包丁の正しい捨て方を解説!供養する方法や捨て時を知って大切に使おう
2020年8月27日 11:00包丁は危険なものでもありますから、捨てるときには少し注意が必要になります。包丁の捨て時や供養する方法についても合わせてご紹介します。
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■包丁の安全な捨て方
包丁は日常的に使う刃物の中では比較的刃が大きく危険なものです。捨てるときには、きちんと安全性を確保してから捨てるようにしましょう。ここでは、包丁の安全な捨て方についてご紹介します。・まずは自治体のルールを確認
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ゴミの捨て方は自治体によって異なります。包丁を捨てるときには、まず自分が住んでいる自治体のルールを確認しましょう。
ゴミ捨てのルールは、年に1回程度各世帯に冊子などの形で配布されている場合が多いので確認してみてください。その冊子が見つからないときには自分が住んでいる自治体のホームページなどを確認してみるとよいでしょう。
冊子やホームページを見てもわからない場合や不明な点があった場合などには、役所や清掃局などに電話で問い合わせるのもおすすめです。
・自治体のルール例
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それでは、包丁の捨て方にはどんなルールがあるのでしょうか。具体的なルールをピックアップしてご紹介します。
東京都港区の場合、包丁は鍋やフライパンなどと同じ金属類として扱われます。厚紙などで包んで「キケン」と表示してからゴミとして出してください。
大阪府大阪市では、包丁は普通ゴミとして扱われます。港区の場合と同様に、厚紙などで包んで「キケン」と表示してから出してください。
福岡県福岡市の場合、包丁は不燃ゴミとして扱われます。ほかの自治体と同様に厚紙などで包んで「キケン」と表示し、福岡市指定の燃えないゴミの袋に入れて出します。
自治体によってどのゴミの分類に当てはまるかという点や細かい出し方に違いはありますが、安全が確保できるように捨てるという点についてはどの自治体も変わりません。
・包丁の素材と分別方法
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包丁の素材にはハガネやステンレスなどさまざまな素材のものがありますが、基本的には金属として扱われることが多いようです。また、柄の部分には木など金属以外の素材が使われていることがありますが、柄をわざわざ取り外す必要はなく、一緒に金属ゴミとして出してしまって問題ありません。
ただし、セラミック包丁だけは陶器なので自治体によって扱いが異なります。陶器ゴミとして出す必要がある地域もあれば金属の包丁と同様に不燃ゴミや危険物ゴミとして出せる地域もあります。セラミック包丁を捨てる場合には、金属の包丁を捨てるとき以上に分別方法を調べる必要があります。
・不用品回収業者に依頼する
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包丁を捨てるときには、不要品回収業者に依頼するという方法もあります。不要品回収会社に依頼するメリットは、自宅まで不要品を取りに来てくれるという点と、包丁以外の不要品もまとめて回収してくれるという点です。
たとえば、包丁をゴミとして出したときに集積場所に置きっ放しになってしまうのが不安だと感じる人におすすめです。また、引っ越しの際などほかにもたくさんの不要品が出るようなときには、手間を大幅に減らせるのでぜひ利用してみてください。
不要品回収業者は「地域名 不要品回収」などのキーワードで検索するとすぐに見つかります。
■包丁の正しい捨て方
包丁を捨てるときには厚紙などを巻いて安全な状態にして捨てるのが正しい捨て方です。捨てるまでにはいくつかの手順が必要になるので、正しく作業をしないと自分自身が怪我をしてしまうこともあります。包丁を捨てる際の準備と正しい手順について知っておきましょう。・用意するもの
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包丁を捨てるときには、以下のものを準備します。
- 軍手
- 厚紙または新聞紙
- ガムテープ
・捨てるまでの手順
包丁を捨てる準備をするときには、まず自分自身が怪我をしないように軍手をして作業しましょう。厚手の軍手や防刃手袋などがあるとより安心です。
軍手をしたら、包丁の刃の部分に厚紙または新聞紙を巻きつけます。新聞紙は薄いので、破れたりしないようたくさん巻きつけてください。次に、巻きつけた厚紙や新聞紙をガムテープでしっかり固定します。少しずつずらしながらぐるぐると巻いて、厚紙などが包丁からはずれてしまうことのないようにしてください。
・『危険』と知らせることが大切
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包丁を捨てるときには、ゴミを回収する人や近所の人が怪我をしないよう「危険」と表示することが非常に重要です。包丁を袋に入れて捨てるよう指定されている地域では、袋の外側に「刃物 キケン」などと書いたガムテープを貼っておくとわかりやすいでしょう。ガムテープがはがれてしまいそうで不安だという場合には袋に直接書いても構いませんが、読みやすいよう丁寧に大きな字で書きます。
袋に入れる以外の方法が指定されている場合でも、同様に危険物であることがわかるようにしてゴミ出しをします。
■包丁の捨て方の次は『捨て時』
