愛あるセレクトをしたいママのみかた
  1. E・レシピ >
  2. 食コラム >
  3. おにぎりを冷凍して手間と時間を短縮しよう!保存や解凍のポイントも紹介

おにぎりを冷凍して手間と時間を短縮しよう!保存や解凍のポイントも紹介

おいしくて手軽に食べられるおにぎりは、お弁当や朝食、おやつや夜食など、どんな場面でも人気です。とくに、炊きたてごはんのおにぎりの味は格別ですね。おにぎりを冷凍すれば、そのおいしさをキープしたまま長期保存が可能となります! 
おにぎりの冷凍保存のコツや、解凍方法などくわしくご紹介していきます。

©︎https://www.photo-ac.com/



目次 [開く][閉じる]

■おにぎりを冷凍するメリットとは?

多めに炊いたご飯や余ったご飯を冷凍保存しているという方は、きっと大勢いらっしゃると思います。うっかりご飯を炊き忘れてしまったときや、ひとり分の食事をつくるときに冷凍ご飯があると、手間がはぶけてとても助かります。

ふつうのご飯を冷凍するだけでも十分な気がしますが、わざわざおにぎりをつくって冷凍するメリットとはなんでしょうか。

・余ったご飯を有効活用できる


©︎https://www.photo-ac.com/



おにぎりを冷凍するいちばんのメリットは、余ったご飯をむだにせず、有効に活用できるところです。

もちろん、ラップや保存容器などでご飯を1食分ずつ冷凍するのも便利ですが、それがおにぎりだったらどうでしょうか。解凍したおにぎりは、軽い食事としてなら1品だけでも十分満足できます。ゆっくり食べる時間のない、忙しい朝にはぴったりですね。
余ったご飯はおにぎりにして冷凍し、おいしく有効活用しましょう。

・お弁当や間食に使用出来る


©︎https://www.photo-ac.com/



お弁当の定番であるおにぎり。実際つくってみると、ごはんを炊いて、具材と海苔を準備して、にぎってラップにくるんで、とかなり手間がかかります。限られた時間内に作らなければならないお弁当では、なおさらその手間が惜しいですよね。

はじめからおにぎりにして冷凍すれば、余計な手間をはぶくことができ、ぐっと時間を短縮することができます。おにぎりは片手で簡単に食べられるのも、ちょっと小腹が空いたときの間食や夜食にうってつけです。

・ご飯を炊く手間が省ける


炊飯器のタイマーを忘れてしまい朝起きたらご飯が炊けていなかった、なんて経験をしたことはありませんか。自分のお弁当であればコンビニで買って済ませることもできますが、ご家族やお子さんに持たせる場合は、そういうわけにもいかないときがあるでしょう。

©︎https://www.photo-ac.com/



急速に炊き上げる機能がついた炊飯器もありますが、それすらも間に合わないときなど、冷凍おにぎりがあればあわてなくて済みますね。

・冷蔵保存は劣化が進む


おにぎりが残ったとき、「すぐ食べきるし冷蔵庫に保存しておけば大丈夫」と思っていませんか。おにぎりを冷蔵庫で保存するのはやめたほうがいいでしょう。実は、ご飯と冷蔵庫との相性は最悪なのです。

その理由は、冷蔵庫の温度にあります。ご飯には多くのデンプンが含まれています。このデンプンは、ご飯が冷めて水分が失われていくのにしたがい、劣化していきます。もっとも劣化する温度が0~3度、まさに一般的な冷蔵庫の設定温度の範囲と同じなのです。

デンプンが劣化すると粘り気が失われ、ご飯はパサパサとし味が落ちてしまいます。再度加熱することで粘り気は多少戻りますが、落ちた味は戻りません。

©︎https://www.photo-ac.com/



デンプンの劣化は0度より低い温度ではおこりません。そのため、冷凍が向いているのですね。ご飯が余ってしまったときは、おにぎりをつくって冷凍保存をするようにしましょう!

・保存期限が1ヶ月間と長持ち


冷凍したおにぎりの保存期限は1ヶ月程度です。長期間保存が可能な、優秀な保存食といえます。ただし、冷凍とはいえ日がたつごとに風味がそこなわれていくため、早めに食べたほうがおいしくいただけます。

■冷凍おにぎりに合う具って?

