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生クリームの賞味期限は短い!危険サインを知っておいしく食べきろう

 

冷蔵庫の中にいつ買ったか忘れてしまった生クリームが残っている…。お料理をする人やお菓子作りが好きな方なら、経験したことがあるかもしれません。捨てるべき?いや、まだ大丈夫なのでは…。こういう時、何を目安にしたら良いのでしょう。もし腐ってしまった生クリームを口にしてしまったら、いったいどうなってしまうのか?本記事では、生クリームの寿命について掘り下げていきますので参考にしてくださいね。

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■生クリームの賞味期限はどのくらい?

そもそも生クリームの賞味期限はどれくらいの期間で設定されているものなのでしょうか。調理するときに使い切ってしまえばほとんど見ることもない賞味期限。初めからだいたいの賞味期限が頭に入っていれば、「これは早めに使い切らなきゃ」と意識が向くはずですね。

・『賞味期限』とは


「賞味期限」が切れた食材はすぐさま捨てている、という方はちょっと損をしているかもしれません。『賞味期限』とは、『未開封の状態の食材がおいしく食べられる期限』であって、それを過ぎたからといって食べたら危険である、ということではありません。ただ、『賞味期限』を過ぎた食材は、多少風味や食感が変わっているかもしれないので、可能な限り期限内に食べきった方が良いでしょう。

一方で、『消費期限』と表示されていた場合は、『その食材を安全に食べられる期限』ですので、過ぎていた場合は食べない方が良いでしょう。

・生クリームの種類と賞味期限の違い


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生クリームと一言でいっても、その種類がいくつかあるのをご存じですか?とりあえず一番安いものを選んでいるという方もいるかもしれませんが、何に使うか、お料理やお菓子をどんな仕上がりにしたいかによって、選ぶべき生クリームの種類が違うのです。そしてまた、その種類によっても賞味期限は変わってくるので、購入した商品の食品表示をよく見てみてください。

・『種類別:クリーム』は未開封なら約1週間


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クリームというのは動物性油脂でできたものを指します。商品に「純生クリーム」と書いてあったらこれにあたります。生乳から脂肪分を分離させてつくられたもので、食品表示には『種類別:クリーム(乳製品)』とあります。これは添加物を使用せず、生乳のみを使用している証。コクがあり風味がとても良いのが特徴です。

添加物が含まれていない『クリーム』の賞味期限は短く、1週間ほどで使い切った方が良いでしょう。ただしこれは未開封の状態での話。開封してしまった後は雑菌などが入る可能性もあるので、1日~2日で使いきるようにしましょう。

・『名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品』は約3ヶ月


手に取った商品の表示が『名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品』となっていたら、賞味期限は長く設定されているはずです。なぜなら、乳化剤や安定剤などが添加されているから。

商品名に「フレッシュ〇〇」と書いてあるものは、生乳を使ってはいますが添加物が含まれている場合がありますので、表示をチェックしてみてください。動物性油脂を使用していても、添加物が含まれていれば「種類別:クリーム」とは表示されず、「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」と書かれます。添加物に抵抗がある方もいるかもしれませんが、添加物を加えることで泡立てやすく、口当たりがなめらかになるというメリットもうまれるのです。植物性油脂と動物性油脂に添加物が含まれているもの、植物性油脂と添加物でできているものもこの分類です。

・『コーヒーフレッシュ』は約3ヶ月


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コーヒーや紅茶に加えるクリームはどうでしょうか。たいていポーションの形で売っていますね。一袋にたくさん入っていますが、なかなか使いきれずに、いつの間にか賞味期限が切れていることが多い商品のひとつ。原材料は植物性油脂、添加物、砂糖などで、添加物の影響で賞味期限は約3ヶ月ほどと長めで、賞味期限が切れてからも1ヶ月程度は使い続けても大丈夫そうです。

■生クリームに似た『ホイップ』の賞味期限切れ

スーパーなどの売り場では『純生クリーム』と並んで『ホイップ』と書かれた商品も置いてありますよね。『純生クリーム』と書いてある方と比べて値段も安いので、どちらを買ったら良いのか悩んだことはありませんか?『生クリーム』と何が違うの?どちらを選ぶべき?そんな疑問点を解説していきます。

・ホイップの原料は『植物性脂肪』


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ホイップの食品表示を確認すると、「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」と書いてあります。ホイップの原材料はヤシ油、パーム油、なたね油などの植物性油脂と添加物。生乳のみでつくった純生クリームと違って、お菓子作り初心者でも泡立てやすくダレにくく、さっぱり軽い口当たりが特徴です。しっかりクリームの形を保ちたいデコレーションケーキなどをつくるときには、ホイップを選ぶのが良いかもしれません。

・ホイップの賞味期限は約1ヶ月


ホイップクリームの賞味期限は、生クリームより少し長くて約1ヶ月となっています。やはり添加物が入っていると少し長くなるのですね。ホイップクリームには、泡立てた状態で売っているものもあります。自分で泡立てる手間が省けてとても便利なこちらは、同じく賞味期限が約1ヶ月なので、買ってから慌てて使わなくても良さそうです。

・ホイップは開封してから3~5日


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未開封では1ヶ月ほどもちますが、開封してしまってからは3~5日で使い切るようにしましょう。それでもやはり生クリームよりは長いのですが、「賞味期限は1ヶ月あるから…」と使いかけを冷蔵庫の中に何週間も入れっぱなしにしておくと危険です。あくまで賞味期限は未開封の状態でおいしく食べられる期限。できるだけ早く使い切るのが無難でしょう。

・スプレータイプのホイップの場合は?


