【マンゴーの種類と特徴】生産国や保存方法・アレンジレシピも紹介!
2021年3月9日 10:00今回はマンゴーの生産地と種類や旬の時期に加え、保存方法やマンゴーのおいしい食べ方についてもご紹介します。
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■マンゴーの生産国
マンゴーは日当たりが良く、気温が高い気候条件のもとで栽培され、寒さに弱いという性質を持っています。そんな南国の果物のとして人気の高いマンゴーですが、具体的にどの国で生産されているのでしょうか?ここではマンゴーの生産国に加え、日本で生産されている国産マンゴーの産地についてもご紹介します。・インド
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インドはマンゴーの原産地の一つと推定されており、4000年以上も前からマンゴーの栽培をおこなってきたといわれています。今でも世界最大のマンゴーの生産国であり、他国を大きく引き離してマンゴーの国別生産量において第一位となっています。インドでのマンゴーの年間生産量は約1,800万トン。これは全世界のマンゴーの年間生産量の約40%を占める生産量です。
また、インドにではたくさんの種類のマンゴーが栽培されており、その種類は100種類近くにも及ぶといわれています。
・タイ
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タイは東南アジアでの有数なマンゴーの生産国であり、特に日本にとって主要なマンゴー輸入の相手国となっています。また、タイのほかにもインドネシアやフィリピンなど東南アジアの多くの国々でマンゴーの生産がおこなわれています。
・台湾
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台湾でもマンゴーは生産されており、中でもマンゴーの里とも呼ばれている台南市では国際マンゴーフェスティバルも開催されています。台湾には魅力的なスイーツがたくさんありますよね。マンゴーかき氷など、マンゴーを使ったおいしい台湾スイーツをご存じの方も多いのではないでしょうか?
・メキシコや中南米の国々
中南米もマンゴー栽培に適した気候であり、ペルーやブラジルなどで生産されています。また、メキシコでは日中の気温の差が大きいため、糖度が高くて甘いマンゴーが育ちます。メキシコやペルーは日本へ多くのマンゴーを輸出している生産国でもあります。
・日本
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マンゴーの栽培には熱帯地方や亜熱帯地方が適していますが、日本国内でも栽培されています。日本にマンゴーが持ち込まれたのは明治時代と言われており、当初日本の気候条件でのマンゴーの栽培は難しく、特に暑い地方、鹿児島県や沖縄県などでさまざまな品種が試験栽培されました。
こうした日本農家の努力やハウス栽培技術が向上し普及したこともあり、現在では国産のおいしいマンゴーを食べることができるようになりました。
・日本で生産量が多いのは何県?
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日本国内でマンゴーを最も多く生産している生産地は沖縄県となっています。次いで宮崎県、鹿児島県といった九州地方が主な生産地です。
・北海道産のマンゴー?!
国内生産のマンゴーは、日本でも比較的温暖な沖縄や九州地方を中心に栽培されていますが、なんと現在では北海道でもマンゴーが生産されています。温泉熱や、太陽光を利用したハウスで栽培しているそうです。日本のさまざまな地域で、マンゴー栽培における農家の努力や、熱い思いが実を結んでいます。
マンゴーの種類はどのくらい?
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世界のさまざまな国や地域、さらに日本国内でも栽培されているマンゴーですが、どのくらいの品種があるか知っていますか?また、日本はどの国からマンゴーを輸入しているのでしょうか。マンゴーの種類に加え、日本に流通しているマンゴーの主な輸入相手国について解説します。
・世界に500種類以上
現在、世界で栽培されているマンゴーの種類はなんと500種類以上と言われています。色やかたち、大きさといった見た目だけでなく、味や香りの特徴もそれぞれ違ってきます。
・日本に流通しているマンゴーはどこ産?
