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にんにくから芽が伸びてる!栄養と効能たっぷりの活用方法を伝授

 

買ってきたにんにくからいつの間にか芽が出ていた、という経験はありませんか?すぐに使いきればそのようなことはないのですが、しばらくにんにくを使った料理を作っていないと芽が出ていることがあります。

これは食べても良いのでしょうか?本記事では、にんにくの芽を取るべきか、またその栄養や処理の仕方など、にんにくの芽について詳しく掘り下げていきます。にんにくの保存方法や期間についても解説するので、ぜひ参考にしてください!

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■にんにくの芽は取るべき?

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にんにくの芽は料理に使ったり食べたりしても大丈夫なのでしょうか?使おうとしていきなり芽が出ていたら驚きますよね。まずはじめに、にんにくの芽の正体について基本的なことを説明しましょう。

・普段食べる部分は『鱗片』


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普段よく見かける半月型をしたにんにくは、「鱗片(りんぺん)」といわれるものです。にんにくはユリ科の多年草で、鱗片が数個~数十個ぶら下がるようにしてひと塊の円状になり、地中に埋まっています。この円状になっているものは、鱗茎とか鱗球といわれ、普通はこの状態で網などに入って売られているのでお馴染みでしょう。

鱗片を切ってみると、一番外側に保護葉(ほごよう)という薄皮があり、その中が貯蔵葉(ちょぞうよう)と発芽葉(はつがよう)の2つに分かれています。普段、料理に使う部分は、白色をした貯蔵葉がメインとなります。そして、中央を縦方向に走る緑色の発芽葉が、にんにくの芽のもととなるものです。

買ってしばらくならそのまま発芽しませんが、さらに時間が経つとこの発芽葉が鱗片から顔を出し、「にんいくの芽」として私たちが目にすることになるのです。

・にんにくの芽に毒はない


にんにくの芽には、まったく毒はありません。じゃがいもから出る芽が毒があることから、にんにくの芽にも毒があるのでは、と心配する向きがあるようですが、そこは大丈夫です。よってそのまま調理して食べることはいっこうに構わないので安心してくださいね。

・にんにくの芽は臭いが強い


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にんにくの芽は、あのにんにくの独特の臭いのもととなります。その臭いの因となるのが、アリシンという成分で、空気に触れることで強烈な臭いを発します。ただし、アリシンは同じくにんにくの芽の中に含まれるアリインという無臭の成分が変化したものです。

もとは臭わないのですが、刻んだり、叩いたり、すりつぶすなどして刺激が加わるとアリシンに変化して臭い出すのです。たしかに、買って来てなにも手を加えていないときのにんにくは、臭いが気になりませんよね。

ちなみに外出や人と会う予定がある場合は、にんにくを食べる前に牛乳をコップ1杯飲んでおくと臭いがおさまって安心ですよ。

・伸びた芽はおいしく食べられる


伸びたにんにくの芽は、わざわざそれを商品にして売る農家もあるくらいで、甘くてうま味があり、好きな人からするとクセになる味です。なかにはアクが強いとか硬くて食べにくいと感じる人もいるようですが、そこは好みの問題といえるかもしれません。火にかけたときに芽の部分が先に焦げやすいので、その点は気をつけてくださいね。

■にんにくの芽の栄養と効能

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にんにくの芽を栄養面と効能の面から掘り下げていきましょう。にんにくについては、その効用が古くは『旧約聖書』、日本でも『古事記』や『日本書紀』に記されています。洋の東西を問わず、広く世界中で必要とされてきた理由を知れば、にんにくに対する見方も変わるかもしれませんね。

・鱗片より多く含まれている栄養素


にんにくの芽には、鉄分、亜鉛、カルシウム、そしてGABAが、鱗片よりも多く含まれています。いずれも人間に欠かせないミネラルや神経伝達物質のため、注目すべき特徴といって良いでしょう。

また、植物の種子全般にいえることですが、発芽する過程において、種の中に蓄積されていたたんぱく質や脂質、でんぷんなどを分解し、アミノ酸やビタミンC、オリゴ糖など、それまでなかった栄養素を作り出すことができます。にんにくの芽にもこの現象を起こす力があるので、鱗片よりも豊富な栄養素があるといえるのです。

