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【アボカドの保存方法】常温・冷蔵・冷凍のコツと食べ頃の判断まで解説!

なめらかでクリーミーな食感のアボカド。「森のバター」とも呼ばれ、とても人気のある食材です。しかし、食べ頃かどうかの見分け方が分かりにくかったり、皮をむいた後にすぐ変色してしまうなど、保存の仕方が分かりにくい印象がありますよね。今回はおいしいアボカドの見分け方や、保存方法をご紹介します。

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■食べ頃のアボカドの見分け方

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アボカドをカットしたら、まだ熟しておらず固かったり、茶色く変色してしまっていることがありますよね。その失敗は、買う前のチェックで防ぐことができます!どんな状態が食べごろなのか知っておきましょう。

・皮が緑色から黒に変わった頃


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アボカドの皮は、熟すと緑色から黒い斑点が出てきはじめ、完熟すると全体が黒色に変化していきます。バナナも熟していくと茶色い斑点が出てきて、やがて黒くなっていきますが、アボカドにも同じような現象が起こります。まんべんなく黒くなったときが食べ頃です。

・軽く押すと少し柔らかい


見た目のチェックだけでなく、親指で表面の皮を軽く押してみましょう。柔らかければ食べ頃のサインです。熟したアボカドは果肉から水分がなくなっていくので、果肉と皮の間に空間ができます。色が黒すぎたり、押したときに柔らかすぎるものは熟しすぎている可能性がありますので注意が必要です。

・熟していないものを購入したら追熟する


果物などを収穫後に完熟させることを、「追熟」といいます。もし購入したものが熟れていなかった場合は、常温で3~7日間置いて追熟させると食べ頃になります。早く追熟させたいときは、ヘタ部分を取り除いてから、箱や紙袋にいれて保管するといいでしょう。

■アボカドを切ったら固かった場合の対処法

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上記の確認をしても、いざ切ってみると固くまだ熟していない場合もありますよね。青臭かったり食感もなめらかではないので、そのまま食べるには気が引けます。しかし、切ったあとでも追熟する方法があるんです!カットしたあとに固かったことが分かった場合でも、諦めずに一度試してみてください。

・りんごで追熟を促す


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果物や野菜から出る植物ホルモンの一種、エチレンガスを利用して追熟を促すことができます。エチレンガスは収穫後も放出されるもので、過剰に吸収すると腐敗につながってしまいますが、一緒に冷蔵庫に入れておくだけで活用できるのです。果物の中でもりんごはエチレンガス産出率が高く、ジッパー式の保存袋にアボカドと一緒に常温で置くことで、1~3日で食べ頃になりますよ。

・レンジで温める


すぐに食べたい場合は、レンジで温めることで完熟に近づける方法があります。アボカドを半分に切って種を取り、耐熱皿に切り口を下にして乗せレンジで加熱します。600Wで1分が目安ですが、その都度皮を押してみて、やわらかくなっていたら食べ頃です。

■アボカドの変色を防ぐには

アボカドはカットしてから時間が経つと、切り口が茶色く変色してしまいます。その理由は、「ポリフェノールオキシターゼ」という酵素が、空気中の酸素に反応し酸化するからなんです。傷んでいるわけではないのでからだに害はありませんが、色の鮮やかさは料理の見栄えに影響しますよね。カットしてから時間が経っても変色しにくくなる方法をお伝えします。

・レモン汁をかける


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カットしたアボカドの変色を防ぐ代表的な方法は、レモン汁をかけることです。レモン汁にふくまれているクエン酸が、アボカドの酸化を防いでくれるのです。レモン汁がない場合はお酢でも代用できますが、お酢のにおいが気になる場合は薄く塗る程度にしましょう。

・オリーブオイルをかける


アボカドとの相性がよく、レモン汁と同じく抗酸化作用のあるオリーブオイル。アボカドを半分にして保存する場合にも薄く塗っておくだけで変色が防げます。サラダなどとあえる際にも使用すると、アボカドのなめらかな口当たりが一層引き立ち、おいしくいただけます。

・玉ねぎと一緒にする


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玉ねぎを切ったときに放出される「硫化アリル」という成分にも、酸化を防ぐ効果があります。玉ねぎを刻むと涙が出ますが、その成分こそが硫化アリルです。切った玉ねぎをアボカドと一緒に密閉容器に保存したり、アボカドの下に敷いて保存すると効果的です。

・種付きのままにする


アボカドを半分だけ使用する場合などに便利なのが、種が付いたまま保存する方法です。アボカドの種は身に対して大きいので、付いたままにすることで空気に触れる面積が少なくなります。半分にカットしたら、残りは種付きのままラップをして保存しましょう。

