【今年の中秋の名月は10月6日】知っておきたい基本知識や風習、お月見を彩る縁起食材レシピ
2025年10月2日 06:00
秋の風物詩ともいえる「中秋の名月」。今年は10月6日と、例年より少し遅めなので一層待ち遠しく感じられます。そこで今回は、中秋の名月の意味や過ごし方について解説。

記事後半では、中秋の名月で縁起が良いとされるお供えや、旬の食材を使ったレシピ7選をご紹介します。
お供え物を手作りすることで、イベント気分も盛り上がりますよ! ぜひチャレンジしてみてくださいね。

「中秋の名月」とは、月の満ち欠けを基準にした旧暦の8月15日の夜に見える月のこと。
旧暦では、秋を7〜9月(初秋・仲秋・晩秋)とみなしており、その秋の真ん中にあたる8月15日は、仲秋(中秋)と呼ばれていました。
この夜に昇る月を、特に美しいことから「名月(めいげつ)」と呼び、そこから「中秋の名月」の名称が定着。
しかし、現在は太陽の動きを基準にした新暦が使われているため、旧暦とは1年の日数が異なります。よって、中秋の名月の日付は毎年変わるのです。
また、日本におけるこの風習の起源は中国にあり、平安時代ごろに中国文化を通じて伝わったと考えられています。貴族が月見の宴(観月の宴)を催した記録なども残っています。

中秋の名月といえば、お供え物をしてお月見を楽しむのが定番です。お供え物は、月に見立てた丸い団子と、邪気を払う力があるとされるススキが一般的。
月がよく見える場所に置いた台に、十五夜にちなんだ15個の団子を山のような形に積み、ススキを飾るのが伝統スタイルです。
さらに、中秋の名月は豊作を祝うお祭りのような意味合いも込められていたため、里芋やブドウ、柿・梨・栗など旬の収穫物を供える地域もあります。

お供え物の定番、月見団子を手作りしてみましょう。白玉粉と同量の絹ごし豆腐を混ぜ込むことで、柔らかい食感の団子になります。生地の水分が足りないときは、水を少しずつ加えましょう。ハチミツ入りのやさしい甘さは、お子さまにも大好評! 親子クッキングを楽しむのもおすすめです。

中秋の名月は芋類の収穫時期にあたることから「芋名月」とも呼ばれています。旬の里芋を煮物にして、お供え物にするのも良いですね。こちらの煮物は、ねっとりとした里芋と鶏肉の旨みが絶妙にマッチした、お箸が止まらない一品。落とし蓋&弱めの中火でじっくり煮込むのがコツです。

シンプルな味付けでサツマイモの甘さが引き立つ炊き込みご飯です。サツマイモは角切りにし、塩水につけておくことで色鮮やかになります。材料をすべて炊飯器に入れて、スイッチをオンにすればOK。 塩分が気になる方は、ゴマ塩ではなく、香ばしく煎ったゴマを振りかけてもおいしくいただけますよ。

皮をむいたブドウにきび砂糖を軽くまぶし、冷凍庫で凍らせれば、ひんやり爽やかな一口デザートに。さっぱりとした甘みは食後の口直しにもぴったりです。ブドウは実がたくさん連なることから、豊穣や子孫繁栄を願う縁起の食べ物とされ、中秋の名月のお供えにも用いられてきました。お供えしたブドウを冷凍してアレンジすれば、保存性が高まるだけでなく、お月見の余韻を長く堪能できますよ。

塩茹でした栗は甘さが引き立ち、ホッとする味わい。前日から栗を塩水につける場合は、水気を切り、鍋に新しい水と塩を入れて茹でれば完成です。半分に切ってからスプーンで中身をすくうと、皮むきの手間なく手軽に食べられますよ。

柿を白ワインベースのマリネ液につける、大人向けの一皿。ハチミツをたっぷりからめていただきましょう。簡単に作れるので、あと1品ほしいときや晩酌のおともにも最適です。柿は熟れていないものを使うのがベスト。歯応えを満喫できます。

夜空に浮かぶ満月と、その周りを漂う雲をイメージした一杯。昆布とかつお節から丁寧にとった旨み豊かな出汁を使った麺つゆでいただきます。トッピングの大和芋は強い粘りが特徴ですが、あっさり仕上げたいときは長芋に代えても◎。忙しいときは、市販の茹でホウレン草や温泉卵を使うと手軽です。
秋の澄んだ空気に映える月は格別。日常から少し離れて月を眺めると、ふと心が安らぐことも。今年は手作りのお供えとともに、月を愛でてみませんか?

記事後半では、中秋の名月で縁起が良いとされるお供えや、旬の食材を使ったレシピ7選をご紹介します。
お供え物を手作りすることで、イベント気分も盛り上がりますよ! ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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■「中秋の名月」の意味・由来は?

