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【揚げ物油の基本】最適な油や保存方法とは?正しい捨て方って?

 

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出来立てのサクサク感がたまらない揚げ物。もっと気軽に作りたいところだけど、後片付けや油の処理は大変だし、健康面への影響も気になるところ…。
でも、油の選び方や揚げ方のポイント、処理の仕方さえ知っておけば、おいしくヘルシーに楽しめちゃうんです!今回は、揚げ物の油の扱い方についてお伝えします。

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■揚げ物に最適な油って?

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揚げ油と一言で言っても、スーパーの油売り場にはさまざまな種類の油がありますよね。揚げ物に向き不向きもあり、また出来上がりの風味も異なります。ここではそれぞれの油の特徴や、使い方をご紹介します。

・おすすめの揚げ油

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「サラダ油」もしくは「キャノーラ油」などの植物油は、風味にクセがなく、どんな食材にも使える万能な油です。揚げ物はたくさん油を使うので、価格が手頃なところも良い点ですが、熱に強く低い温度でも固まらないように精製されているので、ご家庭で扱いやすいですよ。

・動物油ではラードがおすすめ
動物油で代表的なのは、豚の脂であるラード。とんかつの専門店などでは、揚げ油にラードを使っているところも多くあります。余分な油を吸わずにカラッと揚がるので、植物油に混ぜるだけで、専門店の味に近づきます。ご家庭でラードを使う方は少ないかもしれませんが、スーパーでも購入できますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

・血中のコレステロール値を下げる油

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揚げ物は体に悪いイメージがありますが、油の中には体の組織が正常に機能する上で欠かせない、リノール酸「オメガ6」という成分が含まれているものもあります。食用油の中では、べに花油やコーン油、ゴマ油などです。ただしこれらは、LDL(悪玉)コレステロールだけでなく、HDL(善玉)コレステロールも減少させてしまうため、摂りすぎないよう注意しましょう。

・悪玉コレステロール値を下げる油

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善玉コレステロール値を上げつつ、悪玉コレステロール値を下げてくれるのが、キャノーラ油とオリーブオイルです。オリーブオイルは揚げ物で使うイメージはあまりないかと思いますが、加熱しても酸化しにくく、カラッとヘルシーに揚がります。
油の種類としては「エクストラバージンオイル」よりも、揚げ物の場合は高温で加熱しても煙の出にくい「ピュアオリーブオイル」がおすすめです。

・ビタミンEが多い油は酸化しづらい!

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抗酸化作用のあるビタミンEは老化防止や動脈硬化を予防することが期待できると言われています。このビタミンEは、植物油に多く含まれており、その油自体も酸化しにくい性質があります。オリーブオイルの他、ひまわり油、綿実油、べに花油、米油などに多く含まれています。

■揚げ物油の量

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油が少なすぎても、一気に温度がさがってしまい美味しく揚がりません。逆に多すぎても、コスパが悪い上に後片付けが大変になってしまいます。そもそも適量ってどのくらいなのでしょうか?

・鍋の底から測る

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揚げ物用の鍋の、深さ3cm〜3.5cmくらいが適量です。24cmの鍋であれば、約800ml。菜箸の先を鍋の底につけて、浸かった部分を測ると簡単に用意出来ますので、その都度計量カップで測る必要がなくなります。

・揚げ焼きなら少量でも調理可能

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もし油の量を節約したいなら、深さ1cm〜2cmほどの油で揚げ焼きするのがおすすめです。フライパンで調理できる手軽さと、火の通りが早いこともあって、気軽に揚げ物が楽しめます。

食材の高さの半分が浸かる量の油を使い、揚げ焼きしている間はできるだけ触れないようにするのが、型崩れせずにうまく揚がるコツです。注意する点は、量と温度です。油が少なすぎると焦げ付きやすくなり、温度が高すぎると中身に火が通らない原因にもなります。また、通常の揚げ油の量の場合より、少し低めの温度を保ち長めにじっくりと揚げると上手に揚がります。



■揚げ物油のはねを予防するには?

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揚げ物をするとき、気をつけたいのが油はね。油がはじける危険性や、飛び散った油を拭く作業の大変さから、揚げ物が苦手な方も多いのではないでしょうか。以下のポイントを守って、苦手意識をなくしましょう!

