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牛乳は冷凍保存できるの?便利な保存方法や活用テクを一挙紹介!

私達の生活に欠かせない飲み物である牛乳。毎朝かならず飲む、シリアルを食べるときにかける、調理に使うなど、日々のさまざまな場面で登場しますよね。

そんな牛乳ですが、消費期限が短いため飲み切れず残ってしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。今回はそんなときに便利な、牛乳の冷凍保存についてまとめてみました。牛乳が消費しきれずお困りの方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

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■牛乳の基礎知識!冷凍保存は可能?

牛乳と聞くと、なんとなく「骨が丈夫になる」「身長が伸びる」「カルシウムは豊富」などのイメージがありますよね。そんな牛乳には、実際どんな栄養や効能があるのでしょうか?

まずは牛乳の基本的な情報を見てみましょう。

・牛乳の栄養




牛乳とは、その名前の通り「牛の乳」です。雌牛から絞った乳を生乳(せいにゅう)と言い、生乳を加熱加工したものが「牛乳」になります。

牛乳には、人間の体にとって必要な成分が豊富に含まれています。主に含まれる成分は以下の5つです。

・カルシウム


私たちの骨や歯を丈夫にしてくれる大切な成分です。牛乳200mlあたり227mgのカルシウムが含まれており、これは成人に必要な量の約1/3です。

日本の食生活においてカルシウムが摂取しにくいことから、吸収効率のすぐれている牛乳の摂取が薦められています。カルシウムは子どもにとって骨の発育を促す大切な成分でもあり、不足してしまうと骨密度の上昇を妨げて骨の成長に影響が出てしまう場合があります。

・たんぱく質


体の組織をつくり、生命機能にも欠かせない成分がたんぱく質です。牛乳のたんぱく質は、人間の体の中でつくることができない「必須アミノ酸」などのアミノ酸をバランスよく含む、良質なたんぱく質です。

・脂質


脂質は、人が活動するうえで欠かせないエネルギー源です。牛乳に含まれる脂質は、私たちの手元に届くまでの製造過程で「ホモゲナイザー」という機械に通されることで、とても消化しやすい形になっています。

・炭水化物


日本ではお米で多く摂取されている炭水化物ですが、牛乳にも含まれています。牛乳の炭水化物は「乳糖」と呼ばれており、カルシウムや鉄分が体に吸収されやすいように働きかけてくれます。

・ビタミン


ビタミンといえば果物などをイメージする方が多いかと思われますが、実は牛乳にも含まれているのです。ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6などが含まれており、それぞれ他の栄養素が体に吸収されやすいように働きかけてくれています。

人間の母乳との違い


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「乳」という単語で人間が一番最初にふれるものは、赤ちゃんのときに飲む母乳ですよね。おなじ乳ですが、同じ人間から作られる母乳と牛乳では大きな違いあります。それは成分量の違いです。

カルシウム、たんぱく質は牛乳のほうが多く含まれていますが、炭水化物(乳糖)は母乳のほうが多く含まれています。この違いは、体の成長が早い牛はカルシウム、たんぱく質を多くとる必要があるのに対し、脳の成長が早い人間は炭水化物(乳糖)の摂取が必要な点から、それぞれ沢山含まれているのではと考えられています。

・牛乳は冷凍保存できる?


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栄養価が高く日本の食生活において欠かせない牛乳ですが、しいて困る点をあげるなら「期限が短い」ことではないでしょうか。メーカーによって異なりますが、製造日から約1~2週間ほどで消費期限、賞味期限をむかえる商品が多い傾向にあります。

そしてこの表示されている期限は「未開封で10度以下の環境においている場合」の目安であり、開封後はできるだけ早く飲むように推奨されています。

けれど大きいサイズの牛乳を買うと、期限までに飲み切れないこともありますよね。そんなときに便利なのが、牛乳の冷凍保存です!冷蔵庫に保存するイメージが強い牛乳ですが、実は冷凍保存も可能です。