「中秋の名月」とは、月の満ち欠けを基準にした旧暦の8月15日の夜に見える月のこと。
旧暦では、秋を7〜9月(初秋・仲秋・晩秋)とみなしており、その秋の真ん中にあたる8月15日は、仲秋(中秋)と呼ばれていました。
この夜に昇る月を、特に美しいことから「名月(めいげつ)」と呼び、そこから「中秋の名月」の名称が定着。
しかし、現在は太陽の動きを基準にした新暦が使われているため、旧暦とは1年の日数が異なります。よって、中秋の名月の日付は毎年変わるのです。
また、日本におけるこの風習の起源は中国にあり、平安時代ごろに中国文化を通じて伝わったと考えられています。貴族が月見の宴(観月の宴)を催した記録なども残っています。
■「中秋の名月」の過ごし方

中秋の名月といえば、お供え物をしてお月見を楽しむのが定番です。お供え物は、月に見立てた丸い団子と、邪気を払う力があるとされるススキが一般的。
月がよく見える場所に置いた台に、十五夜にちなんだ15個の団子を山のような形に積み、ススキを飾るのが伝統スタイルです。
さらに、中秋の名月は豊作を祝うお祭りのような意味合いも込められていたため、里芋やブドウ、柿・梨・栗など旬の収穫物を供える地域もあります。
■縁起の良いお供えや旬の食材を使ったレシピ7選
ハチミツ月見団子

お供え物の定番、月見団子を手作りしてみましょう。白玉粉と同量の絹ごし豆腐を混ぜ込むことで、柔らかい食感の団子になります。生地の水分が足りないときは、水を少しずつ加えましょう。ハチミツ入りのやさしい甘さは、お子さまにも大好評! 親子クッキングを楽しむのもおすすめです。
ごはんがすすむ 里芋と鶏肉のシンプル煮

中秋の名月は芋類の収穫時期にあたることから「芋名月」とも呼ばれています。旬の里芋を煮物にして、お供え物にするのも良いですね。こちらの煮物は、ねっとりとした里芋と鶏肉の旨みが絶妙にマッチした、お箸が止まらない一品。落とし蓋&弱めの中火でじっくり煮込むのがコツです。
秋の定番さつまいもご飯 炊飯器で簡単シンプル! ほくほく甘い

シンプルな味付けでサツマイモの甘さが引き立つ炊き込みご飯です。サツマイモは角切りにし、塩水につけておくことで色鮮やかになります。材料をすべて炊飯器に入れて、スイッチをオンにすればOK。 塩分が気になる方は、ゴマ塩ではなく、香ばしく煎ったゴマを振りかけてもおいしくいただけますよ。
冷凍ブドウ

皮をむいたブドウにきび砂糖を軽くまぶし、冷凍庫で凍らせれば、ひんやり爽やかな一口デザートに。さっぱりとした甘みは食後の口直しにもぴったりです。ブドウは実がたくさん連なることから、豊穣や子孫繁栄を願う縁起の食べ物とされ、中秋の名月のお供えにも用いられてきました。お供えしたブドウを冷凍してアレンジすれば、保存性が高まるだけでなく、お月見の余韻を長く堪能できますよ。
ゆで栗

塩茹でした栗は甘さが引き立ち、ホッとする味わい。前日から栗を塩水につける場合は、水気を切り、鍋に新しい水と塩を入れて茹でれば完成です。半分に切ってからスプーンで中身をすくうと、皮むきの手間なく手軽に食べられますよ。
柿のマリネ

柿を白ワインベースのマリネ液につける、大人向けの一皿。ハチミツをたっぷりからめていただきましょう。簡単に作れるので、あと1品ほしいときや晩酌のおともにも最適です。柿は熟れていないものを使うのがベスト。歯応えを満喫できます。
月見とろろそば

夜空に浮かぶ満月と、その周りを漂う雲をイメージした一杯。昆布とかつお節から丁寧にとった旨み豊かな出汁を使った麺つゆでいただきます。トッピングの大和芋は強い粘りが特徴ですが、あっさり仕上げたいときは長芋に代えても◎。忙しいときは、市販の茹でホウレン草や温泉卵を使うと手軽です。
■月を眺めて癒しのひとときを!
中秋の名月は、お月見を楽しむだけではなく、豊作への感謝を表す収穫祭のような意味合いも含まれています。旬の食材をお供えすることには、自然の恵みへの敬意が込められていたのですね。秋の澄んだ空気に映える月は格別。日常から少し離れて月を眺めると、ふと心が安らぐことも。今年は手作りのお供えとともに、月を愛でてみませんか?
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