすすめレシピも紹介

しらすは美味しいだけでなく栄養価の高い食材でもあるので、頻繁に使う方も多いと思います。ちょっとしたトッピングや小鉢料理を作るのにも便利ですが、賞味期限の短さに困っている人もいるのではないでしょうか。実は、しらすは冷凍保存すると長持ちさせることができるんですよ。

ただし、しらすを冷凍するときには正しく扱わないと味が落ちてしまうこともあります。そこで今回は、しらすを冷凍する手順や解凍方法、冷凍保存したしらすを調理するおすすめの方法について解説します。

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■しらすの賞味期限の目安

食べ物には、おいしく食べられる賞味期限があります。賞味期限を過ぎてしまうと、味が悪くなるだけでなく場合によっては食中毒にもつながります。それでは、しらすの賞味期限の目安はどのくらいなのでしょうか。保存方法別にご紹介します。

・冷蔵した場合『3日前後』


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しらすは、常温で保存することはできません。どんなしらすの場合でもかならず冷蔵庫で保存してください。しらすの種類によって保存期間は多少異なりますが、だいたい『3日前後』の場合が多くなっています。3日以内に使う予定がない場合、もしくは3日以内に使いきれない分がある場合には冷凍保存をしておく方が安心です。

・冷凍した場合『1ヶ月前後』


冷凍保存というと、いつまででも長く保存できるというイメージがあるかもしれません。けれど実は、冷凍保存した場合にも賞味期限はあります。しらすの冷凍保存の場合には、『1ヶ月前後』と考えておいてください。冷凍保存した場合も、安心せずになるべく早く食べた方がおいしく食べられます。冷凍する際には、保存袋に日付を記入しておくと使い忘れを防ぎやすくなりますよ。

■しらすを冷凍保存する方法とポイント

しらすを冷凍保存する場合にはいくつかのポイントがあります。味はもちろん、調理するときの使いやすさも考えながら冷凍保存の方法を選んでみてください。

・未開封トレーのまま冷凍する


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しらすを冷凍するときに一番手軽な方法は、買ってきたトレーのまま未開封で冷凍する方法です。買ってきたあと、すぐに使う予定がないときにはトレーごと冷凍庫に保存するのがおすすめです。

しらすは、取り出すときにどうしてもトレーにくっついて残ってしまう部分が多くなります。けれど、トレーのまま冷凍すれば、きれいに取り出すことができて、ムダも減らせるのでおすすめです。ただし、一度トレーを開封してしまった場合には、外の空気に触れてしまうのでしらすが劣化しやすくなります。料理に使った残りを冷凍する場合などには、別の方法で冷凍してください。

・小分けにして冷凍する方法


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しらすは少量ずつ使うことも多い食材です。冷凍するときにあらかじめ小分けにしておけば、使いたい分だけすぐに取り出すことができて便利です。少しずつ使うことが多いのであれば小分けにして冷凍しておくのがおすすめですよ。

小分けにする方法は、1回に使う分をサランラップに包むだけです。包む前にあらかじめキッチンスケールを使って、1つ10〜20g程度の決まった重さにしておけば、次に使うときに計量の手間がかからず便利です。サランラップで小分けにしたしらすは、保存用袋などにまとめて入れておくことで空気に触れにくくなりますし、冷凍庫の中でバラバラになってしまう心配もありません。

しらすを離乳食やお弁当に使う場合には、製氷皿を使って小分けにするのも便利です。製氷皿に直接入れても良いですし、シリコンやアルミのカップを製氷皿に入れて、その上からしらすを入れればお弁当の隙間を埋めるのにも使えます。できるだけ空気に触れない方が望ましいので、ふたつきの製氷皿があると良いでしょう。

・しらすは買ったらすぐに冷凍する


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しらすは、冷蔵の状態だと比較的賞味期限が短い食材です。冷蔵状態で保存したあと賞味期限ギリギリになってから冷凍するより、買ってきてすぐに冷凍する方が安心しておいしく食べられます。買い物をした当日に使う予定がなければ冷凍すると決めておくと、どのように保存するか悩まずにすみます。

・しらすは平たく伸ばして冷凍


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トレーでそのまま冷凍したり、小分けにして冷凍する方法以外に平たく伸ばして冷凍するという方法もあります。平たく伸ばして冷凍する方法は、安売りでまとめ買いをして小分けにするのが面倒なときなどに利用すると便利です。

平たく伸ばして冷凍するときには、保存袋に直接しらすを入れ、トレーなどの上でできるだけ薄く平らな状態にしてから、トレーごと冷凍します。保存袋に入れるしらすの量を少なめにすることでしらす同士がくっつかず、使いたいときに使いたい量だけ取り出せるようになりますよ。

