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【インドカレーの種類別カロリー】主食とセットにした場合はどうなる?

日本人の国民食ともいわれるカレーは、今や家庭料理としては定番の料理ですよね。さまざまな種類のカレーがありますが、やはり発祥の地であるインドカレーは絶大な人気があり、ファンが多く存在しています。

日本の家庭料理として親しまれる欧風カレーとは一味違う、インドカレー。みなさんはどのくらいインドカレーについてご存知でしょうか?女性必見のうれしい効果なども紹介しますので、ぜひご一読ください!

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■インドカレーは高カロリー?

カレーといえば、高カロリーな食べ物というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?スタイルを気にしている方からするとカロリーは気になる部分ですよね。さて、その真偽はどうでしょうか。

・日本のカレーより低カロリー


インドは国土が広く人口も多く、カレーの種類もたくさんあります。生クリームやバターを使うカレーに、野菜カレー、シーフードカレーなど、その具材は地域ごとに違い多岐にわたりますが、一般的に日本のものより低カロリーといわれることが多いです。その理由は、そもそものカレーの作り方が全く別物だからなのです。

・糖質の多い野菜や小麦粉は不使用


大部分の日本の家庭で食べられるカレーは、固形のルーを使い、肉や玉ねぎ、人参、ジャガイモが入っているのが定番です。

一方、インドカレーではたくさんスパイスを使い、固形のルーは使用せず、糖質が多いジャガイモや人参を使うことはほとんどないようで、日本のカレーよりも糖質が少なくなりやすいといえます。

・北と南で種類が違う


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インドの国土は、日本の約9倍ほどありますので、北部と南部では文化が違います。日本の中でも北海道と沖縄では食生活が違うように、インドカレーと一口で言うには収まらない種類があるでしょう。

それぞれの特徴をご紹介します。

・北部のカレーの特徴


首都、ニューデリーがあるインド北部の気候は、夏になると平均気温は40℃と、とっても暑いです。冬場は日中20℃ほどですが、朝晩は5℃以下に冷え込むこともあります。

北部では、クミン、ターメリック、ガラムマサラ、カルダモンなど、香りが強いスパイスが好まれています。インド北部は、気温差が激しいことが特徴とも言えるので、寒い時期にも適応できるように、身体をあたためる食材を使っているのかもしれませんね。

また、そのスパイスを使用していることからもわかるように、北部のカレーは濃厚な味です。水分には乳製品の牛乳や生クリームなどを使い、材料もチキンやマトンなど肉類がメインなので、ボリューミーな印象ですね。多くの地域で小麦の栽培が行われ、ナンやチャパティなどが一緒に食べられます。

日本でも人気のある、バターチキンカレーと呼ばれるものが、北部のカレーと合致しますね。

・南部のカレーの特徴


南部のチェンナイ周辺は赤道に近く海にも近いことから、年間を通じて暑く、真夏には45℃にもなることがあります。湿度も高い地域で、雨も多く稲作が盛んです。

南部のカレーにはココナッツミルク、タマリンドが使われ、豊富な野菜や豆類、シーフードがメインの食材で、水分量が多くなります。お米と一緒に食べられることが多く、北に比べるとあっさりしています。

南インドのカレーによく使用されるスパイスは、クロガラシ、マスタードシード、レッドペッパー、カレーリーフなどで、辛みに酸味も含まれます。

イエローカレー、グリーンカレーをイメージするとわかりやすいかもしれません。暑い地方なので、どろっとしているカレーより、水分の多いさらっとしたカレーの方が食べやすいのでしょう。

・日本のカレーは英国風カレー


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カレーはインドがルーツですが、現在日本でよく食べられている一般的なカレーは、インドから直接伝わったわけではありません。

インドは長く英国領だったこともあり、カレーの食文化が最初に渡ったのはイギリスです。その際、小麦粉とスパイスが効いた英国風のカレーへと変化し、その後幕末の日本へ入りました。明治時代になり、親交が深くなった英国の文化を取り入れる風潮がすすみ、日本全国に広まったと言われています。

そして現在、時を経てあらためてインドカレーが注目されてブームになっているんですね。

■インドカレーのカロリーは主食とセットでどれだけ増える?

