餃子を冷凍保存するときの5つのポイント!冷凍餃子のおいしい焼き方も
2021年7月25日 00:00
「餃子は好きだけど、作るのがちょっと面倒…」と思うことはありませんか? 少し手間のかかってしまう手作り餃子は、多めに作って冷凍保存をしておくと、とても重宝します。食べたいと思ったら、すぐに献立にくわえることができ、忙しい日にも大助かり。
今回は、手作り餃子を上手に冷凍保存するポイントと、冷凍餃子をよりおいしく焼きあげる方法をご紹介します。
そのため、餃子を保存するときは、みじかい期間であっても「冷凍保存」がオススメです。
冷凍保存をする際は、焼く前の状態で保存してしまう方法がイチオシです。フライパンで丁寧に焼きあげた、焼きたての餃子を食べることができるので、その風味や食感は冷凍前の餃子にも引けをとりません。
また、焼く前の状態で保存しておけば、焼き餃子として食べることができるだけでなく、その日の気分や献立しだいで、水餃子や揚げ餃子にすることも。「いろんなスタイルで餃子を楽しむことができる」という点も、うれしいポイントですね。
オススメは、焼く前の状態での冷凍保存ですが、もちろん焼いた後の餃子も冷凍することができます。ただし、冷凍した餃子は自然解凍をするか、電子レンジで加熱して解凍をするため、具から多くの水分が出てきてしまいます。そのため、どうしても皮がふやけてしまい、柔らかい仕上がりに。パリッとした食感が好きな方には物足りないかもしれません。
そのかわり、冷凍までの下処理は比較的かんたんです。くわしい手順は後ほどご紹介いたします。
「餃子ばかりは飽きてしまうかも」という場合には、具と皮を別々に保存するという手もありますよ。具は肉団子にしてスープに入れたり、皮はワンタンやラザニアのように使ってみたりと、餃子以外の使い道も広がります。
もちろん、冷凍した具と皮は、どちらも自然解凍したあと、いつものように具を皮で包み、ふたたび餃子として楽しむこともできます。
キャベツや白菜などの野菜は、餃子にシャキシャキしたアクセントを与えてくれます。しかし、野菜から出る水分によって、冷凍保存がうまくできないことも。
たとえば、野菜を多く入れすぎると、出てくる水分量も多くなり、皮がふやけてしまったり、餃子同士がくっついたりする心配があります。それを防ぐためにも、具に入れる野菜は、控えめにしておきしょう。
また、少ない量だとしても、ベチャッとした食感にならないように、肉に混ぜる前には、水気をしっかりとしぼってから使ってくださいね。
市販されている餃子の皮には、サクッとした香ばしさを楽しめる薄いタイプのものと、もっちりとした弾力を楽しめる厚いタイプのものがあります。餃子を冷凍保存したいときには、ぜひ厚いタイプの皮を使ってみてください。
薄めの皮で包んだ餃子を冷凍保存すると、具から出た水分によって皮がやぶれたり、仕上がりが水っぽくなったりする可能性があります。反対に、厚めの皮を使って包むようにすれば、水分が外にしみ出しにくくなるため、きれいな形と焼いたときのパリパリ食感をキープしやすくなりますよ。
ポイント①・②でもお伝えしたように、餃子を上手に冷凍するためには、具から出てくる水分をできるだけおさえることが大切です。
そのための工夫のひとつが、具に片栗粉をくわえること。片栗粉は、とろみ付けのためによく使われますよね。具の中に片栗粉を混ぜることで、野菜の水分にとろみがついてまとまりが生まれ、水分が皮までしみ出すことを防いでくれるというわけです。
凍らせる段階で、餃子同士、また、餃子と凍らせるときに使うバットがくっつかないように工夫をして保存しましょう。餃子同士がくっついてしまうと、保存容器から取り出すときや、焼いている途中で皮がやぶれ、餃子のうまみが皮の外に逃げ出す原因となりえます。
餃子をバラバラに保存するための工夫のひとつ目が、片栗粉や小麦粉で打ち粉をしてから冷凍すること。ふたつ目が、バットにラップかクッキングシートを敷いてから、餃子を並べることです。
どちらの場合にも、餃子と餃子の間隔をあけて凍らせることが大切です。保存する餃子の量に合わせて、余裕がある大きさのバットを使うようにしましょう。
餃子は一度、金属製のバットの上に並べて急速に凍らせることで、よりおいしい冷凍餃子に近づきます。熱伝導率が良い金属製のバットを使えば、餃子をスピーディーに中まで完全に凍らせることができますよ。熱伝導率の良さを活かして、野菜の水分がしみ出す前に餃子を凍らせてしまいましょう。
冷凍したときに、餃子がバットとくっつかないように、事前にバットに片栗粉(もしくは薄力粉)で打ち粉をしておくか、ラップ(もしくはクッキングシート)を敷いておきます。
成形しおわった餃子は、ひとつひとつ間隔をあけながらバットに並べましょう。すべての餃子を並べたら、乾燥しないように上からラップをかぶせます。
