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バナナが黒いと実は食べごろ!おいしくなるタイミングと驚きの効能を紹介

甘くておいしいバナナ。価格も安く、お子さまのおやつとして常備している方も多いのではないでしょうか。ただ、ふと見るとバナナがまっくろに! そんなご経験はありませんか?

実はそれ、バナナがおいしくなったサインなんです。今回は、黄色いバナナが黒くなる理由を徹底解説。おいしい食べ方もあわせてご紹介いたします!

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■バナナに黒い部分ができるワケ

そもそも、バナナはなぜ黒くなるのでしょう? 腐っているのかな、と勘違いをされるかたも多いのですが、まだ捨ててはいけません。黒いバナナはおいしい証拠なんです。では、黄色かったバナナが黒くなってしまうその仕組みを簡単にご説明します。

・黒くなるのはバナナの生理現象


黒いバナナを見るとびっくりしてしまいますが、これは私たちが呼吸をするのと同じように、バナナも呼吸をして、その結果内部にある成分が空気と反応しているのです。バナナのあの黒い変色は、実は成長する上で必須の行動であり生理現象だったのです。決して腐食して黒くなったのではなく、ほとんどが成長によるものだと思いましょう。

・ポリフェノールの酸化


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ポリフェノールといえば、お茶やコーヒーなどの植物由来の食品をイメージする方が多いのではないでしょうか?
ご想像通り、バナナにもお茶に含まれるものと同じポリフェノールが含まれており、あの真っ黒な色は、バナナに含まれるたくさんの酵素が酸化したり結合したりして変色したものなのです。なので、黒いバナナは劣化ではなく酵素による「成長の証」ですので、食べても安全なものと言えます。

・腐ったバナナとの見分け方


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では、黒いバナナ=安全なのであれば、腐ったバナナとはどのような見分け方をするのか疑問になってきますよね。バナナは外見だけでは劣化しているのがわかりづらいので、まだ食べられると思って皮をむいたらバナナが大変なことに…なんて事態も考えられます。そうならないために、バナナの腐食を見分けるポイントをいくつかお伝えします。

1.匂いで判断する


まず、一番わかりやすいのが匂いです。バナナの近くで匂いを嗅ぎ、「酸っぱい匂い」や「生ごみのようなにおい」がすれば危険です。皮をむく前からそういった匂いがする状態のものはすでに腐食していますので、処分しましょう。黒いだけのバナナはそのような匂いがすることがありませんので、間違って捨ててしまうこともありませんね。

2.身の柔らかさで判断する


バナナを手に持ってみたとき、かなり柔らかくなっていたなら、実が腐食している可能性が高いです。黒いバナナも実はやわらかいのですが、腐食したバナナはもつとグニャっとへこんでしまうくらいにやわらかくなってしまうのです。

そんなバナナは皮をむくとびっくり、カビが生えている! なんてことになっているかもしれません。この状態は、少し黒いだけのバナナとの見分けをつけるのがむずかしいかもしれませんので、どうしてもわからなければ皮をむいてみましょう。

3.外見で判断する


外見ではわかりづらいとお伝えしましたが、あまりにも腐食が進むと外見でも判断できるようになり、白カビ・黒カビが生える・果肉が漏れる状態になりますので早急に処分しましょう。外見でわかる状態だと一番腐食が進んでいるので匂いもきつく、害虫が発生する原因にもなり衛生的によくありませんので、そうなる前に処分することをおすすめします。


■バナナの皮が黒い原因

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先述したとおり、バナナが黒くなるのは成長の証です。果物の場合この成長のことを「追熟」といい、バナナそのものが持つエチレンガスという成長ホルモンを使い、自分自身の糖度を上げ、色を濃くすることができるのです。この「エチレンガス」や「追熟」がバナナが黒くなる上でのポイントなのです。