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日本国内でのマンゴー栽培が広がり国内生産量は増加していますが、それを上回る量のマンゴーを外国から輸入しています。最大の輸入相手国はメキシコで、次いでタイや台湾、ペルー、フィリピンとなっています。
■マンゴーの種類と特徴
このようにマンゴーにはたくさんの種類あり、品種の違いで味などの特徴も変わってきます。ここでは、マンゴーの代表的な種類と旬の時期に加え、それぞれの味や見た目についての特徴や違いもご紹介します。・アップルマンゴー
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アップルマンゴーは熟すとリンゴのように果皮が赤くなることからこの名前が付けられました。重さは300g~500gほどでコロンとした丸くきれいな卵型をしています。オレンジ色の果肉は果汁をたっぷり含んでいて柔らかく、濃厚な香りと甘みに加え、ほどよい酸味が特徴です。
国産マンゴーの多くがこのアップルマンゴーであり、6月~7月頃が旬の時期です。自然落下により収穫された完熟アップルマンゴーは糖度が高く、マンゴー特有の芳醇な香りと甘みが増し、とろけるような食感が味わえますよ。また、メキシコやブラジルなどからも輸入されており、国産のマンゴーよりも手ごろな価格で味わえるようです。
・ペリカンマンゴー
ペリカンマンゴーというユニークな名前は、ペリカンのくちばしにそっくりな色と形をしていることに由来しています。先が少しとがった細長い形をしており、熟すと果皮も果肉も黄色くなります。マンゴー特有の香りは控えめでバランスの良い甘みと酸味に加え、繊維が少ないのでなめらかな食感を味わうことができます。日本は主にフィリピンから輸入しているため、一年を通しておいしく味わえる品種です。
・タイマンゴー
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タイでは、特に雨季が終わり暑さが強まる3月~6月頃が甘みの強いおいしいマンゴーの収穫時期。たくさんの種類を栽培しているタイのマンゴーですが、日本に主に流通している種類は、ナンドクマイ種とマハチャノ種です。
ナンドクマイ種は名前に「花のしずく」という意味があり、その名の通りヘタの部分は丸みを帯びた形をしており、反対側は細くとがっているしずく型です。濃厚な甘みが特徴で、熟して糖度が高くなるほど果実は濃い黄色へと色づいていきます。
マハチャノ種は細長い形をしており、熟すと黄色い果皮がほんのりと赤く色づきます。特有の強い香りと控えめな甘さに酸味が加わり、さわやかな味わいです。
・キーツマンゴー
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キーツマンゴーはほかの種類のマンゴーよりもサイズが大きいのが特徴で、1個が500g~1kgほど。大きいものでは2kg近くのものもあるそうです。ずっしりとした大きな卵型で、果皮は緑色をしており果肉は鮮やかな濃い黄色です。豊かな香りで濃厚な甘みと、とろけるような食感が楽しめますよ。
キーツマンゴーは熟しても果皮が緑色のため、食べごろが分かりづらいことがありますので、香りや柔らかさをしっかりチェックして、完熟した食べごろに召し上がってくださいね。
・ピーチマンゴー
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ピーチマンゴーはオーストラリアで栽培されているケンジントンプライド種のマンゴーのことで、黄色と赤色が混ざり合った果皮が、淡いピンク色に見えることからピーチマンゴーと呼ばれるようになりました。味や香りは桃とは関係がないようです。オレンジ色のクリーミーな果肉は、酸味がほとんどなく濃厚な甘みを強く感じられますよ。
また、オーストラリアが夏にあたる11月~1月が出荷時期となり、輸出先の日本では冬が旬の時期となるのもピーチマンゴーの特徴です。
・インドマンゴー
インドは世界最大のマンゴー生産国であり、たくさんの種類のマンゴーが栽培されています。インド産のマンゴーの代表的な品種にはアルフォンソ種があり、アルフォンソマンゴーはその芳醇な風味となめらかな口当たりから、「マンゴーの王様」ともいわれています。
インドから日本へ輸出される量はそれほど多くはなく、日本国内では主に缶詰やデザートなどの加工された形で流通しているようです。
・台湾マンゴー
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マンゴー栽培が盛んな台湾ではマンゴー品種の研究・改良が進められています。そのため台湾では金蜜や玉文などをはじめとした、優れた香りと食感で、糖度も高い台湾独自のマンゴーが数多く生産されています。病気にも強く育てやすい台湾マンゴーの品種は日本にも流通し、栽培されています。
台湾マンゴーが旬を迎える時期は5月~7月頃です。台湾は日本から近い人気の旅行先ですので、この時期に旅行される方はおいしい台湾マンゴーをぜひ味わってみて下さいね。
■マンゴーの保存方法
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おいしくマンゴーを食べるためには、完熟して糖度が高くなった食べごろを見極めることがポイントです。また、マンゴーは果実が柔らかく、乾燥にも弱いデリケートな果物なので正しい保存方法を知っておくことも大切です。ここでは食べごろのマンゴーの見分け方や適切な保存方法をご紹介します。
・固く青いマンゴーは常温で追熟する
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マンゴーは世界中のさまざまな生産国から輸入されているため、まだ熟していないうちに収穫され、未熟なまま日本の店頭に並べられることも多い果物です。そのようなマンゴーは、熟してからおいしく食べるために購入後に追熟させる必要があります。未熟なマンゴーの果実は香りと色づきが弱く、軽く押してみると硬さがありますので、確かめてみてください。
追熟させる際は、新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、購入した際にネットなどの緩衝材があれば上からかけ、乾燥しないようにポリ袋に入れて袋の口を閉じます。直射日光のあたらない場所で、常温で保存し追熟させましょう。
通常、マンゴーの追熟期間は収穫してから約一週間ほどですので、購入してから3日~5日ほどを目安に完熟度合いをチェックしてみてください。果実が柔らかくなり、マンゴー特有の甘い香りや色づきが強くなってきたら食べごろのサインです。食べる直前に冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。
・完熟したマンゴーは冷蔵する
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すでに完熟した状態のマンゴーを購入した場合や、カットしてあるマンゴーは冷蔵庫で保存しましょう。完熟したマンゴーを丸ごと保存する際は、軽く湿らせたキッチンペーパーで包み、購入した際にネットなどの緩衝材があれば上からかけ、乾燥しないようにポリ袋に入れて袋の口を閉じて野菜室で保存しましょう。
保存期間の目安は丸ごと保存したもので約5日ほどですが、カットした場合は1~2日と日持ちが短いため早めに食べるようにしましょう。
■マンゴーのおすすめアレンジレシピ
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そのまま食べることでもマンゴーのおいしさは十分に楽しめますが、さまざまな料理やおしゃれなスイーツにも幅広く使用されています。クリーミーな口当たりと芳醇な甘さに加え、鮮やかな色合いが特徴のマンゴーは、ほかの甘味とも相性がいいのです。
マンゴーをつかい、簡単に作れるオススメのレシピをご紹介しますので、ぜひ作ってみて下さいね!