■冷凍保存したしらすの解凍方法

冷凍保存したしらすは、いろいろな方法で解凍することができます。作りたい料理を決めてから、それに合った解凍方法を選ぶとことで、効率よく料理ができますよ。

・冷蔵庫・流水で戻す


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冷凍したしらすは、冷蔵庫や流水で戻すという方法があります。冷蔵庫や流水で解凍したしらすは、余ってしまった場合に再度冷凍することが可能です。

冷蔵庫で解凍する場合には、お料理を作る半日程度前にしらすを冷凍庫から冷蔵庫に移しておきます。例えば、夕食にしらすを使う予定があれば、朝出かける前にしらすを冷凍庫から冷蔵庫に移動させておくようなイメージです。冷蔵庫の中に入れておくだけで解凍されるので、それ以外に特別な作業は必要ありません。

冷蔵庫で解凍しきれなかったり、冷凍庫から出してすぐに使いたいときには流水で解凍しましょう。しらすを保存用袋などに入れたまま、ボウルに入れて流水を注ぎながら解凍します。量や冷蔵庫での解凍具合にもよりますが、だいたい5〜15分程度で解凍できます。流水解凍する場合には、水が直接しらすに触れないようしっかり密閉してから行なってください。

何にでも使える解凍方法なので、しらすをどんな料理に使うのか決めていないときなどにおすすめの解凍方法です。

・冷凍しらすをそのまま加熱する


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炒め物やパスタなど、しらすを加熱して作る料理の場合には、冷凍したしらすを解凍せずそのまま使えます。普段しらすを使うときと同様に、レシピの指示通りの量とタイミングでしらすを加えれば問題ありません。

・自然解凍する


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冷凍したしらすは、常温に出して自然解凍することもできます。冬なら2〜3時間程度、夏なら1時間程度で解凍されます。自然解凍するときには、しらすが悪くなってしまう原因になるので、直接日光が当たる場所や温度が高すぎる場所は避けてください。また、長時間常温に置いたままになってしまうことも、しらすがダメージを受けてしまう原因になるので注意しましょう。

・凍ったまま料理にトッピングする


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料理にしらすをトッピングする場合には、凍ったまま使っても問題ありません。特に、冷奴やサラダなど冷たいお料理に使いやすい方法です。料理を作ってみたけれど、何か少し物足りないと感じたときには冷凍庫からしらすを出してトッピングするというのも良いですね。

■しらすは乾燥具合によって呼び方が変わる

日頃当たり前のように使っているしらすですが、乾燥具合によって呼び方が変わることをご存じでしょうか?スーパーで売られている『釜揚げしらす』『しらす干し』『ちりめんじゃこ』はどれも塩茹でされているのですが、そのあとの干し方で3つに分類されます。食感にこだわってしらすを選びたいという人は、この違いを意識して選んでみるとよいでしょう。3種類のしらすの違いについて解説します。

・釜揚げしらす


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釜揚げしらすは、生しらすを塩茹でしたものです。工場などでは、塩茹でしたしらすから不純物を取り除いて製品となります。水分量が約80%なので、3種類の中では一番やわらかいです。一方で、水分が多いため最も賞味期限が短いのも特徴です。

・しらす干し


しらす干しは、釜揚げしらすを干して水分量を70%程度まで減らしたものです。食感としては釜揚げしらすよりやや固めですが、それほど違いを感じない場合もあります。釜揚げしらすとちりめんじゃこの中間の特徴を持っています。

・ちりめんじゃこ


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ちりめんじゃこは、釜揚げしらすを干して水分を50%程度まで減らしたものです。3種類の中では一番固い食感です。水分が少ないため賞味期限も長くなりますが、それでも極端に長くなるわけではないので注意が必要です。おいしく食べるなら、上記で紹介した通り買ってすぐに冷凍保存するのがおすすめです。

■冷凍保存したしらすのおすすめ調理法

冷凍保存したしらすはどのように使えば良いのでしょうか。おすすめの調理方法をご紹介します。冷凍したままのしらすをそのまま加熱して使えるお料理が多いので、解凍し忘れてしまったときや、簡単に調理したいときに試してみてください。

・大葉とシラスの梅風味混ぜご飯




材料(2人分)


ご飯茶碗2杯分
シラス干し30g
大葉5~6枚
梅干し1~2個
焼きのり少々

下準備


大葉は粗みじん切りにする。梅干しは種を取り除き、粗く刻む。


作り方


手順1:ご飯をボウルに入れ、シラス干し、大葉、梅干しを加え、サックリと混ぜる
手順2:焼きのりはガスコンロでサッとあぶり、揉んで細かくする
手順3:器に(1)を盛り、(2)の焼きのりをかける
こちらのレシピだと解凍が必要ですが、レンジでチンしてしまえばお手軽ですね。