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みなさんはカレーを食べるときにごはんと一緒に食べますか?それともナンといっしょに食べますか?カロリーを気にする方は、カレーとサラダで済ますこともあるでしょう。

日本では、ごはんとカレーがセットなのが一般的ですが、前述したとおりインドでは地域によって主食が異なります。それぞれの違いをみてみましょう。

・ナン・チーズナン・ごはんのカロリーと糖質量


インドカレーといえばナンの印象が強いのですが、ナンが食べられるのはインドの北部で、南部はご飯と一緒に食べます。

インド北部のナンは、小麦粉に塩と酵母を混ぜ、水で練り上げて焼いたものです。ヨーグルトが入ることもありますが、小麦粉が入っている時点で、カロリーが気になりますよね。

では、ナンとごはんのカロリーを比較してみましょう。

  • (プレーン)ナン(1枚:100g)   カロリー/262kcal    糖質/47.6g
  • ご飯(1杯:150g)     カロリー/252kcal    糖質/55.7g
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

・ごはんよりナンの方が栄養価が高い?


ナンとごはんを比較すると、カロリーは少しナンの方が高くなっていますが、糖質はごはんの方が高くなっています。

ナンには、たんぱく質、脂質、炭水化物に、ビタミンE、ビタミンB1、B2、B3、B6などが含まれています。ミネラルの種類で言うと、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが含まれています。

いっぽう、ごはんにも、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンE、ビタミンB1、B2、B6が含まれているので、一見すると同じ成分に見えますね。しかし、ミネラルでは、亜鉛、鉄分、カルシウムなど、ナンとは違った栄養素が含まれています。

食べる量にもよりますが、カロリーはナンのほうが高く、そのほかの栄養価はそれほど変わらいようです。ただ、糖質制限をしている人にとっては、ごはんよりナンの方が適しているのかもしれません。

・ナンのバターに注意


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日本のインド料理店でよくみられるナンは、バターのようなものが塗ってあり、つやがあっておいしそうに仕上がっていますよね。
この正体は、インドのバターといわれる「ギー」や、バターです。バターと聞くと、やはりカロリーが気になるところですよね?

ギーは、牛やヤギのミルクを発酵させた無塩バターを加熱、ろ過して油だけを取り出したもので、インドで一般的に使われている食用油です。インドのような高温の地域でも腐りにくく、常温で保存できるそうです。
また、短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸が多く含まれており、これらは分解されやすくエネルギーになりやすい性質があると言われています。

とはいえ、本場の味を忠実に再現している店もあれば、日本人好みにバターを使用している店も多いですので、要注意です。どうしてもカロリーが気になる場合は、「バターなしで」と注文すればたいていは対応してくれるようですので試してみてください!

■インドカレーはダイエットに効果的

カレーでメジャーな香辛料といえば、ターメリックです。日本では健康食品の「ウコン」と呼ばれ、ご存じの方も多いのではないでしょうか。ショウガ科の多年草で、その地下茎を乾燥した香辛料がターメリックになります。

ターメリックはカレー独特の黄ばんだ色をしており、脂肪燃焼効果があります。ターメリックがたくさん使用されているカレーなら、多少カロリーが多いものでも、安心して食べられるのではないでしょうか。

・ココナッツオイルで代謝アップ


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インドカレーでよく使われるココナッツミルクは、ココヤシの実から抽出されます。当然、ココナッツオイルもミルクの中に含まれています。

ココナッツオイルは最近とても話題に上がる良質な油で、熱に強く、消化吸収が早いことが特徴です。特に、腹部などの脂肪をエネルギーに変える代謝を促進させる効果があり、ダイエット中の方に人気の成分ですよ。

また、抗菌作用、抗酸化作用、免疫力アップ効果がありますので、健康に良いことは間違いないですね。ココナッツミルクを含む、イエローカレーやグリーンカレーなら、おいしく摂取できるでしょう。