・マンゴープリン
マンゴーを使ったデザートとしてよく知られているマンゴープリン、市販のものもおいしいですが、お家でも簡単に濃厚なマンゴープリンが作れます。
材料(3〜4個分)
ココナッツミルク25ml
牛乳100ml
グラニュー糖23g
マンゴー(アップルマンゴー:果肉のみ)125g
板ゼラチン5g
生クリーム63ml
リキュール(マンゴー)少々
<飾り用>
・クコの実6~8個
下準備
マンゴーの果肉はミキサーでピューレ状にしておく。板ゼラチンは分量外のたっぷりの水でふやかしておく。
作り方
手順1:鍋にココナッツミルク、牛乳、グラニュー糖を入れて火にかけ、沸騰直前まで温めたら火を止め、ピューレ状にしたマンゴーを加えて混ぜ合わせる
手順2:板ゼラチンの水気をきって1に加え、溶けたら網を通してこし、氷水にあてながら粗熱を取る
手順3:2の粗熱が取れたら生クリームを加え、マンゴーリキュールも加えて混ぜ、器に流し入れる。冷蔵庫で冷やし固め、クコの実を飾って仕上げる
・マンゴージュース
インド料理店などでよく見かけるマンゴージュースは、マンゴーの甘みとさわやかな風味でスパイシーな料理によく合います。使う材料も少なく、お家で作ることで分量を調節できるので、自分好みのマンゴージュースを作ることもできますよ!
材料(4人分)
マンゴー1~2個
ココナッツミルク200ml
牛乳200ml
ハチミツ大さじ1~2
ミントの葉適量
下準備
マンゴーは皮をむき、平たい種の両側(平たい面側)を切り落として粗く刻み、種についた実も削ぎ取る。
作り方
手順1:ミキサーにミントの葉以外の材料を入れてかくはんし、グラスに注ぐ。あればミントの葉を飾る。(ヒント)甘さはお好みで加減して下さい
・マンゴーのフルーツサンドイッチ
ゆったりできる休日のブランチに、マンゴーのワッフルサンドイッチはいかがでしょうか?ほかの果物と組み合わせることで、いろどりがより華やかになりパーティーシーンにもピッタリなデザートです。
材料(3個分)
強力粉100g
薄力粉50g
インスタントドライイースト小さじ2/3
きび砂糖大さじ2
溶き卵1個分
豆乳40~50ml
塩小さじ1/2
無塩バター40g
ワッフルシュガー40g
<ヨーグルトマンゴークリーム>
・プレーンヨーグルト180g
・マンゴー(缶)80~90g
下準備
豆乳を人肌程度に温める。プレーンヨーグルトは一晩水きりしておく。マンゴーは角切りにする。
作り方
手順1:ボウルに強力粉、薄力粉を入れ、インスタントドライイースト、きび砂糖を真ん中におく。溶き卵、塩を端におき、温めた豆乳をかけてカードでひとまとまりになるまで混ぜる
手順2:ひとまとまりになったら、無塩バターを加え、生地を台の上に出してこねる。8割ほどこねたら生地を広げてワッフルシュガーを混ぜ込む。温かいところに置いて約2倍に膨らむまで待つ(30~40分)
手順3:指に分量外の強力粉をつけてパンに穴をあけ、そのままの穴が残るか確認をする(フィンガーテスト)。ガス抜きをして6等分し、丸めなおす
手順4:温かいところにおき、ひとまわり生地が大きくなるまで二次発酵させる(20分)
手順5:ワッフルメーカーに分量外の溶かしバターをぬり、(4)をのせて挟む。3分30秒ほど焼き、竹串を使って取り出し、粗熱を取る
手順6:<ヨーグルトマンゴークリーム>の材料を混ぜ合わせ、ワッフル2枚で挟む
■マンゴーは1年を通して楽しめる魅力的なフルーツ
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日本では国産のマンゴーだけでなく、海外輸入のマンゴーも多く流通しています。そのため、マンゴーは1年を通して楽しむことができる魅力的なフルーツです。いろいろなマンゴーを食べ比べて自分のお気に入りのマンゴーを見つけてみてくださいね!
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