包丁のサビ取りにはクレンザーと重曹が使える!正しいお手入れ方法は?
2021年2月22日 10:00©️https://pixabay.com/
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■包丁につくサビの原因は?
包丁には、なぜサビがついてしまうのでしょうか。まずは、包丁につくサビの原因について知っておきましょう。・じめじめとした場所に保管している
湿気の多い場所では、包丁にサビがつきやすくなります。普段包丁を収納している場所がじめじめしているならば早めに対策しましょう。棚や引き出しの中に収納している場合には、吸湿剤や乾燥剤を入れておくと内部の湿度を下げられます。それが難しい場合には、収納場所を帰るのもひとつの方法です。
・水分や汚れが付いたままになっている
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洗ったあとに水分や汚れが残ったままになっていることもサビがつく原因となります。料理をしたあと包丁を汚れたまま放置しておくとサビがつきやすくなるので、使ったらすぐに洗う習慣をつけましょう。洗ったあとには、洗い残しがないかきちんと確認しておくのも重要です。ふきんで水分を拭き取っても、完全に水分が取りきれていない場合もあるので、そのまましまわずしばらく乾燥させてから収納場所に戻すのがおすすめです。
・ハガネの包丁は特にサビやすい
包丁にもさまざまな種類があります。ハガネの包丁はしなやかな使い心地で特にお料理にこだわりがある人に人気です。プロの料理人など、料理をお仕事としている方はハガネの包丁を使うことが多いようです。一方でハガネの包丁はサビやすいというデメリットがあります。ハガネの包丁を使っている場合には、特に丁寧にお手入れするのがおすすめです。
ハガネの包丁を購入する前には、お手入れ方法を調べたうえで、そのお手入れが自分にとって負担にならないか考えてみてください。
・サビた包丁は衛生上よくない
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サビた包丁をそのまま使うのは、衛生的にも良くありません。包丁のサビそのものは体に入っても影響はないとされているので、錆びているのに気付かず使ってしまった程度ならそれほど気にする必要はありません。けれど、サビたまま使い続けるのは避けた方がよいでしょう。サビに気がついたら、早めにお手入れしておくのがおすすめです。
■包丁のサビ取りをするメリット
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包丁のサビ取りは面倒だと感じる人もいるでしょう。取らなくても問題ないのであれば、そのままにしておいてもいいやと考えてしまう人もいるかもしれません。サビ取りをするのにはどんな理由があるのでしょうか。包丁のサビ取りをするメリットについて解説します。
・衛生面と見た目がよくなる
包丁のサビ取りをする一番のメリットは、衛生面と見た目がよくなるということです。きれいな道具で料理をするのは単純に気分がいいですよね。サビを取ることで衛生面的にも安心して包丁を使えるようになります。特に小さなお子さんがいる場合などはこまめにサビ取りをしておくのがおすすめです。
サビを取らずにいた場合、包丁だけでなくその包丁が触れた場所までサビが移ってしまう場合もあります。シンクなど見えやすい部分にサビが移ってしまうとより見た目が悪くなるので、包丁に限らずキッチンではサビに気づいたら早めにサビ取りをしておくと良いですよ。
・長持ちする
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一度サビてしまった包丁は、放置しておくとサビが広がってしまいます。あまりにサビだらけになると使えなくなってしまうこともありますが、こまめにサビ取りをしておけば包丁が長持ちします。特に高価な包丁や思い入れのある包丁は、サビがつきにくくなるようにお手入れをしたり、サビを見つけたときには小さなものでもすぐに落とすように習慣づけておくとよいでしょう。
・切れ味が増す
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包丁のサビ取りをすると切れ味が増します。切れ味がよい包丁を使うと調理がスムーズに進み気分がよいものですし、ストレスを感じにくくなります。料理にかける時間が減って、時間の余裕を作ることにもつながるでしょう。
また、切れない包丁でむりな力を加えながら食材を切ることは、思わぬケガの原因にもなります。毎日気分良く安全に料理をするためにも、包丁のサビとりをしておきましょう。
■包丁のサビをきれいに落とす方法
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包丁のサビ取りをするときに、間違った方法で行うとサビが落ちにくいばかりか逆に包丁にダメージを与えてしまうこともあります。ちょっとしたコツを知っているだけで、サビ取りはとっても簡単になります。大事な包丁を長く使うためにも、包丁のサビを落とす正しい方法を覚えておきましょう。
・クレンザーで落とす