・インディカ米は太りにくい


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タイ米ともよばれますが、インディカ米は東南アジアを中心に作付けされ、世界のお米生産量の約80%を占めています。

インディカ米の特徴は、食べた後の血糖値の上昇を示す指標である「GI値」が低いことです。GI値が高いほど糖質が多く吸収され、太りやすい食品とされていますので要注意なのですが、日本米は88であるのに対して、インディカ米は50と低くなっています。
また、インディカ米には食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整え、便秘になりにくいこともポイントですね。

・ダイエット効果の高いインドカレーのスパイス


インドカレーは日本のように固形のカレーのルーを使わずに、多種類のスパイスを使います。インドカレーに使用されるさまざまなスパイスは、おいしさのほかに、ダイエット効果にも影響します。

インドカレーのほとんどに含まれている「クミン」が代表的ではないでしょうか。クミンは、消化促進効果、減量促進効果が望めるスパイスとして、とても注目されていますよ。

インドカレーの香り付けには欠かせないのがクミンです。最近では、クミンシードをそのまま食べるレシピも多く紹介されていますが、カレーを通してなら、手軽においしく摂取できますね。

・家で作るともっとヘルシー


お店で食べるインドカレーは、何が入っているか可視化できない部分がありますよね。スタッフさんにすべての材料を教えてというのは無理難題です。しかし、ダイエット中の人にとっては、カロリーや糖質が気になるので、材料の種類は把握しておきたいもの。

そこで、自宅でインドカレーを作ってみるのはいかがでしょうか。脂肪分の高い生クリームの使用を避け、脂肪燃料の良いターメリックやクミンを意識的に多く使い、お米にはタイ米を採用するなど、自分用に工夫できる余地がたくさんありますよ。

また、インドカレーは欧風カレーと違い、煮込む時間がほとんどないので、スパイスさえ揃えれば意外と簡単に作れることもメリットの一つです。

■レトルトインドカレー8種のカロリーを比較

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日本のカレー文化の中で、優れものといえるのがレトルトカレーです。今や種類も豊富で、中にはインドカレーのレトルトも多数存在します。

一般的なレトルトカレーを参考に、カロリーを調べてみました。ダイエット中にインドカレーが食べたくなったら、よりカロリーが低いものを選ぶといいですね。

・キーマカレー


ミンチ肉を使用したキーマカレー。自宅でキーマカレーを作る際は、豚ミンチや牛豚合い挽きを使用する人が多いかもしれません。しかし、日本の企業である「ハウス食品」が発売しているキーマカレーのレトルトには、鶏ミンチを使用していることもあり、カロリーが低めです。

ハウス食品『カリー屋キーマカレー』
内容量:150g
カロリー:156kcal

・プラウンマサラカレー


プラウンマサラは、南インドでよく食べられるカレーです。ココナッツミルクのコクと海老の旨味が相まって、まろやかな口当たりが特徴ですよ。

無印良品『素材を生かしたカレー プラウンマサラ』
内容量:180g
カロリー:211kcal

・バターチキンカレー


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日本で人気のインドカレーと言えば、バターチキンカレーがあげられますよね。チキンは肉類の中でもカロリーが低いと言われていますが、バターチキンカレーになると、名前のとおりバターが使用されます。生クリームも材料の一つなので、カロリーは高くなるのが特徴です。

S&B『噂の名店バターチキンカレーお店の中辛』
内容量:200g
カロリー:335kcal

・マッサマンカレー


厳密に言えばインドカレーではないですが、マッサマンカレーもカレー屋さんでは人気のメニューです。チキン、ココナッツミルクを使用しているあたり、バターチキンと変わらないように見えますが、ナンプラーや落花生が材料に使用され、じゃがいもも入っているため、ちょっとカロリーは高くなります。

ヤマモリ『タイカレー マッサマン』
内容量:180g
カロリー:358kcal

・ダールカレー


あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、ダールカレーとは豆を使用して作られたカレーです。日本で流通しているレトルトの多くは、チキンも一緒に使用しています。ダール豆と呼ばれる豆と、トマトペーストやココナッツ、鶏肉が材料ですので、栄養分が豊富なのですが、カロリーは高めなのが特徴です。

タージフーズ『チキンダールカレー』
内容量:180g
カロリー:370kcal

・マトンカレー


羊肉を使用したマトンカレーも、日本で随分浸透していますよね。じゃがいもなど、野菜がごろっと入っていることが特徴なので、欧風カレーに近いと言えます。じゃがいもは糖質も高いですし、マトンカレー全体のカロリーも高めなので、ダイエット食ではなく、がっつり食べたいときにおすすめです!