・『シュガースポット』とは


直訳すると甘い目印という意味の英語ですね。バナナが追熟してくると皮に濃い茶色の斑点がでてくるのですが、これをシュガースポットと言います。これが出るとバナナが甘い証拠ですので、食べごろの目印として覚えておくと便利です。

・常温で置いておくと熟す


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バナナの保存は、温かい場所よりも少し温度が低い場所の方が長持ちします。常温で保存していると追熟が進みだんだん皮が黒く変色してくるのです。逆に、まだ青くて固いバナナを買ってしまった場合は、常温で保存すると早く食べられるようになりますよ。

・皮全体が黒い場合


シュガースポットはバナナの皮の一部分が黒くなりますが、何も知らずに黄色いバナナを冷蔵庫に皮ごと保存したら、次の日バナナ全体が真っ黒に! という経験はありませんか? こうなると一見、食べてみたいとはなかなか思いませんよね。
ただ、シュガースポットと同じように、バナナが黒くなるのは追熟しきった証拠です。ですので腐ってしまったわけではなく、皮をむくととっても甘いバナナが食べられますよ。

■バナナの黒い実は食べられる?

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では、「皮」ではなく「実」が黒い場合は食べられるのでしょうか?

・衝撃で黒くなる


バナナの実が黒くなる原因の1つとして、バナナに含まれるタンニンがほかの物質と反応することで酸化されることがあげられますが、これはバナナを壁や床などにぶつけてしまったり、強い衝撃が加えられたりするときも同様なのです。衝撃を加えた部分の酸化が早まり、実が黒く変色していきます。バナナを買って家に持って帰ったときはそっと置くようにしましょう。

・低温障害の可能性


バナナは一定期間保存しておくと、代謝の調節がだんだんむずかしくなり実が腐敗してくる変化がおこります。これは酵素や気温などは関係なく、保存環境の中で発生する「低温障害」という現象です。バナナは特に低温障害を受けやすく、13℃以下で保存すると追熱ができなくなることがあるのです。

・柔らかくなりすぎたバナナは食べられる?


見た目もよくないし、柔らかくなりすぎてそのまま食べるのはちょっと…というとき、捨ててしまっていませんか? 熟れすぎなバナナも、実はおいしく使えるんですよ。すりつぶしてお菓子の生地に加えることもできますよね。柔らかいバナナの食感が苦手な方は、加工して食べることがおすすめです。

■バナナをおいしく保存する方法

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バナナは黄色い状態で収穫されるのではなく、まだ緑色のうちに収穫され日本に輸入されていることが多いです。そして、日本でエチレンガスをかけて黄色に熟させて、スーパーなどの店頭に並んでいるのです。 こちらでは、新鮮でおいしいバナナを長く楽しむための方法をご紹介します。

・バナナスタンドに吊るす


置いておくだけでもなんだかかわいいバナナスタンド。インテリアとしても人気ですし、ご存じのかたも多いのではないのでしょうか?

バナナは、通常であれば常温で保存するのが基本なのですが、直に机や棚に置いておくと部分的に黒くなるのが早かったり、個体によっても保存期間に差がでてしまうのです。
そこで、バナナに「吊るす」ことにより、部分的に早く傷むことを避けられます。もしバナナスタンドを持っていない方でも、バナナを紐で吊るす方法や、バナナを山型に伏せて置く方法でも、バナナスタンドと同じ効果が得られるそうですよ。

・バナナを冷蔵する方法と保存期間


バナナは常温保存が基本ではありますが、新聞紙で包めば冷蔵保存も可能です。紙で包むことにより直接冷気があたるのを回避し、常温よりも少し長持ちさせることができます。
ただし、バナナは13℃以下で追熟がとまりますので、冷蔵保存するのは黒くなってからにしましょう。でなければ皮だけ真っ黒になり中は追熟していないバナナになってしまいます。

