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「甘辛で濃ゆい味」がクセになる! 行楽気分を盛り上げる江戸っ子弁当

甘煮と書く “うまに” から締めスイーツ豆きんとんまでさて『甘辛の濃ゆい味』の折詰弁当を彩る、江戸の味をいくつか見ていきましょう。まず「野菜の甘煮」ですが、甘煮と書いて “うまに”と読ませる煮物。素材を別々に煮て合わせる煮物ですが、甘くて濃ゆい味にするために普通の煮物に比べると手間も時間も三倍はかかるそうです。

野菜の甘煮

そしてお弁当の王様「玉子焼」。ふんわりと柔らかく、だしの効いた玉子焼。なんと当日の未明からその日に入れるものを焼いているとか。また今でも手焼きで焼いているそうです。

玉子焼

「蛸の桜煮」は、江戸百人一首に『雪と見る笹折詰の弁当は月の玉子や花のさくら煮』と詠まれている、弁松ならではの味。じっくり煮込み桜色になった蛸に吉野葛の餡をからめます。柔らかくて、サクッと噛みきれる蛸。でき上がるまで3日間かかるだけあります。

蛸の桜煮

弁松スイーツとの呼び声が高い「豆きんとん」。おせち料理でお馴染みのきんとんは、「金団」と書き「財をなす」意味ですが、弁松は “豆きんとん” ですから「豆に働いて財をなす」という意味だとか。甘煮、甘い玉子と続いて、最後の締めは甘い豆きんとんで。

豆きんとん

弁松弁当で使われる折箱は、昔ながらの経木で作られています。経木とは、薄くスライスした板のこと。昔は、紙の代わりに杉や檜の板にお経を書き留めたことから、そう呼ばれています。底板まで木を使っている折箱は、今では珍しいそうです。蓋を開けた瞬間、木の香りが漂うのも弁松ならではの味わいです。
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