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「業務スーパー」や「コストコ」などには、スプレータイプのホイップが売っているのをご存じですか?ヘアムースのようにプシューっと生クリームが出てくるスプレータイプは、これまたお手軽で便利な代物。忙しい朝にパンケーキに添えたり、コーヒーに乗せてウインナーコーヒーを楽しむのも良いですね。スプレータイプのホイップの賞味期限は、6~8ヶ月もあります。開封した後でも、ノズルをきれいに保っていれば1ヶ月くらいはもつようです。

■生クリームは賞味期限が切れても食べられる?

ここまで何度も「賞味期限はおいしく食べられる期限」とお伝えしてきましたが、果たして体に害はないのでしょうか。

・賞味期限切れは食べない


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『生クリーム』はやめた方が良いでしょう。動物性油脂を使った添加物の入っていないクリームは酸化しやすいので、賞味期限を過ぎたものは食べない方が安全です。添加物を使った『〇〇フレッシュ』や『〇〇ホイップ』などは多少賞味期限が過ぎていても大丈夫かもしれませんが、念のため火を通す調理に使うと良いですよ。

・開封後はなるべく早く使い切る


開封後であればさらに注意が必要です。未開封であればそこに雑菌が入り込むこともありませんが、開封後は空気に触れて雑菌が入る隙間があるので、油分が酸化していきますし、カビが生える可能性が高くなっていきます。生クリームはその日のうちに使い切り、添加物が含まれているものでも3日くらいのうちに使い切るのが良いでしょう。

・未開封でもニオイや見た目をチェック


「火を通せば大丈夫!」かもしれませんが、どんな状態でも確実に大丈夫、とはいえません。未開封のものであればまずは開いて中身を確認してみましょう。匂い・見た目に変化があれば迷わず捨ててください。

■賞味期限切れ生クリームの危険サイン

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賞味期限切れの生クリームを開いてみても、どういう状態だと危険なのか知っておかないと、捨てるべきかの判断がつきませんよね。生クリームの「食べたら危険サイン」を知っておきましょう。

・見た目の異常


まずはパックを開けてみて、見た目をチェックしましょう。通常の見た目は牛乳のように真っ白で、ほんの少しだけとろっとしたような感じのはずです。それが次のような状態だった場合は使うのをやめましょう。

  • 黄色っぽい
  • 膜が張っている
  • 分離してカタマリができている
  • カビがはえている
生クリームは牛乳よりも少し値段が高いので、捨てるのがもったいない気もしますが、それでも上記のような見た目をしていたら思い切って捨ててしまいましょう。

・味やニオイの異常


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「いけるかも」と思って使ってしまった場合、食べてみて味やニオイがおかしかったらすぐに食べるのを中止してください。味やニオイの危険サインは…

  • すっぱい味がする
  • 苦味がある
  • すっぱいニオイがする
  • かび臭い
これらの異常があったら要注意です。

・食べると腹痛などを起こすことも


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もしも味やニオイ、見た目に異常があったのに、それでも食べてしまった場合、食中毒を起こす危険性があります。生クリームはブドウ球菌が繁殖しやすく、口にして食中毒を引き起こしてしまうと、強い吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状に見舞われます。

ブドウ球菌は一度繁殖してしまうと火を通しても死にません。「まったく異常がなければ使っても大丈夫。不安なら火を通して使いましょう」と前述しましたが、もしブドウ球菌がすでに繁殖してしまっていたらこの対策は有効とは言えません。やはり「不安であれば捨てる」が正解なのです。

■賞味期限が短い生クリームの保存方法

ただでさえ寿命の短い生クリーム。買ってすぐ食べられなくなってしまう、という悲劇を防ぐためには、どんなことに気を付けて保存するべきなのでしょうか。

・常温保存は避ける


生クリームのパックには必ず「要冷蔵」と書いてあるはずです。常温に置いたまま冷蔵庫にしまい忘れてしまった場合は、1日とたたず使えなくなってしまう可能性があります。買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れましょう。

これは添加物が入っている、いないに関わらず共通して守るべきことですが、ひとつだけ常温保存できるクリームがあります。それがスプレータイプのクリーム。これだけは常温で保存しておけます。ただし、一度開けて使ったものは「要冷蔵」ですので気をつけてくださいね。