■アボカドの保存方法【常温】

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アボカドの主な原産地はメキシコなどの熱帯地域です。スーパーでは常温か冷蔵のどちらかで売られていることが多いと思いますが、熟し具合によって保存に適している温度が異なります。

・アボカドが熟してないなら常温保存


アボカドは15℃以上で追熟が始まります。夏場はすぐに熟し過ぎてしまうので、冷暗所など涼しい空気の場所での保存がおすすめです。また、冬場は朝晩の冷え込みで変色してしまう恐れがありますので、温かい室温で保存しましょう。

・保存に適した温度


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アボカドの保存に適した温度は、5℃~27℃です。すでに食べ頃の状態であれば、なるべく涼しい場所で保存しましょう。5℃以下になると変色してしまうので、冷気があたらないように注意してください。

・保存期間の目安


食べ頃のアボカドを常温で保存した場合は、3~4日間保存可能です。状態によって前後しますので、嫌なにおいがしたりカビが生えるなどがあれば食べるのを控えましょう。

■アボカドの保存方法【冷蔵】

すでに食べ頃の状態であれば、それ以上熟しすぎないように冷蔵保存すると傷むのを防げます。上手に保存する方法をご紹介します。

・カットしたアボカドの冷蔵保存方法


アボカドを半分だけ使いたい場合は、種を取らずにそのまましっかりとラップします。たったこれだけで変色も防げて長持ちします。

・保存に適した温度


アボカドは5℃以下になると低温障害を起こしてしまい、色が変色してしまう恐れがあります。保存に適した温度は5℃~27℃ですので、一般的な冷蔵庫は低すぎるのです。そこで、野菜室を活用しましょう。野菜室は約6℃の温度に設定されていますので、アボカドの保存に適しています。食べ頃でそれ以上追熟する必要がなければ、ポリ袋に入れて野菜室の冷気があたらない場所に保存しましょう。

・保存期間の目安


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冷蔵庫の野菜室であれば4~5日間保存ができます。カットした場合は断面の色を見て、皮の周りの身が茶色くなりすぎていたら、傷んでいる可能性があるので取り除きましょう。

■アボカドの保存方法【冷凍】

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アボカドは、意外にも冷凍保存ができるのです。熟しているけどすぐに食べないという場合はとても便利ですね。冷凍するときと解凍方法にもポイントがありますのでご紹介します。

・保存方法


アボカドをまるごと1個保存する場合は、ラップをかけてから保存袋に入れ、空気を抜くように密閉してから冷凍庫へ。切ったあとのアボカドは、使いやすいサイズにカットしレモン汁などを塗り変色を防ぎます。そのあとにラップをして冷凍庫で保存します。サイコロ状にカットしておけば解凍する時間も短くて済み、調理しやすいですよ。

・冷凍保存に適した温度


一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍温度は、−20℃~−18℃とされています。この温度で保存すれば、冷蔵で保存するよりも長くおいしさが保たれます。

・保存期間の目安


冷凍保存でも、1ヶ月ほどで食べきるようにしましょう。それ以上になると味が劣化しますが、数か月間は保存することが可能です。とはいっても、おいしいうちに食べきりたいですよね。

・アボカドの解凍方法


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冷凍したアボカドを解凍するには、常温で自然解凍すると良いでしょう。ただし、長時間放置してしまうと酸化が進んで傷みやすいので気を付けてください。急いでいるときは、低いワット数の電子レンジで解凍する方法もあります。解凍モードか、200Wで3分程度で解凍できます。電子レンジにかけすぎると温かくなってしまうので様子を身ながら加減してくださいね。

・冷凍アボカドの使い方


最近スーパーの冷凍食品コーナーでは、冷凍アボカドを見かけるようになりました。食べやすいサイズにカットされているものが多く保存がきくので、毎日手軽にアボカドを取り入れられそうですよね。自然解凍で30分前後解凍すれば食べ頃になるので、包丁もまな板も使わず、調理している間に解凍されて使い勝手が良いと好評です。

■保存に適したアボカドの選び方

栄養豊富な食材なので、できるならたくさん料理に取り入れたいアボカド。スーパーなどで安く売られているときにまとめ買いしたものの、食べる前に傷んでしまうなんてこともありますよね。アボカドを長く保存するなら以下のポイントをチェックして選びましょう。

・きれいな形をしている


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皮の色などに注目しがちなアボカドですが、形にも注目してみてください。涙型もしくは卵型のような楕円形が、おいしいアボカドの確率が高いとされています。まん丸の形だったり歪んでいるものは、熟し方にムラがあったり、黒筋が多いことがあるので避けましょう。

