砂糖はなぜ固まるの?元に戻す方法や防止策を大公開!ずっとサラサラに
2021年2月10日 12:00そこで今回は、砂糖が固まる理由と、固まるのを防ぐ方法についてお伝えします。固まってしまった砂糖を元に戻す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
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■砂糖が固まるのはなぜ?
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・乾燥が原因
砂糖が固まる原因のひとつは、乾燥です。もともと、砂糖は固まりやすい性質があるため、製造過程で糖液と呼ばれる液体でコーティングすることで、砂糖を固まりにくくしています。砂糖の周りを糖液という液体(水分)が覆っているため、通常はサラサラの状態を維持できるのです。
砂糖(上白糖)の製造工程は、次のようになっています。
- サトウキビなどの原料を圧搾
- 糖液を絞り出し、結晶化
- 砂糖の結晶を遠心分離する
- その後、糖液でコーティングし上白糖に
・湿気が原因になることも
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砂糖が固まる原因が乾燥なら、湿度の高い場所で保存すれば、固まるのを防止できるの?と思われたかもしれませんが、実は、湿度によって砂糖が固まってしまう場合もあります。砂糖を湿度の高い場所で保存すると、砂糖の表面が溶けてドロドロになってしまい、砂糖同士がくっついてしまうのです。
さらに、砂糖が一度ドロドロになってから乾燥してしまったら、そのくっついていた砂糖が全て固まってしまい、取り返しのつかないことに…。砂糖は湿度の変化に弱いため、保存をする際は、乾燥や湿度が高い状態を繰り返さないような工夫が必要なんですね。
・『上白糖』以外は湿気で固まる?
砂糖は、湿気によっても固まるとお伝えしましたが、それは主に「上白糖」以外の砂糖に当てはまります。たとえば、グラニュー糖は乾燥には強いですが、湿度が高い場所に長期間保存すると固まってしまうのです。
そもそも、糖液と呼ばれる液体は、主に上白糖のみに加えられているため、グラニュー糖など上白糖以外の砂糖は、乾燥が原因で固まる可能性は低いです。しかし、上白糖以外の砂糖でも、湿度が高くなるとドロドロに溶けてしまうため、湿度の管理が重要になります。
ちなみに、同じ調味料である塩も固まってしまうことがありますが、塩が固まる原因も湿気によるものです。砂糖は乾燥と湿気が原因で固まり、塩は湿気により固まるということを覚えておきましょう。
・売っている状態がベスト
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乾燥もダメで、湿気でも固まるなら、砂糖をどうやって保存すれば良いの…と、困ってしまいますよね。砂糖を保存するベストな方法としては、売られているそのままの状態で保管しておくことです。しかし、当たり前ですが、袋の封を開けないと砂糖は使えませんよね。
どうしても砂糖が固まるのを防ぎたい場合は、砂糖を使う分だけ小分けにして、密閉容器に入れておくようにしましょう。そうすれば湿度の変化が生まれにくくなり、砂糖が固まるのを防止できます。
しかし、そこまで手間をかけたくないときは、砂糖が多少固まるのは仕方ないと割り切り、固まった砂糖を元に戻したほうが良いでしょう。
■固まった砂糖を元に戻す方法
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一度固まってしまった砂糖を元に戻すには、砂糖に湿気を与えることが大切です。
ここでは、固まった砂糖を元に戻す方法を5つご紹介します。手軽にできるので、ぜひ実践してみてくださいね。
・キッチンペーパーを使う
砂糖を元に戻すときは、キッチンペーパーを使用しましょう。やり方はとても簡単で、水で湿らせたキッチンペーパーをかたく絞り、砂糖が入っている容器に入れておくだけです。
湿らせたキッチンペーパーによって、砂糖に適度な水分が与えられるので、元のサラサラの状態に戻すことができます。ただし、キッチンペーパーを絞らずに入れてしまうと、水分が過剰に与えられ砂糖がドロドロになってしまうため、必ず絞ってから入れるようにしてくださいね。
・水を垂らす
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砂糖を元に戻す2つ目の方法は、砂糖に直接水を垂らすことです。砂糖が元に戻る原理は、キッチンペーパーを使用するときと同様で、砂糖に水分が与えられ、乾燥状態ではなくなるため。
固まってしまった砂糖の量にもよりますが、基本的には1適程度垂らせば十分です。砂糖がすぐに元に戻るわけではありませんが、数時間〜半日程度経つと、サラサラの砂糖に戻っていますよ。
・電子レンジを使う
砂糖を元に戻すときは、電子レンジを使用する方法もあります。砂糖をレンジ可能な容器に移し、電子レンジの中の様子を見ながら温めましょう。温めすぎると砂糖が溶けてドロドロになり、より固まりやすくなってしまう可能性もありますので、よく注意してくださいね。
電子レンジを使用する方法は、特に湿気によって固まっている場合に有効です。そのため、湿気によって固まりやすいグラニュー糖を元に戻したいときは、電子レンジを使うことをオススメします。
