炊飯器の早炊きはどれくらい早い?普通炊きと比べて食感や電気代は違う?!
2020年8月29日 11:00そのなかで1番なじみのある機能といえば、早炊きではないでしょうか?今回は、意外と知られていない早炊きのあれこれについて、しっかり解説していきます。

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■炊飯器で早炊きを使うメリット
普段、なにげなく炊飯器の早炊きを使っていませんか?ここでは、その早炊き機能を使うメリットをご紹介します。メリットをわかった上で、より便利な使い方を実践してみてください。・ご飯を炊き忘れたときに便利
寝る前にタイマー予約しておいたのに、スイッチの押し忘れで炊けていなかったり、スイッチは押していたのに、朝の7時と夜の7時をまちがえてセットしていたり。時間がないときにかぎって起きがちなうっかりミスも、すかさず早炊きでカバーしてしまいましょう。
あとは炊けるまでに、やれることをやるのみです!ガッカリしている暇すらなくなるかもしれませんね。

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・急な予定変更にも対応できる
日々暮らしていると、予定通りにいかないことも多々ありますよね。急な献立の変更、急な外食の中止などで、急にごはんを炊くことになった経験もあるはずです。
しかし、そんなときにたよれるのが早炊きです。ごはんを早炊きしているあいだにおかずをつくれば、家族を待たせすぎることもないでしょうし、落ちついた気持ちでお料理できるでしょう。早炊きとは、端的に言えば「時短」をしてくれる機能ですので、急にご飯を炊かなければいけなくなったときに便利です。
・余裕がないときの助けに!
「今日はいつもより疲れたからお惣菜を買って帰ろう」「残業で帰りが遅くなったからすぐできるものを作ろう」誰にでもこんな日はありますよね。
こんなとき、お惣菜や冷凍食品は買っても、お米は家にあるからごはんだけは炊きたいな…と思う方もいるでしょう。そんなときも早炊きの出番です。お米を研いで炊飯器にセットし早炊きボタンを押せば、ささやかな自由時間がうまれます。休憩や家事など、有効に時間がつかえそうですね。
■炊飯器の早炊きと普通炊きの違いは?
早炊きと普通炊きの違いといえば、炊きあがりにかかる時間の短さですが、ほかにも違いがあることをご存じですか?・普通炊きの約半分の時間で炊きあがる

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書いて字のごとく、早炊きは普通炊きよりも早くごはんが炊きあがります。ではどれくらい早いかというと、普通炊きが50~60分なのに対して早炊きは20~40分ほど。炊くお米の量によって多少時間はかわってきますが、基本的には10~20分ほど短縮できることになります。
また、お米の量が少ないほうが早く炊きあがる傾向にありますので、そのときの時間と量のバランスを考えて炊くことをおすすめします。
・工程の時間配分が違う

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普通炊きと早炊きで、炊きあがる時間が違うのは、工程の時間配分に違いがあるからなのです。
《ごはんを炊く工程》
2.水を沸とうさせる
3.沸とうさせながら、ごはんを炊く
4.ごはんを蒸らす
早炊きでは、この1と4の工程にかかる時間が普通炊きよりも短縮されています。それによって、普通炊きよりも早く炊くことができているんですね。
・時間だけじゃなく食感も違う?

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一般的に、早炊きで炊いたごはんは普通炊きで炊いたごはんにくらべて、やや硬いといわれています。工程を短縮したことにより、お米の内部の水分が少なくなっていることが原因といわれています。
これは、必ずしもデメリットというわけではありません。硬めのごはんがお好きな方には喜ばれるでしょうし、パラパラのチャーハンをつくるにはピッタリかもしれません。自分なりのおいしい食べ方を考えてみるのもいいですね。
・気になる電気代の差は?

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節約を期待して早炊きを使ったことはありませんか?しかし、普通炊きと早炊きとでは電気代にほとんど差がないんです。早炊きのために短縮された2つの工程にはあまり電力がつかわれていないため、かかる時間は違っても電気代はそれほど違わないというわけです。
《注意》
機種によっては、温度を急激に上げるため早炊きの電気代が高くなるものもあります。
■炊飯器の早炊きを使ってご飯をおいしく炊く方法
早炊きでもごはんはおいしく炊けるのか?そんな疑問にお答えして、いくつか方法をご紹介します。・お米を優しく研ぐ

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普通炊きにもあてはまることですが、お米の研ぎ方は大事です。お米を研ぐときは優しく、が基本になります。力を入れるとお米が割れてしまいますので気を付けてください。
また、うまみや栄養が逃げてしまうため、水が透明になるまで研ぐのもやめましょう。お米が透けて見えるぐらいまで研げば充分です。
・吸水させる
早炊きごはんに、もう少しやわらかさがほしいという方におすすめの方法です。お米を研いだあと、きれいな水にそのお米を15分ほど浸しておきます。15分たったら水を切って内釜にうつし、分量の水を入れて早炊きします。
このとき、お米を冷蔵庫に入れておくと衛生的です。この15分を足しても普通炊きより時短になるよう、少量炊きをおすすめします。
・早炊きでもおいしく冷凍できるコツ

