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電子レンジは危険な家電?マイクロ波は体に有害なのかを徹底検証!

今やほとんどの家庭にある、電子レンジ。私たちの生活には欠かせない家電ですが、以前から使用すると危険だという噂もあるものです。一方で、危険だというのはウソであり、安全で便利なモノだという話もあります。

実際にはどうなんでしょうか?電子レンジに使われているマイクロ波は人体に有害なのかどうか、真実を徹底検証していきます!

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■電子レンジは人体にとって危険なの?

冷凍製品の解凍やレトルト製品の温め、蒸しタオルが作れたり…。電子レンジは、マイクロ波で私たちの生活を便利にしてくれる、さまざまなことができます。しかし、そのマイクロ波が我々人間の体にとってとても危険なものだとも言われています。具体的にどのような危険があるのでしょうか?

・電子レンジの仕組み


電子レンジを利用するのはどのようなときでしょうか?主に利用するのは、食品を加熱するときでしょう。ほかの理由で使うこともありますが、加熱をするという点では同じです。

どのような原理で加熱をしているのかというと、マイクロ波という電磁波を食品に当てています。 すると、食品に含まれている分子が振動します。この振動によって加熱され、食品は温まり冷凍食品は解凍され、水であればお湯になるのです。

なぜ振動で熱が起きるのかの仕組みは簡単です。あなたは寒いときに手をこすり合わせることはありませんか?そのときに摩擦によって手が温かくなるのがわかるでしょう。振動によって熱が生まれる原理は、人体でも実感することができますね。

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・『食品の栄養』が破壊される説


私たちが食事をする理由は、空腹を満たすためということもありますが、一番は栄養を取るためです。栄養を摂取しなければ人体はうまく機能してくれません。そんな、非常に重要な栄養が、レンジの電磁波によって栄養が破壊される説があります。

確かにビタミン類は熱に弱いと言われていますので、破壊されてしまう栄養素もあるでしょう。しかし、極端な説では、食品の60%~90%もの栄養価が破壊されるなんて噂も。これだけ破壊されてしまっては、私たちはほとんど栄養の無いものを食べて、空腹を満たしているだけということになってしまいますね。

・『電磁波被爆』の影響がある説


電子レンジが電磁波を利用しているのは、食品などを温めているときです。このとき、電子レンジの近くにいると電磁波被爆する説があります。

では、電磁波被爆するとどうなるのでしょうか?この説では、白血病や癌になる確率が上昇、頭痛・めまい・耳鳴りなどを発症、睡眠や学習能力の低下など、さまざまな健康被害を受けることになるといわれています。つまり、私たちの健康は常に脅かされているということになるようです。

もしこの説が本当だとしたら、電子レンジはとても危険な家電ですよね。実際、どうなのでしょうか。

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・『発がん性物質』を作り出す説


「電子レンジで調理をすると、発がん性物質を作ることになる」という説がありますが、どういうことでしょうか。

この説が囁かれている根拠は、電子レンジを使うことによって、電磁波の影響で食品の栄養素の一部が発がん性物質に変化してしまうということが考えられているからです。ということは、この説では電磁波によってすべての食品が発がん性物質に変わってしまうことになります。


■電子レンジの危険性にまつわる嘘

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先ほど電子レンジの危険性にまつわる説を紹介いたしました。すべてが完全に嘘だとは言いませんが、嘘や過大解釈であることが大半です。では真実はどうなのか?これからその真実を紹介していきます。

・マウス実験でも無害と実証済み


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電子レンジによって栄養の破壊や発がん性物質を作り出すということが言われていましたね。要するに、電子レンジ調理で健康に被害が出るというものですが、実はこれはマウス実験で実証済みなのです。

海外での実験で、電子レンジ調理の食品と電子レンジを使わずに調理した食品をマウスに食べさせて比べました。その結果、健康状態に差がなく影響はないと報告されています。

・そもそも電化製品の電磁波については?


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電子レンジの電磁波だけが危険視されがちですが、そもそも普段私たちが使っている電化製品はほとんどが電磁波を放っています。テレビもそうですし携帯電話もそうです。

電磁波が危険なのであれば、電子レンジ以外の電化製品の電磁波も問題になるのではないでしょうか?それが問題にならず、電子レンジだけを問題視するのはおかしな話ですね。

・ロシアやドイツでは使用禁止の噂


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ロシアやドイツでは電子レンジが使用禁止になっているという噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?先に真実を言ってしまうと、これは嘘です。ロシアやドイツでも使用禁止なんて話はありません。ただ、ロシアがソ連時代に禁止していたという事実はあります。

ドイツに関しては、禁止はされていませんが日本ほど電子レンジは普及していません。なぜかというと、日本人のように温かい食事を好む傾向がないからです。それと、冷凍食品はあってもオーブンで温めるため、電子レンジは必要ありません。このようなことから電子レンジが禁止されているという噂が出たのではないでしょうか。

■電子レンジは使い方を間違えなければ危険ではない

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電子レンジの仕組み・原理、そして真実を知ることで危険ではないことがわかります。ですが、使い方を誤れば危険なものに変わってしまうでしょう。では、どのようなことに気を付けて使用すればいいのでしょうか?

・プラスチックを食品に触れさせない


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電子レンジを使う際はプラスチックにご注意ください。プラスチックを電子レンジにかけると溶けだします。電子レンジ使用不可のプラスチックは当然のこと、利用できるプラスチックでも実は成分が溶け出しているのです。

ですから、プラスチックを食品に触れさせることのないようにしましょう。温めるときにはプラスチック容器からお皿など器に移して温めれば安全です。

・アルミなどの金属と一緒に温めない


食品をアルミホイルに包むことが多いと思いますが、それをそのまま電子レンジに入れないでください。アルミホイルなどの金属を一緒に温めてしますと発火の恐れがあり、大変危険です。

アルミホイルなど金属は電磁波を反射します。すると放電し火花を散らします。この火花が発火の原因になり、電子レンジの故障の原因にもなるのです。アルミホイルで包んであるものは、必ずはがしてから電子レンジに入れるようにしましょう。

・破裂する食品を入れない


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食品なら何でも電子レンジで加熱調理できると思われるかもしれませんが、ここに落とし穴があります。実は破裂してしまう食品があるのです。その代表となるものが「卵」です。

卵はあまりにも有名ですので、聞いたことのある方も多いでしょう。しかしそれだけではなく、ほかにも栗や銀杏、ソーセージにイカ、意外なものではナスなど多くの食材に破裂の恐れがあります。

外側を膜や殻で覆われているものは破裂の恐れがあると考えているといいでしょう。電子レンジ内で破裂しなくても、取り出したあとなど時間差で破裂することもあります。十分に注意して行ってください。

・発火原因になる汚れをためない


電子レンジを使っていると、知れず知らずのうちに汚れが溜まっていることがあります。この汚れが原因で発火することがあります。

汚れがなぜ発火するのかというと、汚れに電磁波が集中してしまうからです。すると、異常に加熱されて発火を起こす可能性があるのです。こまめに掃除して汚れを落としておきましょう。

■正しく使えばとても便利で安全な電子レンジ

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電子レンジが危険なのか?有害なのか?ということを検証した結果、正しく使用すれば安全で便利な電化製品であることがわかりました。さまざまな情報を聞いて不安になっている方も、安心して電子レンジをご利用くださいね。
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