36 chambers of spice LLC『ベンガリーマトンカレー』
内容量:200g
カロリー:349kcal

・パニールマッカニー


カッテージチーズをふんだんに使用した「パニールマッカニー」は、カレー独特の辛さが抑えられ、甘い口当たりが特徴です。チーズ、生クリームの甘さがやさしい味わいですが、乳脂肪分が多いので、カロリーは高め。ダイエット目的には向いていませんが、自分へのご褒美としていただきましょう。

無印良品『素材を生かしたカレー パニールマッカニー』
内容量:180g
カロリー:403kcal

■インドカレーのカロリーを抑えるには

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インドカレーを食べるときに、少し気をつけるだけでインドカレーのカロリーを抑えることができます。インドカレーをおいしく食べて、しかもカロリーを抑えるインドカレーの食べ方を紹介します。

せっかくインドカレーを楽しむのなら、おいしくいただきたいですよね。カロリーだけを気にしていると、食生活に制限が多くなってしまいます。そこで、インドカレーを食べる際、おいしさを味わいながらもカロリーをカットできる方法をご紹介します!

・野菜が入ったカレーを選ぶ


カロリーとは、食材の油分によって増量することが多いですよね。豚肉、牛肉など油を多く含む肉類を使用すると、どうしても高カロリーのカレーができあがります。

カレーのカロリーカットを目指すなら、野菜カレーを選ぶのがおすすめ。ベースはイエローカレーなど、ココナッツが効いているものであれば、肉がなくてもコクがありますよ。また、野菜と言えどじゃがいもは糖質も高いので、糖質制限をしている方はじゃがいもを抜きましょう。

・ウーロン茶や緑茶を飲む


発売されているウーロン茶・緑茶の中には、特定保健用食品として、脂肪の燃焼を助けてくれるものがありますよね。どちらも、どんな食品にも合う飲み物ですので、カレーと一緒に飲んでも味の邪魔になりません。

カロリーを気にせずインドカレーを食べたいときは、一緒に特保マークのあるお茶を選んでみるといいでしょう。

・ごはんやナンの量を減らす


カロリーの量だけを気にしてダイエットしているのであれば、炭水化物はおすすめできません。ごはん、ナンなど炭水化物はカレーには欠かせないのですが、量には気をつけた方がいいでしょう。

ナンやごはんは比較的カロリーが低いタイ米に置き換える、または、ごはんの量を減らした物足りなさを野菜でカバーするなど、食べた満足感が出るように工夫するのがおすすめですよ。

あくまでも、自分に必要なカロリー量は摂取し、健康に害が出ないようにダイエットをすすめましょう!

■おいしいインドカレーを食べよう!

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カレーと一口に言っても、たくさんの種類があることがわかりました。使われているスパイスや材料の違いで、まったく味わいの違うものになるのは、カレーのいいところと言えます。

ただ、カレーを味わいたいと思ったとき、どうしてもカロリーが気になることがあるでしょう。日本でよく知られている欧風カレーのルーには、小麦粉が使用されていることが多く、ごはんを一緒に食べると高カロリーになるのです。

しかし、スパイスやココナッツミルクなどから作られるインドカレーなら、固形ルーを使用しないので、比較的カロリーが低めのものもありますよ。加えて、インドカレーのスパイスには脂肪燃焼を高める効果が期待できる種類もありますので、ダイエット中の方にはおすすめしたいメニューなのです。

おいしくダイエットをしたい方は、ぜひインドカレーを楽しんでみてくださいね。
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