今や、おにぎりの具はいろいろなバリエーションにあふれています。梅干や鮭やツナ、たらこといった定番の具から、クリームチーズやカレーなどの変わり種の具材も! 市販のおにぎり専用の混ぜ込みタイプのふりかけも、たくさんの種類が売られています。
冷凍おにぎりに合う具材について、具体的にご紹介します。

・「水分」が少ない具材


冷凍おにぎりには、水分が少ない具を選びます。水分が多いと雑菌が繁殖し、傷むもととなるからです。また水分が多い具材は、そもそも冷凍に不向きなものが多いので避けたほうがいいでしょう。

梅干やサケなどは水分が少なく、冷凍おにぎりに合った食材です。人気具材であるたらこや明太子ですが、生のものは冷凍には向きません。焼たらこにすれば、水分も少なく冷凍に向いた食材となります。

©︎https://www.photo-ac.com/



・「油分」の無い具材


油分の無い具材も、冷凍おにぎりにぴったりです。水分と同様、油分の多い具材は傷みやすく、冷凍には向かないのです。コンビニのおにぎりの具で人気のツナマヨ。これは油分が多く、とくにマヨネーズは傷みやすい調味料のため、冷凍おにぎりには使わないようにしましょう。

・「塩分」の濃い具材


濃いめに味付けをされた塩分の多い具材も、冷凍おにぎりに合います。塩分の作用で傷みにくくなるためです。昆布などのつくだ煮や肉そぼろ、おかかも向いている具材です。

・味付きご飯も冷凍可能


炊きこみご飯や、混ぜごはん、チャーハンなど味付けのされたご飯も冷凍できます。炊きこみご飯などの具には、水分や油分の多いものは選ばないなど、雑菌を繁殖させない注意が必要です。

©︎https://www.photo-ac.com/



・買いすぎたコンビニのおにぎりも冷凍可能


コンビニのおにぎりも冷凍保存ができます。水分や油分の少ない具材で、おにぎりに海苔が巻かれていないものを選びます。食べるときに海苔を巻くタイプのものは、冷凍に向いています。包装フィルムごと冷凍できますよ。

コンビニのおにぎりの賞味期限は短めです。食べきれないときはすぐ冷凍保存をしましょう。安いセールのときなどにまとめて購入し、冷凍しておけば重宝します。
手づくりのおにぎりは冷凍保存で1ヶ月ほどはもちますが、コンビニのおにぎりは製造されてから店頭に並ぶまでにすでに数時間が経過しています。冷凍後は1、2週間くらいで食べ切るようにしてくださいね。

■手作りおにぎりを冷凍保存するときのポイント

おにぎりの冷凍保存は、どうすれば上手に長持ちさせることができるでしょう。冷凍保存のコツやポイントをいくつかご紹介します。

・おにぎりに直接触れない


©︎https://www.photo-ac.com/



おにぎりは素手でにぎらないようにします。手はきれいに洗ったつもりでも、すべての雑菌を除去することはできません。雑菌による食中毒を予防し、また傷みを防ぐことで長期間保存できるようにしましょう。
ラップの上からにぎったり、市販のおにぎり型を使うのもよい方法です。

・水分を逃さぬよう熱いうちににぎる


炊きたての熱々のご飯をおにぎりにするときは、ラップを使っても、にぎるのが大変なものです。ですが、ご飯は冷めるにつれて水分が抜けていき、デンプンの劣化がはじまってしまいます。

ご飯が熱いうちににぎって、蒸気ごとラップでくるみます。そうすることで、デンプンから水分が抜けにくくなります。解凍後もおいしく食べられるコツです。

©︎https://www.photo-ac.com/



気を付けたい点は、おにぎりの熱がとれてから冷凍庫に入れることです。おにぎりにとっては熱いうちのほうがいいのですが、そうすると冷凍庫内の温度が上がってしまい、ほかに冷凍している食品などの質を落としてしまいます。

・海苔やふりかけを付けない


海苔そのものは、冷凍での長期保存が可能な食材です。ただ、おにぎりに巻いた状態の海苔は、ごはんから水分を吸って傷む原因となります。おにぎりは海苔をつけずに冷凍し、加熱解凍をしてから海苔を巻いたほうがおいしく、安全に食べることができます。

ふりかけは海苔がはいっていないタイプを選びましょう。

©︎https://www.photo-ac.com/



・プラスチック袋か保存容器に入れる


食品を冷凍するときは、酸化を防ぐためにできるだけ空気にふれさせないことが長持ちをさせるポイントです。おにぎりはラップできっちりとくるんだあと、プラスチックの保存袋か、密閉をできる保存容器に入れて冷凍します。酸化を防ぐことで、傷みにくくなります。

・お酢を入れると傷みにくい


©︎https://www.photo-ac.com/



お酢には殺菌作用があります。ご飯1合に小さじ1杯くらいのお酢をいれて混ぜてから、おにぎりをつくります。お酢の効果で傷みにくくなるため、冷凍おにぎりの保存期間が長くなりますよ。

■冷凍おにぎりをおいしく食べる解凍方法

せっかくおにぎりを冷凍しても、うまく解凍できなければ味は半減してしまいます。冷凍したおにぎりをおいしく食べるためには、どんな解凍方法があるのでしょうか。詳しくご紹介していきます。

・電子レンジで温める


冷凍おにぎりは、電子レンジで加熱して解凍します。このとき解凍モードではなく、あたためモードなど普通に加熱するようにします。600Wの電子レンジであれば1分半程度加熱し、おにぎり全体が熱くなっていればOKです。もし部分的に加熱が足りないような場合、様子を見ながら10秒ずつ追加で加熱してくださいね。