・にんにくの芽の効能


にんにくの芽には、先ほどふれたように、強烈な臭いのもとである「アリシン」が含まれています。このアリシンは臭いだけではなく、疲労回復効果やがん予防、さらに殺菌効果のも優れているといわれています。たしかに、にんにくを使ったスタミナレシピは数え切れないほどありますし、病院行けばにんにく注射を打ってもらうこともできます。

それだけ体を短時間で元気にさせる効能が認められているということでしょうね。ちなみに殺菌効果も、感染症や食中毒に対してはたらくといわれているので、昨今の世情を考えると注目に値する大きな効能といって良いでしょう。

■にんにくの芽を取る方法

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にんにくの芽には鱗片よりも栄養が多く含まれているため、食べるのが良いのですが、焦げやすかったり食感が苦手という人もいるかもしれません。その場合は、もちろんにんにくの芽を切って使っても構いません。そのために、にんにくの芽を取る方法を解説しておきましょう。

・包丁で取るやり方


まず包丁でにんにくの芽を取る方法です。にんにくの皮をむいたら頭とお尻の部分を切り落としてください。次ににんにくを縦方向に切ります。すると断面に緑色をしたにんにくの芽があるので、包丁のアゴの部分で引っ掛けて浮かせてからすくい上げればすぐに取れます。

ちなみに、にんにくの皮をむくときは、まな板など平らな場所ににんにくを置いてそのまま手の平の硬い部分で上から強くたたきます。すると簡単に皮が取れますよ。

・電子レンジで加熱して取るやり方


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電子レンジを使う場合は、最初ににんにくのお尻の部分を、にんにくの芽がはっきりと見える部分まで切り落としましょう。そして、にんにくをラップで包んで電子レンジで柔らかくなるまで加熱してください。取り出したら指でにんにくをはさむようにしてつまみます。すると芽がニョキッと出てくるのでつまみだしたら完了です。

・爪楊枝を使うやり方


爪楊枝を使ってもにんにくの芽を取ることができます。にんにくの皮をむいて、頭とお尻の部分を切り落としてください。頭の方の切断面から爪楊枝を入れて軽くにんにくの芽を動かします。すると下のお尻の方からにんにくの芽が押し出されてくるので、引き抜いたら完了です。爪楊枝がない場合は、竹串や先の細い箸を使っても結構ですよ。

・輪切りにするやり方


にんにくを輪切りにして焼いたりする場合には、輪切りにした後でも簡単に取ることができますよ。輪切りにした断面に見える極小粒になったにんにくの芽を、爪楊枝や竹串などですくい上げるだけです。


■にんにくの芽を育てる農家も

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にんにくは、芽が出ていない状態で売られるのがほとんどです。しかし、中にはにんにくの芽をあえて伸ばして売っていることもあります。はたしてその意図はどのようなところにあるのでしょうか?

・『にんにくの芽』として売られているのは茎


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よくレシピなどに『にんにくの芽』が材料として記載されていることがありますよね。この場合は、本記事で取り上げている『にんにくの芽』とは意味が異なります。つまり、別物ということです。レシピの『にんにくの芽』は、スーパーなどでもその名で売られていますが、芽というよりは、花をつけるための「花茎」という茎の部分にあたります。

養分を残すために栽培途中であえて刈りとり、そこから蕾を切り落として茎だけにしたものを『にんにくの芽』として販売しているのです。このタイプのにんにくの芽は、緑色の発色が鮮やかで、中華料理を中心にあらゆる炒め料理で大活躍しています。

・『にんにくスプラウト』とは


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『にんにくスプラウト』と呼ばれる商品があります。こちらは、『茎にんにく』ともいわれ、本記事で取り上げている、収穫したにんにくの鱗片から芽が伸びているものをさします。通常6~15cmほどの芽をあえて伸ばして一部の農家で出荷されています。