すべての皮を、ラップと交互に重ねおわったら、空気が入らないように全体をラップでくるみます。
具も皮も、料理に使いたいときには、冷蔵庫に移して解凍します。常温や電子レンジで解凍をすると、水っぽくなってしまうため、かならず冷蔵庫で自然解凍をしてくださいね。
冷凍餃子の保存期間は、焼く前の餃子・焼いた後の餃子・具のみ・皮のみのいずれの場合も、およそ2週間~1ヶ月。具に生の肉・野菜が入っているため、保存期間内であっても、できるだけ早めに召し上がるようにすると安心です。
まずは、定番の焼き餃子。あとでお伝えする焼き方を参考にしていただければ、冷凍前にもおとらない、パリッとしたジューシーな餃子を楽しむことができあがりますよ。
ふとしたときに食べたくなる焼き餃子ですが、いちから作るのはちょっと面倒。野菜をみじん切りにしたり、具を皮で包んだりと、時間がかかるうえに、洗い物も増えてしまうという面に、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、休日などの余裕のあるときに、まとめて冷凍餃子を作っておけば、冷凍庫から出してフライパンで焼くだけ! 忙しい平日でも、ササッと食卓に出すことができますよ。手作り餃子の面倒な工程をカットでき、「食べたいと思ったときにすぐに食べられる」という点が、とても嬉しいポイントですね。
冷凍餃子は、凍ったままの状態でスープに入れて加熱すれば、ツルンとした食感の水餃子に。中華風スープだけでなく、味噌汁や鍋の具材など、あらゆる種類のスープや鍋との相性バツグンです。いつものスープをアレンジしたい、スープのボリュームを出したい、なんていう場面でも、手早く具材として活用できる冷凍餃子が手軽でオススメですよ。
餃子は、事前に自然解凍してしまうと、出てきた水分でべたついたり、皮がやぶれたりしてしまうので、かならず凍った状態のまま調理に使ってくださいね。
「餃子の具を作る・皮に包む・揚げる」という作業があり、思いのほか手がかかる揚げ餃子。しかし、冷凍餃子をストックしておけば、油で5分ほど揚げるだけで完成します。
揚げ油を160度ほどの温度まで熱し、冷凍庫から出した餃子を投入します。表面がこんがりとしたきつね色になれば揚げあがり。焼き餃子と比べでも、とてもかんたんに、スピーディーにできあがります。
揚げ餃子を作るときも、かならず凍った状態の餃子を使用してくださいね。あらかじめ解凍してしまうと、中の具から出た水分が原因で、油がはねてしまったり、餃子が破裂したりする可能性があります。とても危険なので、餃子は揚げる直前に冷凍庫から取り出すようにしましょう。
「蒸し焼きにはお湯を使い、蒸し時間を長めにとること」が、冷凍餃子をおいしく焼き上げる一番のポイントです。そのため、冷凍餃子を焼き始める前には、お湯を忘れずに準備しておきましょう。
ここでは、「焼く前の状態で冷凍した餃子」を、パリッとおいしく焼く方法についてご紹介します。
火をかける前のフライパンに油をひき、冷凍餃子を1cmほどの間隔をあけて並べます。冷凍餃子を焼くときは、解凍せずに凍ったまま焼き始めましょう。また、餃子は離して並べることで、皮同士がくっついて破れることを防ぎます。
フライパンを強火にかけます。すぐに、餃子の高さの1/4ほどまでお湯を注ぎます。水を使用すると、フライパンの温度が下がってしまい、仕上がりが水っぽくなる原因に。できるだけ、水ではなくお湯を使うようにしてみましょう。
お湯がブクブクと沸騰したら、中火にします。フライパンにふたをし、そのまま10分ほど蒸し焼きにしてください。
生の餃子の場合、蒸し焼きの時間はだいたい5~6分程度。冷凍餃子の場合は、凍っている具の中心までしっかりと火が通るように、生餃子より時間をかけて蒸し焼きすることが大切です。
水分がなくなったら、鍋肌から少量の油を回し入れて餃子に焼き目をつけましょう。このとき、ごま油を使用すると、香りと風味がグッと増すのでオススメ。パリッとしたきつね色の焼き目が餃子の底についたら、お皿に盛り付けて、できあがりです。
家で餃子を作るときは、あえて多めに作って冷凍保存してしまいましょう。のちのち、ご飯の支度がグッと楽になりますよ。お弁当にくわえたい、というときや、お酒のおつまみに少しだけ食べたい、なんていうときにも、好きな数だけ取り出して調理できるので、とても便利です。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、冷凍前の餃子に近い本格的な味わいを楽しむことができる冷凍餃子。「なぜかいつも冷凍保存がうまくできない」とお悩みの方も、ぜひ一度、今回ご紹介した方法をお試しくださいませ。
今回は、手作り餃子を上手に冷凍保存するポイントと、冷凍餃子をよりおいしく焼きあげる方法をご紹介します。
目次 [開く]
■餃子は冷凍保存が便利!