・霧吹きで水をかける
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霧吹きで水を吹きかけることで、砂糖をサラサラの状態に戻すこともできます。砂糖が元に戻る理由は、適度な水分が与えられるからであり、霧吹きの場合は、全体に均一に水分を与えられるところがポイントです。
砂糖に水分を与えるには、上記の通り水を1適垂らす方法もありますが、それだと1箇所にしか水分を与えられませんよね。そのため、砂糖の固まりが大きすぎる場合は、霧吹きを使用して全体的に水分を与えてあげましょう。
・食パンを入れる
砂糖を元に戻す方法の最後は、食パンを入れること。「え!?砂糖に食パン!?」と驚かれたかもしれませんが、原理は湿らせたキッチンペーパーを入れるのと同じで、砂糖に水分を与えられるからです。
食パンにも水分は含まれていますよね。食パンと砂糖を同じ容器に入れて密閉しておくことで、数時間後にはサラサラの状態に戻すことができます。ただし、砂糖には賞味期限がありませんが、食パンを常温に放置していればもちろん腐ってしまうため、食べられなくなる前に取り出すようにしてくださいね。
■砂糖が固まるのを予防する方法
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砂糖は、一度袋を開けた瞬間から、乾燥や湿気の影響を受け始めます。そうとはいえ、できるだけ砂糖が固まらないように予防し、サラサラの状態を保ちたいですよね。
ここからは、砂糖が固まらないように予防する方法について、4つの方法をご紹介します。
・密閉容器に入れる
1つ目の方法は、砂糖を密閉容器に入れることです。砂糖が固まってしまう原因は、上記の通り、乾燥や湿気にあります。密閉容器に入れ、砂糖が外気と触れないようにしてしまえば、乾燥をすることもありませんし、湿度の影響を受けることもないですよね。
砂糖を密閉容器に入れて保管する場合は、できるだけ小分けにしましょう。というのも、せっかく砂糖を密閉容器に入れていても、その容器を頻繁に開け閉めしてしまうと、容器の中の湿度が大きく変化してしまうためです。
あらかじめ砂糖を小分けにして保管しておけば、使う分の砂糖以外は、密閉した状態を保てますよね。絶対にサラサラの状態を維持したい!という場合は、砂糖をチャック付きの小さい袋に入れておくようにしましょう。
・冷蔵庫で保存する
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冷蔵庫に砂糖を入れておくことで、常温のときよりもサラサラの状態を維持できます。砂糖は湿度の変化に弱く、乾燥や湿気で固まるとお伝えしましたが、実は、熱にも弱いのです。たとえば、真夏の日に砂糖を常温で保存しておくと、砂糖の表面が溶けてドロドロになり、それが原因で固まってしまいます。
その点、冷蔵庫の中であれば、砂糖の表面が溶けるような温度にはなりにくいですし、1年を通して温度の変化が生まれにくいですよね。ただし、砂糖を入れた容器のそばに水分量の多い食品を置いておくと、砂糖に過剰な水分を与えてしまう可能性があります。そのため、砂糖を冷蔵庫で保存する場合は、近くに水分量の多いものがないか確認してくださいね。
・フロストシュガーを混ぜる
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砂糖が固まる前に、フロストシュガーを入れて混ぜておきましょう。フロストシュガーとは、上白糖やグラニュー糖よりも大きな塊状になっている砂糖の1種です。具体的に言えば、主にヨーグルトやアイスコーヒーの中に入れる目的で使用されています。
そして、フロストシュガーには、大きな塊状になっている分湿度の影響を受けにくく、固まりにくい特徴があるのです。上白糖などの砂糖にフロストシュガーを入れ込むことで、砂糖同士がくっつきあうのを防いでくれますよ。
目安としては、砂糖500gに対し、フロストシュガーを100g程度を入れるようにしましょう。
・直射日光を避ける
砂糖を常温で保存する場合は、直射日光を避けるようにしてください。上述の通り、砂糖は熱に弱い調味料です。そのため、直射日光に長時間さらされると、砂糖の表面が溶けてドロドロになり、固まる原因になってしまうのです。
砂糖には賞味期限がないため、つい常温で適当な場所に保管してしまいがちですが、冷暗所に置くようにしましょう。具体的に言えば、キッチンの戸棚の中などに保管しておけば、料理の際も使いやすいですし、直射日光を避けることもできますよ。
■砂糖が固まるのを防止してサラサラを維持しよう!
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今回は、砂糖が固まってしまう理由と、その防止策についてお伝えしました。固まった砂糖を元に戻す方法もご紹介しましたが、要するに、砂糖に対して適度な水分を与えることができれば、サラサラの状態に戻すことができます。
少しの手間で元に戻せるのなら、試さない手はないですよね。砂糖には賞味期限がないため保存も適当になりがちですが、料理の際にストレスなく使用するためにも、大切に扱っていきましょう!
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