・柔らかい食感が魅力


にんにくスプラウトの特徴は、とても柔らかいという点です。しかも気になる臭いが残りにくいというメリットもあります。にんにくスプラウトは、単に鱗片から芽を伸ばして売っているのではありません。わざわざ一つ一つの鱗片の皮を丁寧にむいて、水耕栽培器に手植えし、特別な養液を使って育て上げるという手間がかかっています。

その結果として、ソフトな食感で臭いの残りにくい優れた商品に仕上がるわけです。

・肉と相性が良い


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にんにくそのものにもいえることですが、にんにくスプラウトも肉との相性が抜群です。そのため、肉を使った炒め料理にはうってつけです。醤油やオイスターソースなどを使って甘辛く炒めたメニューなら、ご飯とマッチしていくらでも食べられるのではないでしょうか?

そのほかにもパスタや鍋などあらゆる種類の肉料理をおいしく演出してくれるでしょう。隠し味として上手く使えば、きっと家族や友人に喜ばれますよ。

■にんにくの芽の下ごしらえ

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先ほど『にんにくの芽』として売られているのは茎、と説明しましたが、せっかくなので、その『にんにくの芽』の下ごしらえについても簡単に解説しておきましょう。実際はこちらの方が料理に使う機会は多いかもしれませんから、ぜひ参考にしてくださいね。

・長いまま下茹でする


にんにくの芽は、切らずに長いまま下茹でするのがポイントです。沸騰した鍋に塩をひとつまみ入れて溶かしてからにんにくの芽を入れてください。2~3分茹でたらすぐに氷水に入れましょう。にんにくの芽が冷えたらすぐにザルにあげて水気を切ってください。

・根元の硬い部分は切る


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販売されているにんにくの芽は、根元が硬くなっているので、ここはカットして料理には使わないようにしましょう。根元が残っていると調理しても硬くて食べにくくなるため、切り落とすのがおすすめです。

・蕾は別で茹でる


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国産のにんにくの芽は、頭の部分に蕾が付いていることがあります。先ほど長いまま下茹ですると説明しましたが、それは茎の部分のことです。蕾部分は柔らかくて火が通りやすいため、茎とは別に切り分けて、茎よりも先に茹でてください。すぐに火が通るため、10~20秒前後茹でるだけで結構です。

・斜めに切るのがおすすめ


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にんにくの芽は、見た目が太い万能ねぎのようなので、つい小口切りのように直角に切りたくなるかもしれません。ところがそれだと食べたときに硬く感じる恐れがあります。それよりも、鋭角で斜めに包丁を入れて切る方が柔らかくて食べやすくなるので心がけてみてくださいね。

■にんにくの芽はなぜ伸びる?

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実は、ひと昔前まではにんにくの芽が伸びるということはほとんどありませんでした。ところがある事情により、とくに国内では購入後などににんにくの芽が出てくるという現象が起こるようになったのです。その点について詳しく見ていきましょう。

・『発芽抑制剤』の禁止


2000年くらいまでは、にんにくを出荷する1週間くらい前に、農家においてにんにくの芽が出ないように『発芽抑制剤』を散布していました。ところが、2002年以降、この発芽抑制剤の使用が国内では全面的に禁止となったため、出荷後ににんにくの芽が伸びるという現象が起こるようになったのです。

真実を知れば、にんにくの芽は安全のしるしともいえるのですが、見た目が良くないため、農家としては芽が出ないようにして出荷するのが理想と考えていたのです。

・どのように発芽を抑制しているか


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それでもにんにくの芽に対して、国内の農家が何も対策をしていないわけではありません。国産にんにくのシェアの80%は、青森県産が占めます。その青森の農家を中心として、研究に研究を重ね、温度コントロールをすることで、乾燥させたリ、冷やしたり、熱処理も行ってかなり芽が出にくい状態にできるようになりました。

そして、にんにくの芽が出ていない普通のにんにくとして売るパターンと先ほどふれたように、あえて『にんにくスプラウト』にして芽を伸ばして売るパターンを使い分けているのです。

・海外産のにんにくは芽が出ない?


