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アルミホイルに裏表はある?意外に知らない料理以外の活用法もチェック!

アルミホイルは、料理をするときに欠かせないキッチン用品です。蒸し料理や食材の保存など、調理の場面でアルミホイルを使用することが多いですが、調理以外にもいろんな用途があるのをご存知でしょうか?

実はアルミホイルはご家庭のさまざまな場面で活躍するとても優秀なアイテムなんです。アルミホイルの特性を知っておけば、暮らしの知恵として生活で役立つこと間違いなし!そこで今回はアルミホイルの特性からさまざまな使い方について紹介します。

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■アルミホイルに裏表はある?

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アルミホイルをよく見てみると、つやつやしていない光沢面とそうでないつや消し面があるのですが、これにはなにか理由があるのでしょうか?まずはアルミホイルの面の特徴についてみていきましょう。

・裏表はない


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結論からいえば、アルミホイルには裏表はありません。つまりどちらの面だからといって大きな差はないのです。見た目には違いはあれど、アルミホイル自体の性能は変わりませんので気にせずに使って大丈夫ですよ。

・アルミホイルの製造過程によるもの


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では、なぜアルミホイルには光沢面とつやがない面があるのでしょうか?実は、これはアルミホイルの製造過程によって自然とできてしまうのです。

そもそも、アルミホイルはアルミを2層に重ねてローラーで薄く伸ばして製造していきます。その際、ローラーが当たる面とそうでない面が出てくるのです。ローラーが当たっていた方はツヤツヤしていますが、そうでない面には目には見えない凹凸ができるので曇ったようなツヤのない面ができるというわけです。

■アルミホイルの光沢面を表にする使用例

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前述のとおり、アルミホイルの性能自体は光沢面、つや消し面どちらとも大差はありません。ただ、目には見えない凹凸があるかどうかというちょっとした違いはあります。つまり、光沢面の方に食材を置く方がくっつきにくいといわれています。とはいっても、本当にわずかな差ですので、くっつく時は光沢面でもくっつくことは頭にいれておきましょう。

次は光沢面を表にしたほうがいい使用例について紹介します。食材がくっつきにくくする工夫も記載しますので参考にしてみてくださいね!

・おにぎりを包む


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アルミホイルは、おにぎりを衛生的にふっくらとおいしく包めるんですよ。理由は、米に含まれている水分をうまく乾燥させてくれるからといわれています。乾燥することで雑菌の繁殖をおさえ、食の安全性を高めてくれるのです。

衛生的でおいしいおにぎりの握り方は以下の通りです。
  1. ラップに塩を振る
  2. ご飯を乗せ、あまり力をこめず2~3回ほど握る
  3. ラップからアルミホイルに移して包む
この手順でおにぎりをつくると、ふっくらとしたおいしいおにぎりが作れます。ラップのままだと水分がこもってしまい、べちゃべちゃとしたおにぎりになってしまいます。また、水分は雑菌が増殖する原因になりますので傷みが生じやすいのです。

包むときのポイントは、先にアルミホイルをくしゃくしゃにして凸凹を作っておくこと!そうすることで米がアルミホイルにくっつきにくくなります。光沢面の方がキラキラしているので、光沢面を外側にして包むと見栄えがきれいに見えますよ。

・餅を乗せる


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光沢面の方に餅を乗せて焼くと、わずかな差ですが、くっつきにくいといわれています。それでも餅はくっつきやすい食材なので、光沢面でもくっつく可能性はあります。くっつかせないようにするには、アルミホイルをくしゃくしゃにして食材との接地面を少なくさせておきましょう。また、油を塗っておくと効果はさらに高まりますのでおすすめです。

■アルミホイルのつや消し面を表にする使用例

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アルミホイルは光沢面側に食材を置く方がくっつきにくいだけでなく、熱をよく反射する効果があるそうです。つまり、加熱したときに食材に火が通りやすいというわけですね。ただ、それもほんのわずかな差であるのであまりかたく考えすぎないでくださいね。

その原理を使用し、アルミホイルのつや消し面を表にした方がいい使用方法について紹介します。効果については気づきにくいと思いますので、参考程度にご覧ください。

・ホイル焼きを作る


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ホイル焼きを作るときは、つや消し面を表にして、光沢面に食材を乗せて調理する方がおすすめです。光沢面の方に食材を乗せると、熱をよく反射する分、火の通りが早いというメリットがあります。また、開封するときに光沢面が上にくるのでキラキラとして見栄えが良く見えますよ。