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いかにもおいしくなさそうな、早炊きの冷凍ごはん。少しでもおいしく食べるには、ごはんを炊いたら保温を切らず、アツアツの状態で一食分ずつラップで包んでください。
それから粗熱をとり、冷凍庫に入れます。ポイントは、蒸気も一緒にラップで包むことです。すると、解凍したときにもホクホクごはんのままですよ。
■早炊き機能付き炊飯器を選ぶポイント
いまや早炊き機能はほとんどの炊飯器に付いていますが、何を基準に選べばいいのでしょうか?選ぶ際のポイントについて、まとめてみました。・ご飯のおいしさは加熱方式で変わる

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家庭用炊飯器の加熱方式には『IH式』『圧力IH式』『スチームIH式』『マイコン式』があります。それにより炊きあがりもかわってきますので、お好みの炊きあがりにあったものを選んでみてください。
・安さを重視するなら『マイコン式』
マイコン式とは、釜の底部に付いているヒーターによってごはんを炊く仕組みです。そのため、上部との温度のムラが生じてしまいがちです。
しかし、3合以下の少量炊きであれば、温度のムラも少なく、おいしく炊くことができます。さらに、電気代・商品価格ともにリーズナブルですので、一人暮らしの方や、節約志向の方におすすめです。
・味と価格のバランスがよい『IH式』
クッキングヒーターでおなじみのIHをつかった加熱方式です。内釜全体を加熱できるため、温度のムラがなく、火力も大きいので5合以上の大量炊きでもおいしく炊くけます。
また、温度管理にすぐれているので、雑穀米などにも対応しているものが多くみられます。価格はマイコン式より少し高いですが、ご家族が多い方や、健康志向の方におすすめです。

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・ワンランク上の炊き上がり!『圧力IH式』『スチームIH式』
ムラのない加熱で大量炊きもできるIHに、それぞれ圧力機能・スチーム機能を備えた、ハイスペックな加熱方式です。
圧力IH式は、圧力をくわえることにより、短時間でごはんを炊くことができ、もちもちした食感に仕上がります。
スチームIH式は、スチームでお米をコーティングし、うまみを逃がさない仕組みになっているので、冷めてもおいしいごはんに仕上がります。

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■さらにおいしく!炊飯器は内釜の材質にもこだわろう
内釜の材質は、ごはんのおいしさはもちろんのこと、炊きあがりの早さにも関係しているのをご存知ですか?そんな内釜の材質について、ご紹介していきます。・迷ったらこれ!コスパのいい『鉄釜』
鉄釜は熱効率がいいため、早炊きに向いているといえるでしょう。また、価格に幅があるので、予算に合わせて選択できるのも魅力です。
そのふっくらとした炊きあがりに、価格以上のおいしいさを感じる方もいるかもしれません。ただし、ほかの内釜とくらべて重さがあるので、不安な方は購入前に重さを確かめてみてください。

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・ムラが出にくい『銅釜』
熱伝導率の高さから、プロの料理人にも愛用される銅のお鍋ですが、炊飯器の内釜にも銅をつかったものがあります。一番の魅力はやはり熱伝導率の高さで、お米に熱が伝わるのが早く、全体の温度のムラも出にくいので、大量炊きでも安心です。
その熱伝導率の高さは鉄の5倍ともいわれているほどで、早炊きにピッタリの内釜ではないでしょうか。

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・保温効果の高い『土鍋釜』
だれでも簡単に土鍋並みのおいしいごはんが炊けるのが、土鍋釜です。遠赤外線効果でお米の内部にゆっくり熱が入り、ふっくらした甘みのあるごはんに仕上がります。
また、保温効果が高いのもうれしいところです。金属ではないので破損のリスクもありますが、メーカーによっては内釜に保証が付いているので安心です。その炊きあがりにふさわしく、価格は内釜のなかでトップクラスになります。早炊きでもおいしさをあきらめたくないという方におすすめです。

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・炊きたてのおいしさが続く『炭釜』
炭火で焼くとなんでもおいしくなる、と聞いたことはありませんか?それは遠赤外線効果があるからなんです。炭釜もおなじで、遠赤外線効果によって短時間で高温になり、ムラなく熱を入れることができるんです。
また、熱が冷めにくい性質をもっているので、炊きたての状態をキープすることにもすぐれています。価格はやや高めの傾向にあり、土鍋釜と同じように破損のリスクもありますが、炭ならではの味わいを楽しみたい方におすすめです。
■早炊き機能はたよりになる味方!

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炊飯器の早炊き機能は、使い方次第で家事の効率をアップさせてくれます。また、1合を15分で炊ける最新機種もあるように、これからもまだまだ早炊き機能は進化していくのかもしれません。早炊き機能を味方にして、暮らしをもっと充実させてみませんか?
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