・皮にハリとツヤがある


皮の表面を観察してみると、ザラザラしていたりシナシナになっているものもあります。新鮮でおいしいアボカドの皮はツヤツヤとして光沢があり、ハリもあります。皮にシワがあったり、プカプカと浮いている場合は熟しすぎて身が黒ずんでいる可能性があるので注意しましょう。

・ヘタと身に隙間がない


あまり知られていないかもしれませんが、ヘタの部分に着目すると色々なヒントが隠されているんです。アボカドは熟していくにつれてヘタの色から徐々に変化していき、乾燥してポロっと取れることがあります。もしヘタと皮の間に隙間があったり、ヘタが取れてしまっている、またはヘタの色が黒すぎるものがあったら熟しすぎのサインです。しっかりと実にヘタがついており、色も緑色なら熟すまでに時間がかかるので、保存用に適しています。

・弾力のある触り心地


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見た目だけでも判断できる要素はありますが、確実なのは実の固さです。皮を軽い力で押してみたときに適度に弾力があるものはちょうど食べ頃です。弾力のあるものを選べば追熟する必要があるので、保存に適しています。ただ、買う前の商品をあまりベタベタと触るのはマナー違反ですよね。色や形をチェックした後、最後に指の腹で優しく押してみましょう。あまり柔らかすぎると、皮と中の間に隙間があり熟れすぎている可能性があるので避けましょう。

■腐ったアボカドの見分け方

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アボカドは食べ頃を過ぎると中で腐り始めてしまいますが、外見だけでは判断しにくいですよね。とはいえ、せっかく買ったらなるべく食品ロスを少なくしたいところ。食べ頃のものを買ったばかりでも、中では腐敗が始まっていることもあります。腐っているかどうかは以下の部分を参考にしてください。

・触っただけで崩れる


カットしたときに、実がボロボロと崩れるくらい柔らかいときは、腐っている可能性が高いので食べないでください。また、嗅いでみて変なニオイがある場合も腐っているとき特有の状態です。

・中身が黒っぽく変色している


切ったあとに黒っぽく変色していきますが、切りたてでも部分的に黒っぽくなっていることがあります。これが「全体的に」黒っぽくなっていたら腐っている可能性が高いので避けましょう。

・茶色っぽい筋が出ている


こちらも切ったときに一部に見られることはありますが、やはり全体的に見られる場合は腐っています。部分的であれば大丈夫ですので、ニオイも確認して判断してくださいね。

■アボカドの保存食レシピ

変色に弱いアボカドですが、保存のきくとっておきのメニューをご紹介します。火も使わない簡単なレシピなので、常備菜として取り入れてみてはいかがでしょうか。和洋中どれにも合うので、作り置きしておけば大活躍です!

・めんつゆ漬け


<材料>
・アボカド 1/2個
・めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2
・水  大さじ6
・ごま油  小さじ1
<作り方>
アボカドを1センチ角に切り、めんつゆ、水、ごま油を入れてあえるだけです。

ポイントとしては、アボカドが全部浸るくらいのめんつゆの量になれば、空気と遮断されることでアボカドの変色が防げます。そのため小さく深めの容器のほうが浸りやすいでしょう。または、漬けるときにキッチンペーパーを上からかぶせてめんつゆを染み込ませると、味のなじみが良くなります。

・保存期間の目安


保存容器で冷蔵庫に入れれば1週間日持ちします。一度カットしてしまうと変色や傷みを気にしながら保管しなければならないので、こちらを一度作っておけば比較的長持ちします。こうした常備菜が一品でも冷蔵庫にあれば、忙しい中でも活躍間違いなしです。

・活用レシピ


アボカドめんつゆ漬けは、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、アレンジレシピがたくさんあります。ご飯やの上に乗せて刻みのりやネギなどの薬味を添えれば、アボカド丼に。冷凍うどんをレンジで温め、アボカドめんつゆ漬けの漬け汁も一緒にかけ、卵黄と薬味を一緒に乗せればアボカドうどんになります。

また、意外においしいと評判なのがアボカドのお味噌汁です。アボカドめんつゆ漬け(大さじ2)と、味噌(小さじ2)、プチトマト(2個)と塩昆布(少々)をお椀に入れ、お湯(50ml)を注ぐだけで簡単にできちゃいます。火を使わないので、食卓に一品加えたいときに便利ですね。

■アボカドを使いこなして、ヘルシーな食事を

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保存方法やおいしさの見極めができるようになれば、アボカドがもっと身近な食材になりますね。1年中手に入りやすく栄養豊富な果物なので、季節を問わずおいしいレシピのバリエーションがたくさんあります。冷蔵庫の定番の食材として加えてみてはいかがでしょうか?
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