・底の深い鍋やフライパンを使う

本体の深さが5.5cm以上ある鍋は、揚げ物向きです。細かい油はねが予防でき、コンロ周りのお掃除も楽になります。注ぎ口がついているタイプだと、残った油を処理する時に溢れにくく、簡単に注げます。

・食材の水分をしっかり取る

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イカやレバーなどの薄い膜のある食材は、爆発して油が飛び散りやすいので注意が必要です。薄い皮の間にある水分が水蒸気となり、逃げ場が失われることで破裂してしまうので、イカの皮はできるだけ剥き水分をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取ることで予防できます。下茹でをしておくと、水分を取りやすくなるのでさらに安心です。

レバーは、下味を漬けて水分を抜いてから小麦粉や片栗粉などの衣をしっかりつけると、油がはねにくくなります。

・油はね防止グッズの活用
これのおかげで、揚げ物にチャレンジしやすくなった!と注目されている油はね防止網。「オイルスクリーン」「油はねガード」と呼ばれ、ホームセンターなどでも手に入りやすいアイテムです。鍋やフライパンの上に蓋のように乗せるだけで、空気は逃しつつ、油はねを防いでくれます。揚げ物用の深い鍋がないという方や、飛び散りが怖い方は活用するのがおすすめです。

■揚げ物油の温度は菜箸やパン粉で見分けられる?

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揚げ物によって油の適温は異なりますが、低温は150〜170度、中温は170〜180度、高温だと180〜200度で揚げることが一般的です。温度計を使わなくても温度を確かめる方法があるので、覚えておくととっても便利ですよ。

代表的なやり方は、菜箸を油に入れる方法と、パン粉などの衣を落として確認する方法です。

・低温の場合の見分け方
菜箸を入れると、少しずつ泡が出ますが、反応は弱めです。衣を落としたときは、底まで一旦沈みますが、徐々に浮き上がります。

・中温の場合の見分け方
菜箸は、油に漬けている部分から泡が絶え間なく上がって来ます。衣の場合は、中程まで沈み、すぐに浮き上がって来ます。

・高温の場合の見分け方
菜箸の場合、出てくる泡が大きく、勢いも強くなります。衣は、入れたら沈まずに、すぐ浮き上がって色づいてきます。

これらを目安にして、なるべく一定の温度を保つと、揚げ物の仕上がりも違ってきますよ。

温度キープのコツ

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温度計を使用するのが理想ではありますが、適温に達したら火力を一番弱火にしてキープすることが大切。また、材料を入れるごとに油の温度は下がるので、一度にたくさん揚げないことも重要です。揚げ焼きのとき以外は、油の量はきちんと用意すると、温度が下がりにくくなります。

■揚げ物油は再利用出来る?

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油の量はケチらないほうがおいしく揚がるのですが、それでも一回の使用で処分してしまうにはもったいないですよね。使用済みの揚げ物油が、再利用できるかどうかを確かめるチェック方法を紹介します。

・使える回数と保存可能期間
油の再利用は、2〜4回までとされています。しかし、肉や魚など臭いや油分が溶け出しやすい食材を揚げたときは、汚れるのも早いので、重ねて使用せず取り替える必要があります。また、未使用の油の保存期間は開封後1〜2ヶ月ですが、揚げ油に使用したあとは2〜3週間のうちに使い切りましよう。

・疲れた油のサインがなければOK
繰り返し油を使っていると、だんだんと以下のような状態になってきます。
  1. 嫌なニオイがする
  2. 色が濃くなっている
  3. 粘り気がある
  4. 加熱すると泡が立ち、消えにくい
  5. 180度前後になると、白い煙が出る
このような点が見られたら、油が劣化している可能性が高いので、取り換えのサインです。

・酸化した油の危険性

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酸化=油の劣化を意味します。油が酸化する主な要因は、加熱をすることと、空気に触れること。古い油を繰り返し使用することで、酸化は進みます。その油で揚げた料理を食べると、下痢を引き起こしたり、肝機能障害や動脈硬化といった病気にも繋がる可能性があるため、注意してください。