あまった餃子を保存するとき、冷蔵保存をするか冷凍保存をするか、迷ったことはありませんか? 実は、餃子は冷蔵保存だとあまり日持ちしません。さらに、焼く前の状態で冷蔵保存をすると、時間とともに具材から水分がしみ出てしまい、残念な仕上がりになることも。そのため、餃子を保存するときは、みじかい期間であっても「冷凍保存」がオススメです。
・焼く前の状態で保存がおすすめ
©️https://www.photo-ac.com/
冷凍保存をする際は、焼く前の状態で保存してしまう方法がイチオシです。フライパンで丁寧に焼きあげた、焼きたての餃子を食べることができるので、その風味や食感は冷凍前の餃子にも引けをとりません。
また、焼く前の状態で保存しておけば、焼き餃子として食べることができるだけでなく、その日の気分や献立しだいで、水餃子や揚げ餃子にすることも。「いろんなスタイルで餃子を楽しむことができる」という点も、うれしいポイントですね。
・焼いた後も冷凍保存できる?
©️https://www.photo-ac.com/
オススメは、焼く前の状態での冷凍保存ですが、もちろん焼いた後の餃子も冷凍することができます。ただし、冷凍した餃子は自然解凍をするか、電子レンジで加熱して解凍をするため、具から多くの水分が出てきてしまいます。そのため、どうしても皮がふやけてしまい、柔らかい仕上がりに。パリッとした食感が好きな方には物足りないかもしれません。
そのかわり、冷凍までの下処理は比較的かんたんです。くわしい手順は後ほどご紹介いたします。
・具と皮を分けて保存しても◎
©️https://www.photo-ac.com/
「餃子ばかりは飽きてしまうかも」という場合には、具と皮を別々に保存するという手もありますよ。具は肉団子にしてスープに入れたり、皮はワンタンやラザニアのように使ってみたりと、餃子以外の使い道も広がります。
もちろん、冷凍した具と皮は、どちらも自然解凍したあと、いつものように具を皮で包み、ふたたび餃子として楽しむこともできます。
■冷凍餃子を作るときの5つのポイント
冷凍保存後にも風味を落とさず、まるで作りたてのような手作り餃子を楽しむためには、ちょっとしたコツが必要です。以下に紹介する5つのポイントを意識してみましょう。・ポイント①野菜は少なめに
キャベツや白菜などの野菜は、餃子にシャキシャキしたアクセントを与えてくれます。しかし、野菜から出る水分によって、冷凍保存がうまくできないことも。
たとえば、野菜を多く入れすぎると、出てくる水分量も多くなり、皮がふやけてしまったり、餃子同士がくっついたりする心配があります。それを防ぐためにも、具に入れる野菜は、控えめにしておきしょう。
また、少ない量だとしても、ベチャッとした食感にならないように、肉に混ぜる前には、水気をしっかりとしぼってから使ってくださいね。
・ポイント②厚めの皮で作る
市販されている餃子の皮には、サクッとした香ばしさを楽しめる薄いタイプのものと、もっちりとした弾力を楽しめる厚いタイプのものがあります。餃子を冷凍保存したいときには、ぜひ厚いタイプの皮を使ってみてください。
薄めの皮で包んだ餃子を冷凍保存すると、具から出た水分によって皮がやぶれたり、仕上がりが水っぽくなったりする可能性があります。反対に、厚めの皮を使って包むようにすれば、水分が外にしみ出しにくくなるため、きれいな形と焼いたときのパリパリ食感をキープしやすくなりますよ。
・ポイント③片栗粉を加える
ポイント①・②でもお伝えしたように、餃子を上手に冷凍するためには、具から出てくる水分をできるだけおさえることが大切です。
そのための工夫のひとつが、具に片栗粉をくわえること。片栗粉は、とろみ付けのためによく使われますよね。具の中に片栗粉を混ぜることで、野菜の水分にとろみがついてまとまりが生まれ、水分が皮までしみ出すことを防いでくれるというわけです。
・ポイント④バラバラで保存する
©︎https://unsplash.com/
凍らせる段階で、餃子同士、また、餃子と凍らせるときに使うバットがくっつかないように工夫をして保存しましょう。餃子同士がくっついてしまうと、保存容器から取り出すときや、焼いている途中で皮がやぶれ、餃子のうまみが皮の外に逃げ出す原因となりえます。