冷蔵庫での保存期間は1週間~2週間程度ですが、おいしさを保つためになるべく早く食べることをおすすめします。

・バナナを冷凍する方法と保存期間


バナナは冷凍保存も可能です。保存期間は1ヵ月ほどで、かなり長く保存することができますが、こちらも黒くなってから保存をするのをおすすめします。保存方法は次のように2通りありますので、使い分けて保存してみましょう。

1.切ってから保存


バナナを1本ずつ皮をむいて、1口サイズに切ってラップに包んで保存する方法です。そのまま食べる場合や、ヨーグルトのトッピングなどにすぐ使えて便利ですね。

2.つぶしてから保存


黒くなったバナナを保存用袋に入れて袋の中でつぶします。冷凍庫に入れるときは平らにしてから保存すると使いたい分だけ折って取り出すことができます。スムージーやお菓子作りにもすぐ使えて洗いものも少なくなりますね。

■バナナが持つ栄養と効能

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黒いバナナも、まだ黄色いままのバナナも、どちらの場合であっても栄養素が豊富です。バランスの良い食材と言われるゆえんを改めて見てみましょう。

・バナナに期待できる効能


バナナには栄養が多く含まれていることから、アスリートなどが試合前に食べることがあるほど、エネルギー源となる食品なのです。酵素と食物繊維を多く含んでいますので、食べることで便秘改善や健康維持への期待ができますよ。

そして、黒くなったバナナだからこそ食べやすく感じることもあります。バナナへの見聞が広がれば、食べ方も豊富になると言えますので、より食に対する意識が上がりそうです。

・黒バナナの健康法が話題に


『1日1本で医者いらずになる 黒バナナ健康法』というタイトルで、本が発売されたときにはテレビや雑誌などで話題になりました。
バナナはもともと、酵素、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどをたっぷり含む、体に良い「パワー食材」ですが、時間が経ち、成熟すればするほど発酵が進み、酵素が増え、抗酸化作用が高まります。
つまり、「皮が黒くなった状態」のバナナは、黄色いバナナよりも健康効果が優れた「ウルトラパワー食材」であるといえるのです。
本の紹介文にはこのように記載されていますので、黒いバナナの効能に期待が持てることがわかりますね。スーパーや八百屋さんでも安価で手に入るバナナだからこそ、多くの人が注目するはずです。

■黒いバナナは買うべき?

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黒いバナナは甘く栄養たっぷりですが、お店で買うべきなのは白いバナナなのか、黒いバナナなのかどちらがいいのでしょうか?おいしいバナナの見分けかたも一緒にご説明しますね。

・黒い斑点があるバナナはすぐ食べる


バナナが黒いということは追熟がはじまっている証拠です。そのため、既に黒い斑点が出ているものは甘くなっており、身もほどよく柔らかいのでなるべく早めに食べましょう。逆に少し熟れた柔らかいバナナが好みの方は、もう少し追熟させてもいいでしょう。すぐには全部食べれない! というかたは、小分けにして冷凍保存すると好きな甘さで食べることができるのでおすすめです。

・バナナの収穫と完熟のタイミング


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バナナの収穫時期は、むかしは7月から9月と言われていたのですが、最近は温度管理をしっかり行えばどの時期でも栽培することができるようになりました。ですので、基本的には1年中旬がなく食べることができます。
バナナは、開花してから70~100日後に四角い実が丸くなってきます。この実が緑色になったタイミングで収穫され、日本にやってきます。緑色のバナナが黄色に変わり、そこから完熟になるポイントは、バナナの皮にシュガースポットが出始めたタイミングがベストでしょう。

・美味しいバナナは茎をチェック!


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バナナは市場に出るときは追熟していない状態のものが多いですが、おいしいバナナを選ぶには「茎」を見ればわかると知っていましたか? おいしいバナナはまず茎の付け根がしっかりとしているもの、そして茎は太いものを選ぶことがポイントです。

スーパーなどでは3本ほどセットで販売されているかと思いますので、しっかりチェックしてみましょう。また、バナナの房と茎はばい菌や農薬が非常にたまりやすいので、購入した後はしっかりと洗ってから保存しましょう!

