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“土用餅”は夏バテ対策!? “和菓子”の歴史を紹介!

普段何気なく食べている“和菓子”。日本で古く昔から意味が込められ、四季に合わせ作られています。そこで和菓子の歴史に詳しい研究家・青木直己さんに由来などを教えてもらいました。今回は夏のお菓子です。

土用餅(どようもち)/7月20日~8月7日夏の土用


秋前の18日間である夏の土用は、二十四節気の大暑と重なりとても暑い時期。それを乗り切るため、滋養のあるウナギを食べる風習は今も知られるところ。それと同じく、古来食べられているのが土用餅。お餅をこし餡で包んだ、いわゆるあんころ餅のことをいう。

「京都を中心に年中行事を記した黒川道祐編『日次紀事』(1676年序)には、土用の入りの空腹時に小豆を入れて冷やした水を飲む、あるいは小豆餅を食べれば根が続くとあります。餡に使われる小豆はミネラルなど栄養価が高く、食欲を増進して夏バテを防いでくれることが、古くから知られていたのです。実際にいつごろから食べられていたのかは不明ですが、江戸初期の茶人の茶会記や、商人の旅の道中日記に土用餅は登場しており、少なくとも戦国時代から江戸時代には庶民にも親しまれる風習だったことが推測できます」

素朴な味わいの土用餅には、先人の夏バテ防止の知恵と無病息災への願いが込められているのだ。
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