餃子をバラバラに保存するための工夫のひとつ目が、片栗粉や小麦粉で打ち粉をしてから冷凍すること。ふたつ目が、バットにラップかクッキングシートを敷いてから、餃子を並べることです。
どちらの場合にも、餃子と餃子の間隔をあけて凍らせることが大切です。保存する餃子の量に合わせて、余裕がある大きさのバットを使うようにしましょう。
・ポイント⑤金属製のバットを使う
餃子は一度、金属製のバットの上に並べて急速に凍らせることで、よりおいしい冷凍餃子に近づきます。熱伝導率が良い金属製のバットを使えば、餃子をスピーディーに中まで完全に凍らせることができますよ。熱伝導率の良さを活かして、野菜の水分がしみ出す前に餃子を凍らせてしまいましょう。
■餃子の冷凍保存のやり方
・焼く前の保存方法
①バットに餃子を並べる
©︎https://unsplash.com/
冷凍したときに、餃子がバットとくっつかないように、事前にバットに片栗粉(もしくは薄力粉)で打ち粉をしておくか、ラップ(もしくはクッキングシート)を敷いておきます。
成形しおわった餃子は、ひとつひとつ間隔をあけながらバットに並べましょう。すべての餃子を並べたら、乾燥しないように上からラップをかぶせます。
②一晩おいて保存容器に移す
バットごと冷凍庫に移し、一晩置きます。餃子が完全に凍ったことを確認したら、皮が割れないように気を付けながら、やさしく冷凍用保存容器に移しかえましょう。ふたをしたら、ふたたび冷凍庫に戻します。・焼いた後の保存方法
①少量ずつラップで包む
焼きあがった餃子は、あら熱を取ります。あら熱が取れたら、2~3個ずつラップで包んでください。②保存容器に入れ冷凍庫へ
冷凍用保存容器に入れ、冷凍庫に保存します。食べるときは、事前に冷蔵庫に移して自然解凍をするか、電子レンジで温めて解凍しましょう。・具と皮を分ける保存方法
①具は小分けにしてラップで包む
餃子の具は、1回に使う量ずつに小分けし、それぞれラップで包みましょう。空気が入らないよう、ぴったりと包んでくださいね。②皮はラップと交互に重ねて包む
餃子の皮は、少し手間ではありますが、皮→ラップ→皮というように、交互に重ねて保存します。1枚ずつ皮の間にラップをはさむ処理をしないと、冷凍中に皮同士がくっついたり、乾燥してしまったりして、取り出すときに割れる可能性が。ちなみに、皮の間にはさむラップはクッキングシートで代用可能です。すべての皮を、ラップと交互に重ねおわったら、空気が入らないように全体をラップでくるみます。
③保存容器に入れ冷凍庫へ
小分けにした具と、ラップで包んだ皮は、冷凍保存用容器や冷凍保存用袋に入れて、冷凍庫へしまいましょう。具も皮も、料理に使いたいときには、冷蔵庫に移して解凍します。常温や電子レンジで解凍をすると、水っぽくなってしまうため、かならず冷蔵庫で自然解凍をしてくださいね。
・保存期間
冷凍餃子の保存期間は、焼く前の餃子・焼いた後の餃子・具のみ・皮のみのいずれの場合も、およそ2週間~1ヶ月。具に生の肉・野菜が入っているため、保存期間内であっても、できるだけ早めに召し上がるようにすると安心です。
■冷凍保存した餃子の食べ方
焼く前に冷凍した餃子や、具と皮を別々に冷凍した餃子では、どのような調理法で食べるか、その日の気分で選ぶことができます。これからご紹介する食べ方は、どの食べ方を選んでも、おいしいこと間違いなし。飽きることなく、手作り冷凍餃子を味わうことができますよ。・焼き餃子
まずは、定番の焼き餃子。あとでお伝えする焼き方を参考にしていただければ、冷凍前にもおとらない、パリッとしたジューシーな餃子を楽しむことができあがりますよ。
ふとしたときに食べたくなる焼き餃子ですが、いちから作るのはちょっと面倒。野菜をみじん切りにしたり、具を皮で包んだりと、時間がかかるうえに、洗い物も増えてしまうという面に、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、休日などの余裕のあるときに、まとめて冷凍餃子を作っておけば、冷凍庫から出してフライパンで焼くだけ! 忙しい平日でも、ササッと食卓に出すことができますよ。手作り餃子の面倒な工程をカットでき、「食べたいと思ったときにすぐに食べられる」という点が、とても嬉しいポイントですね。