■黒いバナナのおすすめの食べ方

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黒いバナナをそのまま食べても甘くておいしいのですが、その追熟しきった甘さを活かすとよりおいしく食べることができます。黒いバナナは黄色いバナナよりも実がやわらかいので、つぶしてお菓子に使うのもおすすめですよ。お子さまにもやりやすい作業ですので、ぜひ一緒に楽しく作ってみましょう!

・ヨーグルトをかける


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追熟したバナナはかなり柔らかいので、包丁を使わずにフォークで簡単につぶすことができます。プレーンヨーグルトの甘さ代わりにバナナをいれると、ちょうどいい甘さになりますので、おやつにぴったりですね。
包丁も使わないので洗いものも少なく、手軽なおやつのできあがりです。そして、バナナを混ぜたヨーグルトを半冷凍すると、冷たいヨーグルシャーベットにもなりますよ。

・パウンドケーキに


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糖度が非常に高い追熟しきった黒いバナナは、ケーキの具材として使うのにもおすすめです。あまり甘いものが得意でない場合は砂糖がわりにバナナをいれることで丁度いい甘さ控えめのパウンドケーキができあがります。レーズンやクランベリーなどを加えるとボリュームが出て食べ応えのあるケーキになりますので、朝ごはんにしても腹持ちがよくておすすめです。

・凍らせてそのままアイスに!


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暑い季節におすすめの食べ方です。黒いバナナは皮をむけば甘くておいしいバナナですから、皮を向いてしまい、保存用袋などに入れて手で揉み潰しましょう。それを袋のまま薄く平らに凍らせ、食べるときには食べたい分だけ折って半解凍にして食べましょう。ちょっと小腹が空いたときにすぐつまめるお手軽さと、薄く凍らせることにより折って好きな分だけ食べられるのでアイスやスムージーのトッピングとしても使うことができます!

・意外な組み合わせ!焼きバナナ


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バナナの皮をむいて、アルミホイルの上に置きトースターで焼くだけなのですが、ポイントはバナナに塩をひとつまみ振ること。そのあと、3分ほど焦がさないように焼くと甘しょっぱいデザートができあがります。バナナを焦がさないことにだけ注意しましょう。

バニラアイスを添えるとさらに豪華になりますよ。食パンの上にのせてつぶしながらジャムのように食べるのもおいしいです。

・栄養たっぷりスムージー


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暑い季節の朝ごはんに、バナナスムージーはいかがでしょうか? バナナが入ることで甘く飲みやすくなりますので、冷蔵庫に余っている野菜や果物をいれて朝からたっぷり栄養補給をしましょう!

デザート系が好みの方はチョコレートをいれてもおいしいです。お水ではなく豆乳を入れたり、ダイエット中のかたはプロテインを混ぜてみても。バナナの味が強いので、普段苦手なものでも食べることができ、足りない栄養も補給できる食べ方です。

■栄養たっぷりの黒いバナナを食べてみよう

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黄色いバナナが黒くなるなんて本当に不思議ですよね。見た目は少し食べにくそうですが、実は栄養価も高くお子さまのおやつや朝ごはんはもちろん、ダイエット中の間食や栄養補給にまで幅広く役立つスーパーフードなんです!

値段も比較的安く一年中買うことができるので、好きな追熟のタイミングを見つけてうまく保存すれば、いつでもおいしいバナナが食べられますね。甘いバナナは料理やデザートにアレンジすることも可能なので、飽きずに食べることができます。みなさんもぜひ一度、おいしい黒いバナナをおためしください!

《参考》
わかさ生活 わかさの秘密「バナナ」
バナナパイン研究所「バナナと斑点のはなし」
一般社団法人植物生理学会「植物Q&A バナナ果皮の褐変」
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