しかし、海外では発芽抑制剤への規制がないため、依然としてにんにくに抑制剤を散布してから出荷しています。よって、国内産ではなく海外産のにんにくを買った場合には、にんにくの芽が出ることはありません。

■にんにくの保存方法と期間

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最後ににんにくの保存方法や期間について解説しましょう。『にんにくの芽』として売られている茎の保存法についても記載するので参考にしてくださいね。

・常温保存する


にんにくは常温保存にうってつけの食材です。ネットに入れて、そのまま風通しの良い日の当たらない場所につるしておきましょう。秋から春にかけてならこれで1ヶ月はもちます。また、夏でも梅雨さえ気をつければ、風通しが良い場所で2~3週間は大丈夫でしょう。

その際に、にんにくの皮をむかないように注意してください。皮をむいてしまうとにんにくが乾燥してしまって、風味を損なうおそれがあるからです。

・冷蔵保存する


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にんにくを新聞紙に包んだら、そのまま保存袋に入れて冷蔵庫にいれてください。チルド室がある場合は、そちらにしましょう。二重にすることでにんにくの強い臭いが漏れてほかの食材に臭い移りするのを防げます。また、新聞紙で包まないと蒸れてカビが生える原因となるので、必ずそのようにしてくださいね。これで1~2ヶ月はもちます。

ちなみに、冷蔵庫保存していてもにんにくの芽は出てくるので(チルド室の方が芽は出にくい)、好まない場合は、早めに消費してくださいね。また、「にんにくの芽」として売られている茎については、乾燥しないようにポリ袋に入れて冷蔵庫に保存するだけで大丈夫です。ただし、こちらは傷むのが早いので、一日も早く食べ切ってくださいね。

・冷凍保存する


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にんにくを刻んだ場合は、冷蔵保存では1週間くらいしかもたないので、冷凍をおすすめします。スライスしたり刻んだにんにくをラップで包み、フリーザーバックに入れて冷凍庫に入れましょう。これで1ヶ月は大丈夫です。

もちろん、切らずに丸ごとラップに包んでフリーザーバックに入れて冷凍しても構いませんが、この場合は解凍してから使うときに少し不便です。スライスしたり刻んでおけば、冷凍庫から出してそのまま料理などに使えるのでおすすめですよ。

また、「にんにくの芽」として売られている茎の場合は、下ごしらえの方法のところで解説したように、蕾と茎の部分を別々にして茹でます。氷水で冷やしてザルにあげたら、しっかりと水気を切ってバットにならべます。このとき、互いに重ならないようにしてください。

ラップをかけて冷凍したら取り出し、フリーザーバックに入れて再び冷凍します。これで1ヶ月くらいはもつでしょう。

・しょうゆなどに浸けて保存


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にんにくをしょうゆ漬けにすれば保存食として長持ちさせることができますよ。やり方はとても簡単です。適当なふた付きの瓶を用意します。そこににんにくを好きな量だけ入れてください。そしてしょうゆをひたひたになるまで入れてふたをするだけです。すると3日くらいでしょう油漬けが食べられます。これなら軽く1年は日持ちします。

ちなみに、しょう油には、にんにくの風味がしっかりと染みつきますから、料理に使うと風味とコクが出るのでおすすめです。にんにくはご飯にかけたり、薬味としても活用できます。

■にんにくの芽を賢く使ってレパートリーを増やそう

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にんにくを買ってからしばらくすると、にんにくの芽が出てきて驚くことがあるかもしれません。しかし、記事内で紹介したように、うまく下ごしらえすれば料理に使うことも可能ですし、簡単に取り除いて使わずに処分することもできます。

にんにくは、世界中で使われている歴史ある人気食材で、栄養も豊富です。とくに、にんにくの芽は、滋養強壮に役立つ存在として期待できるため、スプラウトを買って来て調理するのも良いかもしれませんね。

夏バテしそうなときや今一つ元気が出ないときには、にんにくやその芽をうまく取り入れて、体にしっかりパワーを貯めこみたいものです。紹介した保存方法も参考にして、ぜひにんにくレシピのレパートリーを増やしてくださいね!


≪参考≫
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
株式会社センワ「芽子にんにく2」
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