包丁のサビを落とすときにはクレンザーが使えます。包丁を濡らして粉末のクレンザーをかけたら、水で濡らしたワインのコルクかスポンジの固い面で包丁の両面をきれいになるまでこすります。「サビトール」という消しゴムのようなサビ取りグッズを使うのもおすすめです。サビトールについては、後ほど「おすすめ!包丁のサビ取りアイテム」の項目で解説しますね。
両面のサビを落としたら、水でクレンザーを洗い流してふきんなどでしっかり水気を拭き取ります。このとき、水分が残ったままになっていると新たにサビが発生する原因になってしまうので注意しましょう。水気を拭き取ったあとは、すぐに収納せずにしばらく乾かしてから片付けます。
・重曹で落とす
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クレンザーの代わりに重曹を使うことでもサビ取りができます。手順は、クレンザーを使う場合と同じです。重曹は食品にも使われるものなので、万が一すすぎ残しがあっても安心です。より安全性の高いものを使ってサビ取りをしたい場合には、掃除用ではなく食品用として売られている重曹を使うといいですよ。
・新しい包丁は1日に一度お手入れをする
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ハガネの包丁の場合、新しいうちはサビやすくなっています。包丁が新しいうちはクレンザーや重曹を使って1日に一度お手入れをするのがおすすめです。お手入れをしながら使っているうちに包丁の表面に「酸化被膜」と呼ばれる膜ができてサビにくくなります。サビにくい状態を作ったあとは、1週間に1回程度お手入れをしておけば問題ありません。
■包丁をサビさせないために日頃から気を付けること
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包丁がサビてしまったときにすぐサビ取りをするのも大切ですが、普段からサビないように気をつけておくことでサビ取りの手間を減らせますし、包丁を長持ちさせることにもつながります。包丁をサビさせないためのお手入れ方法について解説します。
・洗ったらすぐに水気をとる
包丁に水分が残っていると、サビが発生する原因になります。洗ったあとは、乾いた布などを使ってすぐに水気を拭き取りましょう。
一般的な食器のように、洗ったら一旦水切りかごに置いて、洗い物が終わったあとに水気を拭き取るという手順にすると、その短い時間でもサビが発生してしまうことがあります。包丁を洗ったら、水気を取るまでをセットの動きとして体に覚えさせましょう。習慣になれば、何も考えなくても包丁を洗って水分を拭き取るという一連の流れで行動できるようになります。
水分が残っている状態は、サビがつきやすいだけでなく雑菌がわきやすい状態でもあります。食品の安全面を考えても、包丁を洗ったあとはすぐに水気を拭き取るのが安心です。
・汚れをしっかり洗い流す
包丁に残った汚れもサビの原因になります。食材を切ったあとは、汚れをしっかり洗い流しましょう。食材の衛生面も合わせて考えると、野菜を切った後、肉を切った後、魚を切った後それぞれ一度洗っておくと安心です。
できるだけ洗っておくことでサビの発生を抑えることができるので、炒め物など手が離せない料理を作る場合には食材を火にかける前に洗うのがおすすめです。煮物などの場合には、調理をしながら並行して包丁やまな板を洗うと時間の節約にもなりますね。このタイミングで洗っておけば、調理を終える頃には包丁が乾いているので、キッチンを離れる前に包丁を安全な場所に収納できて安心です。
・酸系(トマトなど)の食材を切った後はすぐに洗う
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酸系の食材を切ったあとの包丁は特にサビやすい状態になっています。酸系の食材とは、トマトや柑橘系の果物などです。こうした食材を切ったあとは、すぐに包丁を洗いましょう。水でさっと流すだけでもサビのつき方は変わってきます。続けてほかの食材を切るときでも、酸系の食材を切った直後は一度洗っておくことで包丁を長持ちさせられます。
・乾燥室にいれない
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包丁を食洗機で洗ってそのまま乾燥をかけたり、手洗いしたあとに食器乾燥機で乾かしたりしている人は多いと思います。けれど実は、それも包丁をサビさせる原因となってしまうんです。
食洗機の場合、包丁の柄の部分まで丸洗いすることになりますが、そうなると柄の中の部分が乾きにくく、そこから発生したサビが広がってしまうことがあります。また、少しでも洗剤などが残っているところに熱が加わると、その部分が酸化しやすくなってしまいます。食器洗いには食洗機を使っているという人も、包丁だけは丁寧に手洗いするのがおすすめです。
・風通しの良い場所で乾燥させる
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包丁は、風通しの良い場所に保管しておくのが理想です。けれど、戸棚や引き出しの中など風の通りにくいところにしか保管できないという場合も多いでしょう。特に、小さなお子さんやペットがいる場合にはなによりも安全を第一に考えて保管場所を決めなければいけません。風通しの良い場所に保管できない場合には、包丁がしっかり乾くまで風通しの良い場所で乾かしてから収納するだけでもサビがつきにくくなります。