レシピ
大葉とシラスの梅風味混ぜご飯
大葉とシラスの梅風味混ぜご飯

爽やかな大葉と、シラスの塩味、梅干しの酸味が疲れを回復させます。おにぎりにしても美味しいですね。

  • 10分
  • 292 Kcal


・だし巻き卵




材料(4人分)


卵4~5個
<調味料>
・だし汁大さじ4 作り方 >>
・砂糖大さじ1/2
・みりん小さじ1
・塩小さじ1/3
・ミツバ1/2束
・チリメンジャコ大さじ1
・大根おろし1カップ
・作り置き甘酢大さじ1 作り方 >>
・しょうゆ適量
・サラダ油少々

下準備


ミツバは水洗いして根元を切り落とし、粗く刻む。大根おろしはザルに上げ、軽く汁気を切り、作り置き甘酢と混ぜ合わせる。


作り方


手順1:卵はボウルに割り入れて溶き、<調味料>、シラス干し、ミツバを加えて混ぜ合わせる
手順2:卵焼き器を中火で熱しサラダ油を薄く敷く。卵液の1/4量を流し入れ、菜ばしで向こう側に寄せる
手順3:空いた所にサラダ油を敷き、残りの卵液の1/3量を流し入れる。向こう側に寄せた卵を少し持ち上げて下にも流し入れ、半熟になったら手前に巻き、空いた所にサラダ油をひき、向こう側に卵を寄せる。同様に2回くり返す
手順4:巻きすに巻いて形を整え、1本を4等分に切って器に盛り付ける。大根おろしを添え、お好みでしょうゆを掛けていただく
お弁当にもぴったりなだし巻き卵のレシピです。卵焼き器がない場合にはフライパンを使っても作れます。ミツバだけではなく、刻みネギや大葉などを加えると味のバリエーションが広がりますし、見た目も華やかになります。
レシピ
シラスのだし巻卵
シラスのだし巻卵

  • 20分
  • 110 Kcal


・炒め物『シラスとゴーヤの簡単炒め』




材料(2人分)


ゴーヤ100g
サラダ油小さじ3/4
シラス大さじ2
<調味料>
・酒小さじ2
・しょうゆ小さじ1/3
ゴマ油少々

作り方


手順1:ゴーヤは種を取り3mm幅の薄切りにする
手順2:フライパンにサラダ油をひき、弱めの中火でゴーヤを炒める
手順3:シラスを加え、<調味料>の材料を振り入れてサッと炒める
手順4:仕上げにゴマ油を振り、器に盛る


ここではゴーヤを使ったレシピをご紹介しましたが、ゴーヤの代わりにちんげん菜やじゃがいも、青梗菜などさまざまな野菜を使って炒め物を作ることができます。炒め物にしらすを加えることで栄養バランスもよくなるので、ぜひ試してみてください。

レシピ
シラスとゴーヤの簡単炒め
シラスとゴーヤの簡単炒め

シラスの旨味がゴーヤの苦味を和らげて、やわらかな美味しさに。

  • 5分
  • 48 Kcal


・ふりかけ




材料(3人分)


シメジ50g
エノキ50g
シイタケ(生)2個
シラス30g
しょうゆ小さじ1
みりん小さじ1
すりゴマ大さじ1
ゴマ油小さじ1

作り方


手順1:キノコは石づきを切り落とし、エノキ、シメジは1cm幅、シイタケは5mmの角切りにする
手順2:フライパンにゴマ油を入れて熱し、(1)、シラスを入れて炒める
手順3:キノコに火が通ったら、しょうゆ、みりん、すりゴマを入れて炒める
しらすが大量に余ってしまった時などに便利なレシピです。きのこだけでなく、かつお節や大葉などを加えてもおいしく作れます。そのままごはんにかけて食べるのはもちろん、おにぎりなどにも使いやすいふりかけです。

レシピ
きのこたっぷりソフトふりかけ
きのこたっぷりソフトふりかけ

★コンテスト受賞 レシピ投稿コンテスト第1弾「秋のキノコレシピコンテスト」審査員優秀賞

  • 10分
  • 56 Kcal


■しらすは冷凍して長持ち

©️https://www.photo-ac.com/


しらすは便利でおいしい食材ですから、できれば安いときにまとめ買いしておきたいですよね。一方で、冷蔵では保存できる期間が短い食材でもあるので、買った当日に使わないしらすは冷凍保存することで長持ちさせることができます。買ってきたらとりあえず冷蔵庫に入れるという人も多いかと思いますが、冷蔵庫に入れずすぐに冷凍庫に入れるのがおすすめです。

冷凍したしらすはそのままトッピングなどに使うこともできるので、お料理が完成してからちょっと物足りないと感じたときや、もっと栄養をプラスした献立にしたいと感じたときにも積極的に使ってみてくださいね。
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