愛あるセレクトをしたいママのみかた
  1. E・レシピ >
  2. 食コラム >
  3. 冷凍卵って一体なに?基本の作り方からおいしい食べ方まで詳しく解説!

冷凍卵って一体なに?基本の作り方からおいしい食べ方まで詳しく解説!

「卵って冷凍してもいいの?」「本当においしいのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。冷凍卵は、生卵と違った食感が味わえるのが特徴です。

初めての食感との出会いが楽しめますし、味わいの違いを感じることもできますので、試してみる価値は大いにあります。いつもの卵にひと工夫でごちそうがワンランクアップ! 今回は冷凍卵の秘密に迫っていきます。

©︎https://www.photo-ac.com/



目次 [開く][閉じる]

■冷凍卵って一体なに?

冷凍卵とは、なにか特別な卵というわけではなく、生卵を冷凍したものです。冷凍するときの注意点もありますのであわせて紹介しますね。

・冷凍卵とは


卵は、冷凍すると性質が変化し、弾力が増します。また、普通の卵より濃厚でクリーミーな舌触りに感じます。

©︎https://www.photo-ac.com/



・冷凍卵の注意点


一般的な食品は冷凍すると保存期間が長くなりますが、卵に関しては逆に保存期間が短くなることを覚えておきましょう。冷凍卵は日持ちせず、賞味期限は1日程度です。

長期で冷凍保存すると食中毒のリスクがあるので、注意しましょう。
卵の中の薄い膜は微生物の侵入を阻止する役目があります。また、冷凍することで膨張して殻にヒビが入り、そこから菌が繁殖しやすくなります。そのため、冷凍卵は作ったら早めに食べるようにしましょう。

■冷凍卵の作り方

では、冷凍卵の作り方をご紹介します。先に卵の性質について少しだけふれておくと、黄身がもちもちの食感になるのは、冷凍すると水分が抜けてたんぱく質同士が結合するためです。

その性質の変化があって、濃厚な舌触りになるのです。

・冷凍卵の基本の作り方


©︎https://www.pexels.com/ja-jp/



冷凍卵を作るにはいくつか気をつけておきたいことがありますので、それも合わせてお話していきます。

1.殻ごとラップで包む


まず卵は殻ごとラップに包みます。この時にふわっと巻くようにすると衝撃に強くなり、保存袋も汚さずに済みます。

2.保存袋に入れ冷凍庫へ


次にラップを巻いた卵をジッパー付きの保存袋に入れて、冷凍庫に入れます。冷凍すると卵にひびが入りますが、保存袋に入れているので冷蔵庫の中を汚さず安心です。

また、ひびが入ったところから空気にふれるのを防ぎ、菌が繁殖するリスクも減らせます。また、保存袋は幅を取らずに収納できるのが便利ですね。冷凍庫に半日から1日程度入れておけばOKです。

・冷凍卵の作り方のポイント


©︎https://www.photo-ac.com/



ここで冷凍卵作りのポイントをご紹介します。おいしく食べられる方法を中心に、知っておいて損のない情報をたっぷりお話していきますね。

1.殻の汚れがあればとっておく


卵を洗ったり布で拭いたりすると、卵の表面の層がはがれて細菌が入りやすくなります。また、卵の殻には小さな穴が空いていて、水で洗うとそこから雑菌が一緒に入る可能性があります。

目につくような汚れがなければふき取るだけで十分です。

2.新鮮な卵で作る


冷凍するときはできるだけ新鮮な卵を使いましょう。卵の鮮度を保つには室温よりも冷蔵庫で保存するとよいでしょう。

・冷凍卵の解凍方法


©https://www.pakutaso.com/



冷凍卵は、室温に置いて1時間程度で自然に解凍されていきます。夏の間は、腐敗を防ぐために冷蔵庫で解凍するほうが安全です。急いで解凍したいときは保温性の高い容器に卵を入れて蓋をし、10分ほどで解凍できます。

解凍して日が経ってしまうと、ひびから雑菌が増殖してしまう可能性があります。解凍後はなるべく早めに食べるようにしてください。

また、解凍後に加熱せず召し上がる場合、サルモネラ菌の付着の可能性が拭えません。解凍後は素早く食べてしまうか、加熱してくださいね。

■冷凍卵のおいしい食べ方

©︎https://www.photo-ac.com/



冷凍卵の黄身は、解凍するとぷっくり盛り上がっているように見えます。しかも、硬さと粘性が増してもちっとしたテクスチャーに変わります。実は味の染み込みやすさも増すんですよ。

卵白は逆にさらっとしたテクスチャーになります。この特徴を生かした料理をいくつか紹介していきますね。

・卵かけご飯


©︎https://www.photo-ac.com/



とてもシンプルですが、定番ですね。冷凍卵を解凍したら、好みの量の醤油をかけて完成です。さらさらっとした白身と濃厚な黄身がご飯とよく合います。朝でもご飯がすすむ一品ですね!