・5℃前後で保存する


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冷蔵室の温度は3℃~5℃で、「要冷蔵」とは10℃以下の環境で保存してくださいということです。ブドウ球菌は10℃以下では繁殖することができないので、使うときに冷蔵庫から出して、使い終わったらすぐさま冷蔵庫にまたしまうことが重要です。菌を増殖させないためには、生クリームをできる限り、5℃前後の場所に置いておくことです。

・振動を与えないよう注意


振動に気をつけている方は、少ないのではないでしょうか。生クリームは振動によって分離してしまいます。手作りバターの作り方をご存じならイメージしやすいのですが、生クリームを密閉容器に入れてひたすら振ると脂肪分がかたまってきて、液体と分離します。この脂肪分のカタマリに塩を加えるとバターになりますが、これが自然にできてしまうこともあるのです。たとえば、スーパーで買い物をした帰り道、自転車のカゴに荷物を入れたままガタガタ道を通ってきた場合などです。できるだけ振動を与えないためにも、冷蔵庫のドアポケットに生クリームを置くのは避けましょう。

・ニオイ移りを防ぐ


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生クリームの特性として、ニオイを吸着しやすいというものがあります。そういう意味でも早めに使い切った方が良いでしょう。ケーキ屋さんでは、備長炭やりんごを一緒に入れておくこともあるようです。しかし一般の家庭では、それよりも良い方法があります。それは、冷凍保存をすることです。

・冷凍保存もできる


生クリームを賞味期限内に使い切れそうもないときは、潔く冷凍してしまいましょう。方法は、液体のまま製氷皿に入れて凍らせるか、泡立てて絞り出した状態で凍らせるかの2つです。凍らせたあとはジッパー付きの袋に入れておけばニオイ移りを気にしなくても良くなります。

製氷皿に入れて凍らせた生クリームは、シチューやグラタンなどをつくるときにポンっとそのまま加えることができますし、泡立てて絞り出した生クリームは、2~3時間冷蔵庫で解凍させたあとに、フルーツなどに添えると良いですね。

■生クリームを賞味期限内に食べきるコツ

・泡立ててしまってスイーツに添える


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お料理に使うとしても、お菓子に使うとしても、全量を一度に使うことはあまりないものです。残りを賞味期限内に使い切れるか…と不安なときは、とりあえず泡立ててしまうのが手っ取り早いですよ。

パンケーキや、ワッフルにバナナなどのフルーツと一緒に添えても良し。プリンやババロアに添えても良し。ちょっと豪華にパフェにしてみても良いかもしれません。生クリームが残ってしまった次の日は、ちょっぴりリッチなデザートにして、使い切ってしまいましょう。

・飲み物に入れる


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他には、飲み物に入れて飲むという手もあります。泡立てずにそのまま入れるのはもちろん、コーヒーに泡立てた生クリームを絞ってウインナーコーヒーにしたり、ココアに生クリームを乗せるのもおいしいですよ。また、欧米でクリスマスによく飲まれる『エッグノッグ』に軽く泡立てた生クリームを乗せても良いですよ。『エッグノッグ』とは牛乳と砂糖、卵を混ぜながらあたためて、シナモンやナツメグ、ラム酒などでお好みの味に仕上げたホットドリンクのことです。お子様用にはラム酒を入れずに、軽く泡立てた生クリームをふわっと飾ってあげましょう。

・料理に使う


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生クリームを使う料理といえば、シチューやグラタン、カルボナーラ、クリームパスタ、ポタージュ…など、いろいろありますね。スイーツであれば、ババロア、ムース、パンナコッタ、生チョコ、レアチーズケーキ、スイートポテトなどに使われます。違うものを作るつもりで買ったけど、余ってしまった…というときはもう1品、生クリームを使う別のレシピで無駄なくおいしくいただきましょう。

・バターにする


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「生クリームに振動を与えるとバターができてしまう」と前項でお話しましたが、目的の用途に使ったあと余ってしまったのならむしろ手作りバターにしてしまうのも良いですね。

生クリームを、ペットボトルや瓶などの密閉できる容器に入れて振り、カタマリのほかに出てきた水分を別の容器に移し、そしてまた振り、水分が出てきたらまた移し、を2~3回繰り返します。この時、生クリームが温まると固まりにくいので、冷やしながら行いましょう。そして最後に残ったカタマリに、塩をひとつまみ加えて混ぜ合わせると、手作りバターの出来上がりです。

これは、動物性油脂のみを使った生クリームでしか作ることができないので覚えておきましょう。添加物の入った「名称:乳又は乳製品を主要原料とする食品」ではバターはできないのです。できたバターはその日のうちに使い切るようにします。出てきた水分は栄養満点なので捨てずに飲んでも良いですし、牛乳のようにお料理に加えても良いですよ。

■賞味期限の短い生クリームを上手においしく

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生クリームを選ぶときには、種類によって賞味期限は大きく変わりますので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。牛乳を使うよりも風味とコクが出るので、お料理やお菓子の味がワンランクアップするはず。せっかくちょっとお高めの生クリームを購入したなら、賞味期限内に上手に使っておいしく無駄なくいただきましょう。

《参考》
MSDマニュアル 家庭版
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