■おすすめ!包丁のサビ取りアイテム
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包丁のサビは先に紹介したように重曹やクレンザーでも落とせますが、頑固なサビの場合には専用のグッズを使うと便利です。ここでは、包丁のサビとりにおすすめのアイテムをご紹介します。
・カネヨ「泡立ちクレンザー」
クレンザーと言えばカネヨをイメージする人も多いでしょう。泡立ちクレンザーはサッサクレンザーの後継となる商品で、学校などに置かれていた赤い箱のクレンザーと比べると、界面活性剤が入っている量が多く、泡立ちがよいことが特徴となっています。赤い箱のクレンザーは研磨力が高いため包丁に傷をつけてしまうことがありますが、泡立ちクレンザーなら比較的安心して使えます。初めて使うときには、目立たない部分を磨いて傷がつかないか確認してから使うとより安心です。
・高森コーキ「さびとりつや之助」
高森コーキのさびとりつや之助は、頑固なサビや油汚れを落としてくれる商品です。乾いた布などに少し取って、サビた部分を磨くと簡単にサビ取りができます。つけおきが必要なく、手荒れの心配が少ないことがメリットです。包丁以外に、コンロの焦げや油汚れ、水回りのサビなども落とせる商品なので、大掃除のときにほかの部分を掃除するのと一緒に使ってみてもよいかもしれませんね。バイクなど屋外で使うもののサビ取りにも使えます。
・城山刃物製作所「鏡面職人」
城山刃物製作所の鏡面職人は、少量を布に取ってこするだけで磨いた部分をピカピカにできる商品です。水性であるため変色などのトラブルがおきにくいのがメリットです。サビを落とすだけでなく、ピカピカに磨き上げたいというときに使ってみるとよいでしょう。今あるサビをきれいにしてくれるだけでなく、お手入れ後にサビや汚れをつきにくくする効果もあるので、簡単なお手入れで常にきれいな状態をキープできます。包丁だけでなく、鉄板や鍋など金属製品全般に使えます。
・レック「激落ちくんキューブ」
レックの激落ちくんキューブは、人気のメラミンスポンジです。適度なサイズにカットしてあるため、手軽に使えるのが便利です。激落ちくんキューブを使うと、ちょっとしたサビなら水で濡らしてこするだけで簡単に落とせます。このとき、水をたっぷり使うとスポンジが崩れ安くなってしまうので、少しずつ水を足しながら磨くのがコツです。頑固なサビの場合には、重曹やクレンザーなどほかのアイテムと合わせて使うとサビが落ちやすくなります。カップの茶シブを落としたり、シンクや洗面台を磨いたりと日常的に使えるアイテムなので、1つ常備しておくと包丁にサビが出たときにも便利に使えます。
・レック「セスキの激落ちくん 密着泡スプレー」
セスキの激落ちくん 密着泡スプレーは、セスキ炭酸ソーダという成分が配合されたクリーナーです。泡タイプのスプレーなので、サビが気になる部分にしっかり密着してくれます。小さなサビなら吹きかけてすぐに拭き取るだけでも落とせます。頑固なサビの場合には吹きかけたあとしばらく時間を置いてから拭き取ってみてください。時間をおくときにはラップなどをかけるとより密着してサビが落としやすくなりますよ。
セスキ炭酸ソーダは、サビを落とすだけでなく、サビを予防する効果もあります。サビが出る前に、定期的にセスキの激落ちくん 密着泡スプレーを使ってお手入れをしておくのもおすすめです。レンジフードや魚焼きコンロの天井面、冷蔵庫の壁などにも使いやすいアイテムなので、合わせて使ってみてください。
・中京研磨「サビトール」
サビトールは、その名の通りサビ取りのための専用アイテムです。水で濡らして消しゴムのようにこするだけでサビを落とせます。
細目、中目、荒目という3種類のタイプがあって、それぞれ目の荒さが違っています。細目は小さなサビや薄いサビを落とすのに向いています。中目は、しばらく放置してできてしまった頑固なサビを取るのに使うのがおすすめです。さらに激しいサビが出ているときには荒目も使えますが、傷ができてしまうこともあるので包丁には荒目は使わず、クレンザーなどのアイテムと中目のサビトールを合わせて使う方が無難です。荒目のサビトールは、自転車など大きく広い範囲のサビに使うことが多くなっていますので、包丁には選ばない方が良いでしょう。
■毎日のこまめなお手入れと便利アイテムの活用が鍵
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包丁にサビがついてしまうと、見た目が悪いだけでなく衛生面でも問題があります。まずは、サビが出にくいようにこまめに洗ったり、風通しの良い場所でしっかり乾かしたりするなど、日常的なお手入れを丁寧に行いましょう。それでもサビが出てしまったときは、クレンザーや重曹、またはサビ取りのための便利アイテムを使ってサビ取りをします。
サビ取りをすると見た目がきれいになるだけでなく包丁を長持ちさせることにもつながりますし、切れ味がよくなるので料理も楽しくなります。逆に、サビを放置してしまうと、どんどん広がったりサビが別のものに移ってしまったりするので、早めにお手入れをしておくのがおすすめです!
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