©︎https://www.photo-ac.com/



・自然解凍は厳禁


米の主な成分であるデンプンは、生のままでは非常に消化や吸収をしにくい性質を持っています。米に水分をくわえて炊くことで、デンプンは糊化して消化や吸収ができるように変わるのです。ですが、糊化したデンプンはご飯が冷えると再び元の消化されにくい性質に戻ってしまいます。

そのため、冷凍したおにぎりを自然解凍しても、熱がくわわらないためにデンプンの性質は戻りません。食べても消化しにくく、おいしくもないため、自然解凍はやめましょう。

解凍のときに電子レンジの解凍キーを使用しないのも、低めの温度でじわじわと解凍させるのが、自然解凍と同じ状態を作り出してしまうからです。

また、冷凍おにぎりをお弁当にする場合も注意が必要です。おにぎりを冷凍状態のままお弁当として持っていき、食べるときに電子レンジで加熱をする方法はNGです。自然解凍されたおにぎりをあたためても、水っぽくおいしくありません。電子レンジで加熱して解凍させてから持っていくようにしましょう。

■冷凍おにぎりのおいしいアレンジレシピ

冷凍おにぎりは、もちろんそのまま食べてもおいしいのですが、ひと手間くわえると味も見た目もぐっと変わって楽しめますよ。冷凍おにぎりのかんたんアレンジレシピをご紹介します。

・だしがけ焼きおにぎり




冷凍の時点で焼きおにぎりにしておけば、手軽に食べられますね。さらにアレンジを加えてみるのはいかがでしょうか。

材料(2人分)


焼きおにぎり(冷凍)2~4個
ミツバ(刻み)適量
ショウガ(すりおろし)1/2片分
<合わせだし>
・だし汁350ml 作り方 >>
・酒大さじ1.5
・みりん小さじ1
・塩小さじ1/4
・薄口しょうゆ大さじ1/2

下準備


おにぎりは解凍しておく


作り方


手順1:鍋に<合わせだし>の材料を入れ、ひと煮たちさせる
手順2:器に焼きおにぎりを入れて(1)を注ぎ、ミツバ、ショウガをのせる
レシピ
だしがけ焼きおにぎり
だしがけ焼きおにぎり

冷凍の焼きおにぎりが、料亭の様な一品に! すりおろしショウガが効いています。

  • 15分
  • 183 Kcal


・肉巻きおにぎり




ボリュームも見映えもする肉巻きおにぎり。冷凍おにぎりで、かんたんに!

材料(2人分)


冷凍おにぎり4個
・麺つゆ(2倍濃縮)適量
豚バラ肉(薄切り)4枚
<調味料>
・酒大さじ1
・しょうゆ大さじ1
・砂糖小さじ2
サラダ油適量

下準備


おにぎりは解凍しておく。豚バラ肉は長さを半分に切る。


作り方


手順1:おにぎりに豚バラ肉を巻く
手順2:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)の巻き終わりを下にして焼く。焼き色がついたら向きを変えて全体を焼く
手順3:全体に焼き色が付いたら<調味料>の材料を加えてからめる。
麺つゆのかわりに、焼肉のタレや、すき焼きのタレを使ってもおいしいです。

レシピ
卵入り肉巻きおにぎり
卵入り肉巻きおにぎり

豚バラ肉で肉巻きおにぎり。少し小さめに作ると火も通りやすく作りやすいです。

  • 20分 +
  • -


■冷凍おにぎりを活用しよう

©︎https://www.photo-ac.com/



ご飯ではなく、おにぎりをつくって冷凍するところが手間と時間を短縮させるポイントとなるのですね。朝は時間がなくて朝ご飯を食べるなんて無理という方も、おにぎりを冷凍しておけば電子レンジで加熱するだけで、あっという間に食べられます。コンビニでおにぎりを買うのもいいですが、この機会にぜひ冷凍庫に手づくりの冷凍おにぎりをストックしてみませんか。
この食コラムに関連するレシピ
今あなたにオススメ
この記事のキーワード
この記事のライター
最新のおいしい!
ウーマンエキサイト特集
記事配信社一覧

【E・レシピ】料理のプロが作る簡単レシピが4万件!

アプリ版
「E・レシピ」で、

毎日のご飯作りが
もっと快適に!

E・レシピアプリ

画面が
暗くならないから
調理中も
確認しやすい!

大きな工程画像を
表示する
クッキングモードで
解りやすい!

E・レシピアプリ 作り方

E・レシピで一緒に働いてみませんか?料理家やフードスタイリストなど、募集は随時行っています。

このサイトの写真、イラスト、文章を著作者に無断で転載、使用することは法律で禁じられています。

RSSの利用は、非営利目的に限られます。会社法人、営利目的等でご利用を希望される場合は、必ずこちらからお問い合わせください。

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.

最近見たレシピ