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包丁はいつ捨てたらいいのか、捨て時がわからなくて迷っているという人もいるでしょう。そんな人のために、包丁の捨て時について解説します。
・切れ味が悪くなる
包丁の捨て時のひとつめは切れ味が悪くなったときです。切れ味が悪くなった包丁を使い続けると、料理の効率が悪くなるばかりでなく怪我をする原因にもなります。
とはいえ、単純に切れ味が悪くなっただけであれば刃の部分を研ぐことで切れ味が復活することが多いです。最近では簡単に包丁研ぎができる道具もありますから、まずは研いでみるとよいでしょう。自分で包丁研ぎをする自信がない場合には、専門のお店や包丁メーカーなどで研いでもらうこともできます。
頻繁に研いでいるのにすぐに切れ味が悪くなってしまう場合や、サビがひどくてお手入れをするのに時間やコストがかかりすぎる場合は捨て時だと考えた方がいいようです。
・刃が欠ける
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包丁を使っていると、シンクにぶつけてしまったり硬いものを無理に切ろうとして刃が欠けてしまうことがあります。
そんなふうに包丁の刃が欠けてしまったときも捨て時だと考えた方がよいでしょう。刃が欠けてしまった包丁も切れ味が悪くなったときと同様に、研いで手入れをすることはできますが、かなり手間のかかる作業になります。包丁研ぎを依頼する場合でも欠けの大きさに応じて料金が高くなります。
それでも使い続けたいくらい思い入れがある、大切な包丁だという場合以外は、刃が欠けてしまった包丁は捨てて新しい包丁に買い換えるのがおすすめです。
・持ち手が取れる
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包丁を使っていると、持ち手が取れてしまうことがあります。完全に取れてしまった場合はもちろん、グラグラしている場合には使っている間に取れてしまうこともあり危険なのでその包丁を使うのはやめた方がよいでしょう。
包丁の持ち手は交換が可能なので、高価な包丁や思い入れのある包丁であれば持ち手を交換して使い続けるという方法もあります。けれどそうした特別な包丁でなければ、持ち手の交換にかかる手間やコストを考えると、持ち手が取れたときが捨て時だと言えます。
■包丁の捨て方と『供養』
大切に使ってきた包丁だけど、もう手入れも限界で捨てるしかない、でもただゴミとして捨てるのも忍びない…と感じることもあるでしょう。そんなときには、お店や神社などで包丁を供養してあげると少し心が楽になります。包丁を供養する方法や、包丁供養ができる場所について解説します。・感謝の気持ちを込めて包丁を供養する
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包丁供養をするときには、今までの感謝の気持ちを込めましょう。捨てられてしまった包丁はそのままゴミになってしまうことが多いのですが、供養された包丁はリサイクルされ、また別の金属製品として生まれ変わることが多いようです。一度役割を終えても、また新たなものとして活躍できるというのは素敵ですね。
自分自身で大切にしていた包丁はもちろん、料理好きな家族が亡くなったときに、使っていた包丁を捨てるに捨てられず供養を依頼するという場合も多くみられます。頂き物の包丁なので捨てにくいというときに包丁供養を依頼してみるというのもよいでしょう。
・包丁供養を依頼できる店
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包丁供養を依頼できるお店というのは、実はあまり多くありません。近所に包丁を取り扱っているお店があれば一度問い合わせてみるのがよいでしょう。また、インターネットで「包丁 供養 地名」といった形で検索すると供養してくれるお店が見つかる場合もあります。郵送での包丁供養を受け付けているお店もあるので、近くに供養を依頼できるお店がなければ、そうしたお店を利用してみるのもおすすめです。
・包丁供養を依頼できる神社など
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包丁供養は、神社などの施設に依頼できる場合もあります。包丁供養の行事として有名なのは、岐阜県の関鍛冶伝承館で毎年11月8日に行われる刃物供養祭です。
そのほかにも、各地で刃物を供養する行事を行う場所があるので、近所で行われていないか調べてみるとよいのではないでしょうか。こちらも、包丁供養を依頼できるお店を探すときと同様に「包丁 供養 地名」といったキーワードで検索できます。
■包丁を捨てるときには安全に配慮するのが重要
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包丁を捨てるときには、何よりも安全に配慮するのが重要です。自治体の指示にしたがってゴミに出すことになりますよね。多くの自治体では、厚紙などで包んで「キケン」と表示をして出すよう指定されているので参考にしてみてください。
ほとんどの包丁は金属ですが、セラミック包丁だけは陶器であるため扱いが異なる場合もあります。セラミック包丁を捨てる場合には特に注意しましょう。
大切な包丁や思い入れのある包丁など、ゴミとして捨ててしまうのは忍びないと感じる場合にはお店や神社などで供養するという方法もあります。近くで刃物供養を行なっている場所がないか調べてみてくださいね。
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