・牛乳を冷凍するメリット


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「牛乳を冷凍する」というと耳馴染みがなく、品質や味は大丈夫なのだろうかと不安に思われる方も多いでしょう。先程もお話ししたとおり、牛乳を冷凍保存することはできます。こちらでは冷凍保存における2点のメリットをご紹介します。

長期間の保存ができる


1つ目は冷凍保存の得意技、「長期保存」ができることです。使い切れなくても冷凍することで、表記された賞味期限や消費期限より長く保存することができます。食品ロスを減らすこともできるので、家計にも地球にも優しいといえるでしょう。

調理の時短になる


2つ目は、冷凍保存することで調理時の手間をへらせるということです。通常、牛乳を調理に使うときは、計量カップなどで量って使いますよね。けれど一定量ごとに牛乳を冷凍しておけば、量る手間を減らすことができます。洗い物の点でも、計量カップ1つ分が減って楽になりますね。

・牛乳を冷凍するデメリット


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牛乳の冷凍保存は、長期間の保存が可能になり調理の手間も減らすことができるというメリットがある反面、デメリットもあります。基本的にどのメーカーでも、冷凍ではなく冷蔵保存を推奨していますので、デメリットを踏まえた上で冷凍するようにしましょう。

味が変わってしまう


1つ目のデメリットは、味が変わってしまうことです。牛乳本来の風味が落ちて舌触りがざらつきます。そのため、冷凍した牛乳を解凍してそのまま飲むのはおすすめしません。

コーヒーや紅茶にいれたり、加熱調理に使えば味の変化を大きく感じずに使えますので、飲む用より調理用としておくと良いでしょう。

成分が分離してしまう


2つ目のデメリットは、成分が分離してしまうことです。冷凍することにより混ざり合っていたたんぱく質は底に沈殿し、脂質は浮上してしまう傾向にあります。解凍しても分離してしまった成分が元通り混ざり合うことはありません。

これは、1つ目のデメリットである味が変化してしまう要因にもなります。

■牛乳を冷凍保存する方法

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では、実際牛乳を冷凍保存するにはどのような方法で行えば良いのでしょうか。こちらでは、保存方法や保存期間について詳しくご説明していきます。

・冷凍での保存期間は?


長期保存できることが魅力の冷凍保存ですが、牛乳が保存できる期間はどれくらいなのでしょうか。

牛乳が冷凍保存できる期間は、約2週間から3週間ほどです。この期間をすぎると、牛乳の匂いがつきやすくなってしまうため早めに使うことを心がけてくださいね。

・保存容器について




保存容器にもいろいろなものがありますが、一体どのタイプが牛乳の冷凍保存に適しているのでしょうか。こちらでは、おすすめの3つの容器をご紹介します。

フリーザーバッグで保存する


1つ目はフリーザーバッグで保存する方法です。フリーザーバックに対し、7割程度の量を入れてしっかり口を閉じましょう。

平たくおいてしまうと固まるまえに漏れてしまう場合がありますので、口の部分が上になるように立てて入れるのがおすすめです。

タッパーで保存する


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2つ目の方法はタッパーに入れて保存する方法です。こちらもフリーザーバック同様に7割り程度の量を入れて冷凍保存します。こぼれないようにしっかりと蓋を閉めましょう。

製氷機で凍らせて保存する


3つ目は製氷機で凍らせる方法です。サイズも小さく量らずに一定量で作ることができるので、こまめに料理に使いたいという方におすすめの保存方法です。冷蔵庫についている製氷機によっては作ることができない場合もありますので、必ず取扱説明書を確認してから行ってくださいね。

・加工してから保存する方法




牛乳をそのまま冷凍保存するのも良いですが、調理のひと手間をさらに減らすために、加工してから冷凍保存するのも良いでしょう。ソースなどに加工すれば、味付けの手間も減らせます。

ホワイトソースにして保存する


牛乳を加工してから保存する場合に、とくにおすすめなのがホワイトソースです。グラタンやシチューなど人気メニューに多く使われるホワイトソースですが、作るのに手間がかかる印象がありますよね。そこで前もって牛乳を使ってホワイトソースを作っておけば、調理の手間を減らすことができます。

