日本のピザはどこから来たの？起源のひみつ。

日本のピザはどこから来たの？起源のひみつ。

イタリアのピッツァ専門店が東京に進出するなど、日本でも大人気のピッツァ。いわゆる日本の“ピザ”は、本場イタリアからでなく、アメリカ経由で入ってきたことをご存知ですか？

ピッツァの原形は、粉とオリーブオイルと塩を水で練って焼き上げるフォカッチャのようなパンと考えられています。それは、ローマ時代よりも昔、紀元前からイタリアで食べられていました。そのうち、南イタリアのナポリでそこにトマトソース、モッツァレラチーズをのせて焼きバジルをあしらったマルゲリータが登場、ピッツァはまたたくまにイタリア中に広がります。

その後、イタリアから渡った移民によって、アメリカでもピッツァが食べられるようになりますが、第2次世界大戦を経てその認知度はグッと高まります。「あのおいしいイタリアのピッツァをまた食べたい！」と、戦時中にイタリアに駐軍していた兵士たちが望んだためです。

そして、ピッツァはついに日本へやってきます。それは1956年のこと。イタリア系アメリカ人のニコラス・ザペッティが東京に開いたピッツァ店が最初といわれています。

当時はまだまだ限られた人たちにしか知られていませんでしたが、1985年にアメリカの宅配ピッツァ専門店が日本に上陸、またたくまに日本中に広がっていきました。