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佐賀県の食と歴史を堪能「ユージアムサガ」と生産者に出会う旅

これらが生み出される場所を訪れて、生産者や作家から話を聞くことで、この食の体験がますます豊かになります。4品目の「カニと豆腐ようのスープ」に使われたカップを作った『文祥窯』、3品目の「ポーポー」に使われた『名尾手すき和紙』、9品目の「アイス」に使われたブラウンチーズを生み出した『ナカシマファーム』を訪ねました。

伊万里港を臨む高台に窯を構える『文祥窯』。三代目の馬場光二郎さんが手がける器は、温かみのある白さを帯びています。カニと豆腐ようのスープが供されたカップも、繊細な飲み口やフォルムでありながら柔らかさをまとっていました。そんな落ち着きのある感覚は、馬場さんの人柄と彼がこだわる手法に由来するものだとお会いして確信しました。

作陶の世界では、白磁や絵付けのために材料となる石を精製して不純物を取り除く工程があります。その不純物らが廃棄物になってしまっていたことから、馬場さんは自然に負荷をかけるような無駄なことはしたくないという思いになったそうです。そして、本来分業制で成り立っていた有田焼の世界で、石の採掘から粘土にする工程も自分で手がけるように。「不純物を含む土で器を作ることによって自然な色合いになりつつも、割れたり欠けたりすることもありますし、その部分を継いで完成品にすることもあるんですよ」と馬場さん。


『文祥窯』3代目の馬場光二郎さん。
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