・落し蓋の代わりに使う


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落し蓋としてアルミホイルを使う場合はつや消し面を表にしましょう。アルミ焼きと同様、光沢面を食材の方に向けることで、熱が反射して火が通りやすく、熱を逃がさない効果が発揮されます。

また、アルミホイルは長時間食材に接触すると、アルミの成分が料理に溶けだしてしまいます。わずかの差ですが、つや消し面の方が成分が溶けやすいといわれています。加熱している料理には、長時間アルミホイルを触れさせないように心がけましょう。

■アルミホイルと調理器具の関係性

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アルミホイルは調理で使用するのが一般的ですが、使う場所や調理器具によって向き不向きがあります。次は調理器具との相性について説明します。

・電子レンジの使用は避けた方がよい


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基本的にレンジの「あたため機能」を使うときはアルミホイルは使用してはいけません。そもそもレンジは「マイクロ波」と呼ばれる電磁波を出して食材の水分を刺激させて加熱させています。そのマイクロ波は水分だけでなく電子にも影響を及ぼすのです。アルミホイルは金属でできていますので、たくさんの電子を保持しています。つまり、マイクロ波を浴びると過剰に刺激されるのです。

そのため、アルミホイルをレンジであたためるとバチっと火花を散らしたり、燃えたりしてかなり危険です。レンジの故障の原因になったり、最悪の場合、火事が起こる可能性もありますので、レンジの「あたため機能」でアルミホイルは絶対に使用しないようにしましょう。

・オーブンとアルミホイルは相性がよい


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レンジの「あたため機能」で使用するのはNGですが、「オーブン機能」で使用するのはOKです。オーブンの場合はマイクロ波ではなく、ヒーター熱で加熱します。そのため、アルミホイルを使ってもなんら問題はなく、むしろ熱伝導が早いため火がとおりやすいのでおすすめです。ほかにも、グリル、フライパン、トースターでもアルミホイルは使えますので有効的に活用してくださいね。

■裏表関係なく使える!アルミホイルの活用法

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アルミホイルは、保温や蒸し物以外にも、いろんな場面で活躍する優れものなんです!最後に、アルミホイルの特性を生かした使用方法について紹介します。

・急速冷凍


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アルミホイルは熱伝導が早い分、冷気伝導も早いという特徴があります。つまり、アルミホイルを包んだ方が、通常よりも急速に冷凍できるのです。急速冷凍すると、食材から水分が出る前に凍るので鮮度や風味が損なわずに保存することができます。

ほとんどの食材に使えますが、特に魚や肉などは急速冷凍した方が傷みにくいのでおすすめですよ。肉などはドリップや水分が出やすい食材なので、液漏れをしないようにアルミホイルを二重にしておくといいですね。また、空気にもなるべく触れさせないようにきっちりと包んで保存しましょう。

・氷温熟成


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魚介類や肉、野菜、果実など、生きた細胞を持つ食材は「氷温」すると旨みが増します。氷温とは0度未満からマイナス3.5度くらいまでの凍り始める直前の温度のこと。これは、食材たちが氷温になるとストレスを感じ、栄養価をどんどん増やして生きようと反応するからだといわれています。このことを「氷温熟成」と呼ぶそうです。

氷温熟成と聞くとレストランなどのプロの人がやる技術だと思いがちですが、アルミホイルを使えばご家庭でも簡単に実践することができます。その手順は以下の通りです。

ご家庭でできる氷温熟成の方法(刺身の場合)


  1. クッキングペーパーで刺身の水分を拭く
  2. アルミホイルを何層か重ねて、刺身を包む(空気はしっかり抜いておく)
  3. チルド室で1日保存したら完成!
氷温熟成はどんな食材でも可能ですが、刺身は特にわかりやすく味やうまみがぐっと高まります。スーパーで買った安い刺身も氷温熟成をすることで、料亭のようなしっとりとした刺身になりますよ!もちろん、生の肉やお野菜でもできますのでいろんな食材で試してみるのもおもしろいですね。

・ごぼうや生姜の皮むき


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ごぼうの土を取ったり、生姜の皮むきをするときにも、アルミホイルは大活躍します。やり方は、くしゃくしゃにしたアルミホイルでごぼうや生姜をこすだけ。土や汚れと一緒に薄皮までむくことができるんです。

特に、生姜のようなデコボコしたかたちの食材を包丁で皮をむくと、使える部分まで切ってしまいもったいないと感じたことはありませんか?アルミホイルはこすりたいかたちに自在に変えることができ、薄皮だけをきれいにむけるんです。主婦のお悩みをアルミホイルでばっちり解決してくれますよ。