■揚げ物油の正しい保存方法

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酸化した油が体に良くないとはいえ、その都度上手に保存すれば、揚げ物の度に油を買い足さなくても大丈夫です。もし一度使用した油だけで足りなければ、新しい油を追加するだけでも経済的です。

・まずは揚げカスを濾す
揚げカスは、揚げている最中も放っておくと焦げ付いたり、変色や臭いの原因にもなります。「かす揚げ」と呼ばれる目の細かい網じゃくしで取り除きましょう。その後、フィルターを使って濾せば、さらにきれいになります。コーヒーフィルターを代用するのも良いですよ。

・オイルポットに入れる
油の保管に便利なのが、「オイルポット」。網やフィルターが付属しているので、手早く片付けができます。揚げ物以外に、炒めものをする時の油としても使用できるので、エコなアイテムです。

・耐熱性の瓶でもOK

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オイルポットは、ステンレス製やホーローなどの素材が多いですが、お家にない場合は耐熱性の瓶でも代用できます。空気に触れないよう、しっかり蓋ができるものが向いています。

・保管場所は冷暗所
料理のときに便利だからと、ガスコンロの近くに置いている方も多いと思います。しかし、油は光や熱にも弱いので、温度変化の激しいガスコンロ周りは避け、必ず冷暗所で保管してください。また、キャップをしっかりと閉めないと、空気に触れて酸化が進むほか、ゴキブリなど虫が入ることもあるので注意が必要です


■揚げ物油の捨て方と注意点

使用済みの油を下水に流してしまうと、冷えた油が固まって排水管が詰まる原因になります。それだけでなく川や海に流れ込んだとき、油は分解しきれず環境汚染にも繋がりますので、絶対にやめましょう。各自治体でどのように処理するか確認してください。
また、使用済みの油は、必ず冷まして少量の水をいれてから捨てましょう。自然発火など思わぬ火事の原因になってしまいます。

基本的には燃えるゴミ、もしくは資源ゴミとして出すことになります。燃えるゴミとして出す場合は、以下のように捨てると汚れずに済み簡単です。

・牛乳パックや新聞紙に吸わせる

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牛乳パックなどの紙パックは、液体が外に漏れにくいので、捨てずに置いておくと揚げ物をするときに便利。中に新聞紙などを入れて、少量の水と冷ました油を染み込ませ、ガムテープで密閉しておくと、そのまま可燃ごみや生ゴミとして捨てられます。捨てる量が多いときはこの方法がおすすめです。

・ポリ袋に入れる
ポリ袋に新聞紙やキッチンペーパーなどを入れて、水を染み込ませ、油を注ぎます。口を結べばそのまま捨てることができるので、少量の油を捨てるときはこちらの方が手軽ですね。

・凝固剤や家にある粉類で固める

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市販の凝固剤は、油が熱いうちに入れてかき混ぜるだけで、冷えたときにしっかり固まってくれます。こぼれる心配がないので、ゴミの収集の際に万が一袋が破れてしまった場合でも安心です。

また、凝固剤が無い場合は、片栗粉や小麦粉でも代用できます。同じく温かいうちに、油と同じ量の粉を入れると、冷めたときにドロリとした塊になります。ただし、粉をたくさん消費するので、少量の油のときや古くなった粉類があるときに使うのが良いでしょう。

・油を資源ごみとして出す
使用済みの食用油を資源ごみとして出す自治体もあります。ペットボトルに詰めた状態で回収される自治体もあれば、指定の回収場所にある容器に入れる場合もありますので、回収方法を確認しましょう。
ちなみに、集められた廃油は車などの燃料としてリサイクルされます。 

・容器の分別も忘れずに!

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家庭用の食用油の多くはプラスチック容器が使われていることが多いですが、分別方法は全国一律ではないため、各自治体のルールに従ってください。中を洗ってから出すのか、使い切ってそのまま出すかどうかも異なるので、そちらも合わせて確認しましょう。


■揚げ物をマスターして、自宅で揚げたてを楽しもう!

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揚げ物は、お惣菜で買ってくるという方も多いかと思いますが、揚げたてのおいしさは格別なもの。慣れてしまえば後片付けも簡単ですし、豪華なおかずに家族のテンションも上がるはず!今までおうちで作っていなかった方も、ぜひチャレンジしてみてください。
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