冷凍したホワイトソースは約2週間から1ヶ月ほど保存することができますので、時間があるときに作っておくととても便利です。

・冷凍牛乳の解凍方法


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では、冷凍した牛乳はどのように解凍すればよいのでしょうか。

さまざまな解凍方法がありますが、牛乳は電子レンジを使って温めましょう。自然解凍や温水解凍、冷蔵庫解凍では牛乳の品質をより悪くしてしまいます。また、場合によっては腐ってしまうためしないようにしましょう。

■牛乳を冷凍保存するときの注意点

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牛乳を冷凍保存する方法はいたってシンプルですが、気を付けなくてはいけない点が3つあります。以下の点に注意して冷凍保存してくださいね。

・鮮度が良いうちに冷凍する


1つ目は鮮度が良いうちに冷凍することです。牛乳は消費期限が短いため、つい消費期限間近やすぎてから冷凍したくなりますが、場合によっては腐ってるなんてこともあります。
もし冷凍保存するのなら、買ってすぐに小分けにするなどしましょう。

冷凍してはいけない場合


以下のような状態の牛乳は決して冷凍保存せず、すぐに捨てましょう。
  • 消費期限が切れている
  • 酸味や苦味がある
  • 沸騰させると豆腐のように固まったり、分離する
この状態の牛乳はすでに「飲めない状態」のものです。必ず冷凍する前にチェックしてくださいね。

・量は容器に対して7割


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2つ目は保存する際の量に関してです。牛乳はその性質上、凍ると膨張します。タッパーやフリーザーバッグなどの容器に満杯に入れて冷凍してしまうと、膨張して容器を破損させてしまうなんてことが起こる可能性もあります。

必ず容器に対して7割程度の量になるように入れましょう。

・牛乳パックをそのまま保存しない


丁度良い容器がないから牛乳パックのまま冷凍したい、という方もいらっしゃるかもしれませんがそれは避けましょう。

開封済みの牛乳パックは、開封口から雑菌が入ってしまい牛乳の鮮度が落ちてしまう可能性があります。また、開封口から牛乳がこぼれてしまう可能性もありますのでおすすめしません。

■冷凍保存した牛乳の活用方法

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牛乳は冷凍、解凍することで牛乳本来の味と変わってしまっているため、そのまま飲むことはおすすめできません。こちらでは、そんな冷凍保存した牛乳を使った、3つのおすすめの活用方法をお伝えします。

・カフェオレに入れる


1つ目は、コーヒーに溶かした牛乳を入れてカフェオレにすることです。味が変わってしまった牛乳でも、味の濃いコーヒーと合わせることで、味の変化を気にすることなく飲むことができます。

暖かいカフェオレだけではなく、氷代わりに冷凍した牛乳をそのまま入れることで、味を薄めずアイスカフェオレを楽しむという方法もあります。

・ミルク味のかき氷に




2つ目は解凍せずに、かき氷機にセットしてミルク味のかき氷にする方法です。ミルク本来の甘みが氷にプラスされることで、かき氷にミルクをかけるものとはまた違った味を楽しむことができます。甘みが足りない場合は、トッピングにハチミツやコンデンスミルクをかけるのもおすすめです。

・クリームシチューなど料理に使う


3つ目は冷凍牛乳の一番おすすめな使い方です。クリームシチューやグラタンなどの料理に使うことによって、牛乳の味の変化をほとんど感じることなく、おいしくいただくことができます。

料理に使う場合は、製氷機などを利用すると取り出しやすく量る手間も省けます。

■【番外編】その他の乳製品の冷凍方法

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牛乳の冷凍保存についてご紹介してきましたが、他の乳製品も同じように冷凍保存して使うことができるのでしょうか。こちらでは生クリームやバターなど、他の乳製品の冷凍保存についてお伝えしていきます。