・食パンの焦げ目アート


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食パンをトーストするときに、アルミホイルを当てて焼くとその部分だけ焦げずに白いままになります。このはたらきを利用して食パンの「焦げ目アート」も簡単にできるんですよ。手順は以下の通りです。

食パンの焦げ目アートの手順


  1. アルミホイルを食パンのサイズにカットする
  2. ペンでくりぬきたい形を書いてカッターやハサミでくりぬく
  3. 食パンの上にくりぬいたアルミホイルを敷いて3分~5分トーストする
たったこれだけで、食パンに可愛らしい模様ができ、女性や子どもはきっと喜んでくれますよ。ハートや星など単純なマークは初心者でも比較的簡単にできますのでおすすめです。一度かたどったものは繰り返し使えますので、残しておいてもいいでしょう。いつものトーストも、アルミホイルで気分もあがりますよ。

・包丁研ぎ


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アルミホイルは料理以外でも活躍します。実は、包丁の切れ味までアルミホイルは復活させてくれるんです。やり方は、アルミホイルを二重に重ねて、それを何回か切るだけでOK!たったこれだけで切れ味が悪かった包丁が驚くほど良くなりますよ。また、包丁以外にもハサミや爪切り、シュレッダーなどでも同じような効果がありますので、ぜひ試してみてほしいテクニックです。

・鍋の焦げた汚れやススを取る


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お家にたわしがない場合もアルミホイルで代用できます。アルミホイルをくしゃくしゃに丸めるだけで金たわしと同じようなはたらきをするのです。鍋の焦げついた部分やススのような落ちにくい汚れもアルミホイルでこするだけできれいに取ることができます。

自分で使いやすいサイズにアレンジできますし、使い捨てもできるので衛生的なのも嬉しいポイントですね。ただし、フッ素コーティングがされている調理器具は表面を傷つけてしまう恐れがありますので、使用しないよう気をつけましょう。

・アイロンがけ


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アイロンをかけるときに、衣服とアイロンの間にアルミホイルを敷くと通常よりも早く仕上げることができます。これは、アルミホイルの熱伝導率が高く、服に熱が早く伝わりやすいためです。アルミホイルを敷いてもアイロンや服にくっつく心配もなく、時短にも電気代の節約つながります。アイロンがけをするご家庭には大助かりな生活の知恵ですね!

・排水溝のぬめり防止


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アルミホイルには抗菌性があるため、雑菌の繁殖を抑えてくれる効果もあるんです。排水溝などぬめりがある場所にアルミホイルを丸めて入れておけば、それだけでぬめりを取ってくれます。手軽ですし、効果も高いのでぜひ一度試してみてくださいね。

・写真や動画をきれいに撮る


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写真を撮る際、逆光や日光の加減で影ができて暗く映ってしまうことってありませんか?。そんなとき、プロのカメラマンはレフ板という間接照明を当てて光をうまくコントロールするんです。ご家庭になかなかレフ板を持っている人は少ないと思いますが、そんなレフ板をアルミホイルで作ることができます。

作り方は、アルミホイルをくしゃくしゃにしてから再び戻して、厚めの紙や段ボールに貼るだけでOK。アルミホイルは光を良く反射しますので、レフ板と同じような効果が得られますよ。ご家庭でもきれいな写真や動画を取ることができるのは嬉しいですね。

・花木のアブラムシを撃退する


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お家で観葉植物や家庭菜園をしている方は、花木にアブラムシがついて困った経験がある人もおられるはず。特に室内に置いてある植物なら、お子さんがいたり、ペットを飼っていたりする場合はなかなか薬剤を使用するのをためらう人もいるかもしれません。

そんなときもアルミホイルが活躍します。アブラムシは葉の裏の部分から繁殖することが多いです。そのため、花木の根本の部分にアルミホイルを敷くことで、葉の裏に光を反射させてアブラムシを撃退させることができますよ。ただし、完全にすべて撃退するまではいたりませんので、葉をカットしたり、日光浴をさせたりいろんな方法と組み合わせるといいでしょう。

■アルミホイルの可能性はたくさんある!

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アルミホイルは調理以外でも掃除や趣味など多彩な場面で使える優秀なアイテムです。いろんな使い道を知っておくと、生活している中のちょっとした悩みを解決してくれますよ。アルミホイルは価格も安くてどこでも購入できるので、いろいろ試してみやすいのも嬉しいポイント。アルミホイルの可能性はたくさんありますので、ぜひご家庭で取りいれてみてくださいね!
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