・水餃子
冷凍餃子は、凍ったままの状態でスープに入れて加熱すれば、ツルンとした食感の水餃子に。中華風スープだけでなく、味噌汁や鍋の具材など、あらゆる種類のスープや鍋との相性バツグンです。いつものスープをアレンジしたい、スープのボリュームを出したい、なんていう場面でも、手早く具材として活用できる冷凍餃子が手軽でオススメですよ。
餃子は、事前に自然解凍してしまうと、出てきた水分でべたついたり、皮がやぶれたりしてしまうので、かならず凍った状態のまま調理に使ってくださいね。
・揚げ餃子
「餃子の具を作る・皮に包む・揚げる」という作業があり、思いのほか手がかかる揚げ餃子。しかし、冷凍餃子をストックしておけば、油で5分ほど揚げるだけで完成します。
揚げ油を160度ほどの温度まで熱し、冷凍庫から出した餃子を投入します。表面がこんがりとしたきつね色になれば揚げあがり。焼き餃子と比べでも、とてもかんたんに、スピーディーにできあがります。
揚げ餃子を作るときも、かならず凍った状態の餃子を使用してくださいね。あらかじめ解凍してしまうと、中の具から出た水分が原因で、油がはねてしまったり、餃子が破裂したりする可能性があります。とても危険なので、餃子は揚げる直前に冷凍庫から取り出すようにしましょう。
■冷凍保存した餃子のおいしい焼き方
・冷凍餃子の焼き方
「蒸し焼きにはお湯を使い、蒸し時間を長めにとること」が、冷凍餃子をおいしく焼き上げる一番のポイントです。そのため、冷凍餃子を焼き始める前には、お湯を忘れずに準備しておきましょう。
ここでは、「焼く前の状態で冷凍した餃子」を、パリッとおいしく焼く方法についてご紹介します。
①油をひいて餃子を並べる
©️https://www.photo-ac.com/
火をかける前のフライパンに油をひき、冷凍餃子を1cmほどの間隔をあけて並べます。冷凍餃子を焼くときは、解凍せずに凍ったまま焼き始めましょう。また、餃子は離して並べることで、皮同士がくっついて破れることを防ぎます。
②強火にかけてお湯を入れる
フライパンを強火にかけます。すぐに、餃子の高さの1/4ほどまでお湯を注ぎます。水を使用すると、フライパンの温度が下がってしまい、仕上がりが水っぽくなる原因に。できるだけ、水ではなくお湯を使うようにしてみましょう。
③沸騰したら蒸し焼きに
お湯がブクブクと沸騰したら、中火にします。フライパンにふたをし、そのまま10分ほど蒸し焼きにしてください。
生の餃子の場合、蒸し焼きの時間はだいたい5~6分程度。冷凍餃子の場合は、凍っている具の中心までしっかりと火が通るように、生餃子より時間をかけて蒸し焼きすることが大切です。
④水分を飛ばして焼き目をつける
およそ10分経過したらふたを開けてみて、お湯がまだ残っているようであれば、そのまま水分を飛ばします。水分がなくなったら、鍋肌から少量の油を回し入れて餃子に焼き目をつけましょう。このとき、ごま油を使用すると、香りと風味がグッと増すのでオススメ。パリッとしたきつね色の焼き目が餃子の底についたら、お皿に盛り付けて、できあがりです。
■手作り餃子は、まとめて冷凍保存が便利!
©️https://www.photo-ac.com/
家で餃子を作るときは、あえて多めに作って冷凍保存してしまいましょう。のちのち、ご飯の支度がグッと楽になりますよ。お弁当にくわえたい、というときや、お酒のおつまみに少しだけ食べたい、なんていうときにも、好きな数だけ取り出して調理できるので、とても便利です。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、冷凍前の餃子に近い本格的な味わいを楽しむことができる冷凍餃子。「なぜかいつも冷凍保存がうまくできない」とお悩みの方も、ぜひ一度、今回ご紹介した方法をお試しくださいませ。
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