・生クリームの場合


お菓子づくりなどでよく使う生クリームも冷凍保存が可能です。生クリームの冷凍方法は2通りあります。

1、液体のままの場合


フリーザーバッグやタッパーに入れて冷凍します。解凍すると脂質と水分が分離して、牛乳と同様に味が変わってしまうため加熱調理に利用しましょう。凍った状態のままポタージュやシチューに、デザートならプリンなどの調理に使うことをおすすめします。

2、泡立てた場合


泡立てた生クリームの場合は、そのままタッパーなどに入れるか、スプーンや絞りを使ってトレーに小分けし冷凍します。

砂糖を入れて泡立てた場合は、液体のまま冷凍したものや砂糖なしで泡立てたものにくらべて口当たりがなめらかになるため、自然解凍してデザートの上にのせるなどして味わうことができます。

・バターの場合


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未開封であれば数ヶ月も日持ちするバターですが、開封後は足が早いことでも有名ですよね。酸化しやすく、また匂いが冷蔵庫に着きやすいという難点がありますが、冷凍することでそれらを解決することができます。

冷凍する場合は、小分けにしたバターをアルミホイルで包み、さらにラップを上からかけることで半年ほど持たせることができます。使うときは凍ったままでも自然解凍してからでも味に大きな変化がないため、冷蔵保存と変わらず使うことができます。

・ヨーグルトの場合


ヨーグルトはそのまま冷凍してしまうと、本来のなめらかさが失われてしまいます。そのため、そのまま冷凍することはおすすめできません。しかし、少し手を加えることでおいしく冷凍保存が可能です。

フローズンヨーグルトにする


フローズンヨーグルトとして冷凍する方法です。砂糖やはちみつ、お好みのフルーツを潰して加えて、よく混ぜてタッパーなどに入れて冷凍します。

食べるときは室温に少しおいてからスプーンでよく混ぜると、しゃりしゃりとした食感のフローズンヨーグルトを味わうことができます。

・チーズの場合


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未開封であれば消費期限が長いため、冷蔵保存がおすすめのチーズですが、開封後はカビがはえやすいという難点があります。チーズは形や種類よって適した保存方法で冷凍しましょう。

スライスチーズ


1つ目は、ピザトーストなどを作るときに便利なスライスチーズです。もともと冷蔵保存ではカビがはえやすいため、冷凍保存がおすすめです。

個包装のままフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍します。使うときは解凍せず、凍ったまま加熱調理に使いましょう。

シュレッドチーズ




ピザやドリアなど多岐にわたり使えるシュレッドチーズですが、開封してから使い切るまでに時間がかかってしまうこともありますよね。

冷凍するときは、フリーザーバッグに平たくいれて冷凍庫にいれます。冷凍してから1時間ほど経ったら、一旦取り出して袋ごと軽く揉むと、パラパラとした状態になり少量ずつ取り出しやすくなります。こちらも使うときは解凍せず、そのまま加熱調理に使ってくださいね。

■牛乳は冷凍保存で調理の時短に!

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とても身近な存在であり栄養も豊富な牛乳ですが、期限が短いという欠点もあります。そんな牛乳は冷蔵保存するというイメージが強いかと思いますが、実は冷凍保存も可能です。

冷凍保存すれば長期保存が可能なだけでなく、そのまま調理に使えて時短にもなります。さらに加工してから冷凍保存しておけば、忙しい日の料理が格段に楽になるはずです。牛乳が消費しきれなくてお困りの方は、ぜひ今回ご紹介した冷凍保存の方法をお試しくださいね。

《参考》
一般財団法人日本乳業協会「乳と乳製品のQ&A牛乳は冷凍保存してもよいのですか?」
旭化成ホームプロダクツ「保存テクニック牛乳」
雪印メグミルク「牛乳研究室」
ニチレイ「バターは冷凍保存が便利!プロのテクニックと上手にカットする方法も」
ニチレイ「【チーズの冷凍】種類別のベストな冷凍・解凍・保存期間」
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