・目玉焼き


©︎https://unsplash.com/



卵を解凍して、生卵と同じようにフライパンで焼くだけです。黄身の部分がこんもりと固形化しているので、解凍直後に殻をむいて半分に切り、1個の卵で2つの目玉焼きを作ることもできますよ。

・冷凍卵入りメンチカツ


©︎https://unsplash.com/



メンチカツのタネを作り、そこに殻をむいた冷凍卵を包みます。小麦粉、卵、パン粉の順番で衣をつけて、火が通るまで揚げたら完成です。

ジューシーなメンチカツととろけるような半熟の黄身が絶妙に合う、満足感たっぷりのごちそうおかずです。

・料理にプラス


このように、冷凍卵を料理に加えることで、定番の料理が真新しい料理に早変わりします!「今日は濃厚な料理が食べたい」「食感を1度味わってみたい」など、食欲増進の手助けになるでしょう。食べる楽しさも改めて感じられますよ。

今回は、冷凍卵をのせたレシピも紹介しますので、参考にしてみてください。

・冷凍卵の月見つくね




もちっとした黄身と甘辛いタレが絡んだ月見つくねです。

材料(2人分)


鶏ひき肉150g
塩コショウ適量
卵白1個分
玉ネギ1/4個
<調味料>
みそ大さじ1/2
小麦粉大さじ1/2
<つくねタレ>
酒大さじ1
みりん大さじ1
砂糖大さじ1
しょうゆ大さじ2
卵(冷凍)2個
サニーレタス2枚
プチトマト2個

下準備


玉ネギはみじん切りにする。卵は1つずつ殻のまま、ラップに包んで冷凍する。完全に凍ったら、流水にあてながら皮をむく。半解凍し、黄身と白身に分ける。サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる。


作り方


手順1:ボウルに鶏ひき肉と塩コショウを入れ、粘り気が出るまで手早くしっかり混ぜる。冷凍卵の白身だけを入れ、さらに混ぜる。
手順2:手順1の玉ネギに<調味料>の材料を加えて混ぜ、冷蔵庫で30分~1時間ほど休ませる。
手順3:手に分量外のサラダ油を少量ぬり、2等分にした手順2を小判型に整える。中心に卵黄を入れるくぼみを深めに作る。
手順4:フライパンに分量外のサラダ油をひき、手順3を焼く。初めは強火で焦げ目がつくまで焼き、弱火にし、蓋をして中まで焼く。器に取り出す。
手順5:手順4のフライパンに<つくねタレ>の材料を入れ、中火にかける。フツフツとしてきたら、トロミがつくまで火にかけ、タレを作る。
手順6:器にサニーレタスを広げてつくねをのせ、タレをかける。くぼみに冷凍卵の黄身をのせる。
つくねのタネに卵の白身を入れるのがポイントです。白身を入れるとふっくら柔らかいつくねに仕上がります。

小判型に成形するときのくぼみは、深めに作るのがおすすめです。タレは焦げる直前まで煮詰めると香ばしさも加わり、つくねともからみやすくなりますよ。

レシピ
冷凍卵の月見つくね
冷凍卵の月見つくね

冷凍した卵は濃厚! ドロッとした黄身がつくねとよく合います。

  • 20分 +
  • 357 Kcal


■冷凍卵は料理の幅を広げる新革命!

©︎https://pixabay.com/ja/


ユニークな発想とひと手間で、食感ががらっと変わる冷凍卵。菌の増殖に気をつけて調理を行えば、新しい料理との出会いが待っているようでわくわくしませんか?

「この上に載せてみたらおいしそう!」「この料理に使ってみたら、いつもと違う食感が味わえるかも!」そんな気づきが、食への興味をもっと掻き立ててくれるかもしれません。

冷凍卵を使ったレシピはほかにもたくさんあるので、ぜひこの機会に自分好みの調理や味付けで楽しんでくださいね。
関連リンク
この食コラムに関連するレシピ
今あなたにオススメ
この記事のキーワード
この記事のライター
最新のおいしい!
ウーマンエキサイト特集
記事配信社一覧

【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピが4万件!

アプリ版
「E・レシピ」で、

毎日のご飯作りが
もっと快適に!

E・レシピアプリ

画面が
暗くならないから
調理中も
確認しやすい!

大きな工程画像を
表示する
クッキングモードで
解りやすい!

E・レシピアプリ 作り方

E・レシピで一緒に働いてみませんか?料理家やフードスタイリストなど、募集は随時行っています。

このサイトの写真、イラスト、文章を著作者に無断で転載、使用することは法律で禁じられています。

RSSの利用は、非営利目的に限られます。会社法人、営利目的等でご利用を希望される場合は、必ずこちらからお問い合わせください。

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.

最近見たレシピ